概要
元々は音楽において音量が徐々に小さくなって聞こえなくなる手法のことだが、漫画やアニメにおいてはキャラクターが死亡とは別に顛末が明かされないまま忽然と消え去ってしまうことを指す。物語において重要な役目を担っていたキャラが何らかの理由で本筋から離脱してしまう場合にも用いられることがある。
不人気キャラや、設定ミスによるもの、主役を食ってしまうほどキャラ立ちし過ぎてしまったものなど、演出上登場していると問題が生じるキャラクターがこのような目に遭うこともある。
その際の理由付けとして、この場にいると不利益を被ると思ったキャラクター自体が、周囲の隙を突いてこのような行動を取るといった理由付けがされることがある。
ゲームの場合、開発が納期に間に合わなかったり、容量不足により後半の登場イベントがごっそり削られて、このようになることも良くあることである。
映画やドラマでは制作者の不都合や役者の負傷や病気や死亡、その他不祥事などで起こることが知られる。
ギャグ漫画などでは、このようになったキャラクターが思い出したように再登場してメタ発言を繰り出すというネタもある。
ラブコメや少女漫画のヒロインの「初恋の人」「憧れの先輩や近所のお兄さん」ポジションのキャラは後に登場する「ヒロインの運命の人」が登場すると基本的にフェードアウトしていく。
関連タグ
関連キャラ
負けヒロイン・負けヒーロー:主人公への片想いが実らず失恋したこれらが『転校、退学、引っ越し、転勤、実家や故郷への帰省等の形で物語からフェードアウトする』というパターンもある