「オラ、参上!」
「力と技の風車が回る! 父よ母よ妹よ~!! ぶわっくしょ~~~ん!!!」
概要
2007年8月に放送された『しん王』にて誕生したアニメオリジナルの仮面ライダー。
『仮面ライダー電王』と『クレヨンしんちゃん』のコラボレーション企画で生まれた為、当然ながら『電王』本編には登場しない。
野原しんのすけが仮面ライダー電王に変身しようとした野上良太郎がデンオウベルトを装着する瞬間に「オラも変身した~い」と良太郎にしがみついた結果その上からしんのすけ共々ベルトが巻かれてしまい、そのままライダーパスをベルトにセタッチして一緒に変身(プラットフォームらしき形態を挟んでいる)し、更にモモタロスが呼び出した伝説のイマジンと合体してソードフォームに位置するこの姿(メイン画像)となった。
どちらかと言うとコスプレに近い姿をしており、野原みさえにも戦闘終了後に脱がされそうになっていた。
電王のソードフォームの電仮面が桃をモチーフにしているのに対して、こちらは例によってお尻をモチーフとしており、透明のバイザー状になっている。なお電王同様に電仮面が現れる演出もあるが、桃の形のそれが現れたあとOシグナル(額のポインター)ごと上下に180°回転してお尻の形になる。
プラットフォーム時にはデンオウベルトが腰に巻かれているが、ソードフォームに位置するこの姿の際には胸に伝説のイマジンの顔がある都合上腰のベルトは伝説のイマジンの鼻に置き換わっている。
さらに(後に『電王』本編に登場するライダーのフォームチェンジとは違いこの顔は単なる飾りにとどまらず、)この鼻を取り外してしんのすけの鼻に取り付けることで強力なくしゃみにより鼻水を放ち、相手の動きを止めることができるという『クレしん』らしい攻撃が可能。
電王同様にライダーパスやデンガッシャーも使用可能。
しんのすけのおバカな戦い方で電王と共闘し、三段腹イマジンを撃破した。
その後
- コラボ放送が決まった直後これを記念してオーナーの旗が視聴者プレゼントして行われた。
- 放送後同年12月30日に放送されたスペシャル番組『冬だっ!休みだっ!!クレヨンしんちゃん&ドラえもん!朝からどドーンと150分・SP』で再放送が行われこの時は電王に加えて『電王』放送の次作である『仮面ライダーキバ』や、同じニチアサ枠である『獣拳戦隊ゲキレンジャー』と『炎神戦隊ゴーオンジャー』の登場人物達(良太郎、紅渡、漢堂ジャン、江角走輔)と共演を果たす。
- 2011年4月22日放送のスペシャル番組『映画公開!7つの顔を持つ男SP』において2度目の再放送が行われる。
- 権利的な問題のためか長らくソフト化はされていなかったが、2012年に発売されたセレクションDVD「TVアニメ20周年記念 クレヨンしんちゃん みんなで選ぶ名作エピソード ひと味ちがう必見編」の収録作品の1つとして初のDVDの発売が決定した。これまで他作品とのコラボエピソードが数多く作られたもののソフト化に恵まれない『クレヨンしんちゃん』においては異例のDVD収録と話題になった。
- 2008年6月21日「ソフビ魂 仮面ライダー電王+しん王」としてアニメデザインの電王ソードフォーム、モモタロス、しん王、伝説のイマジン4体セットのソフビ人形が発売された。
以降のクレヨンしんちゃん×仮面ライダーコラボ
この影響を受けた関係かこれ以降クレヨンしんちゃんと仮面ライダーのコラボがいくつか作られている。
2012年4月、『クレヨンしんちゃん』と仮面ライダーの公式コラボ第2弾として『仮面ライダーフォーゼ』とのコラボを実施。
しんちゃんは『オラと宇宙のプリンセス』、仮面ライダーは『スーパーヒーロー大戦』とアニバーサリー映画が同時期に公開され、更に両作品とも宇宙が舞台かつ放送局がテレ朝という事でコラボと相成った。
ちなみに『フォーゼ』と『しんちゃん』は双方中島かずきがスタッフとして参加している。
限定要素としてアニメデザインのフォーゼ、しんちゃんの顔が描かれた「しんちゃんスイッチ」、ロケットと化したしんちゃんが腰に巻きつく「しんちゃんモジュール(仮)」が登場。
ストーリーは全4話、1話20秒程の短編。
奇数話を『しんちゃん』、偶数話は『フォーゼ』の枠で放送され、1・4話が実写とアニメーションを組み合わせたロジャー・ラビット方式で制作されている。
登場人物は『フォーゼ』から弦太朗/フォーゼ、ユウキが、『しんちゃん』からしんのすけ、ひまわりが登場。
内フォーゼ、しんのすけ、ひまわりが常にアニメーションで描画(厳密にはフォーゼは4話で実写に戻る)。
各話タイトル
第1話/アニメに変身だゾ
第2話/合・体・出・撃
第3話/ひまわりをお助けするゾ
第4話/友・達・未・満
ヒマワリ星の姫として連れて行かれたひまわりを救うため、しんのすけはラビットハッチへと弦太朗に助けを求める。
しんのすけから渡された「しんちゃんスイッチ」で変身するとフォーゼがアニメ化し、更にロケットになったしんのすけがフォーゼに張り付き爆走。そのままラビットハッチを突き破りヒマワリ星へとたどり着いた2人は無事ひまわりを救出できるのか?
2023年3月18日、映画『シン・仮面ライダー』の公開を記念して≪しん・シン≫コラボと題し第3弾『しん・仮面ライダーだゾ』が放送された。今作は全編アニメーション。
限定要素としてしんのすけが変身する「しん・仮面ライダー(仮)」と3人のオーグが登場。
今回はSPではなく通常放送回内の1話のため、尺も他の話と同じ7分程度と短め。
余談
関連イラスト
関連タグ
しん・仮面ライダー:しんのすけが後に変身するライダー。
ゴーストイマジン/仮面ライダー幽汽 スカルフォーム:伝説のイマジンの2代目中の人が演じている。
クウガゴウラム:デンガッシャーの刃を尻にぶっ刺して飛ばされる必殺技があるが、『しん王』でもモモタロスが「俺の必殺技 パート2ダッシュ」を放とうとしてしん王の尻に誤爆(?)するというシーンがあるため今回がある意味先駆けとなった。
キュアオシリィ:後にしんのすけが変身する別世界での戦士。ちなみに伝説のイマジンも意外な形で関与してくる
TVスペシャル限定ライダー