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声優交代

せいゆうこうたい

今までその役を演じていた声優から、別の声優に変更されること。
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概要

それまでキャラクターの声を担当していた声優から、何らかの事情により別の声優に変更されること。事情はさまざまだが、声優の長期的な休業引退によるもの、高齢化による世代交代、病気・事故などによる死去に伴う新しい声優の起用、といったケースがよく知られている。


また、担当声優の病気療養、(女性声優の場合)妊娠・出産などを理由に機に休業に入ることなどによる、作品や時期を絞った降板や、当初は復帰を前提に立てられた一時的な代役であった人物がそのまま新任声優となるケースも多い。体調や家庭、他の仕事を優先して、収録やレッスン等で長時間拘束されるような仕事はセーブするという人もおり、本人が健在、現役で活動していても声優が変更される場合もある。


声優も人間なので、いろいろと事情があるのは仕方がないのだ。


一方で、製作側や声優が所属する事務所の都合(いわゆる「大人の事情」)、メディアの違い(例えば、ドラマCD版からテレビアニメ版での変更)や原作者の要望など、声優本人の都合とは関係なく変更が行われることも多い。


原作者や制作会社の意向で、声優が降板後代役を立てないままキャラクターごと封印扱いにする、「喋らない」というキャラ付けにする、といったケースも存在するが、基本的には本記事では最終的に後任が立てられた場合を除いて取り扱わないものとする。


交代が行われる理由としてはおおむね以下のように分析できる。

  1. 死去や引退などに伴う降板
  2. 長期休業や他の仕事との兼ね合い
  3. 発表媒体・制作会社の違い
  4. 事務所側・製作側の都合
  5. 演出の都合
  6. 宣伝目的やタイアップ

なお、これらはあくまで関係各所により変更に至った経緯が明らかにされている、あるいは正式発表こそないが過去の事例なども含めてその可能性が高いと推測されるケースについてであり、詳しい事情は伏せられたままというケースももちろん存在する。


パターンA:死去や引退などに伴う降板

担当声優が亡くなった場合や、担当声優が引退したことにより変更されるケース。


後述するが、生前・現役時代に収録したデータが存在する場合、それを使い切るまでは前の声優の声をそのまま使う(ライブラリ音声)ということが多い。一方で、過去の音声まで差し替えになるケース(声優自身の不祥事による降板など)も存在する。


映画の吹き替えでは、テレビ放送用に収録したものが後にソフト化される際、またソフト化でディレクターズカット版などが収録される際、時間の都合でカットされた部分の追加収録に元の声優が出演できず、その部分だけ別の声優が担当することがたびたびある。特に、初回収録から時間が空いているような古い作品に多い。


引退、番組卒業など

引退や廃業、他業への転向に伴い、声優としての活動を終了することによるもの。

引退した声優の項目なども参照のこと。


パターンBでも触れるが、声優活動自体は引退しなくてもキャストの高齢化や以前の声を出せなくなったなどの事情による「卒業」もたびたびある。たとえば『サザエさん』や『ドラえもん』など、長く続いているアニメでは特に多いといえる。

体力や役のイメージを重視して仕事を絞っていた場合は「卒業」が実質的な引退に近い形になることも少なくない。


声優自身の不祥事や製作とのトラブル

死去や引退以外にも、不祥事や犯罪を起こしたことによる謹慎や事務所解雇が原因で交代する場合もある。キャストの不祥事で降板した例もあり下記の事例が挙げられる。



このような形での声優交代には「キャラクターに罪はない」などの理由でファンから否定的な意見もしばしば見られる。


声優とモーションアクター・フェイスモデルなどを兼任している場合、引退や不祥事を理由とする声優交代に伴って変更される事例もある。『龍が如く4』の谷村正義はHDリマスター版の際、その時点で元々演じていた成宮寛貴が引退しており、増田俊樹に交代。顔のグラフィックも成宮をモデルにしていたが、微妙に作り替えられている。制作側は「追加収録が必要になったが、成宮に出演依頼をする窓口がないこと」をキャストおよびモデル変更の理由として挙げている。


同じく龍が如くスタジオが手がけた『ジャッジアイズ』では、ピエール瀧が羽村京平の顔モデル・声優両方を担当していたが、上記のように逮捕を受けてゲームが一度出荷停止・自主回収となり、後日発売された新価格版からは声優が田中美央に変更・モデルも一新されている。


また、不祥事や犯罪ではないが、自身のラジオで「日本酒を飲まない」といった趣旨の発言をした事で日本酒の擬人化プロジェクト神酒ノ尊を降板する形となった石川界人靖国神社への参拝を公言したことで中国メディアからバッシングを受け、中国の制作会社のソーシャルゲーム作品全てを降板する形となった茅野愛衣のような例も存在する。


理由が表沙汰になることは少ないものの、ギャラや脚本などを巡るトラブルで降板するというケースもある。前者は『名探偵コナン』で毛利小五郎を演じていた神谷明(※ただし、ギャラが直接的な原因かは明らかにされていない)、後者は『ISLAND』で伽藍堂紗羅を演じていた村川梨衣が該当する。


パターンB:長期休業や他の仕事との兼ね合い

病気療養や家庭の事情などで、長期的な休業に入るため変更されるケース。


特に、女性声優は産休・育休などで長期的に仕事を休む人も少なくない。中には復帰を前提として一時的に代役が起用されたが、復帰せず亡くなったり、引退・番組卒業したりしてそのまま代役が後任となるパターンもある。


なお、一部では降板→変更を挟んで後年のメディアミックスなどで復帰する場合や、一度代役が立てられた後復帰したが再度引退や死去などで降板した際、かつての代役が新任のキャストとして選ばれるようなケースもある。


前者の例では『ぐ〜チョコランタン』のスプー役で川村万梨阿の降板後コーナー終了までは橘ひかりが担当し、後年のファミリーコンサートで川村が復帰。後者の例では『しまじろう』シリーズの桃山にゃっきい役、『忍たま乱太郎』の山村喜三太役の杉本沙織が休業中にそれぞれ代役を務めていた鈴木真仁大和田仁美が、杉本の没後それぞれにゃっきいや喜三太役を引き継いだことが挙げられる。


当該作品以外での活動への影響

舞台や音楽活動など声優以外の芸能活動が活発であったり(あるいは、もともと専業声優ではなく他の仕事がメインである)、複数の作品でメイン級の活躍をしていたりするような場合や、体調、家庭の事情などを理由に、声優活動自体は継続しつつ長期的な拘束がある、スケジュールや心身への負担が大きいような仕事は降板する、というケースもたびたび見られる。


これに関連して、キャラクターとしての楽器演奏や歌唱・ダンスなど、アニメやゲームなどでの演技と並行してリアルでのライブコンサートが行われるような作品に出演しているキャストが、ライブ活動が原因で(身体的な)負担が大きくなったことや、活動に一区切りをつけたことによるユニットからの卒業、活動方針の食い違いや方向性の違いが発生したなどにより、他の作品への出演は続けるが当該作品は脱退、降板するような場合も確認されている。


例としては『BanG_Dream!』で白金燐子を演じていた明坂聡美突発性難聴を発症したため、『Re:ステージ!』で伊津村陽花を演じていた花守ゆみりが膝蓋骨亜脱臼及び半月板損傷のため、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』で優木せつ菜/中川菜々を演じていた楠木ともりがエーラス・ダンロス症候群を発症したため、『D4DJ』で渡月麗を演じていた志崎樺音が方向性の違いによりそれぞれ降板した事例が挙げられる。


仮に休業や引退から復帰していても、休業中に収録が行われたり、その後のスケジュールが立て込んでいたりといった理由で降板扱いになるケースもたまに存在する。とくに、後述するようにゲーム作品は収録から発売まで時間が空くことも少なくない上、収録の拘束時間も長いため比較的起こりやすいといえる。


たとえば『ひぐらしのなく頃に』シリーズでは、2008年〜2010年に展開された『絆』の完全版として2015年に『粋』がフルボイス化して発売されたが、佐伯千紗登役の喜多村英梨が体調不良のため降板し、以降は既存の分を含めて新たに佐藤利奈が演じている。この降板が発表された時点で喜多村は「体調不良は現在のことではない」と明言している。


また『ウマ娘プリティーダービー』では、ナリタブライアン役を演じていた相坂優歌が2018年6月〜2019年2月まで休業していたが、復帰後の2020年12月に「収録が困難になった」という理由で衣川里佳に交代することが発表された。これについては、2021年2月にリリースされたソーシャルゲーム版の収録が関係していると見られる。


特撮ヒーローものなど、実写で活動する俳優が声をあてる実写作品では、元々演じていた俳優が事務所との契約や人気上昇などによるスケジュールの都合がつかないことを理由に、後年の作品への客演時は専業の声優が代わりに声をあてる事が古くから行われていた。この場合も、シリーズの間が大きく開いている場合、長く続いている作品の場合はパターンAにも関係して声優が複数回変更される事はしばしばある。


パターンC:発表媒体・制作会社の違い

メディアミックスにおいて声優が変更されるケースは多い。


例えば、テレビアニメ作品の場合、ゲーム、ボイスドラマドラマCD、イメージアルバム、カセット文庫、ラジメーションなど)、VOMIC、劇場版アニメなど、各媒体で製作スタジオなどが違うため、キャスティングも都度変更される…といったケースがたびたび見られる。


リメイクなどシリーズの方向転換のタイミング

シリーズの間が大きく開いている作品やリメイク作品などは、パターンA・Bの両方とも関係して、例え製作会社が共通であったり、発表媒体が同じであっても総入れ替えになることも少なくない。例として『シャーマンキング』は2001年に一度アニメ化された後、原作者の意向を汲む形で20年後の2021年にメインキャストの大半を引き継いで再度アニメ化されているが、主人公麻倉葉のキャストが佐藤ゆうこから日笠陽子に変更となっており、その他のキャラクターもスケジュール上の都合や死去などの理由で数名が変更されている。


また、声優の白井悠介は自身のYouTubeチャンネルにてリメイクによる声優交代について(自身の演じた役がリメイクによって声優が変更されたことも、逆に自身がリメイクで新任の声優となったことも両方経験している、とした上で)「リメイク作品が制作される場合、時間が経っているほどキャストが変わりやすい」、「声優交代には制作会社側の都合もあるが、会社にも『作品を今まで知らなかったような層に見てほしい』という考えがあるのではないか」と語っている。


一方で『ルパン三世』や『サムライスピリッツ』などはシリーズの切り替わりで一度メインキャストを総取っ替えしたが、前任者の演技のイメージが強かったこと、ファンからの要望もあって結局次回作では前任者が起用されるなど、声優交代が必ずしも定着しないケースも見られる。ただし、『ルパン三世』については、後年の作品で世代交代として段階的にキャストを入れ替え、『サムライスピリッツ』では他作品の客演・メディアミックスで段階的に一部のキャストが変更され、新シリーズではほとんどのキャストが入れ替わるという形で対応されている。


その中でも異例なのが、2019年版臨死!!江古田ちゃん』で、こちらはキャストだけでなく、担当監督、制作アニメーション会社までも1話ごとに違う究極のイレギュラーと言えるだろう。


吹き替え

洋画の吹替などでも映像ソフトに収録される物のほかに、スタジオや放送テレビ局毎に異なる日本語版が制作されることもある。例としてアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コマンドー』はTBSとコスモプロモーションが制作した屋良有作版、テレビ朝日と東北新社が制作した玄田哲章版がある。また後述のパターンEの通り、シュワルツェネッガーの担当声優の屋良有作から玄田哲章への移り変わりは、時代と共に俳優の専属声優が移り変わった例にも該当する。各放送局や販売会社ごとに、吹き替え制作会社自体が固定となっていることも多い。


当然それぞれの演技を聴き比べたい、テレビ版や古いソフト版の吹き替えを手元に置いておきたいという需要もあるため、20世紀FOXから販売されていた『吹替の帝王』シリーズでは、可能な限り放送局やソフトで異なる吹替音声を網羅する形で収録している。


アダルト作品

アダルト作品(特にアダルトゲーム)ではCSへの移植やテレビアニメ化に際して声優交代が行われることが多く、それは名義変更であることも少なくないものの、いわゆる「エロゲ声優」と呼ばれる声優の多くはアダルト作品メインで活動しており、(同一名義での)一般作への出演や、作品の商業展開において重要な要素の一つである各種イベント・雑誌等のメディアへの顔出しを避けていることも少なくない。また、未成年やアダルトに関心のない視聴者も見ることになる一般作では知名度的にどうしても劣る、というプロモーション的な事情もある。


CS移植やテレビアニメ化で声優が変更されたあと、その後のシリーズ展開に応じてさらに声優交代が行われるケースもある。例えば『マブラヴオルタネイティヴ』は、その後のメディアミックスを念頭に置いて2021年のアニメ化を機に大半のキャストが変更されている(※そもそも原作・CS移植から10年以上経過しているため、世代交代という部分も大きい)。


逆に一般作からアダルトへ移行した場合も、同様にキャスト変更されることが大半である。


パターンD:事務所側・製作側の都合

原作者や制作会社の要望、メディア展開の都合、事務所との契約などの事情を理由に交代となるパターン。


パターンB、Cとも関係するが、演じる側も続投を希望しているのに多忙なスケジュールやタレントイメージの関係で芸能事務所が難色を示したり、製作側の体制に変化があったりなどの理由で折り合いがつかず、止むを得ず交代というケースも存在する。


事情が明らかになることは少ないものの、例として『ファイナルファンタジー12』のヴァン役・武田航平(※詳細は個別記事が詳しいので、そちらを参照の事。なお、のちに外伝の『DFF』シリーズのみの交代という形になった)や、引退しているとの誤解から音響監督と連絡が取れず、新規制作された映画版のオーディションが受けられなかった『機動戦士Zガンダム』のフォウ・ムラサメ役・島津冴子(※ただし、後年の富野由悠季監督の発言と、島津の語る経緯は食い違っている)などが挙げられる。


制作側の要望で声優交代になった例としては、『THE FIRST SLAMDUNK』などが挙げられる。1990年代に放送されたテレビアニメ版からキャストが全員変更となったが、これは原作者であり監督・脚本を務めた井上雄彦の要望によるものであったことが明らかになっている。井上によれば「本作は(テレビ版とは繋がりがない)完全新作となるため、旧キャストが現場で作り上げてきた演技を捨てなければならなくなる」とのことで、「新シリーズに切り替わったことでキャラクターのイメージも一新したかった」という理由があったと推測される。ちなみに、映画公開の約2週間前に旧アニメ版で赤木剛憲を演じていた梁田清之が他界している。


逆に制作側の事情で交代が長らく行われなかった例としては、『クレヨンしんちゃん』のぶりぶりざえもんが挙げられる。担当声優の塩沢兼人が死去した後、3代目監督のムトウユージが「ぶりぶりざえもんの声は塩沢さんの声以外考えられません。代役を立てたり声をサンプリングしたりするのは塩沢さんに失礼なので以後永久に封印します」と宣言しており、塩沢の死後16年に渡ってアニメではセリフなしでの登場に限定されていた。2016年になって神谷浩史が後任となり、セリフありの登場が解禁されることになった。


他にも、(ゲストキャラなどで)本職が声優でない人物が担当したキャラクターが、契約の都合でソフト化に際し吹き替えられることもある。日本の芸能事務所だとジャニーズ事務所はこの傾向が特に強く、『犬夜叉』など複数の作品で放送時所属タレントが担当したキャラクターがソフト化の際には別の声優によって吹き替えられている。


代役からの起用や固定、後任者の扱い

直接の続編シリーズではなくとも外伝シリーズや客演という形で別作品シリーズに登場したときに代役が立てられ、その後本編の続編でも後任キャストとして固定されるということもある。


一例として、『スーパーロボット大戦』シリーズでは基本的に音声付き作品のほとんどでオリジナルキャストを起用しているが、一部のキャラは本編シリーズの続編が作られていなくても独自に代役・後任が立てられている。


無敵超人ザンボット3』の神勝平は、『スパロボ』への登場以前から大山のぶ代ドラえもんのイメージを重視して大半の作品を降板しており、『スパロボ』では坂本千夏が担当。『超時空要塞マクロス』の一条輝及び『マクロス7』のゴラム長谷有洋が登場より前に亡くなっていたため、それぞれ野島健児(一条輝)と井上剛(ゴラム)が担当、一条輝については『スパロボ』以降の関連作品でも引き続き野島が担当している。


逆に、一旦オリジナルキャストで収録できた場合には、死去ないし引退した後でも可能な限り代役を立てずライブラリ出演で音声を使い続ける方針のようである。例えば『機動戦士ガンダムΖΖ』のプルプルツー本多知恵子、『聖戦士ダンバイン』のトッド・ギネス逢坂秀実などが挙げられる。


『スパロボ』だけに限らず、特にゲーム作品では音声収録から発売までに時間があること、機種移植による再販やリメイクなどの機会も珍しくないことから、販売時点で死去や引退、休業している人物の音声でもそのまま流用することが多い。例えば『ペルソナ2』のリサ・シルバーマンでもそのような対応(※)がなされている。


収録が長期に及ぶソーシャルゲームや長期展開されているシリーズでは、後任者によって全て吹き替えられるケースもあるが、さまざまな事情で降板したキャストの収録済ボイスはそのままに、新規のシナリオでは新キャストのボイスを使用することも多い。例として『グランブルーファンタジー』(※ただし、一部キャラは全て吹き替え)や『テイルズオブザレイズ』、『うみねこのなく頃に』などが挙げられ、また「新キャストによって全て吹き替えられているが、旧キャストが収録した分のシナリオまではボイス切り替え機能が実装されている」場合もあり作品によって対応は違うようだ。


モブキャラや1話限りのゲストで出番が少ないキャラは友情出演などの特殊なケースを除いて、その回に出演している他のキャラクターを演じている声優が兼任することも多い。また作品によっては、主要キャラでも予算やスケジュールの都合などから、スタッフやデビュー前の新人、舞台俳優など本職の声優でない人物が時としてノンクレジットで担当する場合もある。


このため、パターンCやEとも関係するが、もともとモブ扱いでも出番が増えた時や作品自体に人気が出た場合などに新作やメディアミックスで新しく声優が当てられたり、逆に兼任していた声優が正規のキャストとして固定されることもたびたびある。


例えば『機動戦士ガンダム』は、アニメ版で一話限りのジオン軍モビルスーツ・パイロットのほとんどを永井一郎古川登志夫塩沢兼人といった声優が掛け持ちで演じており、劇場版三部作では新規に声優が起用されている。同様の傾向がある『トランスフォーマー』や『クロノスの大逆襲』でも、劇中脇役は何度も声が変わっている。


真剣で私に恋しなさい!』の京極彦一役は無印では九鬼英雄役の仲達と兼任だったが、立ち絵が付いた2作目の『S』からは氷河流が演じた。また、ステイシー・コナー李静初南條・M・虎子直江大和の両親も無印での声優は不明だが『S』で別の声優が充てられ、立ち絵も付いた。


キラッとプリ☆チャン』のキラッCHU役は第2期までは桃山みらい役の林鼓子と兼任だったが、人間体に成長する第3期以降は山下七海が演じた。なお、プリティーシリーズではライブパフォーマンスを行う関係上、兼役が出来なくなったともみなされるため、パターンBにも該当する。


固定された例としては、『ガールズ&パンツァー』で、テレビアニメ放送後に続編が決定したことで、アニメ本編ではモブ扱いで兼任されていたアンチョビのキャストが吉岡麻耶に正式決定している。


固定化の別の例として、『アンパンマン』はキャラ数が非常に多いためか、劇場版などのゲストキャラが本編に登場する際や、降板した場合はレギュラー陣に兼任させる傾向が見られる。


※声を担当した小西寛子は本作発売後に声優業からは引退状態となっており、本人は公式には引退を表明していないものの、新規の活動はほぼ無くなっている。後年に発売された携帯電話用アプリ版などでは旧作で収録済みの音声がそのまま利用されている。また、小西が担当した他の役についても、一部の作品は収録済みの音声をそのまま利用する形で発表されていた。


パターンE:演出の都合

キャラクターの年齢、状態の変化などで声質が変わっていることを表現するために別の声優を起用するケースは多い。


この場合、回想シーンで幼少期が登場したり、一時的な変装であったり、交代というより使い分けと言った方がいいケースもある。→二人一役


例えば少年期を女性声優が担当し、青年期以降は男性声優が担当するケースが一番有名であろう。ただし、少年期を演じた女性声優が青年期も演じることもごくまれにある。『ドラゴンボール』シリーズの孫悟空孫悟飯孫悟天の親子三代を全シリーズ通じて演じた野沢雅子や『がんばれ元気』で堀口元気を演じた藤田淑子などがそうである。


男性声優でも『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースターは、ASB及びテレビアニメ版における第二部時点では杉田智和が担当、第三部以降は石塚運昇に交代したように、少年期〜青年期→中年期〜老年期での変更も多い。


女性キャラクターの場合でも、少女時代と大人時代で声優が変更となることはある。例として、『Fate/staynight』の藤村大河は成人した教師時代を伊藤美紀が演じ、(後発だが)時系列としては前日譚にあたる『Fate/zero』で登場した学生時代金元寿子が演じている。


特殊な演出

演出という意味では、『ポプテピピック』では、ポプ子ピピ美のキャストを一話ごと、さらに同じ話でもAパートとBパートで変えるという特殊な手法を導入していた。なお、本作は再放送版でさらに声優をシャッフル(ポプ子とピピ美のコンビは固定で別の話を新録、それ以外のキャストはテレビアニメから引き継ぎ)という演出がなされていた。


『ポプテピピック』、先述の『江古田ちゃん』のほかにも演出上の意図で頻繁に声優が交代した作品としては、『彼岸島X』における一人の声優が全キャラクターを担当し、数話ごとに交代、『100万の命の上に俺は立っている』におけるゲームマスターのみ登場毎に別の声優が当てられ、他のキャストは固定などがある。


専業声優の起用

また、パターンDでも述べた通り当初は制作上の都合でスタッフなどが声を当てていた作品で、リメイクや続編などで本職の声優が新規に起用され、場合によっては収録済みのものも吹き替えらることがある。これには、キャラクターや作品イメージの変化をつけるため、という演出上の理由に加え、演技力や録音環境といった技術的な問題があったり、かつての担当者が引退・退職したため不在であったりといった理由が挙げられる。


例えば『ギルティギア』では本職の声優が最初からついているキャラ(カイ・キスクなど)がいる一方で、数名のキャラは当時の制作スタッフが担当している。中でも、ソル=バッドガイは初代から『XX』シリーズまではメインスタッフの石渡太輔が戦闘時ボイスを担当し、『X』の時点で発売されたドラマCDおよび『XX』シリーズのストーリーモードでは花田光が担当。『XX Λ CORE PLUS』のストーリーモードから、特に『2』以降は戦闘時ボイスも全て中田譲治が担当するようになった(『Λ CORE PLUS』の家庭版のみ、石渡と中田の音声切り替え機能がある)。


パターンF:宣伝目的やタイアップ

アニメ映画や洋画の吹き替えでは、タイアップ等の宣伝目的で(当時の)人気芸能人が声優に挑戦する、ということが度々試みられる。


作品によってはそれまでシリーズで継続して担当してきた声優がいきなり変更になる場合もあり、例えば『ソニック』シリーズのソニック・ザ・ヘッジホッグを実質専属で担当している金丸淳一は、実写映画版で声優が変更されたことに対し自身のTwitter上で悲しむような内容を投稿している。ただし、ゲーム作品では引き続き金丸が担当しているため完全変更というわけではない。


中には、アテレコなど「声のみの演技」に不慣れな人が担当することもあって演技の評価が乏しいようなものもある。このため、ソフト化で本職の声優によって再度吹き替えられることもある。


逆に、機内放送版などで既に収録されていたものが、実際の放映では(宣伝目的で起用された)芸能人声優に変更になっていたというケースも少なからずある。


特に、日本におけるディズニーピクサー作品では、予告編などで確認できる初期キャストと実際の上映・ソフト版では別の声優が起用されることがたびたびある。例として雑誌「映画秘宝」では『トイ・ストーリー』の日本語吹き替え版にて、既に山寺宏一磯部勉※のコンビで吹き替えの収録が完了していたにもかかわらず、実際には唐沢寿明所ジョージのコンビで放映されたということが報じられている。


山寺はこのことがきっかけで、宣伝目的でのタレントの声優起用に対抗するべく自身もタレント活動で知名度を上げるよう取り組み始めたと言われており、実際に『トイ・ストーリー』公開後の1990年代後半からテレビへの顔出し出演が増加しているほか、自身のブログでも安易な芸能人の声優起用に苦言を呈するような内容を投稿している。


パターンA、Bでも触れたように、宣伝目的で起用された芸能人自身が不祥事を起こした、本業が忙しくスケジュールがつかなかったという理由で、専業声優に変更されることもある。ディズニー作品は、劇場版では芸能人を起用し、後年に展開されるOVAやテレビシリーズ、ディズニーランドディズニーシーのようなテーマパークでのアナウンスおよび公演、ゲーム作品では専業の声優が務める、というパターンが多い。


※長年ネットで拡散されていた情報に玄田哲章がバズを担当していたというものがあったが、これは誤記であったという。


実際の例

詳しくは → 声優交代一覧


しかし…

人によっては声優交代に反対する事が多いが、中には声優交代に賛成する事もある。

交代した声優によっては好評を買うが、不評を買う事もある。

それは人それぞれである。


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懐古厨:事情ゆえの声優交代があったにもかかわらず、そういった事情に暴言を吐く、ごく一部の視聴者。

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