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ユージン(攻略本)

あくとくゆうしゃのゆーじん

ユージンとは小説『「攻略本」を駆使する最強の魔法使い』もしくはそれを原作とした同名の漫画に登場するキャラクターのことである。(メイン画像の腕を組んで涎を垂らして眠っている金髪の男)
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「うるせえ! 不平をカマすな! 無能マグナス!」(コミカライズ版より)

「ふざけんな!〈勇者〉より優れた〈魔法使い〉なんているわけがねえ!!」(web、書籍版、コミカライズ版共通)

「うるせえ、バアアアアアカ! テンゼンはなあ、ウゼえテメエをぶっ殺すのを手伝ってくれる上に、オレも王国乗っ取りを手伝ったら、ラクスタの半分をくれるって約束したんだよお! 羨ましいだろ? 美女も金も権力も、オレの思いのままになるってわけさ!」(web、書籍版より)

プロフィール

年齢16歳
職業勇者
一人称オレ
出身小国ハリコンの領地内にある町もしくは村


概要

本編の主人公である魔法使いの青年『マグナス』がプロローグで追放された勇者パーティーで勇者を務めている16歳の青年。

だが物心ついた時から勇者として育てられたわけではなく、元々は1章の舞台である『ラクスタ王国』の隣にある小国『ハリコン』で生まれ育ったごく普通の一般人だったのだが、運命の神霊タイゴンのお告げを受けて魔王モルルファイを倒す運命を背負う勇者になったという経緯がある。

そしてハリコンにて仲間を探し、最初に女僧侶のヒルデ、二番目に魔法使いのマグナス、そして三番目に女戦士のミシャをパーティーに加え、あちこちを冒険しながら旅を続けていき、二ヶ月かけて本編1章の舞台である『ラクスタ王国』の王都である『ラクスティア』に到着した。

ちなみにマグナスを仲間に加えた理由は、ヒルデと仲間探しをしている時に『マグナスは王立学院を15歳で卒業した天才魔法使い』という噂話を聞いたからである。

人物像

所謂なろう小説ではおなじみとなっている悪の心クズの性根を兼ね備えた勇者』にピタリと当てはまるような性格をしている。

勇者の肩書を持つのもあって常に上から目線で他者を見下しており、その上とにかく短気且つ血の気が多く、少しでも思い通りにいかなかったり、気に入らない事があると誰彼構わずに当たり散らすという、不良暴漢を彷彿とさせる悪人顔も相まって、まさに勇者の皮を被ったチンピラである。

戦闘においても『命令させろ、俺に指図するな』という言葉を体現したような感じで、パーティーメンバーであるマグナスミシャの意見をろくに聞き入れようとせず、その場の勢いや短絡的な思いつきだけで行動し、後先の事を考える事をまるでしない

更には自分が誰かに物を頼む時も、これまた上から目線で馴れ馴れしい不愉快な口調で言うため、礼儀のれの字も微塵も理解しておらず、交渉の際にはヒルデがフォローに回っている(これに関しては本人曰く『偉大な勇者らしからぬ気さくさ』と自画自賛している)。

そんな人物なので、強盗まがいの行動を行うことも辞さず、さらには他者に注意されても逆上する、『自分の思い通りにならないなら相手を暴力で脅して従わせる』という手段も躊躇なく実行できるという有様となっている。

そのくせ、実力行使が通じない相手に対しては、媚びへつらって弁解したり、果ては逃亡や、命乞いも辞さない腰抜けな一面もある。

そんな勇者らしからぬ極めて醜悪な言動や器の小さい性格故、ヒルデとニャーコ以外の人間・亜人・魔人達からは軽蔑または嫌悪と総じてロクな印象を抱かれておらず、中にはナルサイやデルベンブロの様に腹を抱えて爆笑する程に堂々と嘲る者さえいる。

戦闘力

勇者なだけあって剣を用いて戦うのだが、前述の通り神霊タイゴンのお告げを受けるまでは完全な一般人であったため、戦闘や剣の修行もろくにしていない。

それが祟ったのか、後述のデルベンブロとの戦闘の時点ではレベルは19と勇者パーティーの中では最も低い(ちなみにマグナスの後釜として仲間にしたニャーコはレベル20、ヒルデミシャはレベル22である)。

この事からマグナスはユージン(を勇者に選んだ神霊タイゴン)を「●●●●に刃物渡してしまったわけだな(※自主規制込み)」と評している。

また後述の通り『勇者専用魔法』も使えるらしいのだが、ユージン自身が脳筋寄りな思考及び愚かなのもあって、それが登場する事は最後までなかった。

所持スキル

  • 武具覚醒

武器防具に秘められた真価を発揮する勇者専用のスキル。普通に使っても強力だが『マジックアイテム』に分類される装備品ならば、その効果は更に上昇する。

ちなみにユージンのこだわりなのかこのスキルを発動する際には「昂(たかぶ)ってきたっっっずぇええええええええええっっっっっ!!」と叫ぶのが決まり文句のようになっている。

  • 天命未だ尽きず
ユージン自身も所有していることに気付いていない勇者専用の隠しスキルで、詳細は後述参照。

装備品

武器

  • 普通の剣

本編のプロローグでユージンが使用していた剣。
詳しい描写こそ不明だが、後述の武器を手に入れたらお払い箱になったと思われる。

  • ミスリルソード
『ドミタス』と言う名の貴族からの依頼で探していたマグナスが持っていた魔法使い専用の武器『魔法の杖』を金貨1200枚(本来の相場は金貨1000枚)で購入して入手し、それと交換して手に入れた剣。
金貨5000枚の値打ちがある貴重な代物で、マグナスを悔しがらせる魂胆もあったのが、それよりも高ランクの剣を持っているマグナスにとってはどうでもいいことだったため失敗に終わった。

  • フレイムソード
前述のミスリルソードと炎晶石(えんしょうせき)三個を素材として作成できる武器。
ユージン曰く『金貨8000枚は下らないマジックアイテム』な武器で、本来なら強力な武器なのだが……

  • 歴戦のフレイムソード
フレイムソードの後にユージンが使用している剣でその名の通り前述のフレイムソードの上位互換である。

防具

猛者の冠黒銅の鎧聖水のシャツ
獄炎鶏のマントビリビリズボン深緑香ばしき靴

いずれも小説の方の書籍版で判明したユージンの装備している防具一式。
『冒険の途中で手に入れた強力な装備群』とのことらしいが、一貫性のないトンチンカンなコーディネートは、見た者の笑顔を誘う効果があるらしい……

経歴

マグナス離脱前

本編のプロローグにてユージン率いる勇者パーティー一行でボスモンスターの『デストレント』の討伐に挑むもユージンは『植物系の魔物には炎属性の攻撃が一番効くに決まってる』という思い込みで、マグナスに命令して炎属性の魔法攻撃をさせるも、全くダメージを与えられずに跳ね返されてしまう。

それにマグナスが「他の属性の攻撃魔法を試すべきだ」と進言し「理屈と結果が違うなら、疑うべきは理屈の方だ」と助言もするもユージンは「黙ってオレに従え!」と全く聞く耳を持たず、最終的にはミシャの物理攻撃が勝利の決まり手となり、デストレントの討伐には成功する。

その後、同日の夜に王都ラクスティアにある酒場にて、ユージンはデストレントのドロップアイテムであるステータス強化の果実をパーティーの面々に分配していき、自分やヒルデ、ミシャには各々の立ち回りに合った効果の果実が分けるが、マグナスに適した効果のある『魔力の果実』はユージンが『オレは勇者専用魔法が使えるから』という理由で自分の取り分とし、マグナスには一つも与えなかったのだ。

それに抗議するマグナスに対し、ユージンとヒルデは彼がデストレント戦で禄に活躍出来なかった事を引き合いに出し、マグナス本人だけでなく彼が所属する魔法使いそのものにまで穀潰しのレッテルを貼り付け、終いにユージンはマグナスに「お前もういらねぇわ パーティー抜けろよ」と戦力外通告及び追放を宣言する…。

それによりマグナスは勇者パーティーから脱退し、その後ユージンはマグナスの後釜として女武道家であるケットシー(ネコ人族)のニャーコをパーティーに加えた。

目的は達成するも、目論見は失敗した勇者

ユージンがマグナスを勇者パーティーから追放してから一か月と数日後……勇者パーティー一行はドミタスという貴族からの依頼でランクC(ランクC以上の装備品は普通の店には出回らずオークションやダンジョン探索等でようやく手に入る可能性があるレア度である)の武器『魔法の杖』を探すも手がかりなしであるため行き詰まっており、「ここならば!」と自分達が拠点としている王都ラクスティアでも規模の大きい『マルム商会』に立ち寄るもここでも魔法の杖の手がかりを得ることすらできなかった。収穫無しでマルム商会を出た所で自分達が追放したマグナスとバッタリ鉢合わせしてしまう。

それに舌打ちをして悪態をつくユージンとは正反対にマグナスは堂々と「久しぶりだな。どうした? 何か買い物か?」と大人な対応で声をかけるのだが、マグナスを嫌ってるユージンは「うるせーよテメーには関係ねーだろ」と邪険な態度で返事をする。

それにマグナスは「それもそうだな。それじゃ失礼、何か知らないが探し物が見つかると良いな」と自分達を横切ってマルム商会に入って行こうとするのだが、それにミシャが待ったをかけて、「魔法使いのマグナスであれば何か情報を知っているのではないか?」と助言し、ヒルデもそれに賛同してきたので、「ヒルデがそう言うんならわかったよ」と提案したミシャの主張を考慮していない無神経な不承不承なことを言ってからマグナスに事情(自分達が魔法の杖を探していること)を話す。

それを聞いたマグナスが「あぁ……魔法の杖ね…(手がかりなら)あるな」と答えたのでユージンはその吉報にテンションが上がって食いつくのだが「あれは魔法使いにしか装備できない武器だぞ?お前らが手に入れてどうするんだ?」と返されてしまう。

それにユージンはドミタスからの依頼で探していることを話すも「……ってお前には関係のないことだろ、さっさと在処を教えろよ」と交渉の『こ』の字も理解していない事が窺える態度を取り出したのでマグナスが呆れていると、同じくそう思っていたヒルデが二人の間に割って入り「お願いします、マグナスさん。どうしてもあの杖が必要なのです。どんな些細な情報でも良いので知っていたら教えていただけないでしょうか」と深々と頭を下げて頼み込んでくる。

その立場をわきまえた態度が功を奏したのかマグナスから「ちょうど1本持ってるからそんなに欲しいなら(有償で)譲ってもいい」という返事がもらえたのだが、またもやユージンは「マジかよ!初めて役に立ったじゃねぇかマグナス!」と余計なことを言いそうになったのでヒルデはそれを遮り「ぜひお売り下さい! (相場の)金貨1000枚……いえ、1200枚出します」と必死に頼み込むが、それにマグナスが「そんな大金本当に出せるのか?」と問うと、ヒルデは「勇者様の魔王討伐に必要なものですし、そのためなら私たちの教会は援助を惜しみません」と払えることは分ったので、ヒルデの言い値である金貨1200枚で交渉が成立する。

そして金貨と魔法の杖のトレードが済んだ直後、ユージンはようやく手に入れた魔法の杖を抱きかかえると下卑た笑みを浮かべて『依頼人のドミタスからこの杖と引き換えにミスリルソード(金貨5000枚の値打ちがある貴重なランクBの武器)をもらう取引をしている』という先程は言わなかった真相を明かして、ヒルデやニャーコと共にマグナスを嘲笑う。

この後には「マグナスは『売るんじゃなかった』と大いに後悔し、あわよくば『お願いだ! やっぱり返してくれ!』と自分の足に縋りついて懇願する」という展開を予想していたのだろうが、当のマグナスは後悔するどころか、心底どうでもよさそうに「そうか、良かったな」と、寧ろ哀れむような眼差しで答えたので、ユージンもヒルデもあんぐりとしてしまう……(コミカライズ版では、困惑の余りユージンが情けなく口をパクパクさせるという様子が加わった。)。

実はマグナスは自分達に追放されてから、魔法の杖やミスリルソードよりレア度も性能もずっと上の『大魔道の杖』を手に入れており、ミスリルソードの上位互換である武器『蒼雷の剣』も件のミスリルソードも既に入手しており(ミスリルソードに至っては6本も持っている)、更に言うとユージン達に渡した魔法の杖もその過程で手に入れた10本の内の1本(コミカライズ版では作画ミスで8本になっている)で、即ちマグナスからすれば『どうでもいい取引』に過ぎず、むしろダブって荷物になっていた低ランクの武器を相場よりも高値で買い取ってくれて好都合であった為、マグナスが損をする要素など何処にも無かったのだ。

こうしてマグナスは、そんな事情もつゆ知らずに呆然となるユージン一行に「じゃあな。魔王討伐の旅、俺の分まで頑張れよ」と声をかけて立ち去っていき、マルム商会に入っていくのだった……。

悪徳勇者…暴走する

そんな出来事があってから数日後……。

ユージンはミスリルソードの件でマグナスに面食らわすつもりが、逆に彼から面食らわせられた事などとうの昔に忘れ、それどころかマグナスがパーティーから抜けた事で、ユージンは『オレの言う事やる事に苦言を呈し、叱ったり諫めたりするうるさい奴がいなくなった』と清々しており、そんな彼の暴走はいよいよ顕著なものと化していく事となる。

ユージンは秘術鍛冶師のバゼルフに自分の剣の強化を依頼するも、上から目線で態度がなっていなかったのが主な理由となったためバッサリと断られるが、ニャーコがバゼルフに暴行を加えたのをきっかけにユージンは彼を暴力で脅して自分の剣『フレイムソード』を作らせ、剣が完成すると「お前はもう用済みだ」と言わんばかりに彼の仕事場を滅茶苦茶に荒らす。

なお、剣の強化の対価は一銭も払っておらず、それどころかバゼルフから仕事道具である愛用の金槌を奪う(※)という最早野盗も同然の乱暴狼藉を働き、見かねたミシャから非難されるも、逆ギレするばかりか、父親の汚名を濯ぐ為にも勇者パーティーを抜ける事ができないミシャの弱みをつく形で、ヒルデと共に彼女を嘲笑。

無理矢理黙らせると、意気揚々とバゼルフの工房を去って行った(因みにバゼルフは、後から来たマグナスに助けられ、より高性能な金槌を受け取る事で秘術鍛冶師として再起する事が出来た)。

余談だが、コミカライズ版では工房内における一連の暴挙は、バゼルフの回想一コマ分に省略される形でカットされてしまっている。

※…小説版ではこの際、ヒルデが「口止め料」という口実でユージンに金槌を奪う様に進言していたが、口止め料というのは本来、「自分の悪事の被害に遭った、若しくは自分の悪事を目撃した人々に対し、周囲にその事を他言しない事を条件に渡す物」である為、そうなるとこの場合、口止め料を払うべきなのはユージン達の方であり、ヒルデの主張は的外れそのものである。

悪徳勇者、功を求める

それから更に数日後、勇者パーティー一行は高名な学者のナルサイから研究用としてブナビア洞窟に咲いている珍しい花の採取の依頼を受けていたものの、依頼を受けたユージンがド忘れしていたのが理由で依頼を受けてから1ヶ月も過ぎているというヘマをしでかし(更に言うと受けていた依頼を思い出したのはユージンではなくヒルデで、件の花を見かけた彼女が「せっかくだから持ち帰って、報酬をいただきましょう」と進言しなければユージンは依頼の事が忘却の彼方になっているのは確実だった)、ようやく依頼の品を届けた時には、ユージンが忘れていた間に別口で依頼を引き受けた“親切な御仁”が、その日の内に依頼を達成したばかりか、既に花の研究も終わった事を告げられてしまう。

完全に自業自得としか言いようがないにも関わらず、ユージンは「忙しい勇者のオレ様がわざわざ摘んできてやったんだぞ! いいから感謝しろ!」等と恩着せがましくゴネまくり、しまいに依頼を横取りした『邪魔したヤツ』が誰なのか問い詰めると、ナルサイから「偉大なる魔法使い マグナス殿」という名を出され、ヒルデと共に驚愕する。

まさかのマグナスの名前が出てきた事が信じられず「マグナスだと!? どうしてあの戦力外の役立たずが!?」と動揺するユージンだったが、ナルサイからは「どこかの名ばかりの勇者?(いわずもがなユージンの事である)よりもマグナス殿の方が遥かに優秀」と言い放たれてしまう(web版や書籍版では、意趣返しに「役立たず」とも言っている)。

当然、納得がいかないユージンは冒頭部二段目にある(自らの身勝手極まる)持論である迷言を喚き立て、しまいにはバゼルフの時のように暴力で脅して(事実上の依頼失敗にもかかわらず)報酬を無理矢理ふんだくろうとする(コミカライズ版では単に『勇者である自分をコケにした』という理由から暴力に打って出ようとした)が、逆にナルサイから「『ラクスタ王家に七代に渡って仕えてきた学者の家系である私を脅してきた』と、国王陛下に報告させていただきますが、よろしいのですね?」と権力で脅し返されて脂汗を流して狼狽えてしまうが、幸いにもヒルデが割って入ってフォローしてくれたため、『今のは冗談』という事にしてもらえたが、自分が平身低頭で媚びへつらうハメになっただけでなく、全て見透かしていたナルサイからあてつけの様に高笑いされるという恥辱を受ける事となった。

結局、一文も報酬を貰える事なくナルサイの屋敷から帰路についた勇者パーティーであったが、ユージンは知らぬ内にマグナスに手柄を奪われ面目を潰された上にナルサイからも散々バカにされた事で彼らへの怒りと苛立ちが収まらず、ストレスが絶頂に達していた。

そこへ運悪く鬼ごっこをして遊んでいた子供の一人が自分にぶつかってしまい、堪忍袋が切れたユージンはなんと、

「おらガキてめぇ、ぶっ殺されてぇのか!?」

と怒り任せて子供を思い切り蹴り飛ばして大怪我を負わせてしまう(コミカライズ版ではセリフが「ガキ! ぶっ殺されてぇのか!?」と少し変化しており蹴飛ばされた子供は蹴飛ばされた勢いのまま地面を水切りの石のように数回跳ねると積んであった木箱の山に叩きつけられて頭から血を流す程の大怪我を負うとユージンの外道ぶりが増長している)。

そして幸いにも子供は命に別状はなく、気絶と大怪我を負うだけで済んだため、ミシャがすぐさま駆け寄りその子供をすぐさま介抱し、ヒルデが回復魔法で治癒したため大事には至らなかったが、ユージンは謝罪どころか、悪びれる様子も見せなかった。

すると、この一部始終を見ていた街の住人達から勇者パーティー一行は市民の白眼視と嫌悪を買い、仕舞いには群衆達の間から…

  • 武器屋の売り物の鎧を店主にクレームをつけてタダ同然で強奪する(詳しくは作中で語られていないが、おそらくバゼルフの時と似たようなやり取りを繰り広げたのであろう)。
  • レストラン無銭飲食を一ヶ月に渡って働く(それも、高額な料理が多いので女店主に抗議されたが、『オレが世界を救ってやるんだから、これくらいの小さなツケでガタガタ抜かすな』と逆ギレ同然で一蹴)。
  • 特に罪もない市民にブサイクなツラが気に入らねぇ」という理不尽な因縁をつけて傷害を与えた(仲間の方もユージンを諫めたり被害者の男性に謝罪もせず、ヒルデとニャーコに至ってはそれを見てゲラゲラと嘲笑っていた)。

という勇者どころか、強盗ないし野盗の如き所業を行っている事を陰口にして晒されてしまった上に、彼らからあてつけの如くマグナスの善行や好評判を吹聴されてしまう。

既にラクスティアの人々からの勇者パーティーの信頼や評判がどん底に落ちているだけでなく、自分が「戦力外」「役立たず」として追放した筈のマグナスが、


等々(攻略本に記されている「クリアすると経験値やアイテムが得られるサブクエストだから」という主な理由があったとはいえ)、あちこちで人助けをしており、自分とは真逆といってもいい程に民衆から圧倒的な支持と信頼を得ているという現実を認められず、激しい屈辱心と反骨心に苛まれたユージンは、持論である『勇者より優れた魔法使いなどいない』ことを証明して、自分はマグナスより格上であることを民衆に知らしめるため、魔王軍の幹部である八魔将の一人『魔拳将軍デルベンブロ』を討伐する事を決意する。

しかし、この時ユージン自身は言わずもがな、勇者パーティー全員がデルベンブロと戦うにはレベルが全く足りてない上、突発的な思いつきによるものだった為、ロクに対策を考える事さえもしておらず、この決意は無謀どころか自殺行為も等しい行動であった(後に話をナルサイから聞かされたマグナスも「……ユージン……愚かな」と呆れて閉口していた)。

こうして名声欲しさの虚栄心だけで分不相応な挑戦に乗り出したユージンはわざわざ「今から討ちに行くぞ」と恩着せがましくあちこちで喧伝してから、勇者パーティーを引き連れてデルベンブロの居城がある死の山に向けて王都を発つのだった。

勇者にあるまじき愚行

デルベンブロの居城である魔城に到着したユージン達勇者パーティーは、道中で出くわす魔物に苦戦しながらデルベンブロのいる最上階に向かう途中の魔城五階の迷宮にて、自分達が追放したマグナスと再会する。

更に本人の口から『マグナスが自分達と同じくデルベンブロの討伐(しかもソロで)の為に来た』という事を聞き(『魔法使いの一人旅』いう信じがたい話に動揺し、狼狽えるも)、マグナスが先に行こうとしたのでヒルデはそれを静止して『自分達が力量に合わぬ無理や無茶をしている』という自覚があるため、彼に勇者パーティーへの復帰をダシにしてまで共闘を要請する(当然ユージンは反対した)。

しかし、それもあっさりと断られた挙句、「お前たちでは戦力にならない」かつて自分達がマグナスにした戦力外通告を、今度は逆に自分達がマグナスにされるという意趣返しをされてしまう。

それにプライドを傷つけられたユージンは逆上して道中で見てきたトラップを利用して仕掛けを起動させてマグナスを奈落の底に続く落とし穴に落とすという卑劣な手段に出る。そして落ちて行くマグナスを見おろしながらユージンは

「思い知れマグナス! 勇者より優れた魔法使いなんざいねぇんだよ! ギャーハッハッハ!」

と嘲笑うのだった(尤もマグナスにしてみれば、落とされた先で探し求めていたデルベンブロ討伐に必須なマジックアイテム『デルベンブロの心臓』を見つける事ができた為、かえって好都合な結果となり、ユージンは図らずもマグナスのデルベンブロ討伐に大きく助力する形になってしまった)。

マグナスを卑劣な手段で排除した(と思い込んだ)ユージンは、仲間を連れてようやく最上階の玉座の間に到着し、討伐する相手であるデルベンブロと対面する。

だがレベル40のデルベンブロからすれば、ユージン達は取るに足らないレベルの無謀な挑戦者に過ぎず、対峙早々に『雑魚共』と嘲笑されてしまう

「ざ…雑魚だと!? このオレたちが!?」と激昂するユージンにデルベンブロは更に追い打ちをかけるように「〈レベル〉と〈ステータス〉を見れば、一目瞭然ではないかね? 余程運が良いのだろうな。〈勇者〉というのは」と堂々と皮肉る。

当然それに憤慨するユージンであったが、不意にデルベンブロから「勇者よ、私の部下となれ。さすればラクスタの半分を貴様にやろう」という誘いを告げられ(正統派な勇者なら断る場面だが)ユージンは直前までの怒りを忘れて「え、マジで!?」と嬉しそう且つ乗り気で食いつくという失態を読者に晒してしまう(コミカライズ版ではミシャは言わずもがな、ヒルデでさえもドン引きするような眼差しをユージンに向けていた)。

だが、デルベンブロはすぐに「魔王様の指示でそう言っているだけで、貴様など本気で欲しがるわけがないだろう。ここで今すぐ死ね」とバカにしているかの如く直ぐに掌を返してしまう。

どこまでも見くびられ、弄ばれていると自覚したユージンは激昂し、デルベンブロに一斉攻撃を仕掛ける。

しかし力の差は歴然であり、ダメージを与えるどころか対面した時からずっと玉座に腰掛けていたデルベンブロを玉座から立たせることすら出来なかった。デルベンブロの異常な防御力の高さの前にミシャとニャーコの攻撃はおろか、ヒルデからかけてもらった強化魔法と勇者専用スキル『武具覚醒』を発動したフレイムソードの一撃も効かず、それどころか『武具覚醒』によってかかる負荷に耐えられなかったのが要因でフレイムソードの刃が折れてしまう

しかも、そのフレイムソードは粗悪品だった(デルベンブロ曰く「優れた匠は自分が作った渾身の逸品である武具には銘を刻むもの」だが、バゼルフはせめてもの抵抗にと、ユージンには銘の刻まれていない手抜きのフレイムソードを造り、渡していた)という事実や、レベル30以降の敵は魔力を帯びていない攻撃はろくに効かなくなる事をデルベンブロから教授され、更にパーティー内に魔法使いがいない事を指摘され「なんともバランスの悪い哀れなパーティーだな」と徹底的にこき下ろされてしまう。

一方、自身のフレイムソードが粗悪品だった事が未だ信じられずに硬直したままのユージンだったがその隙を突かれてデルヘンブロからデコピン一発で大広間の壁際まで吹っ飛ばされてしまう。

ヒルデは瀕死のユージンを回復しようと駆け寄るのだが、あろうことかユージンはヒルデの手を取りこう言いだした。

駆け落ちしよう

まさかの一言に流石のヒルデも意味がわからず困惑する中、ユージンは彼女の手を無理やり引き、ミシャとニャーコを置き去りにして敵前逃亡するという勇者とは思えぬ愚行を犯したのだった。

これにはミシャも「ここまで……ここまで意気地のない男だったなんて……!」と怒りを通り越して、茫然自失になるしかなく、デルベンブロからも「あれが本当に〈勇者〉かね?〈臆病者〉の間違いではないのかね?これはケッサクだ!」と腹を抱えて大笑いされる始末だった(ちなみにその後、ニャーコは酷い目に遭い、ミシャも同じ目に遭うすんでのところでマグナスが現れ、彼がデルベンブロを討伐することで救われた)。

堕ちるとこまで堕ちた勇者の裏切り

「名声欲しさの虚栄心でデルベンブロに挑むも全く歯が立たず、手負いになると仲間を見捨てて敗走する」という惨敗を喫しただけでなく、結局は「デルベンブロ討伐」の手柄さえもマグナスに取って代わられてしまったユージンだったが、その後、経緯は不明だがデルベンブロと内通してラクスタ王国の侵略に手を貸すという裏切り行為を行っていたラクスタ王国近衛騎士隊長のテンゼンから、「王国乗っ取りを手伝えば、憎い相手であるマグナス抹殺に助力し、ラクスタの半分を渡す」と唆され、ユージンは上記の事から、勇者としての自分の面目に後が無い事を悟っていた事もあって、ヒルデ共々あっさりとその契約に乗り、テンゼンと手を組んでしまう。

マグナスがデルベンブロを討伐してから五日後。

ラクスタ王国の王城にて行われるデルベンブロ討伐を祝う晩餐会へヒルデ、テンゼンと共に乗り込んだユージンは、ラクスタ国王はじめ晩餐会に集っていた人々の前で「マグナスの正体はデルベンブロ」という無理矢理な妄言を突きつけてくるが、マグナスから逆にデルベンブロ戦で手も足も出ず、あまつさえ仲間を見捨てて敵前逃亡した事を暴露され、(ユージンは演技力の無さも有り)早くもボロを出しかけてしまう。

そこでテンゼンが代わりにマグナスの〈レベル〉や〈ステータス〉が人間の域でない事を理由にその正体が人間でないと追求し、その場に居合わせたミシャが見かねてマグナスを弁護するも、ユージンは「あいつはデルベンブロに誑かされた、愚かな淫売なのです。あんな女の言うことを真に受けていたら、国を危うくいたしますぞ!」と、とうとうミシャをも辱めにしてこき下ろしてしまう。

更にヒルデもそれに便乗して、「そうです、勇者様と彼女の言葉……どちらが信頼できるかなど考えるまでもありません それこそ(勇者様を疑うなど)神霊タイゴン様を疑うようなものです」と周囲を煽り、ミシャは晩餐会の参加者達に疑惑の眼差しを向けられてしまう。

一方、マグナスはテンゼンこそデルベンブロの依代及び後釜である事をとうに見抜いており、その正体を皆の前で明かしながら、論より証拠と言わんばかりにテンゼンめがけてデルベンブロの弱点属性を衝く攻撃魔法〈サンダーⅣ〉を放ち、その醜悪な魔物としての正体を公衆の面前で晒し、自らの潔白を証明すると共にユージン達の悪行を明白にするのだった。

こうして化けの皮が剥がされ、魔物『テンゼン=デルヘンブロ』となったテンゼンに対峙しようとするマグナスだったが、その前に何故かユージンが立ちはだかる。

その勇者としての真逆の行いに「言うだけ無駄だと思うが……それは何の真似だユージン」とマグナスが問うと、ユージンはニヤついた顔でテンゼンから借りた『歴戦のフレイムソード』(こちらはユージンのフレイムソードとは違って、バゼルフによって丹精込めて作られており、銘も刻まれている)を構えて「決まってんだろ」と返す。

明らかに矛盾した状況にマグナスから「……どう見ても、お前が刃を向けるべき魔物はあっち(言うまでもなくテンゼンの事)だと思うがな……勇者様?」と指摘されるが、ユージンは冒頭三段目の台詞と共に勇者でありながら、自らの(美女も金も権力も自分の思いのままにしたいという)私利私欲で世界の平和を脅かす魔王軍と結託して守るべき筈の国を売ろうとしたことを国王やミシャ達もいる前で自分から堂々と打ち明ける。

そんな最早勇者の面汚しとしか言いようのない愚行に、マグナスからは「…愚鈍だとは思っていたが……堕ちるところまで堕ちたな……」と心底呆れ果てられ、一方のユージンもその発言が「ンだとぉ!? マグナス!」と癇に障ったようで「テメエのその気取った態度が、昔っっっから気に食わなかったんだよぉ!!」と怒りを爆発させて襲い掛かり、遂に〈勇者〉と〈魔法使い〉は直接対決へと発展する。

ユージンは『魔法使いのマグナスが相手なら呪文を唱える隙さえ与えなければ勝てる』という浅知恵から接近戦に持ち込むのだが、ユージンはレベルが19なのに対しマグナスはレベルは36で、全種類のステータス強化の果実を効果が発揮される限界である50個ずつ食べていたこともあり、魔法系は勿論のこと素早さといった物理系のステータスにおいてもユージンより遥かに格上ということもあって、ユージンのテンゼンから借りた『歴戦のフレイムソード』を用いた斬撃は全て回避され、逆にマグナスの大魔道の杖を用いた杖術は全てユージンに命中する。

それでもユージンはヒルデの回復魔法強化魔法による助力もあってガムシャラな攻撃をしつこく続けるが、マグナスの相棒であるバトルゴーレム『グラディウス』に阻まれて狼狽えてしまう。

そしてマグナスは戦う相手をテンゼン=デルベンブロに変更して激戦を繰り広げるが、その隙を突いてヒルデが卑劣にもマグナスの恋人である少女アリアを人質に取ったことで形勢逆転し(当然それを見たミシャも助太刀に入ってアリアを助けようとするがテンゼンが用意した彼と同じく魔物化した部下達に囲まれ阻まれてしまう)、勝利を確信したユージンは武具覚醒を使用して『歴戦のフレイムソード』でマグナスにトドメを刺そうとするが、グラディウスがマグナスを庇うように立ちはだかったため、「邪魔だ クマああああああああ!!!!!!」と勢いそのままにグラディウスをバラバラに粉砕する……。

そしてそれに呆然となるマグナスに、ユージンは今度こそ「よけるなよマグナス! よけたらあの女が死ぬぞ~?」「ほーら死んじゃうぞ~~~~~~っっっ???」と改めてトドメを刺そうとするも、先程自分がグラディウスを破壊したことがマグナスの逆鱗に触れてしまい、カウンター渾身の一撃を顔面に叩きこまれてしまう。

それに「マグナス、テメエエエエエエエエエエエエ!?」と逆上したユージンは「ヒルデ、殺れえええええええええええ! このバカに後悔させたれええええええええっっっ」とヒルデに命令して人質にしたアリアを殺させようとするのだが、そんなユージンにマグナスは「生憎だが……バカなのも……後悔するのも……お前たちの方だ」と吐き捨てるように返すと、この時の決戦に備えて用意していた決戦兵器……即ちマグナスが倒し、その後『屍竜の王錫』でアンデッドとして使役していたデルベンブロこと『アンデッド・デルベンブロ』を呼び出す。

そしてアリアを人質にしていたヒルデは、アンデッド・デルベンブロの強烈な一撃で吹き飛ばされて失神(コミカライズ版ではマグナスの呼び出したアンデッド・デルベンブロにヒルデが気を取られている隙を突いてアリアが逃げ出し、それに気づいたヒルデがアリアの手を掴んでもう一度人質にしようとするも、それよりも早いマグナスの「アリアに汚い手で触るなヒルデ」の言葉と共にアンデッド・デルベンブロの重く鋭く素早い攻撃を叩きこまれて吹き飛ばされ、失神に加え失禁と少し異なっている)。

その光景を目の当たりにしたユージンは状況を理解できず「どうしてデルベンブロがここにいるんだよおおお!? なんでマグナスが使役してんだよおおおお!?」と恐怖に怯えて錯乱する中、マグナスから意趣返しの如く「俺の正体がデルベンブロだと言ったのはおまえだぞ? 当然、(デルベンブロと)戦うことも視野に入れた上で、そう糾弾したのだろう?」と皮肉を吐かれる(コミカライズ版ではマグナスの皮肉は少々異なるが、大体似た様な事を言っている)が、最早唯一の味方であるヒルデも戦闘不能となった今、ユージンにできる事は「うるせええええっ!! オレは聞いてねええええ! そんなん聞いてねえええええええ!!」と駄々をこねる子供の様に喚く事だけであった。

尚、コミカライズ版ではこの時、魔物化したテンゼンに向かって「テンゼン! なんでだっ! どうして(アンデッド・デルベンブロの事を)教えてくれなかった!?」と筋違いな詰問をするも、当然そんな事を予測していなかったテンゼンからは、呆れて無視された。

そして「己の愚かさを後悔し――清算しろ」というマグナスの命令でかつて自分を瀕死にしたデルベンブロが突進してくると、ユージンは恐慌して無様な姿を晒しながらマグナスに向かって「オレが悪かったあ、マグナス!止めてくれっ!オレたち一緒に旅した仲間じゃねえかよっ」と自分の方から一方的に断ち切った関係を引き合いにして命乞いを実行するが、マグナスからは「もう仲間ではないはずだが?」と冷淡に一蹴され、尚も「もう二度とテメエにはちょっかい出さねえ! 誓う! だから許してくれよおおなあああ!!」とゴネるも、マグナスにとっては自分が勇者パーティー在籍時代にユージンやヒルデから受けた仕打ちについては最早「どうでもいい」と割り切っており、そんな事よりも『自分にとって大切な人であるアリアの命を脅かした』(コミカライズ版では『バゼルフに造ってもらってからの付き合いは短いが相棒と呼べるほどに愛着が湧いたグラディウスが破壊された事』も理由に加わっていた)事が彼の逆鱗に触れていた為、恐ろしい形相で「絶対に許さん」と凄まれる事となる。

情に訴えかけた命乞いが通じる余地がないと悟ると、今度は「オレは勇者だぞ!? 世界を救う運命を背負った男だぞ!? 勇者を殺したら世界終了だぞ!? テメエ責任とれんのかよ!?」と半ば開き直ったかの様な上から目線の命乞いに転じるも、これもユージンに追放され、手に入れた攻略本の真価を知った時に『自分が勇者(ユージン)に替わって魔王を倒し世界を救うこと』を自分自身に誓っていたマグナスがそんな命乞いに心を揺さぶられるはずもなく、「お前程度が世界を救えるものか」と一蹴され、彼の指示を受けたアンデッド・デルベンブロに鋭利で重い腕による猛攻を30発以上も延々と叩き込まれてしまい、それはユージンが今までにしてきた悪事の報いと言わんばかりに、肉体が原型を留めない程に潰れたのだった。

ユージンの終焉

だが、ユージンはしぶとくも死んではいなかったのである。それは以下のスキルの効果によるものだったのだ。

天命未だ尽きず
勇者の職業を持つ者だけが所有している隠しスキルで、このスキルの持ち主は魔王が生きている限り、いかなる手段をもってしても死なない(HPが必ず1残る)という効果があり、もし仮に


死ぬ(HPが0になる)ことは決してないというまさしく反則級の効果を秘めている。

しかし、死なないのは確かだがこの手の不死身の能力には珍しく自己再生や自動回復等で傷やダメージを癒す能力や効果』は備えてはおらず瀕死戦闘不能にならないわけではない。

そのため他者から回復魔法等で治癒・治療してもらう必要があるが、そうすればどんなに体が目を背けたくなるような惨い状態でも肉体は完璧に復元・完治するためチートそのものなスキルである事には変わりない。

こうして、ユージンは勇者でありながら、罪もない大勢の民衆を苦しめ傷つけただけでなく、魔王軍に魂を売り、国家転覆を企んだテンゼンに私利私欲が理由で加担したという大罪を犯した(オマケに、国王や大臣を始めとする、晩餐会の出席者達に目撃されてしまっている以上、言い逃れも出来ない)事から、本来なら極限まで拷問を行い痛めつけてから公開処刑されるべきなのだが、このスキルが理由で死なないため、水牢永久幽閉されるはずだった。

しかしそれも、ヒルデの所属する教会の僧侶たち(旧弊であるためラクスタ王家にも影響力がある)が

「ユージン殿は、神霊タイゴンに選ばれた勇者である」

「もしその勇者を幽閉すれば、いったい誰が魔王を討つのか?」

「諸外国が許すと思うのか?」

「王は責任を取れるのか?」

と言った感じに(ユージンが犯した悪行を棚に上げて)唾を飛ばしながら大いにゴネたため、ラクスタの国王は大いに悩んだ末にユージンに『国外追放』という処罰を下し、ユージン(とヒルデ)はラクスタ王国から追放されたのである(尚、ユージンがバゼルフから取り上げた金槌はどうなったのかは不明)。

コミカライズ版では、追放される様子が少しだけ追加で書き加えられており、ラクスティアの裏町を逃げる様に歩きながら、あれだけ散々やらかしたにも関わらず「なんで勇者のこのオレが国外追放なんだよ!おかしいだろ!」と苛立ちながら愚痴を溢し、ヒルデから「こんな無礼な国(自分達の今までの悪行三昧を、完全に棚に上げての発言である事は言うまでもない)さっさと出てしまいましょう」「私はいつでも勇者様の味方ですわ」と慰められて、2人で悦に浸っていたところ、以前、ユージンが八つ当たりで暴行した子供の父親に「この前はよくも息子を蹴飛ばしてくれたな!」と掴みかかられたのを皮切りに、それまで自分達が危害を加えたり、迷惑をかけまくった民衆達から

「魔物に魂を売った極悪人め!」

「今までは勇者だからって我慢してきたが、もう言いなりにはならないからな!」

「この国にアンタの居場所なんかないよ!」

「さっさと出ていけ!」

と迫害され、憤慨して『歴戦のフレイムソード』(没収されなかった理由は作中で明かされてはいないが、恐らく先述の教会の僧侶及び信者達がその事に関してもゴネた為だと思われる)を抜きかけるも、ヒルデから「ここで騒ぎを起したら今度こそマグナスさんに…(殺されてしまいます)!」と制止され、自身もマグナス(の行使したアンデッド・デルベンブロ)から受けた徹底攻撃を思い出して顔面蒼白となり、悔しそうにラクスタ王国を出て行くのだった(なお、ユージンはそれでも懲りもせずに「別の国ではオレ様を崇め讃えるに決まっている」と根拠のない自信を豪語していた)。

ちなみに、ミシャは先の『デルベンブロとの戦いでユージンが自分を見捨てて逃げた』件と『身勝手な私利私欲の為に魔王軍と手を結んだ』件でユージンに対して完全に愛想を尽かし、同時に自らも魔王と戦うには力不足であると痛感した事で帰郷。

ニャーコもまた『デルベンブロ戦で見捨てられただけでなく、そのせいで敵に犯されかけた』事もあってか「ユーシャさまに愛想が尽きた」と死の山から生還後、ユージン達との縁切りを決めるも、自身もそれまでユージンに便乗して散々乱暴狼藉を働いていた事が仇となって投獄され、勇者パーティーは事実上の解散状態となり、そのまま物語からフェードアウトした。

ちなみに、ラクスタ国王はユージンの悪事を余さず国内に公布するだけでなく、諸外国にも使者を送り伝えたらしく、ユージンとヒルデの悪行三昧は風聞となって世界各地(ラクスタ王国やハリコンは勿論、アラバーナ帝国、カジウ諸島連盟、ルクスン公国、ヴィヴェラハラ、リーンハルター帝国、等々)へ伝えられ、マグナスの予想や考えでは『世界中のどこへ行こうと(二人は)石を投げつけられ、一生迫害され続ける』『死んだ方がマシな目に遭うが、ユージンはなまじ死ねない分悲惨なことになる』『いずれタイゴンに選ばれたことが、実は祝福ではなく呪いで有る事に気付く』『自分がしでかした罪と愚かさのツケを清算するだけ』とのことらしい。

人物関係

勇者パーティー

同じパーティの女僧侶。自分が『彼女が信仰している神霊タイゴンに選ばれた勇者』と言うこともあって彼女からは慕われており、それどころか自分の言うことやること決めたことは全て肯定してくれるのでとても信頼している。
そのため彼女の進言や助言にはマグナスやミシャと違って素直に聞き入れている。

同じパーティーの女戦士。 
マグナスとは違って攻撃面で役に立っているため冷遇こそしないものの、彼女の言うことには基本的に耳を貸さず、彼女から自分の悪行を咎められた際には聞き入れもせず、それどころか(彼女が勇者パーティーに所属しているのは『勇者パーティーの一員として活躍して、冤罪で家名に泥を塗った父の汚名を晴らすため』という事情があるため)「マグナスみてぇにパーティーを追放されてぇのか!」と逆ギレして脅して黙らせている。
デルベンブロ戦で彼女をニャーコ共々見捨てた後は、マグナス同様に見放したかの様な態度をとっている。

  • ニャーコ
自分が追放したマグナスの後釜として仲間にしたケットシーの女格闘家。
『悪徳で性根が腐っている』と言うこともあって彼女とは気が合うようで、彼女の乱暴狼藉は一切咎めないどころか、一緒に乱暴狼藉等の悪行を働く有様である。

しかし、デルベンブロ戦では彼女(とミシャ)を躊躇なく見捨てて逃げ出した為、あくまで気が合うからヒルデ並に優遇しているだけであって、所詮彼女への信頼や仲間意識などその程度の物であるという事が窺える。

コミカライズ版では国外追放となったユージンが彼女を探していた事から、デルベンブロ戦で見捨てた後は実質勇者パーティーから除外扱いしていたミシャと違って、まだ多少仲間意識が残っていた事を窺わせる言動をみせていたものの、ニャーコが後に勇者パーティーを脱退宣言した際、乱暴狼藉その他諸々の罪を被害者達から改めて訴えられて投獄された事をヒルデから聞かされるとすぐに「使えねえ!」と悪態をついていた。

憎悪の対象

かつて自分のパーティーに所属していた魔法使い。
自分より二つも年上で、自分の言うことやること決めたことに苦言を呈していたためとても煩わしく思っており、本編のプロローグにてデストレントとの戦いで特に活躍してなかったことを理由の一つ(実際はユージンの指示や攻略法が間違っていたのが理由)に彼や魔法使いそのものをヒルデと共に散々侮辱して嘲笑った挙句、追放した。

だがナルサイの屋敷での一件や、その後の街で起こした騒動から『(全てユージンの自業自得だが)自分は民衆からの評判がとても悪いのに対し、マグナスは民衆からの評判がとても良い(それも「これじゃあどっちが勇者様かわからんな」と民衆に言われる程)』事を知らされた事で、ユージンは彼に逆恨みな憎悪を募らせることになる。

  • ナルサイ
自分たち勇者パーティーに依頼をした依頼人である学者。
依頼を忘れて1ヶ月も放ったらかしにしていたユージンと違い、依頼を受けたその日の内に依頼を達成したマグナスを高く評価しており、尚もマグナスを「役立たず」と罵ろうとするユージンに対して、上記の通り正面からとマグナスを称賛し、彼と比較する形でユージンをこき下ろし、乱暴者のくせに権威には弱い彼の器の小ささを露骨に嘲笑うなど頭から馬鹿にしている。

その結果、ユージンはマグナスと同様彼に対しても憎悪を募らせる事になる。

協力者

  • テンゼン/テンゼン=デルベンブロ

ラクスタ王国の近衛騎士隊長。
かつてはラクスタ王国への忠義厚く、理想に燃えていた正しい心を持つ騎士だったのだが、今では権力等に対する欲に目がくらんでおりデルベンブロのラクスタ王国侵略に手を貸す程に悪に堕ちてしまった。 

本編開始前(マグナスが追放される前の頃)に開かれたラクスタ王国の国王の誕生パーティーに招かれた時に初めて会って意気投合する。そしてその時に彼から「バゼルフに自分の剣をフレイムソードに強化してもらった」という話を聞き、それがバゼルフに依頼するきっかけとなった。

前述の通りデルベンブロがマグナスに討伐された後はデルベンブロの後を継ぐようにユージンを唆してデルベンブロ討伐を祝う晩餐会の時に国家転覆のため行動に移し、マグナスと対峙した時に魔物に変貌した肉体を自分の本性と共に晒した。

その後はユージンと共にマグナスと交戦するが、最終的に彼の攻撃魔法によって跡形もなく消滅してしまった。

因みにモデルになったのかどうかは不明だが、漫画版では風貌と名前がとある忍者漫画の登場人物に何処と無く似ている。

関連タグ

「攻略本」を駆使する最強の魔法使い 勇者 
チンピラ 人間のクズ マヌケ 馬鹿の一つ覚え 卑劣漢(悪漢) 小悪党 ヘタレ 短気 自己中心的 傲慢 雑魚 もう遅い:以上が、作中におけるユージンの評価の数々。

弱い犬ほどよく吠える:彼に最も当て嵌まっている言葉。

関連する他作品のキャラクター

ユージンの同類な悪徳勇者達

アリオス・オーランド小説家になろうにおける書籍化された他作品に登場するキャラクターであり、ユージンとは下記のとおり共通点も多いが、相違点も良くも悪くも少なくない。

  • 共通点
    • 魔王を倒し、世界を救う運命と使命を背負った金髪の勇者
    • だがそれに相応しくない悪の心の持ち主であり、身勝手すぎる理由で同じパーティーの主人公追放する
    • 自らの勇者という立場を鼻にかけ、自分以外の人間に対しては総じて上から目線で接し、唯我独尊に振る舞う
    • とにかく気性が荒く、少しでも自分の思い通りにいかない展開になると、激情を顕にして怒り狂ったり、周囲に八つ当たりする
    • 後に主人公から一本取られた事で一方的な逆恨みを募らせ、以降は不倶戴天の敵の如く敵意を剥き出しにする(ただし、ユージンは【数々の手柄・住民の評判をマグナスに取られて、面目を潰される】なのに対し、アリオスは【主人公一行との決闘に敗れ、プロローグでの主人公に対する仕打ちの件を土下座で謝罪する羽目になる】と内容はかなり異なるが)
    • そんな憎い相手である主人公への負の感情を利用しようと接近してきた裏切り者の近衛騎士や、本来倒すべき敵勢力と手を組む
    • 最終的に主人公への逆恨みな復讐の為に、多くの罪もない人達を危険に晒した悪行により、国民達だけでなく国王からも愛想を尽かされる
  • 相違点
    • 不良チンピラを彷彿とさせる悪人顔のユージンと違ってアリオスは美形
    • 火属性の攻撃手段(物理攻撃)を用いるユージンに対し、アリオスは雷属性の攻撃手段(攻撃魔法)を行使する。
    • 元々神霊タイゴンに運良く選ばれただけ(マグナス談)のただの一般人なのでロクな修行もしていない故に戦闘能力が低いユージンとは違い、物心ついた時から勇者としての英才教育を受けてきたのもあって、戦闘能力は相応にある。
    • 何事も思いつきや他者(主にヒルデ)の提言に従う事だけで行動し、後先の事を全く考えようとしないユージンと違って、憎悪の対象である主人公に危害を加える時のみ悪巧みに関してはそれなりに知恵や機転を効かせたり、三手先を読んで考える事ができる
    • 曲がりなりにも一人は自分に心酔する仲間や、比較的常識的な仲間もいるユージンと違って、アリオスのは全員がそれぞれ利己的な本質の持ち主達で、アリオスを心から信頼、尊敬したり、本気で諌めてくれる人物は一人もいない
    • 主人公に冤罪を着せる為という理由だけで特に罪も恨みもない一般人を殺す
    • 国王に愛想を尽かされた際に庇い立てしてくれる(人間側の)組織もなく、最終的に勇者の資格を剥奪されてしまう
    • ユージンは第1章で国外追放され、そのまま物語からフェードアウトしたのに対し(あくまでラクスタから追放されただけで生きてはいる為、いずれ再登場する可能性は充分にあるが)、アリオスはパーティ共々処刑寸前のところをスパイの手引きで脱出し、今現在においても物語の中心人物(主人公達の敵)として暗躍を続けている。
    • 上記理由もあってユージンは最後の一線(仲間殺し)こそ越えなかったが、アリオスは(先に相手が裏切ったとはいえ)、スパイの暗躍もあり、その一線を越えてしまい完全な復讐鬼に落ちる

セイン小説家になろうにおける書籍化された他作品に登場するキャラクター。アリオス同様にユージンとは良くも悪くも複数の共通点、相違点を持つ。
  • 共通点
  • 相違点
    • アリオス同様に悪人面なユージンとは正反対の美形である
    • レベル19と勇者パーティーでも最弱のユージンとは正反対に、プロローグの時点でレベル60と勇者パーティー(厳密には冒険者パーティー)の中では最もレベルが高い
    • 寝取りを好む間男であり、自分の持つ『女性を洗脳する禁忌のスキル』を悪用して主人公に好意を寄せる幼馴染達や仲間どころか罪もない数多くの男女カップル夫婦に対しても女を寝取って破局させるという最低な悪事に手を染めている
    • 物事が上手くいかず苛立っていると、自分を宥めようとした仲間である女性にすらも暴力を振るう
    • ユージンと違って失脚した上に世界を裏切って魔王軍と結託した大罪で処刑され一度死亡するも、その後に復活。復活後は何一つ精神的に成長しなかったユージンとは違い、勇者としての無駄なプライドと欲を捨てた事で、アリオスと似たような狡猾で打算的な性格に変化し、自身のワイバーン型の眷獣を使い、異大陸まで人知れず逃走に成功した後、自分を襲おうとした二人組の敵の内一人から奪った名前を偽名として用いた上で正体を隠し、かつての自身の様にプライドの高いエルフ勇者の仲間になるも、後に裏切って上記でトールにした事と同じく仲間や助けてくれた女性を寝取った挙句、眷獣や能力までも奪い、アリオス同様に現在も主人公達の敵として暗躍を続けている。

他作品における類似・関連キャラクター


  • デラックスファイター:アニメ『秘密結社鷹の爪』に登場するキャラクター。ユージンとは『偉大な称号を持っているにも関わらず、やっている事はそこらのチンピラ小悪党同然の極めて自己中心的で卑小な男』という共通点がある。劇中で彼は『インチキヒーロー』と呼ばれており、それによく似たユージンはさしずめ『インチキ勇者』といったところであろう。

  • 鷹岡明:漫画作品『暗殺教室』に登場するキャラクター。ユージンは勿論の事、前述のアリオスやセインと同じく人々を守る立場の人間であるが、それに相応しくない邪悪の心の持ち主で、「相手が自分の言うとおりにならないなら暴力で脅せばいい」という最低な思考回路と自分より立場が上の人間には例え憎悪を抱いても歯向かわない腰抜け」という要素を兼ね備えており、尚且「自分の面目を丸潰しにした主人公を逆恨みし、大勢の人々の命を巻き込んだ復讐劇を画策した」「主人公に敗北した後は、本来なら死刑に処されても可笑しくない程の事をしでかしたにも関わらず、事情が事情な事もあって、直ぐに釈放された」という点も類似している。しかしその一方で、「ユージンはマグナスとの圧倒的な実力差から、彼にかすり傷一つ負わせる事も出来なかった」「最後は彼の使役するアンデッド・デルベンブロに完膚なきまでに叩きのめされ敗北した」のに対し、「鷹岡は日頃の訓練もあって、かなりの実力を持っている為、主人公との戦闘では、終始彼を圧倒していた」「最後は一瞬の隙を突かれ、たったの一撃で瞬殺された」という差異点も存在する。

  • ヒュンケルクロコダイン:どちらも漫画作品『ダイの大冒険』に登場するキャラクターで、二人ともデルベンブロのように魔王軍幹部であったが、『勇者一行との戦いに敗れてからは彼らの仲間に加わった』という経歴を持ち、ユージンとは『不死身に等しい打たれ強さを持っている(ただし、これは二人ともユージンのようなスキルや特殊能力によるものではない)』という共通点と、悪漢及び卑劣漢そのものなユージンとは正反対な騎士道精神(武人肌)の持ち主である』という相違点がある。

  • 一条総司令︰特撮作品『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する、地球防衛組織の総司令官という、本来なら主人公達の味方であるにも関わらず、ユージンとは「自分の立場を鼻にかけ、周りの人々に対し横柄に振る舞う」「地位や名声にしか興味が無い」「戦闘に於いては、何が何でも自分の意見を押し通し、周囲の提案や助言に聞く耳を持たない」「自分の命が危険に晒されると、直ぐにパニックを起こしたり、己の身の安全を最優先にしたりする」等、数多くの(勿論悪い意味での)共通点を持っている。

  • 檜山大介︰ライトノベル作品『ありふれた職業で世界最強』に登場するキャラクター。ユージン同様に「チンピラ然とした風貌、言動」主人公を『無能』と見下して虐げた」挙げ句に、「所属していたコミュニティから追放(彼の場合は端から殺害するつもりでいた為、余計に始末が悪い)するきっかけを作った卑劣漢、等の複数の共通点を持っている。「後に魔族側と手を組んで寝返る」「高い戦闘能力を身に着けた主人公との直接対決で、手も足も出ずに圧倒される」ところまでは共通するも、その最後は「敢えて半死半生の状態のまま魔物の群れに放り込まれ、生きながら魔物達に餌として貪り喰われるというユージン以上に残酷な末路を迎えている。


鬼滅の刃における類似・関連キャラクター

  • サイコロステーキ先輩悪しき魔物から人々を守る立場でありながら、異常なまでに人間性が低俗で金や権力に対し欲深い人物繋がり。戦闘に於いては(ただしユージンは西洋剣なのに対し、先輩は日本刀と少し異なる)を用いるが剣の構え方や動作が間違っている事から実力もお察しなレベルという点や、己の手柄の為に勝てる筈もない強敵相手に自信満々に挑んだ結果、歯牙にもかけられる事なく敗北した点も共通している(ただし、「ユージンはデルベンブロとの戦いではヒルデを連れて敵前逃亡した」のに対し、「サイコロステーキ先輩はその通称通り、上半身をサイコロステーキの如くバラバラに切断され即死した」と異なる)。


  • ???︰ネタバレになる為名前は伏せておくが、ユージンと同じく不倶戴天の怨敵に魂を売り、主人公サイドの組織裏切った男からの誘いに、我が身可愛さから乗ってしまい、身も心も悪に墜ちた青年。その後の戦闘で因縁の相手と一騎討ちを繰り広げ敗北し、また戦闘の直前にその相手から挑発され、激昂して斬りかかるも、怒りに身を任せた単調な斬撃であった為、あっさりと見切られカウンターの一撃を喰らった点や、人間だった頃に居候していた寺の金を盗んだり、自分より階級が下の者達や上記の因縁の相手である弟弟子に対し不遜に振る舞ったり等といった行いからも分かる通り、ユージンや上記のサイコロステーキ先輩と同じく、異常なまでに低俗で金や権力に対し欲深い人物であった事も共通している。

  • 猗窩座︰こちらはユージンや上記2名とは違い、物語開始時点から敵サイドの人物だが、ユージンとは「自身の攻撃手段の性能を引き出す特殊能力を有している」「フレイムソード入手後のユージンは、炎属性の技を主軸に扱う様に、猗窩座の技の名前も、花火が由来となっている(余談だが、猗窩座と因縁のある剣士2名も、ユージンと同じく炎属性の技を使える)」「当初は主人公の事を見下していたが、とある一件を切っ掛けに、一転して彼に対し憎悪を抱く様になる」「自分に屈辱を与えた相手には、例え自分より地位や権威が上の人物に対しても殺意を剥き出しにする」「好戦的な性格をしている割には、戦況を不利と見るや否や、プライドをかなぐり捨て、瞬時に逃げの一手を打つ」等と言った共通点がある。また、人間時代に盗みや暴行、果てには殺人等と言った犯罪行為に手を染めていた点も、ユージンだけでなく上記のアリオスやセインとも共通している。しかし、実際に明かされたその過去の境遇は、ユージン達とは極めて正反対な物であった。

外部リンク

別サイトでのユージンの紹介記事

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