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デルベンブロ

でるべんぶろ

デルベンブロとは『「攻略本」を駆使する最強の魔法使い』に登場するキャラクター。
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魔法使いよ、私の部下となれ。 さすればラクスタの半分を貴様にやろう!」(Web、書籍、コミカライズ版共通)


概要編集

正式名称は『魔拳将軍デルベンブロ』。

本編のラスボスである魔王モルルファイに仕える幹部『八魔将』の内の一人で、ラクスタ王国の侵攻を担当しており、ラクスタ王国の辺境にある『死の山』に居城を構えている第1章の大ボス。


能力編集

レベルは40とまさに強敵で、両手は自分とは別固体のモンスターとしてそれぞれ独立している。ちなみに弱点属性は雷属性である。


ルベンレフト編集

その名の通り、デルベンブロの左手を構成するモンスター。

弱点は炎属性で、ルベンライトとは対になるモンスターなだけあって互角の能力を持つ。


ルベンライト編集

こちらも察しの通り、デルベンブロの右手を構成するモンスター。

弱点は氷属性で、ルベンレフトとは同等の能力を持つ。


所持スキル編集

  • フィストバインド

レベル31以下の敵を拘束(捕縛)状態にするスキルで、ルベンレフト(ルベンライト)に捕縛させる関係上、敵を捕縛状態にしている方は行動不能になる(攻撃に回すには拘束している敵を開放しなくてはならない)という欠点もある。


  • フィストブロー

技名から察しの通り、ルベンレフト(ルベンライト)をロケットパンチのように飛ばして攻撃する技。


  • 鑑定(仮)

作中でスキル名は明記されていないが、ここに記述。

王族が持つスキル『人物鑑定』のように相手のレベルを見破る効果があり、これによって相手の力量を見抜いていたため、自分の討伐に来たユージン率いる勇者パーティーを『恐れるに足らぬ雑魚』と見下したり、逆にレベル32のマグナスを『舐めてかかってはいけない強敵』として侮らなかった。


デルベンブロの秘密編集

デルベンブロの身体には『ある秘密』があり、その秘密を暴かない限りどんな攻撃を受けても死ぬことはない不死身の能力も備えている。

それは、彼の城の5階に有る落とし穴の底に自身の心臓である水晶玉を隠していると言うカラクリで有り、その落とし穴は生体認証式のスイッチ(ゴーレムが押しても反応しない)でしか開かず、更に脱出用に魔法使いがレベル29で習得する「フライト」も事前習得しなければ脱出できないと言う初見殺しの罠となっている(マグナスは事前にレベル上げした他に攻略本にその情報も書かれて有ったのでクリアしている)。


デルベンブロの心臓編集

名前で察しの通りデルベンブロの生殺与奪を握っている水晶玉で、心臓の脈動を表現しているかの如く光の点滅を繰り返しており、これが壊れるとデルベンブロは絶命する。

Web版では「最初からこれを壊しておけば(デルベンブロとは)戦わずして倒すことができたのでは?」という意見が見受けられたが、作中の描写から考えて『デルベンブロのHPを0にしない限り、いかなる手段をもってしても壊せない』という隠された効果があったと思われる。


ドロップアイテム編集

マグナスがデルベンブロを倒して得たアイテムは次の通り。

  • 魔拳将軍の対指輪

二つで一組になっている親指に嵌める指輪でレア度はSSSと最高クラス。

詠唱が完了した魔法を発動させずに、それぞれの指輪に保留(ストック)しておくことができる。


  • 双拳の魂

合成アイテムの一種で、マジックアイテムを鍛造する際の材料になる。

作中ではこれまたマグナスが入手した触媒である『高純度ミスリル』と共にバゼルフによって鍛造された『グラディウス MarkⅡ』の材料となった。


経歴編集

ラクスタ王国の侵攻の任を魔王モルルファイより承っているデルベンブロは、マグナスへの逆恨みと対抗心から大きな手柄を求めて自分を討伐しに来たユージン率いる勇者パーティー一行と自らの根城である魔城の最上階にて対面し、レベル40の自分と闘うには勇者パーティーがあまりにも脆弱すぎるレベルであり(ミシャヒルデ)はレベル22、ニャーコはレベル20、そしてリーダーであるユージンに至ってはレベル19と最弱であった)であることから彼らを雑魚共と嘲笑し、某RPGシリーズの一作目ラスボスの如く「勇者よ、私の部下となれ。 さすればラクスタの半分を貴様にやろう!」と冗談で誘いをかけると、あろうことかユージンは目を輝かせて「マジで!?」と本気にするという失態を晒してきたので魔王様の指示でそう言っているだけで、(自分達魔王軍が真に求めている有能且つ利己的な重鎮は欲しいが、ただ単に貪欲だが極めて愚か無能な)貴様など本気で欲しがるわけがないだろう。ここで今すぐ死ね」掌を返したところ、弄ばれていると自覚したユージンは激昂して戦闘開始となる。


だが力の差は歴然であり、デルベンブロは勇者パーティーの総攻撃に傷一つ負わないどころか、最初から腰かけていた玉座から立つことすらせず片手だけで全て防ぎ切り、更にはデコピン一発でユージンを大広間の壁際まで吹き飛ばして瀕死にまで追いやる。それに戦意喪失して(ヒルデを除く)仲間を見捨てて敗走するという愚を犯したユージンをデルベンブロは大笑いする。そして残されたミシャとニャーコを自涜する際の慰み者にするということで、まずは右手(ルベンライト)から無数の触手を伸ばすとニャーコを〈フィストバインド〉で拘束して陵辱する。続けてミシャも左手(ルベンレフト)で同じ目に遭わせようと壁際にまで追い詰めるのだが、そこにユージンと同じように自分を討ちに来たマグナスが現れる。 デルベンブロは自らの能力からマグナスがレベル32と自分に対抗しうる強さを秘めていることを見抜くと、ユージンの時と同じように記事冒頭の誘いをかけるが、正統派の勇者と同じく高潔な精神を持つマグナスはその誘いをキッパリと断ってしまう。それにデルベンブロは愉快そうに笑いながらも「そうか、(我を討ちに来たからには)そうでなくてはな!」と答えると、別の世界の魔王の如く、「ならば我の恐ろしさを身をもって体感させたうえで、同じ答えをするのか試してやろう」と凄むも、「御託をベラベラと並べ立てるのがアンタの言う恐ろしさなのか?」と一蹴されてしまうが、デルベンブロは「その威勢の良さや良し」と玉座から立ち、マグナスと神々の闘いの如き激戦(途中で助かったニャーコ談)を繰り広げる。

そしてその激戦は、居城に隠していた文字通り自らの命そのものであるマジックアイテム『デルベンブロの心臓』を床に叩きつけられて破壊されることで『デルベンブロは絶命してマグナスの勝利で完結する』という形で終わる。

だが、デルベンブロは死の間際に


「……私は…タダでは……死なぬ……ぞ……」


という遺言を遺し、それは後に的中することになるのだった……


なお、デルベンブロの死後はその亡骸は1章のクライマックスにて意外な使われ方をすることになった。



人物関係編集

魔王軍編集

デルベンブロの使える主であり、モルルファイの命によりデルベンブロはラクスタ王国の侵攻を行うことになる。


協力者編集

自分がラクスタ王国の侵攻をする際に、密に唆していたラクスタ王国の重鎮。

デルベンブロがマグナスに討伐された後は、『ラクスタ王国侵攻』の使命は彼が受け継ぐことになる。


挑戦者編集

勇者パーティー編集

勇者パーティーを率いるリーダーである勇者

だが、実力は勿論の事、知識すらもろくに備えていないユージンのことをデルベンブロはトコトンにまで見下して嘲笑している。


勇者パーティーの一員である女僧侶

彼女のみデルベンブロは特にこれと言った発言も行動もない。


勇者パーティーの一員である女武闘家

ミシャと共にユージン(とヒルデ)に置き去りにされたので、自分好みのグラマラスだったからということで彼女から陵辱してその身体を堪能する。


勇者パーティーの一員である女戦士

ニャーコ共々置き去りにされるが、自分が貧相な身体であったこととマグナスが駆け付けるのが早かったことでニャーコのように陵辱されずに済んでいる。


その他編集

勇者パーティーのように自分を討ちに来た魔法使い。

ユージンとは正反対に実力は勿論の事、魔法も知識も十分に備えている自分に対抗しうる彼のことは侮ってはおらず、戦いの中で『人間』から『偉大な魔法使い』と呼び方を改めている。

その後、彼に討伐された後はラクスタ王国の侵攻を担当していた自身の亡骸と、自身の2種類のドロップアイテムが、死後にラクスタ王国、延いては彼が勇者(ユージン)に代わって世界を救う為の力になると言う皮肉な展開となった。


関連タグ編集

「攻略本」を駆使する最強の魔法使い

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