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BSS

ぼくがさきにすきだったのに

「僕が 先に 好きだったのに」の略。片思いの相手を他のキャラクターに持っていかれるシチュエーションを指す。
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曖昧さ回避

  • 「僕が 先に 好きだったのに」の略語。本項目にて解説する。
  • 戦国大戦の武将カードの最高レアリティである「戦国数寄」(SS)のうち、黒い枠(ブラック)がついたカードの略語。これらのカードは全てPixivで行われた「戦国大戦カードイラストコンテスト」で受賞したイラストとなっている。

甲斐姫

(画像はその一例である甲斐姫


概要

「僕が 先に 好きだったのに」の略語。恋愛において、片思いの相手を他のキャラクターに先取りされるシチュエーションを示して使うが、女性視点で用いる場合は「私が 先に 好きだったのに」を略してWSSという表記がSNS等で用いられる場合もある。この手の造語にしては珍しく一人称が"僕"であるが、「俺が先に好きだったのに(OSS)」じゃないのは、未練がましさや女々しさが感じられないからであろうか。


2015年頃にとある腐女子萌え要素として作った。この言葉を不快に思う人も一定数いる。

シチュエーション自体はNTR(広義の寝取られ)の下位概念とも言え、このようなジャンルを示す似たような言葉に片思いNTRがあるが、狭義の寝取られではないという点で違和感を受けた人たちによって新たに作られたようである。


男性向けエロ用語としての趣が強いNTRに比べ、こちらは性的興奮とは無縁の用語として全年齢作品や女性向け恋愛作品の文脈で使う人も多く、考案者等はこの言葉を男性キャラクター萌え要素的に扱っている。


考察

端的に言えば一種の失恋だが、告白して清々しく玉砕した場合と異なり、自分の不甲斐なさを棚に上げ、諦めきれずに「好きになった順番」という何の意味もないものに過度に執着する傾向のあるところがキモである。

もっとも、本当にそう口に出して相手に詰め寄るケースは少ない(ないわけではない)。基本的に、そんな胆力があるなら、最初からこんな不甲斐ないことになっていない。

また、恋愛関係を結んでいないので片思い中の相手にもその相手と結ばれた人物に非はなく、両思いの場合に比べてより自己嫌悪感が強いものになる。そして、片想いの相手が結ばれた相手が原因で破滅する場合も存在している。


「今の関係に安住して何もしないでいたら、裏で進行していた他人との交際をいきなり伝えられて衝撃を受ける」という最もインパクトの強いパターンが代表的なイメージとして挙げられる傾向にあるが、実際には「自分の恋愛感情を自覚していなかった」「特にアプローチもせず黙って見ていただけ」「ある程度のアプローチはかけていたが袖にされていた」「すでに告白して断られているが、まだ諦めきれていないところだった」等様々なパターンで使われる。


そして、「僕が先に好きだったのに」とあるが、実際に先に好きだったかどうかはまた別の話である。自身の与り知らないところで着々と事態が進展していた場合、それがいつから始まった恋なのかはぶっちゃけ知りようがないからである。あくまで自分自身の意識の中で「僕が先だった」と言い訳しているに過ぎないことは留意する必要がある。極まってくるとすでに相手に恋人がいるにもかかわらずそれを知らずに恋心を抱き、脳が破壊されるという逆転現象までおこりうる。


また、一人称は便宜上「僕」となっているが、別に男性視点に限った話ではなく、女性視点で懸想していた相手を他の誰かに取られて失恋するケースに用いることも可能。もちろんBL百合であっても問題なく通用する概念である。


現在のタグの使われ方としては、NTRとの並行表記が主流を占めていて、BSS単独では殆ど使われていない。


具体的なBSSの一例

BSSはバウムクーヘンエンドに繋がりやすいため、そちらの記事の具体例も参照されたい。


  • K(こゝろ)

⋯日本文学史に燦然と輝く、恐らく日本で最も有名なBSS。事案はKではなく「横から射止めた第三者」である「先生」視点で語られるが、信じていた親友に裏切られたKの衝撃と苦悩は察するに余りある。そして恐ろしいことに、先生視点から見てもそれはそれでBSS要素があるため、BSSとBSSが激突し最終的に対消滅するという壮絶な結末を迎えることに。歴史に残る名作は伊達ではない。


⋯どす黒く燃える太陽と呼称されるBSS界の巨星。他のヘタレどもと違い、実際にその台詞を口にして相手に詰め寄れるほど強靱かつ身勝手な精神を持ち、挙句の果てにはあまりにも大きすぎる惨禍を世界中にまき散らすことになったラスボス。BSSは世界を滅ぼす。


放蕩三昧の貴族のドラ息子だったが、正体を隠して町で悪戯を繰り返していたある日、恐怖に負けず自分を叱ってくれる女に初めて出会う。三年後、彼女は彼の屋敷でメイドとして働いていたが、彼の正体や秘めた想いなど知るよしもなく、他の男との結婚を控える身となっていた。そして彼女の結婚式を前に、彼がとった行動とは……。同じ藤田漫画BSSでも、フェイスレスとは全く異なる味わいがある。


惚れた男のためにたったひとつの願いを使い、代償に命を張って戦場に挑み、あげく人間まで辞めたのに、何も知らない彼は他の女とくっついていた。無私の奉公のつもりであっても、本心では報いを期待せざるを得ない人間の弱さがよく滲み出た名BSS。


「ひと晩じゅう泣いて 泣いて 泣いて」という印象的なサビで有名な、工藤静香の代表曲。タイトルの慟哭(泣き叫ぶこと)はまさにBSSが直撃した女の魂の叫びを指している。恋人ができたことを打ち明けられた直後に恋愛感情を自覚する「遅すぎた」パターンだが、ショックで一晩中泣き叫んだことをおくびにも出さず、彼女を紹介されて「そうね二人とても似合うわ」と返す意地は見習いたいところ。お前に言ってんだぞフェイスレス。作詞は中島みゆき。流石である。


  • 「まちぶせ」

「好きだったのよあなた 胸の奥でずっと」という印象的なサビが有名な楽曲。オリジナルの三木聖子石川ひとみ、そして作詞作曲をした松任谷由実と歌い継がれてきた。曲冒頭からBSSが発生しているのだが、「慟哭」と違い曲タイトルの待ち伏せを筆頭にあらゆる手段を本命が自分に靡いてくれるまで繰り返すというメタBSSともいえる内容。その内容から怖い歌詞の筆頭に挙げられる。中島みゆきが凄まじければ、ライバルのユーミンも中々。


  • 桐岡(青き炎)

柳沢きみお作の漫画『青き炎』の登場人物。主人公『海津龍一』の高校時代の同級生であり、ラグビー部の主将を務めていた。片想いをしていた相手『内藤絵美』が龍一に弄ばれた末に自殺を図った事で憤慨、龍一を殴るも推薦入学を取り消される。大学に入ってからラグビーを始めた龍一と試合で対戦するも完全敗北している。


片想いの相手に近寄ろうとする努力が出来ない胆力の無さを相手を「清純」「天使」と持ち上げる事で正当化するタイプである。中学時代に初恋の相手『中井里美』を上記の様に身勝手な妄想を抱きながら眺めるだけで満足していた時、自分の早熟なアレに興味を抱いて話しかけてきた彼女にショックを受ける。それ故に仲良くなるチャンスを活かせず、父親の単身赴任先である青森県まで逃げた過去を持っている。その後、中井は塩田と付き合った事を知ると塩田に殴り掛かって返り討ちに遭い、中井を彼女の1人にしている吉崎を「初恋を汚された」と非難している。


美食倶楽部の中居『鈴子』に想いを寄せていたが、彼女は同僚の古崎という料理人と恋仲となり、婚約してしまう。だが、古崎は鈴子を裏切って大きな料亭の娘と結婚してしまう。そのショックから拒食症になった鈴子を山岡の助けを借りて救った事で両想いとなる。良三が鈴子を好きになったタイミングは判らないが、彼の性格から恋人のいる相手に惚れる確率は少ないと思われる。


YouTubeチャンネル『アンフェア大学』のゲストキャラクター。想いを寄せている女性『ノエル』が同僚の北条と婚約してしまう。北条は営業部のライバルである彼の事を凄まじく嫌っており、他に意中の女性がいるのに葛城の苦しめるためにノエルと交際しているが、成り行きでノエルと婚約する羽目になってしまう。別れたくても周囲の目を気にした北条は自分に有利な条件で別れるためにノエルを半グレに依頼して暴行させた上にその光景を隠し撮りして全社員のpcに送信後にネット上に拡散してしまう。ノエルの両親を多額の金銭で味方に付け、彼女を追い込んで別れる事に成功した北条は己の罪を葛城に着せようとした場面で餡子達に阻止される。全ての原因は北条の歪んだプライドだが、ノエルにとってはとばっちりで人生を狂わされたのは確かだろう。


親友の恋人を車で家まで送るが、親友よりも先に自分が彼女のことを好きだったのに…という苦悩を歌っている。「勇気だけじゃできないことがある」が心情を端的に物語る。Youtubeに公式のPVあり。


主人公阿良々木暦とはクラスメイトで時系列的にも原作的にも登場は羽川のほうが先で、フラグが立ったも羽川のほうが早かったかかわらず戦場ヶ原ひたぎに阿良々木を取られている。


アニメ三期第64話「聞き耳グミ」の登場人物。同話の主人公「山手智也」のクラスメイト。イケメンのクラスメイト「謙二」に片想いしており、友人のみなみが好きな智也を謙二と比べて馬鹿にしている。だが、謙二は別の女子と仲良くしており、嫉妬心からその女子の靴を隠そうとする。だが、聞き耳グミで自分に対する悪口とその企みを聞いていた智也に謙二に告げ口され、靴を下駄箱から抜き出している処を見られてしまう。謙二から軽蔑されてしまう。片想いの相手に近付く事が出来ない胆力の無さを棚に上げ、「私の方がずっと前から好きだったのに」と逆恨みして嫌がらせするだけでなく、根拠の無い優越感から他人を見下した人間にはお似合いである。だが、まだ小学生なのでこの失敗を糧に成長して欲しい物である。もしも、このまま成長したらコイツみたいな女に成長する可能性があるので...(髪型を始めとした容姿が似ている)


勇者が率いる勇者パーティーの一員で、かつて勇者パーティーに所属していた魔法使いである主人公に密かに好意を寄せていたのだが、自分には『勇者パーティーの一員として魔王討伐に貢献し、過去に冤罪で家名に泥を塗った父親の汚名をそそぐため』という使命があるため彼が勇者や女僧侶から受ける理不尽な仕打ちについては庇うどころかフォローも全くせず我関せずに徹してしまい、挙句の果てに彼が勇者パーティーを追放される際には「……根性無し」と心無い言葉を浴びせてしまう。それが祟ったのか主人公は自分の知らない所で、彼が助けた商人の娘と相思相愛の恋人及び婚約者となり、再会した時には彼と商人の娘の深く信頼し合っているさまを見せつけられ、挙句の果てにやんわりと拒絶されたことから失恋するに至ってしまった。


ベリアルが闇に堕ちる以前、彼はウルトラマンケン(後のウルトラの父)と戦友・ライバル的な関係を構築していた。そんな二人がウルトラ大戦争の終盤、エンペラ星人との最終決戦の最中に出会ったのがウルトラウーマンマリー(後のウルトラの母)だった。マリーに一目惚れしたベリアルは自身の力を過信してエンペラ星人に挑むも敗北して負傷。代わりにマリーから伝説の武器ウルティメイトブレードを託されたケンがエンペラ星人に挑んで勝利した。戦後、傷が癒えて退院したベリアルはマリーを呼び出し、彼女にプロポーズしようとしたのだが、その場に偶然ケンが現れる。マリーはベリアルの入院中にケンと親密な関係になっていたらしく、ベリアルの告白を聞く前にケンの下へ駆け寄ってしまう。結果、ベリアルは彼女に自身の想いを伝えることも出来ぬまま失恋してしまった。その後2人は結婚し、ケンは宇宙警備隊隊長の座を、マリーは銀十字軍隊長の称号を得たのだが、当のベリアルは何も得ることが出来ないまま悪の道に手を染めてしまったのだった

悪役として長年存在感を示すベリアルと、ウルトラシリーズを代表する母親キャラであるウルトラの母による愛憎関係、特にベリアルへの他人行儀な態度から、ケンに嬉しそうな声で駆け寄るマリーの言動は多くの特撮ファンに衝撃を与えた。


主人公の藤本のラーメン屋台に通う小学五年生。舌は確かだが口が悪く、辛辣な点数評価を下したり毒舌で藤本の調理ミスを貶したりと小学生らしからぬニヒルな性格。

近所にできた売れないラーメン屋の店員の瞳に片思いし、恋心を隠して経営改善の手伝いをしていたが、解決後に瞳は店主の片山が好きだと判明。そのまま良い雰囲気になる二人を前に、ラーメンのスープを飲み干すフリをして丼で顔を隠し、傷心の涙を流すという切ない失恋を味わった。

……が、後のエピソードにて、「外見から勝手に客の悩みを判断してそれにあったラーメンを出す」というスタンドでもなければ迷惑千万でしかないラーメン店主をぎゃふんと言わせるために、他のキャラのアイデアにより女装させられるというとんだ災難を味わい、

極めつけに、その回のラストでは片山に「祐介クンの女装姿、キレイだったな、また見たいな」と言われてしまう。

BSSの相手が惚れた男に自分の女装姿を惚れられる」という、下手なラブコメ漫画も真っ青の展開であり、グルメ漫画なのに読者の性癖を歪ませに来ている。


主人公『カイ』の幼馴染で仲間として第一話から登場している。基本的に明るくて前向きな性格だが、少し無神経な一面を持っている。カイの元ネタは雪の女王であり、元ネタ同様に『ゲルダ』が登場し、様々な出来事で心を閉ざした彼女をカイが救おうと奮闘する内に相思相愛となり、全ての戦いを終わった後にエリサを始めとした仲間達の眼前でゲルダはカイにキスをしている。

正直、彼女が男性でも普通に物語が進むと思われる。


アイドルマスターシンデレラガールズ』の楽曲の1つ。

片思いしていた相手が自分以外と恋に落ちたことに気付き、その後の進退を歌っている。曲名は「前進したいけど行けない」と「良くない前進」の2つの意味が掛かっていると思われる。

歌詞から察するに祝福することにしたようだが、「叫びたいくらい好きでした」と、かなり苦悩したようである。

おそらく「不埒なCANVAS」「躍るFLAGSHIP」と関連しており、歌詞を合わせると人間関係が見えてくる。


リリー・ポッターとスネイプは幼馴染で互いに好意を持っていたが、ジェームズ・ポッターに奪われてしまう。その恋慕と後悔はリリーの死後も続いた。


  • ポケモンSV ゼロの秘宝(ポケットモンスター スカーレットバイオレット)

DLC前編で訪れるキタカミの里で出会う「スグリ(ポケモン)」は、里に悪鬼として伝わる伝説のポケモン「オーガポン」に憧れに近い感情を持っており、他の人が恐れているのにもかかわらず「鬼さま」と呼んで慕い続けていた。しかしようやく会えたオーガポンに相棒として認められたのはスグリではなく、里にやってきて日が浅い主人公。どうしても諦めきれず主人公にオーガポンを捕まえる権利を賭けて勝負を挑むも敗北。

DLC後編にて、主人公を見返すため強くなったスグリと再戦することになるが、この戦闘でオーガポンを繰り出すとスグリの怒りが爆発し、ガチギレセリフを聞くことができる。


円盤収録の未放映エピソード「詩織-ロストメモリーズ-」にて事実上の主人公を務める。警察官から社会の裏でスペースビーストを狩るナイトレイダーの隊員となったものの、警官時代に思いを寄せていた男が自分の一番の親友と結婚することとなってしまう。しかもビーストやナイトレイダーの存在を公表しないように親友と男は記憶を消される運命にある。男性側も一時的に記憶を取り戻すも結局ビーストを倒した後は記憶操作を受け親友と結婚。しかもその後自分を気遣い、以後あだ名で呼ぶようになった相手はよりにもよって黒幕でありラスボスとどこまでも報われない。


他にBSSと表記されるもの

  1. 山陰放送Broadcasting System of San-in Inc.)

鳥取県島根県を放送対象地域とする放送局ラジオテレビ両方扱う。ラジオ・テレビ共にTBS寄りだが、ラジオはニッポン放送文化放送の番組も放送しており、テレビはテレビ朝日とも関係が深い。

  1. ビジネス・サポート・システム(Business Support System)。通信事業者向けの業務支援システムの総称。サービスの申込処理や開通指示、契約情報の管理、料金請求等の実務系処理を支援する。
  2. ブロークン・ソーシャル・シーン(Broken Social Scene)。カナダのグループバンド。やたら人数が多く、メンバーそれぞれの個性を活かした多様性のある音楽が特徴。2011年より活動休止していたが、2017年に復活した。
  3. ブラインド信号源分離(Blind Source Separation)。複数の信号が混ざったデータから、特定の信号を分離・抽出すること。録音した音声データから雑音を取り除く処理などがこれに該当する。
  4. バックスピンスクラッチ(Back Spin Scratch)。 beatmaniaIIDX17 SIRIUSで登場したオブジェクトのひとつ。縦長の長方形の形をしたオブジェクトで、一定時間スクラッチを続けた上で、最後だけ逆方向に盤を回す必要がある。

関連タグ

NTR シチュエーション バウムクーヘンエンド バッドエンド WSS

恋愛 失恋 片思い 脳が破壊される 脳破壊 救いはないんですか!?

リベンジ / 捲土重来 / 奪還NTR / 奪還BSS


負けヒーロー/負けヒロイン主人公への片思いがBSS(WSS)を経て成就せず失恋した男性(女性)キャラはこれになる。


外部リンク

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