注意点
個人の主観によって解釈が分かれるケースがあり、編集合戦が予想されるので、「例」や「関連タグ」などで特定のキャラクター・カップリングを挙げるときはよく考えてから加えてください。
また、『バウムクーヘンエンド』というタイトルの楽曲もあるため、うっかり混同しないように気を付けてください。
概要
いかにも結ばれそうな、自他共に認める仲のいい二人組の片割れが、物語の中で他の相手と結ばれることを指す。二文字目を長音にして「バームクーヘンエンド」とも書く。
なぜバウムクーヘンなのかは一応理由がある。非常に仲がよく、周囲からも『あいつら仲いいよな』だとか、『付き合ってんじゃねぇの?』などと噂される2人組の一方が、他の相手と結婚し、もう一方が披露宴でのスピーチを頼まれ、笑いまで取ったりして如才なくこなしたあと、家に帰って1人で引き出物のバウムクーヘンを食べるような結末……という意味合いで命名されている。
この「いかにも結ばれそうな」はあくまで受け取る側の判断である点には注意。
こういった展開には、たとえばナウシカとアスベルのような作者の趣向(いわゆる逆張り)のほかにも、ぽっと出のポパイにオリーブ・オイルだけでなく作品そのものを奪われたハム・グレイヴィ、同じくラムに立場を奪われた三宅しのぶの様に大人の事情を疑わせるケースが存在し、作品の年数や切り捨てられた方との描写が増えるほどその疑いも増す。ただし、ポリーンとピーチ姫のように公式側がヒロイン交代のストーリー上の正解な理由付けを把握できていない場合もある。
ただし場合によっては公式の関係者が後に明かすこともある。
あくまでも「他の相手と結ばれる」展開を指すので「くっつきそうだがくっつかなかった(どちらにも特定の相手なし)」という場合は、厳密には『バウムクーヘンエンド』とは言わないものの、後述例のようにそう呼ばれることもある(付き合ってない…だと…も参照)。
なお、このエピソードには特に元ネタとなる作品があるわけではない。
起源
Twitter上で、とある女性ユーザーが友人と2人で酒か何かを飲んでいた際に「好きなカップリングがこういう展開を迎えたら悲しいよね」と盛り上がったネタが拡散され、周知されるようになった。
この事もあってか、Pixiv内では腐向け作品での使用が多いようである。
要因
- いわゆる三角関係で起こる場合、「フォアグラウンドでメインのカップルがつかず離れずの距離を保っている一方、恋のライバルがバックグラウンドで相手に対して献身的に接して好感度を稼いでいた」ことで起こるとされる。
- また、「恋愛未満のカップル予備軍のうちの片方が、別の“運命の人”と出会い一目惚れして本格的に恋愛する」というケースもある。
- 恋愛未満のカップル予備軍のうちの片方の心の中に『別の忘れられないほど愛している相手』がいる、というケース
余談
銀魂のエピソードでは、脈なしどころか接点のないカップリングが最終回前後に乱立する現象を、「最終回発情期/ファイナルファンタジー」現象と読むことで茶化していた。
- 最終回発情期を恐れた銀魂のキャラクター達は、「フラグが立つから話しかけないで」「お前らとFFるぐらいなら我竜退治/ドラゴンクエストするわ」と会話もままならない状態だった。
- なんとちびまる子ちゃんでも似たような事態が発生したことがある。
余波
当然だが、バウムクーヘンエンドはカップリング論争と密接にかかわっている。カップリングやそれにまつわる論争は普段は創作に非常に厳しいはずのウィキペディアに各言語の詳細な記事が作られ、海外では真面目なエッセイや論文で取り上げられるほどの問題であり、作品が終了しても火種が燻り続けるなど、よろしくないことになりかねない。
論争が肥大化して各方面に飛び火したことも少なくなく、欧米ではすでに社会問題とみなされている(参照)。以下は原作者を巻き込む事態に発展した例。
- ハリー・ポッターシリーズ
- とあるインタビューで質問者がファン層を挑発して大規模な戦争が発生したり、原作者が公式カップリングを後悔したと発表した(ちなみにその後にまた意見が変動したりした)。
- NARUTO
- ライオンガード
- 監督のSNSが炎上して機能停止し、それまで視聴者の質問を積極的に受け付けていた監督が雲隠れしている。雲隠れした後にも自殺予告を示唆するコメントも書かれた。
- ヴォルトロン
- 声優に殺害予告が届き活動を休止せざるをえなくなり、スタジオにも脅迫メールが届いた。
解決法
そんなバウムクーヘンエンドや不完全燃焼に終わったカップリングの解決法としてあげられるのが《マルチバース》、《パラレルワールド》、《過去改変》などで「異なる時間軸」を発生させて「もしも、こうだったら」の世界を作ることである。
別の世界で異なる結末を迎えることで必然的に前述の結末を回避するという手法である。
媒体によって異なるカップリングができている場合もこれに当たるだろう。
もっとも他の世界が存在したり過去を改変するというだけでは根本的な解決とは言い難いが、野比のび太のように、自分またはカップリングの相手が別の人と結婚し子供を為した歴史を改変して自分と結ばれ、それが公式のルートになるという場合もある(のび太とジャイ子の子孫に関しては、セワシ以外はどうなったのが現在でも不明である)。
- MCUのキャプテンアメリカにおいてはそれがオチとしても機能している(歴史改変なのか別の時間軸なのかは監督や脚本の間でも意見が分かれている様子)。
- ただ、転生したらヤムチャだった件のようにどう足掻いても無理なケースも存在する。ヤムチャに転生した少年はドラゴンボールの知識を駆使して歴史を改変し、我が身に降りかかる悲劇(栽培マンとか色々)を回避してきたが、ベジータを悪人のうちに殺すことは出来ずにいた。未来トランクスがやってきた時点で孫悟空が心臓病で死ぬ未来を回避した後「やっぱりブルマの事をあきらめられない」「ヤムチャ(オレ)とブルマがくっつく世界があったっていい」とブルマに告白しようとするが、そのころにはブルマとベジータはお互い反発し合いながらも良い雰囲気になっていた。ヤムチャに転生された少年はベジータに「オレと勝負してくれないか!!」と対決を挑むも、いかに転生ヤムチャとして磨き上げた戦闘力であってもベジータには手も足も出ず、「きさまじゃトレーニングにもならん!」とまで言い切られてしまう。ヤムチャに転生した少年は運命を受け入れ、原作通りベジータにブルマを託すのであった。
スパイダーマンにおいて死亡したピーターの恋人グウェン・ステイシーが「ハウスオブ・M」と呼ばれる世界改変イベントで生存、結婚している件やもしもを描く「what if」シリーズでそもそもの死亡を回避するなどそれ自体が世界観の拡大、一つの題材となることもある。
同名の漫画作品を原作とする大ヒットドラマ仁では、タイムスリップやタイムパラドックスを題材にしているが、原作とドラマではまったく異なる顛末を迎えた。メインキャラクターの生き死に、メインキャラクターの存在の有無、メインキャラクターの運命、メインキャラクターの子供の性別まで異なる。
該当しないパターン
「ミスティッククエスト」のように同じ性別で仲良くしている場合。この場合は《相棒》か《親友》の範疇であるため。
- 短編、オムニバスでありがちな、あからさまにゲストと分かるキャラが既婚者だったオチ(レギュラー同士の友情や恋愛が主題)
- キャラクター同士が親しい関係であっても、明らかに他に本命となるであろう相手がいる事が描写されていて、結ばれないことが容易に推測できる場合(例:ママレードボーイの須王銀太やハピネスチャージプリキュアの愛乃めぐみなど)。
- ストーリー上のヒーロー・ヒロインと位置付けられているが、カップルとは扱われていない場合(例:ハリー・ポッターシリーズのハリーとハーマイオニーやドラゴンボールの孫悟空とブルマなど。主人公とヒロインがきょうだいの場合は必然的にこの形になる。「天国に一番近い男2」のように理に叶ってるのに腑に落ちないパターンもあり、「振られた」のではなく「友情、家族愛、師弟愛が恋愛に負け、結果的に孤独になってしまった」というのが正しいのかもしれない)。
- 鋼の錬金術師のように、演出を捻る為に物語のヒロイン(少女漫画ならヒーロー)の登場を遅らせている場合(主人公とくっつくキャラを主人公の次に登場するキャラに限定すると主人公とくっつけられる異性のタイプ、人間関係、作れる物語に制限ができてしまう為であり、断じて最初に登場した異性を振った訳ではないし、作者が最初に登場する異性を嫌っている訳でもない)。
- ダブルヒロイン・ダブルヒーローもので、片方が主要人物の恋人、片方がカメラマンの恋人という描き方にされている場合(後者には固有の演出があり、後者がぼっちに描かれている訳ではなく、どっちも読者の恋人という描き方にされている)。
- 戦え原始人のように、コンビの片方が不特定多数のモブにモテモテ、片方が誰にもモテないという演出(主人公と悪友の友情表現で、たびたび二人の立場が逆転する。人気勝負と恋愛勝負は異なるし、魅力がないキャラはコンビの片割れやかませ犬に設定されないのを忘れてはいけない)。
- 元のカップリングが後に成立する公式カップリングの当て馬として描写されている場合。例えばヒロインの恋人や婚約者や苛めっ子としてチンピラのような悪人やイヤミな御曹司、余命わずかな病人などが設定されており、後に破局・死別してヒーローとヒロインのカップルが成立すると容易に予測できるようなケース。
バウムクーヘンエンドの例
※いずれも作品別五十音順。
※ネタバレ注意
代表例
- ウルトラセブン
男女 - 男性:モロボシ・ダン / 女性:友里アンヌ
備考 - ウルトラセブン=モロボシ・ダンとアンヌはそれまで関係を深めていたが最終回においてダンは自身がセブン、宇宙人であることを明かしアンヌもそれを受け入れた。その後ダンは故郷へと帰り地球を後にしたことで悲恋として終わった。
- しかし、その後ウルトラセブンの続編である平成ウルトラセブンではアンヌは他の男性と結婚して子供をもうけている(子供の名前はダン)。またセブンにもウルトラシリーズ、いわゆる正史ではウルトラマンゼロという息子が存在する(母親は不明だがアンヌとの子という線は薄い)。
- 一方、さらなるパラレルワールドであるULTRASEVENXでは歳を重ねたダンがアンヌと再会していたり、ダンが地球人である世界の大決戦!超ウルトラ8兄弟では夫婦として過ごしていたりと前述の解決法が使われてもいる。
- さらにウルトラマンレオにおいてアンヌであることを否定するアンヌ似の女性がダンを知ってるかのような素振りを見せるなどこの二人のその後はシリーズを代表するカップリング、恋愛ゆえか少々こんがらがっている。
- キミキスpurerouge
男女 - 男性:真田光一 / 女性:星乃結美
備考 - ぶっちゃけ当時の視聴者には衝撃的過ぎた出来事だったため、ここで説明するより該当記事を見てもらったほうが早い。
- 元気爆発ガンバルガー
男女 - 男性:荒木純 / 女性:立花亜衣子
備考 - 亜衣子先生は特技の合気道でチンピラを撃退したことで純監督に一目惚れされ、彼女自身も魔界獣から助けられたのをきっかけに純監督を意識していた。
- 二人の名前を組み合わせると「純愛」になり、後期アイキャッチでは亜衣子先生と純監督のセットで描かれていたため、視聴者の多くはこの二人のフラグが確定したと思われていた。
- しかし物語中盤、亜衣子先生は闇野響史(通称:闇野さん)に恋心を寄せるようになり、彼の正体がヤミノリウスIII世と知ってショックを受けるが、メガホンを片手に彼を決死に説得するようになり、最終的にヤミノリウスの光落ちのきっかけを作ったが、結果的に純監督の恋は失恋に終わった。
- 最終話で、亜衣子先生は闇野さんの姿で現れたヤミノリウスと再会し、純監督は虎太郎の悪戯で服にブロークンハートの落書きをされてしまった。
- 更なる詳細はヤミ亜衣を参照。
- 地獄先生ぬ~べ~
男女 - 男性:鵺野鳴介 / 女性:高橋律子
備考 - 律子先生は恩師である美奈子先生と似ていたという理由からぬ~べ~に惚れられていた相手だったが、当の律子先生が心霊関係の話しに弱くぬ~べ~自身のデリカシーのなさもあって軽蔑される一方だった。
- だが、次第に生徒を守るために戦う彼の姿を見て見直し、次第に恋心を抱くようになった。そして、苦手な霊を自ら浄化する等、確実にヒロインとして成長していた。しかし、最終的には途中から登場したゆきめの一途な思いを受け入れたぬ~べ~に振られ、彼はゆきめと結ばれた。
- 後に結婚し子供ももうけている描写もある。
- 白虎事件のあったパラレルワールドでは、ぬ~べ~と律子が結ばれた余地も残されている。
- ゆきめの項目を見てもらえれば分かるように、こうなってしまったのは元々作者は本当にぬ~べ~と律子エンドにするつもりだったのが、ゆきめの人気が予想した以上に出てしまい引くに引けない状況になってしまったためであり、割と生々しい理由で生じたバウムクーヘンエンドの例だと言える。
- ジュエルペットサンシャイン
男女 - 男性:白石御影 / 女性:水城花音
備考 - 物語中盤まではただのやきもきさせる花音の片思い的間柄だったが、ある一件で告白し学校公認の仲にまで発展。
- このままか、と思いきや二人にある「禁断の関係」が発覚し駆け落ち事件まで起きる。
- そしてこのまま二人は別れざるを得なくなる。そして御影が最終的に選んだ相手が想像の斜め上の相手だった。
- ∀ガンダム
男女 - 男性:ロラン・セアック / 女性:ソシエ・ハイム
備考 - 途中ソシエが結婚したギャバン・グーニーが戦死し未亡人になる展開はあったものの、全体としてロランとソシエは会話や共闘する場面が多く、周りからもカップルと間違われる事も多かった。最終決戦でもギム・ギンガナムに勝利しナノマシンから逃げ延びたロランをソシエが迎えに行くというヒロイン然とした役割をちゃんとやっている。
- しかし、ここまでやっておきながらロランは余命短いディアナ・ソレルと共に生きることを決める。セリフもないまま後日談が流れたためその他の詳細は定かではないが、ソシエは序盤で実父を失った時と同じくらいに号泣し、ロランから貰った《ちょきんぎょ》すらヤケクソになって池に投げ捨ててしまうほど取り乱してしまうという何とも可哀想な末路を辿ってしまった。
- しかも最終話ではほとんどの主要キャラがそれなり以上に報われた終わり方をしているためますますその悲惨さが際立つ。ただし、小説版だと二人は結ばれている。
- 鳥人戦隊ジェットマン
男女 - 男性:天堂竜 / 女性:藍リエ
備考 - 竜は死んだと思われていたが実は敵組織バイラムの幹部とされていた最愛の恋人・リエの解放を悲願としていたが彼女の死によって叶わず、最終決戦から3年後、かつて彼に片思いだった鹿鳴館香と結婚する。
- その香と、彼女に熱烈な思いを寄せ、一時は恋仲にもなった結城凱も該当すると言えば言える。
- ポケットモンスター(アニメ版)
男女 - 男性:サトシ / 女性:カスミ
備考 - 所謂無印編が放送されていた時期には、サトシとカスミがお互いに恋愛感情を抱いていることを匂わせる描写が多く、「サトシとカスミは将来結ばれるのではないか?」と予測している視聴者も多かった。しかし、無印編の後期になるとそういった描写は激減していき、更には、無印編の10年以上後に放送されたポケットモンスターXYにて、ヒロインのセレナとサトシが事実上結ばれるシーンが描かれたため、サトシとカスミのカップリングは完全に消滅してしまった。
- デジモンアドベンチャー
男女 - 男性:八神太一 / 女性:武之内空
備考 - 男女でありながら同じサッカー部でツートップを組んでおり、本編でも仲の良さや信頼関係を感じさせる描写が多い。さらに劇場版では、互いに恋愛感情を持っていると思わせる描写があり、東映アニメーション公式サイトでも『大本命のベストカップル』とまでコメントされている。
- ところが、続編のデジモンアドベンチャー02では、(ほとんど何の前振りもなく)空が太一の親友である石田ヤマトに想いを寄せているというエピソードが描かれた。
- 太一は自分の気持ちを隠し、笑顔で空の恋を後押しする。
- 空とヤマトは恋人同士になり、最終回で描かれた25年後では結婚して子供をもうけている。また、太一も別の人と結婚して子供をもうけている。(→ヤマ空参照)
- 前述のカップリング論争肥大化によるファンの間で話題になった一例と言える。これもあってかpixiv内でこのタグが使われている作品では腐向け作品を除くとイラスト小説合わせて4件と比較的多い。
- .hack//Roots~.hack//G.U.
男女 - 男性:ハセヲ / 女性:志乃
備考 - 作品本編であるG.U.発売前、前日譚アニメRootsが放映される。そこではTheWorldを始めたばかりで色々意地悪なユーザーに被害を受けたりした結果ややひねくれてしまった初心者ハセヲが、そこから手を差し伸べられたギルドマスターのオーヴァンづてにギルド「黄昏の旅団」に所属したところで出会った女性志乃の自然な優しさで癒されていく、「ハセヲにとっての初恋」のような描写がなされていった。そして紆余曲折あり、志乃はドール症候群という作中事件の被害を受けてしまい意識不明に、ハセヲはそんな彼女を救い取り戻す為事件の黒幕を探す復讐鬼として成長を遂げていく。
- …が、本編G.U.では志乃は前述の事情で未だ帰らぬ人のままで出番などなくハセヲの回想でちょくちょく存在が語られるのみ。そして本編での事実上のメインヒロインは志乃と瓜二つのアバターを偶然選択していたアトリ。性格は全然違い頭では別人と分かってはいるが彼女が志乃とほぼ同じ姿である為当時目的の復讐でギスギスしていたながらハセヲはあまり邪険に出来ず、しかしアトリ自身は「誰かと重ねず自分を見てほしい」とすれ違いが描かれつつ、最終的には正シナリオの後日譚で恋人となる。
- 当初のハセヲはともかく志乃にハセヲへのそういう感情があったのかと問われればのちに帰ってきた志乃の描写的にそんなことはなかったわけでいわゆる「初恋は実らない」オチとなったわけだが、Rootsでハセヲと志乃がそういう関係になっていくのだろうと下馬評をしていたファンからはやや複雑な幕切れとなった。
- 一応、アトリの存在はRoots放映当時、Vol.1のCMで「志乃と似ているが明らかに服や髪の色が違う女の子」として公開されており、「この子が本来のゲームでのヒロインになるのでは」と勘がいい一部の視聴者は予測は出来ていたようだが…。
- プロポーズ大作戦(1~10話)
男女 - 男性:岩瀬健 / 女性:吉田礼
備考 - 岩瀬健と吉田礼は仲のいい幼馴染。健は子供の頃から礼が好きだったが、意地っ張りで恋に不器用な性格が災いして素直になれなかった。
- 微妙な関係を保っていた2人だが、やがて礼には恋人ができ、さらにその数年後には結婚が決まってしまう。礼の結婚式に招待され、友人代表としてスピーチまで頼まれた健は、結婚式当日に礼の花嫁姿を見つめながら激しく後悔する。「素直に告白していれば、礼と結婚したのは自分だったかもしれないのに…」と。(第1話より)
- 魔法先生ネギま!
男女 - 男性:ネギ・スプリングフィールド / 女性:神楽坂明日菜
備考 - 当初は明日菜がメインヒロインであり、ガキんちょ扱いしながらもネギに惹かれる描写が多かった。しかしネギに惚れる他のヒロインが増え、明日菜の設定が明かされるにつれ徐々にその描写は影を潜めいつの間にか姉に近いポジションになってしまった。
- 決戦後にネギが想い人を明日菜に教えるシーンでは、明日菜は驚いてはいてもまったく動揺しておらず弟の恋バナに興味を示す姉そのものな態度だった。
- なお続編であるUQ_HOLDER!で「ネギま!」側の正史としてネギは長谷川千雨と結ばれたことが確定している。
- ただし「UQ」の最終回ではネギ一派の面々がヨルダの中に長年取り込まれていたためか、解放されてからも「ずっと一緒だった」と刀太から語られている。その時のシーンでは各ヒロインとそっくりな姿の子供が確認できる(ロボットの茶々丸と男性のフェイトを除く。ちなみに木乃香と刹那のみよく見ると子供が二組いる。)。
- このことから「UQ」世界では明日菜を含めたハーレムエンドになったと読み取れる。
- …neo版ではネギと明日菜が結ばれている。
漫画・アニメ
※:パフェについては漫画版で救済がなされた。カカオの「イタコダウジング」に相当する巫女の能力といった、恋愛面以外のテコ入れでもある様子。また、ラムネードは正確にはマリオネットのドラムではなく、現代に転生した人間のドラム(夢)と結ばれ、ドラムの器が続編で悪用され、パフェとカカオとラムネードと夢の子孫が救う事態となった。
小説・ライトノベル
ゲーム
※ゲームでは自分で相手を選べる形もありそこから発生するパターンもある。
作品名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
イナズマイレブンGO | 円堂守 | |
伝説のスタフィー4 | ||
ドラゴンクエストⅤ | 伝説のまもの使い | |
バハムートラグーン※1 | ビュウ | ヨヨ |
ロマンシングサガ3※2 | ユリアン・ノール | エレン・カーソン |
※2:序盤にエレンが振っているようにも見えるが「子どもの頃の関係のままなら好きなのに」「私に向けるのは下心なのに、モニカに向けるのは『か弱いお姫様を守ってあげたい』という本心から来る愛情なのは酷い」と訴えているようにも見える(大人しい妹のサラも恋愛面においてはエレンよりも得している)。フリーシナリオなのでユリアンとエレンがいい感じになるルートもあり、エレンとモニカの両方に振られるルートのユリアンが一番不憫。
ドラマ
作品名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
あした天気になあれ。 | 徳村修治 | 坂井花 |
あなたのことはそれほど | 有島光軌 | 渡辺美都 |
男はつらいよ | 諏訪満男 | 及川泉 |
新キッズ・ウォー | 岸本良平 | 河合花 |
半分、青い。 | 萩尾律 | 伊藤清 |
〃 |
| 楡野鈴愛 |
ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜 | 川崎智哉 | 白川莉子 |
レガッタ〜君といた永遠〜 | 大沢誠 | 田嶋千香子 |
〃 | 八木聖也 | 小田切操 |
メディアミックス
作品名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
マーメイドメロディーぴちぴちピッチ | 海月太郎 | 宝生波音 |
特殊な例
それぞれが別の相手と結ばれた
作品名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
イナズマイレブンGO※1 | 円堂守 | 木野秋 |
おっさんずラブ | 春田創一 | 荒井ちず |
〃 | 黒澤武蔵 | 黒澤蝶子 |
ズッコケ三人組 | 八谷良平 | 荒井陽子 |
生徒諸君 | 飛島瞬 | 北城尚子 |
デジモンアドベンチャー※1 | 八神太一 | 武之内空 |
ニセコイ | 一条楽 | 小野寺小咲 |
半分、青い。 | 萩尾律 | 楡野鈴愛 |
ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜 |
| 七海菜月 |
ミルモでポン!※2 | 結木摂 | 森下はるか |
ラブシャッフル | 宇佐美啓 | 香川芽衣 |
〃 | 大石諭吉 | 逢沢愛瑠 |
※1:代表例を参照。
※2:アニメ版。
相手と死別した
※太字は死亡したキャラ。
作品名 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
セカンドバージン | 鈴木行 | 鈴木万理江 |
生徒諸君 | 沖田成利 | 北城尚子 |
金田一少年の事件簿 墓場島殺人事件 | 檜山達之 |
|
機動戦士ガンダムSEED | キラ・ヤマト | フレイ・アルスター |
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY | シン・アスカ | ステラ・ルーシェ |
クレヨンしんちゃん | 行田徳郎 | まつざか梅 |
TITANIC | ジャック・ドーソン | ローズ・デウィット・ブケイター |
天元突破グレンラガン | カミナ | ヨーコ・リットナー |
関連イラスト
関連タグ
人間関係 エンディング
三角関係 恋愛未満 友達以上恋人未満 当て馬 かませ犬
人魚姫 俺余ってるだろ! おめーの席ねぇから!
破局 NTR 論点のすり替え
意外 意外な結末 衝撃の展開 どんでん返し どうしてこうなった 付き合ってない…だと…
- みんなのトラウマ:自己投影していた、感情移入が強かった場合やそのカップリングにこだわっていた人が多数いれば該当することもある。
- 鳶に油揚げを攫われる:自分の大事なものや手に入れられると当て込んでいたものを、不意に横からさらわれることのたとえ。
- 二人は伴侶三人は仲間割れ:デジタル大辞泉に曰く「二人なら仲良くやれるが、三人になると意見が割れて不和が生ずるというたとえ」。具体的には「三人いると二人が仲間になって一人だけハブられる」という展開。同じ意味の言葉で「3人集まれば派閥が生まれる」もある。