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声優の事情により複雑になったキャラクター

せいゆうのじじょうによりふくざつになったきゃらくたー

【一覧あり】これまで演じられてきたキャラクターだったが、中の人が死去・引退などの原因でそのキャラクターに声が当てられなくなった事。
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概要編集

本記事では、これまで問題なく演じられていたが、声優側のやむを得ない事情で声が新規に当てられなくなった、もしくは登場機会自体が封印されたキャラクターについて紹介する。


「事情」とは、主に(復帰の目処が立たない)長期休養、不祥事等の事情や声優業からの引退・廃業、逝去等に伴う降板を指し、降板後も何らかの理由で代役や後任が立てられない状態になっているキャラクターについて述べるものとする。

なお、声優側が現役であるもののスケジュールの都合や、いわゆる裏被りによって出演が難しいという場合もあるが、これらは一時的な事情のことが大半であり、時間をおいて復帰することもしばしばある。


降板そのものは声優側の事情であっても、その後キャラクターの声やキャラクター自体が封印されるというのはキャラクターの権利を持ち、キャスティングを手掛ける制作スタッフ側の事情といえる。

例えば、「この役はこの声優以外に適役がない」というスタッフの強い要望で「声を発しない」という設定にされたキャラクターや、声優交代によって設定が変更されたキャラクターも存在しており、また主要キャラクターでない場合は「無理に出す必要がない」と判断されてキャラクター自体が封印されることも多い。


本記事では以下のキャラクターおよび声優について紹介する。

  • 声が当てられなくなったキャラクター
  • 将来の出番を失ったキャラクター(登場機会がなくなったキャラクター)
  • 作品のメディア展開そのものに影響を及ぼしたキャラクター

※声優降板・交代に至った理由がはっきりしていないケースについても一部紹介する。

また、死去・廃業等で担当声優が復帰しないことが決まっており、持ち役は基本的に封印もしくは声優交代で対応されたが、一部のみ過去の音声を利用したライブラリ出演で対応されているケースについても紹介する。


今後の対応が明確に決まっていないキャラクター、声優交代により封印が解除されたキャラクターについても紹介するが、封印期間がほぼないまま声優が交代した、そもそもコンテンツの動向が不明なケース(例えば、既にシリーズが完結しており、別作品へのゲスト出演はなく、新作が作られる予定も不明瞭な場合)については除外する。

特に、降板自体が決まっていない、あるいは降板は明らかだが後任が決まっていないケースや、(リークを含む)出演前の情報による速報的な記述は禁止とする。


声が当てられなくなったキャラクター編集

さぁて諸君!こんなミュージックは如何かな!?
  • 作品:トランスフォーマーシリーズ(通称「G1」シリーズ期作品)
  • CV:スキャットマン・グローザーズ
  • 原因:逝去
  • 原語版での担当声優の病気降板及び死去が影響し、第3クール(日本でいうトランスフォーマー2010)では台詞付きの登場は無くなった。ただし、これは原語版のみ該当し、日本独自の展開作品ザ☆ヘッドマスターズなどでは引き続き声付きで登場している(なお、日本版に関しては元々作品によって担当声優が安定していない)。
血祭りクリフ
おジャ魔女どれみの絵
  • 作品:おジャ魔女どれみシリーズ
  • CV:小西寛子
  • 原因:不明
  • 第1期から登場しているが、第2期からは声付きでの登場が無くなっている。
  • なお、担当声優の小西は2000年頃より多くの持ち役から降板しており、事実上声優業を引退したかのような状態となっている。
    • しかし降板した役については後任が立てられているものも多く、実際には降板以外の事情で沈黙化した可能性もあるが、便宜上本記事に記載する。
はじめて描いた〇〇〜‼︎ (169)
ハルカ
チョッピ
IDOLY PRIDE アイドリープライド
  • 作品:IDOLY_PRIDE
  • CV:神田沙也加
  • 原因:逝去
  • 神田の没後は制作側の「彼女自身が作り出した、彼女以外に演じられないキャラクター」という理由で新規ボイスでの登場が無くなった。
  • なお「不慮の交通事故により死亡した幽霊」という設定は、神田の生前からのものであることに注意。
オンゲキ 藤沢柚子
吹寄さん
  • 作品:とあるシリーズ
  • CV:藤村歩
  • 原因:休養
  • 藤村が2019年4月1日より無期限の休養に入っており映像作品においては2018年冬期放送の「とある魔術の禁書目録」アニメ第3期を最後に登場していない。その後の作品では、本来なら出番があったはずの「とある科学の超電磁砲」アニメ第3期では該当シーンでの出番が別のキャラに置き換えられたり、原作での出演シーン自体がカットされたりしている。スマホアプリゲーム「幻想収束」においてもサービス開始当初からアシストキャラ枠で登場しているが、新規ボイスでの登場はしていない。

将来の出番を失ったキャラクター編集

※当記事の旧名称である声優の事情により出禁になったキャラクターに該当するキャラクターの一覧です

  • この節にキャラクターが一定以上追加された場合、旧記事への分割をお願いします。
ロマノフ先生
日本刀組
  • 作品:名探偵コナン
  • CV:加藤精三
  • 原因:逝去
  • 加藤の死去以降は「昇進に伴う人事異動」という形で事実上原作・アニメ版共にストーリーからフェードアウトした状態となっている。
  • 一応、2022年の『劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁』に再登場しているが、声は当てられなかった。
  • 上記の劇場版と連動した『本庁の刑事恋物語~結婚前夜~』では殆どのキャラの台詞が新規収録となっているが、松本だけは加藤の生前の声を使用したライブラリ出演となった。
テンプレート:居酒屋「デスペラード」
  • 作品:クレヨンしんちゃん(アニメ版)
  • CV:永井一郎
  • 原因:逝去
  • アニメでは2013年2月15日放送の「タレが命だゾ」を最後に登場しておらず、永井が亡くなったあとの2023年12月23日に放送された「年末アツアツSP」の新規エピソードでも登場しなかった。
  • 原作では永井の逝去後も引き続きヨダが登場するエピソードが制作されているが、それらも2024年現在アニメ化されていない。
  • また、永井が他作品で演じたフィルは、『KH3』においてはセリフ無しでの出演だった。
攻殻警視庁
  • 作品:名探偵コナン
  • CV:中嶋聡彦
  • 原因:不明
  • 2012年5月5日放送の第654話「毒と幻のデザイン(Poison)」、劇場版では『水平線上の陰謀(ストラテジー)』を最後に登場しなくなった。
  • その後は2016年に放送された804話及び805話の「コナンと海老蔵歌舞伎十八番ミステリー」で、事件現場に駆けつけていた事が白鳥警部の発言で明かされるのみに留まり、2017年に担当声優である中嶋が亡くなったため、それ以降の登場自体も不明瞭なものとなっている。
  • なお、中嶋の他の持ち役については後任を立てられて出番が継続しているキャラクターも多く、生前に封印されたことを考えると実際には声優側の事情でない可能性が高いが、便宜上本記事で紹介する。
岡 霊子さん
わたしをなぐって
高木順一朗
  • 作品:アイドルマスター
  • CV:徳丸完
  • 原因:逝去
  • アイドルマスター2』でいとこの高木順二朗に社長職を譲り、以後の作品では全て順二朗が765プロの社長として登場する。交代の経緯は発表されていないが、徳丸氏は『アイドルマスター2』発売の1か月後に病死しており、体調面での問題があったと見られる。
  • ライバルである961プロとの因縁など重要なキャラ設定を順二朗に丸々引き継ぐという形での交代だったので、長い間再登場は絶望視され、一部のファンの間では『中の人と共に死んでしまったのでは……?』と言う都市伝説まで流れるほど。
  • 一応声なしでの再登場も実現しているが、『2』発売から10年以上経過していることもあり、そもそも順一朗の存在を知らないプレイヤーも多いと思われ、実質存在を消された扱いとなっている。
陽花ちゃんハピバ
  • 作品:Re:ステージ!
  • CV:花守ゆみり嶺内ともみ
  • 原因:後者の廃業
  • 花守が膝の怪我の悪化を理由に降板・嶺内に交代したが、2022年11月に嶺内が声優業の廃業を発表後「母と共に海外に渡った」扱いにされ、一切登場しなくなってしまった。
  • かつての相方である伊津村紫は、後に別のコンビで活動することになった。
  • これが切っ掛けで、今後も他の声優の一件によって担当キャラクターの扱いがどうなるのかが、一部より不安視されている。

作品のメディア展開そのものに影響を及ぼしたキャラクター編集

いろいろあーる
さようなら、ありがとう
  • 作品:MEZZO-メゾ-
  • CV:広川太一郎
  • 原因:逝去
  • 続編の構想があり、伏線も張られていたが原作者で監督などをつとめた梅津泰臣は広川が没したことにより続編可能性は限りなく無理なことを明かしている。

問題後にライブラリ出演が続いているキャラクター編集

※長らくライブラリ出演の状態が続いているキャラクターの一覧。主に、その声優が担当した他のキャラクターは代役・封印等で対応されたが、作品を限定する形でライブラリ出演しているケース。

※なお、『スーパーロボット大戦』シリーズについてはライブラリ出演・代役の新規起用が非常に多いため、詳しくはこちらのリンクを参照。

りょう
破嵐万丈
これが私のメラゾーマだ…

今後の対応が決まっていないキャラクター編集

レノ
  • 作品:FINAL FANTASY Ⅶ
  • CV:藤原啓治
  • 原因:逝去
  • リメイク三部作のうち1作目である『REMAKE』の発売から程なくして担当声優の藤原が亡くなったが、2作目の『REBIRTH』ではディレクター・野村哲也の強い意向に加えて、物語的には彼の出番が少ないタイミングであったためか、代役は立てずライブラリ出演という形で続投となった。その為かリバースではFF7原作と一部内容が異なる。
  • 3作目では出番が多いため、おそらく後任が立てられることになるが、現状発表はない。
mjp!!
  • 作品:銀河機攻隊マジェスティックプリンス
  • CV:池田純矢
  • 原因:不祥事
  • 2024年に担当声優の池田が特殊詐欺に加担したとして逮捕された為、今後スーパーロボット大戦に『マジェスティックプリンス』が参戦する場合どのような形になるかは不明瞭となっている。


かつてはそういう扱いだったキャラクター編集

※原作などでは継続して登場しているキャラや、数年経っても登場しなかったキャラなど。設定を改められる形での登場が多い。

ZATO-ONE/GG
  • 作品:ギルティギアシリーズ
  • 前任:塩沢兼人
  • 原因:逝去
  • 後任:子安武人
  • 本来『X』では後述するエディの支配から逃れ、ザトーとして今後戦うようになるという結末を予定していたが、塩沢の死去に伴い同作のエンディングにて命を落とすことになり、『XX』では「エディ」としての登場となり、声優が変更された。
  • その後、『Xrd』にてザトーとして蘇る事になり、エディ役で(塩沢の死去後に発表された)ドラマCDでザトーも担当していた子安が兼役することになった。
  • なお、かつて塩沢が演じていたDr.ボルドヘッドもドラマCDではファウスト役の近藤隆に引き継がれている。この辺の事情は個別記事を参照。
  • 余談だが『ジャスティス学園』の忌野雹も同じく塩沢の死去により『燃えろ!ジャスティス学園』のストーリー展開が急遽変更され、死亡する流れになっている。
ぶりぶりざえもん
  • 作品:クレヨンしんちゃん
  • 前任:塩沢兼人
  • 原因:逝去
  • 後任:神谷浩史
  • 90年代で多く活躍したレギュラーキャラだったが、2000年に塩沢が亡くなったあとは後述するように制作側の意向により声付きでの登場がなくなり、大人の事情で一切喋らないことを明示する形式(『しん王伝説のイマジン映画伝説を呼ぶ ブリブリ3分ポッキリ大進撃』しんのすけが呼び出したヒーロー3人の「ぶりぶりざえもんの絵」など)や、そもそも本人ではない形式(映画『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』のクライマックス、『SHIN-MEN』のアニメ版など)、キャラとしての声を出さなくてもよい形式(OP『ハピハピ』におけるしんちゃんとのダンス映像や『T.W.L』での登場など)での登場に留まっていた。
  • 長年制作側の「彼以外に適役がいない」という方針により、後任の担当声優も決められていなかったが、時が過ぎ2016年に満を持し、「このまま出番がないとぶりぶりざえもんというキャラそのものが埋もれて消えてしまう」「ムトウユージ監督など、アニメしんちゃんのスタッフと交友が深く、ぶりぶりざえもんを任せられる人材」として神谷が改めて配役され、再登場を果たした。
  • 余談だが、その後彼よりも遥かに封印期間が長いキャラも再登場しレギュラー化した。
月野一家
  • 作品:美少女戦士セーラームーンCrystalシリーズ
  • 前任:水谷優子
  • 原因:逝去
  • 後任:山崎和佳奈
  • 2016年4月放送開始の3期が展開されている途中で、水谷が同年5月に永眠したため、本作が彼女の遺作となった。そのため、原作では3期にあたる部分の終盤と『Eternal』の部分に出ているものの、アニメでは登場シーンがカットされている。
  • その後『Cosmos』で、山崎が演じる形で再登場を果たす。
あつくるしいネ!
  • 作品:クレヨンしんちゃん
  • 前任:田中一成
  • 原因:逝去
  • 後任:檜山修之
  • 一時期アクション幼稚園で先生を担当したレギュラーキャラクターだったが、田中の没後は登場が無くなった。
  • その後も再登場することがなかったが、復活希望キャラクターの公式投票の「おひさしぶりぶりproject」にて1位を獲得しており、2023年12月23日放送の『年末アツアツSP』の新規エピソードでは檜山が後任となった。
ご冥福をお祈りします。

関連タグ編集

声優 大人の事情 不遇

声優交代 封印作品


ケンジ(アニポケ):中の人もスタッフに台詞付きでの再登場がないと言われていたらしく、中の人も「かませ犬」と表現していた。

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