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ビターエンド

びたーえんど

『ビターエンド(直訳で苦い終わり)』とは、ハッピーエンドとワーストエンドの双方の要素が混在する結末である。
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概要編集

端的に言えば「大本の目的は達成出来たが、同時に相応のものを失った」とか「ハッピーエンドでありながら、切なさの残る結末」等といったものが挙げられる。

さらに具体例を挙げるなら「世界に平和が訪れたが、その代償として、主人公、或いはヒロイン等の親しい人物が犠牲になってしまった」と言った所か。


いずれにせよ、具体的な定義は難しいものの、取り敢えず「ワーストエンドの要素を持つハッピーエンド」とでも思っておけば良いだろう。

作品例編集

※性質上物語の結末に触れてしまう為、ネタバレ注意



復活した本郷猛の協力もあって、ショッカー10月計画を打ち砕く事で人間の自由を守ることが出来た一文字隼人だったが、ショッカーの科学者を確保できなかったために、白血病を患っていた子供・浩二は死んでしまう。

それを謝罪する隼人に対して、浩二の姉・順子は決して隼人を責めることは無く、むしろ自分達人類が科学という武器で戦う相手を間違っていることが分かったと語った事で、隼人にとっては多少救われたといえる。

しかし一方で、10月計画を立案した張本人である政府側はその計画の全貌がバレたらしく、国会内が紛糾する中でも総理はちっとも反省する気など全くなかった。その様子を入院先のテレビで見ていた滝二郎は、怒りのあまりテレビに向かって花瓶を投げるのだった。


仮面ライダーBLACKこと南光太郎ゴルゴムを壊滅させることに成功したが、その過程で相棒であったバトルホッパーを喪い、杏子と克美とも離れ離れになってしまい、何よりゴルゴムの元から救出したかったはずの秋月信彦=シャドームーンを自ら手にかける羽目になってしまい、文字通り全てを失ってしまう。


各部ごとに必ず味方側に犠牲者が出る。1部6部に至ってはすら死亡してしまう。いずれの部でも黒幕は必ず倒されてはいるが人によっては切ない締めになる。


1000年間にわたりスピラに死と破壊をもたらし続けてきた『シン』、そしてその核であるエボン=ジュを撃破し、永遠のナギ節をもたらした。しかし『シン』の正体は主人公ティーダ父親でもあり、またティーダ自身がエボンによる一種の召喚獣でもあるため、彼も消滅する運命であった。


初期2作はハッピーエンドであるが、それ以降の作品は冒険のパートナーの消失と言う形で幕を閉じてしまう。

特に重いのはスーパーペーパーマリオペーパーマリオオリガミキング

前者は多くの部下に慕われていたボスも共に消えてしまい、後者もまたヒロインの消失と言う結末を迎えてしまう。


ようやく見つけたサムシングが、あと1回涙を流すと死んでしまう事を知ったぼっくんは、彼に配慮して誰も知らない所に旅立とうと決意するが、サムシングから連絡を受けた人間の子供や動物、ロボットはぼっくんを巡って大乱闘。

ぼっくんがこれほど皆に愛されている事に感服したサムシングは、ぼっくんの制止を振り切ってとうとう最後の涙を流し、これを浴びた人間と動物、ロボットはようやく仲良くなれたが、サムシング自身は命が尽きて消滅してしまうのだった。


敵組織に拉致されたヒロインを救うために本拠地に乗り込んだ主人公深町晶は死闘の末、敵組織を壊滅させてヒロインを救出。

保護されたヒロインは平和な日常に戻ったが、晶の方は脱出後にヒロインの前から姿を消して消息不明となった。

しかし、本作は原作とは繋がらないパラレルワールドであり、原作の展開を鑑みれば、ハッピーエンドとも言えなくはない。


ワールドシリーズでアスレテックスに苦戦を強いられるも、最終的に見事勝利を収め、MVPに輝いた番場蛮だったが、その間に美波理香が海外へ飛び立った為、結局彼女との恋仲は失恋に終わってしまうのだった。

しかしながら原作の展開を鑑みれば、MVPに輝いた点でハッピーエンドとも言えなくはない。


天才ゴルフ少女天鷲葵が宿命のライバルイヴとペアを組んだ全日本高校女子ダブルス選手権決勝の最中に父親と同じ生命に係わる難病を発症し、一定時間の疲労で激しい頭痛及び眩暈による意識喪失を起こすようになり、以降どんどん状態が悪化して長時間ゴルフをプレーできない体質になりながらも命懸けで掴んだ全英女子オープンですれ違い続きだったイヴとの決着をつける機会が訪れ、3日目の終盤までは心身共に万全の状態で首位を走っていたが、3日目の最終ホール第1打を打とうとした瞬間に突然症状が現れ、懸命に打ち終えた後倒れそうになりながらも平然を装っていたが、第2打直前に一層激しい頭痛に襲われ、意識朦朧としながら打ち終えた直後に力尽き、一旦はイヴや雨音の呼びかけによって目を覚ましたものの、立ち上がって歩き出した直後に再び倒れて救急搬送され、途中棄権したことでまたしても決着がお預けとなり、体調が回復した最終日にイヴのキャディーを務め、頭痛を堪えながらの共同作業でイヴを優勝に導くが、前夜にマフィア関係者との賭けゴルフ情報をリークされていたイヴが運営から記録取り消し、3年間の資格停止を言い渡されるという無情な結末になり、4年後の全英女子オープンで4日間フルにプレーできる程度に回復した葵とイヴが真の決着をつける為語り合った後イヴがティーショットを打った直後に締め括られた。


主人公の思い人であるクラスのマドンナが、他の相手との婚約を拒否して主人公を選ぶ。

一見すると普通のハッピーエンドの様にも思えるが、思い人の本心を知ってしまった主人公の気持ちを考えると、完全なハッピーエンドとは言い難い。


主人公とその母親は生き延びて、それなりに食べていけるようにもなったが、そこに父親の姿は無かった。

尤も、この作品に限らず、太平洋戦争時代の日本を舞台とした作品は、ビターエンドかバッドエンドになるものが大半を占めている。


主人公山野バンとその仲間達は、大型ロケット「サターン」を国家首脳会議へと墜落させる計画を阻止して世界を救ったが、その計画の首謀者であり、同時にバン達にとって大切な存在でもあった檜山蓮(レックス)は、自らが思い描いていた未来をバンに託し、自爆するサターンと運命を共にした。

その後、続編の『ダンボール戦機W』にてレックスらしき人物が登場したが、その正体は……。

尚、上記のシナリオはアニメ・ゲーム版のものであり、藤異秀明先生の漫画版は展開が大きく異なるものの、最終的にレックスがサターンと運命を共にする(こちらの場合は本来の黒幕を討つ為の無理心中に近いが)というビターエンドである事には変わりない。


もう一人の主人公である新月エルネスタ深海が世界から魔力を失くすために戦い続けていたが、終盤でパートナーであり本来の主人公である小日向満月自身の心の弱さを感じ取ったマギアコナトスによって生み出された人形であるという驚愕の事実が判明し、両者共に一旦は絶望するものの紆余曲折を経て立ち直り、マギアコナトスが生み出した審判者であり物語の黒幕である袴田水晶との最終決戦に臨むが、新月を一旦逃がして単独で戦っていた満月が激闘の末に敗北し完全消滅してしまう。その後悲しみを怒りに変えた新月が死闘の末に水晶を倒し、マギアコナトスの宮殿で過去の戦いで消滅したアンナ・フーゴ土御門九音そして水晶の実体化した残留思念に魔力を失くすことの愚かさ、魔力を失くすことによって訪れる不幸を語り掛けられて戸惑うが、満月の残留思念に励まされて迷いを断ち切り、世界から魔力を失くすという願いを叶えた。だが、その代償として消滅前の満月同様人々から認識されない陰の存在となってしまった。


本作は犠牲者が出ることが当たり前のジャンルであるため、実質的にはハッピーエンドと変わらない。

メイド達が利権争いによる嫌がらせ、暴力、殺し合いを平然と行うバイオレンスな世界観で貴重な平和主義者であるなごみが不殺の精神を貫きながら仲間達と数々の修羅場を潜り抜けてきたが、最終回前(11話)で憧れていた同僚の嵐子を刺殺されたことにより闇堕ち。最終回序盤では嵐子の形見の銃を手に復讐者となり、路地裏でこれまでさんざん嫌がらせをされた牛メイドに発砲しながら嵐子を殺害した犯人を問い詰めるという暴挙に出たが、その後仲間達を連れてきた牛メイドに公衆の面前で袋叩きに遭う。制裁を終えた牛メイド達が引き上げた後事情聴取され、解放された後嵐子の遺品を見て正気に戻り、率いるケダモノランドグループの精鋭26名がカチコミに来ることを知った際、メイド戦争と称した特別営業を行った上で非暴力を呼びかけることを提案し、その後訪れたケダモノランドグループの面々に対し仲間達が過去最高のパフォーマンスでもてなした後なごみがワンマンライブを行うが、嘗ての嵐子の面影を見た凪に歌の途中で右下腹部を撃たれる。少し呆然とした後歌を再開し、歌い終えた後穏やかな口調で凪を説得し笑いかけるが、情緒不安定になっていた凪に乱射され絶命…したかに見えたが、18年後の秋葉原を描いたエピローグですっかり平和になった秋葉原の一角にあるニューとんとことんの店員として車椅子生活になりながらも笑顔で元気に働くなごみが登場して幕を閉じた。


CtMの裏切りルートが該当。主人公ヘンリーが前作でトップパットに助けを求めたにもかかわらず、レジナルドに裏切られて海に落とされてから10時間後、ヴィンシュピンシルスティエン博士の手によってサイボーグ化して蘇生する。そしてヘンリーはレジナルドへの復讐の為にジェットウイングで飛行船へ飛ぶ、そして飛行船にて、前々作でヘンリーに敗れ同じくサイボーグ化して蘇ったライトハンドマンと再戦し、ヘンリーは左腕をレイピア、ライトハンドマンは右腕を大剣に変え剣戟をした後、ヘンリーはYワザ「ビッグブラスト」でライトハンドマンを撃破する。

しかしこの技で飛行船のブリッジは破壊され飛行船は墜落を開始。ヘンリーはレジナルドに復讐するだけとなり、金具でレジナルドを磔にして脱出しようとするも、帽子の中にピストルを隠していたレジナルドはヘンリーの背中を撃ち抜きそのまま道連れにしようとする。

……そしてヘンリーは意識を取り戻し、そこに有ったのはトップパットロケット発射基地に墜落したトップパットの飛行船、飛行船が墜落した事で同時破壊されたトップパットのロケット、そして既に虫の息となっていたレジナルドだった。レジナルドはヘンリーの勝利を認め、そのまま息絶える。

こうしてヘンリーの復讐は終わったが、同時にヘンリー自身の生命維持装置の役割を果たしていた強化骨格も、レジナルドの銃撃と飛行船の墜落の際の衝撃によるダメージで破壊されてしまっており、ヘンリーの命は風前の灯火だった。

そしてヘンリーは丘の中腹で力尽き、空を見上げ、復讐を果たした事を達観し、静かに息絶えたのだった…。

数あるルートの中で唯一「主人公が死亡する」エンディングだが、目的である「トップパットクランへの復讐」は達成されているため、どちらかというとビターエンドと言える。


主人公ランディ・ロビンソンはプロレスだけに人生を捧げてきたツケを払わされる形で体にガタがきてしまい、第二の人生を歩もうとするも、プロレス以外の世界を知らなかったために失敗に終わってしまう。

何もかも失ったランディは自分が輝けるリングで命を燃やしたのだった…。


第1期からしてラストがあの「同情するなら金をくれ」であり、その上に第2期では父親(の改めて)、牧村晴海、そして最大の仲間であったリュウの死とあまりにも多くの仲間を失った少女、相沢すず。彼女に残されたのは、リュウの子トラのみ。

彼女のその先に待つ運命は依然として過酷な物であることは想像に難くない……。


物語開始の100年前、厄災ガノンが近いうちに復活するという予言を聞いたハイラル王は、1万年ほど昔にガノン封印に使われた四体の神獣や無数のガーディアンを発掘し、厄災ガノンに対抗しようとした。さらにはリンクを含む五人の英傑をそれぞれゼルダの護衛と神獣の操作に役割を割り当て準備を進めていたが、肝心なゼルダの封印の力が目覚めず、そのまま目覚めぬままガノンは復活してしまう。

神獣にいた四人の英傑は命を落とし、リンクもついに力尽き倒れたところでゼルダの封印の力が覚醒、そのままガノンを100年間封印し、回生の眠りに就いたリンクが蘇生され助けに来てくれるのを待つことになった。そして100年後、リンクは目覚め、ハイラル中を冒険し、ついにハイラル城に巣食うガノンを討伐しゼルダを救い出すも、ハイラル王と四人の英傑の命は帰ってこなかった。

ハイラルをガノンから救うも大切な人は命を落とし帰ってこないという、お手本のビターエンドであると言えよう。

切なさの残る結末ではあったものの、ある条件を達成することで閲覧できるトゥルーエンドでは、それでも前を向いて今を歩んで行くリンクとゼルダの姿を見ることが出来る。



ハッピーエンドで締めくくられるプリキュアシリーズにあって、ハトプリのみがヒロイン身内に殉職が唯一出てしまった例外的なプリキュア作品


黒幕以外の構成員全員との和平を残して、クーデターを引き起こしたラスボスとの決着が明確につかずに終わってしまう例外的なプリキュア作品


主人公が最終決戦にて首領に狙われた宿敵を見放して倒そうとしたことに痛感する。さらに現状のままでは人類とヒーリングアニマルとの全面戦争をほのめかすラストを迎える


最終回で主人公の繰馬雷蔵が死亡。


ヒーロー側のスパイである主人公・白沢千秋こと三浦千秋は、大物ヴィラネスのジェリー・E・フィッシュの情報を提供したことで彼女の逮捕に貢献。ヒーローとして認められ、正規職員として就職できたことで生活も少し良くなり、弟二人との関係もさらに良好になった。

しかし、ジェリーの正体はヒロインの渥美マリコで、自分をものにしようとした女性ヒーローのせいで、誤解からマリコと破局していた千秋は、ヴィラン組織を無実の罪で貶めようとする同業者のヒーローの謀略で良き理解者である潜入先での先輩・星龍が犠牲になった事から、これ以上悲劇を繰り返したくないと情報を提供。そして連行されていくマリコに対して関係修復を望んだが、度重なる裏切りから人間不信に陥っていたマリコに拒絶されてしまい、後味の悪さを痛感してしまう。とはいえ、ラストで星が生きていたことを確認できたのが、千秋にとって救いともいえる。

また、最終回で一度見せた、非情に徹した千秋の表情は、単行本最終巻の表紙にもなっている。


主人公側が殺し屋であることから世を乱す諸悪の根源を成敗しても、依頼者側にも犠牲者が毎回でたり、主人公側も時には敵の罠に嵌って殉職するなど、誰も幸せになれないビターエンドのお手本となっているシリーズであり、ほぼハッピーエンドで締めくくられる諸国漫遊世直し道中記のアンティテーゼ作品でもある。各回だけでなく、各作最終回では必殺チームの半数以上が死亡し、シリーズの中で「中村主水」主人公の「仕事人」シリーズでは中村主水以外は死亡してしまうことも珍しくない。


完全勝利でハッピーエンドの回もあるが、時にはかけがえのない人物を失ってビターエンドとなってしまう回も少なからず存在する。


主人公を「犯罪者の家族」にする事なく守るため、全ての元凶を道連れにして死亡。


復讐代行物で上記の必殺シリーズとも違い、依頼者側に犠牲者が出ることでエピソードが始まることが通常な展開で、復讐を完遂することで依頼者に絶望を乗り越えて生きる希望を与えることが代行の目的である。

それでもシリーズ開始時から、依頼の時点で依頼者は愛する大切な人達を全て失い天涯孤独の身の上でなっていることがほとんどであったが、後になると殺されたと思っていた家族のうちのひとりは生き残っていたり、依頼者が女性の場合は愛するパートナーの忘れ形見を宿していることが判明するなど、幾許かの救いがあるエピソードも出てきている。


主人公が世紀末救世主伝説として強敵やDQNを倒してこの世に平和と安らぎをもたらすが、暴力・恐怖・死がこの世を支配し善人や弱者ほど早死する弱肉強食世紀末である以上、犠牲者もそれ相応に出ている。


ザール星間帝国の大帝として君臨しては罪のない人々を殺戮し、自分の父親のクローンであるクロッペンに対して仕打ちを与えるよう仕向けたドルメン大帝を討ち取った主人公・楯剣人だったが、理解者である豪傑の壮絶なる戦死と、慕っていた人に裏切られるという衝撃の展開が続いたことと、自分の父を救うためにクロッペンが自ら望んで犠牲になった事。そして元凶とされていたドルメン大帝も実はエリオス帝国の皇帝のクローンであり、エリオス皇室が国の永続という名目でクローンに対して人間とは思わず使い捨ての道具にしていたという事実を告げて、最後まで世を恨みながら死んでいく彼の姿を見て後味の悪さを痛感した。

とはいえ、新たな国造りを父親に任せて自分は地球人として生きる決意をし、仲間たちと改めて団結するところで物語が終わる点ではハッピーエンドとも言えなくはない。


敵味方、軍人・民間人、男女子を問わず犠牲者が大量に発生し、ハッピーエンドには程遠いことで最も有名なシリーズのひとつ。


本作品は主人公側と敵役・悪役がはっきりと分かれており、両者が和解するエピソードはごく一握りである。DQNの年齢層は最も年下で幼稚園児の男子や女子、最も年上でJJIBBAといった広い範囲でエピソード毎にヴァラエティー豊富に登場する。

そんな多種多様なDQNは刑事案件に繋がるような様々な事故や事件をエピソード毎に起こしワーストエンドという流れが多い。

だが、一方主人公側も単純に完全勝利やハッピーエンドという訳にはならず、主人公側も一家離散しシングルマザーシングルファザーバツイチとなったり、上記のDQNの異常且つ醜悪な行為で味方や赤子がストレスや病気を患って病死や流産したり、主人公の実子や義子も前科者の子供や親戚というレッテル十字架を背負わされるハメになったり、DQNが逮捕&刑務所強制送還されることで残された子供達が孤児となったり、児童相談所&児童養護施設へ送られてしまったり、第三者がDQNに巻き込まれる形で不幸な目に遭ったり(不倫で産まれた哀れな子供やDQNの責任を取らされる形で左遷させられる上司など)、稀にDQNからお礼参りされてしまうなど「DQNを鋭利な刀剣でブッた斬ったが、その夥しい返り血をモロに浴びたり、ブッた斬った刀剣の凄まじく致命的な威力が自分自身をそのまま襲って還ってくる」まさに諸刃の剣というビターエンドで締めくくられるエピソードがメインとなっている。


様々な媒体で作品が展開されているが、全作品最大の共通点として挙げられるのが誰かが救われたり幸せになる代わりに誰かは必ず救いがない結末を迎える。ギャグ作品や特殊な案件を除けば基本的に登場人物全員が幸せになる結末は存在しない点が挙げられる。


本作のみの唯一のビターエンド。テリアモンに仕込まれていたシャッガイを使い、光速を越えた運動で極地ブラックホール現象を起こし、時間を逆行させてデ・リーパーを退化させること。それがオペレーション・ドゥードルバグの正体だった。理論上、テイマーズ達に影響はなかったはずだったが、究極進化体を計算しきれなかったことが仇になり、デジモン達まで退化するハメに。結果、退化しきる前にデジタルワールドへ戻す以外なくなった。




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メリーバッドエンド:受け手によって解釈が変わる結末。ビターエンドのヴァリエイションのひとつとも言える。

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