概要
07年8月に放送されたスペシャル番組「クレヨンしんちゃん 真夏の夜に オラ 参上! 嵐を呼ぶ 電王vsしん王 60分スペシャル!!」のうちの一作。
仮面ライダー電王とクレヨンしんちゃんのコラボレーション作品であり、クレヨンしんちゃんの番組内で電王メンバーが登場し、電王の設定を盛り込みつつクレしんワールドのノリでストーリーが展開している。また、本作内ではしんのすけが仮面ライダーしん王へ変身する。
時系列は電王5話のすぐ前にあたる。他のイマジンズはいないがしんのすけがそれっぽいセリフを言うシーンがある。
電王メンバーは皆オリジナルキャストが声を演じた。平成ライダーシリーズの中でテレビアニメ本編へ客演したのは電王が初である。
遅れネット局でも放送されたが、唯一宮崎県のみそれぞれを放送している局が違っているため(『しんちゃん』はフジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日のクロスネット局のテレビ宮崎、『電王』はTBS系の宮崎放送)放送されなかった。
電王最終回を目前に控えた同年末に放送されたしんちゃんの年末特番において再放送が行われ、新規映像では仮面ライダーキバの番宣の為に再びコラボ。しんのすけと電王両者共に本作の事を覚えており、紅渡とキバも共演した。ちなみに番組内では同じく同時期放送のスーパー戦隊枠の「獣拳戦隊ゲキレンジャー」と翌年に放送を控えた「炎神戦隊ゴーオンジャー」ともコラボした。
コラボエピソードということもあり権利的な問題のためか長らくDVD化されてなかったが(ほかのコラボエピソードの多くも同様の措置を受けている)、2012年にしんちゃん20周年記念で発売された「クレヨンしんちゃん みんなで選ぶ名作エピソード ひと味ちがう必見編」に収録され、初のソフト化となった。
しんちゃんにおいて他作品とのコラボエピソードがDVDに収録されるのは極めて異例である。
あらすじ
ひょんなことからデンライナーに乗り込んでしまったしんちゃん。
周りを見れば、良太郎、ハナ、モモタロス、ナオミ、そしてオーナーの姿が。
例の調子で「電王」のメンバーを翻弄していると、なんとみさえにイマジンが取り憑いてしまった。その名も“三段腹イマジン”!
かあちゃんのピンチにしんちゃんもしん王に変身、電王ソードフォームとともにイマジンに立ち向かうのだが…。
(テレ朝サイトより)
登場人物
クレしんサイド
- 野原しんのすけ / 仮面ライダーしん王
『クレヨンしんちゃん』の主人公。今回もいつものように幼稚園バスに乗り遅れる。
しんのすけの母。いつものようにしんのすけの遅刻癖に手を焼く中、三段腹イマジンに取り憑かれる。
…その他、終盤に一瞬ではあるが高倉文太(組長先生)とよしなが先生、かすかべ防衛隊の面々がバスに乗った状態で登場している。
電王サイド
- 野上 良太郎 / 仮面ライダー電王
『電王』の主人公。今回は変身している間の人格が良太郎とモモタロスと区別されている。
- モモタロス
良太郎に憑依するイマジン。
- ハナ
電王のメインヒロイン。本作では電王に変身中の良太郎を「良太郎」ではなく「電王」と呼んでいる。
- ナオミ
デンライナーの客室乗務員。
- オーナー
デンライナーのオーナー。三段腹イマジンとの戦いの後、戦ってくれたお礼として野原親子をデンライナーで幼稚園バスが来る前の時間に送り返すことを提案した。
冒頭では、世界の車窓からのナレーションのパロディを披露するという中の人ネタ(この時、本家のテーマ曲も流れた)も披露している。
オリジナルキャラクター
良太郎が変身する時、デンオウベルトを装着する瞬間にしんのすけがしがみついたことで変身した姿。
ぶりぶりざえもんにそっくりなイマジン。大人の事情で喋ろうとすると砂になって崩れてしまう。
みさえに憑依したみさえそっくりのイマジン。
関連タグ
仮面ライダーフォーゼ、シン・仮面ライダー、仮面ライダーギーツ…こちらもしんちゃんとコラボした。