概要
CV:逢坂秀実、堀内賢雄(総集編・聖戦士伝説・ACE2)、森田順平(サンライズ英雄譚)
シルキー・マウによってバイストン・ウェルに召喚された地上人。
地上にいた時は、ボストンの出身のアメリカ空軍のパイロット候補生であった。
アメリカ人らしい陽気な性格だが、実利的な部分も持ち合わせており、ドレイクの企みを知ってからも、騎士としての待遇が約束されているドレイクに荷担していた。
ドレイクの聖戦士としてネイビーブルーのダンバインを駆り、その後はドラムロ、クの国に移ってからはビアレスやライネックにも乗った。
ショウが裏切ると敵対関係になり、ショウに何度も撃墜され重傷を負い、「地獄を見せられた」とショウに復讐するために執拗に追いかける事になる。
ショウについては「俺にとっての良きライバル、命がけの友達なんだ」とエルに語ったことがある。状況的にエルを騙すための嘘というのもあっただろうが、彼にとってショウという存在がいかに大きかったかが伝わってくる。
出世欲が強いのは全て地上で暮らしている母に楽をさせたいという一心であり、重度のマザコンである。
最後はオーラ力を暴走させ、ショウに撃墜される。母親の事を思いながら死亡した。
敵役ながらその良くも悪くも人間臭い人柄からファンからは人気があり、彼が死亡した際はアニメ雑誌で追悼コーナーが組まれ、担当声優の逢坂秀実氏からも感謝のコメントが寄せられた。
作中ではドレイクに気に入られており、トッドの死を知ったドレイクはその働きに報いるためにトッドの生まれ故郷であるボストンは攻撃しないように全軍に指示を出すことで哀悼の意を示した。
外部出演
スーパーロボット大戦シリーズ
『スーパーロボット大戦F』の企画当時、逢坂氏は既に声優を引退していたが、方針として基本的にオリジナルキャストを使うという点や、どうしてもトッドの声をオリジナルでやりたい製作陣の意向により中原茂氏と平松広和の協力も手伝って半年かけて逢坂氏を探し出したというエピソードがある。※
こういった事情からトッドのCVは現在に至るまで『F』で収録した音声が流用され続けている。
以降もスーパーロボット大戦シリーズには、聖戦士ダンバインが参戦するたびにオリジナルの声優である逢坂秀実氏とともに出演しており、ショウのライバルとして登場してのちに仲間になり、ショウとともに戦うという路線が多い。シリーズを代表する隠しキャラの常連。
ダンバイン関連のストーリーには、ヒロイン格のマーベルと同等かそれ以上に食い込むほどである。スパロボF完結編では、多くの条件を達成するとトッドを仲間にする為だけのシナリオに突入する等、かなり厚遇されている。αでは他の隠し要素を結構犠牲にしなければならないが。
ショウとの掛け合いをF時点で沢山録っていた為、後のシリーズでも合体攻撃で違和感無くショウと掛け合いをする等破格の扱いを受けている。ステータスも優秀なため、主力として活躍させられる。あえて欠点を上げるなら、乗せる機体に困ることだろうか。
後に『UX』でもダンバインが参戦をするが、こちらは本編最終回後のため(メタ的な意味で言えばリーンの翼が参戦した関係)にトッドは本編中で死亡している扱い。しかし、次の『BX』ではその反動ともいえるような活躍を見せた。仲間にすることも可能だが、そのフラグにはある事情でマーダル軍(機甲界ガリアンの敵組織)にいたドン・スラーゼンも関係する。
(それ以外でもBXでは他作品のキャラとのやり取りが複数あるので、気になる方は要チェック)
2020年現在、スパロボにおいてはいわゆる「VXT三部作」で聖戦士ダンバインが参戦したXとTにて、トッドの活躍は顕著である。
スパロボXにおいては長く敵陣営に属しているが、その敵陣営における憎めない敵役たちとの交流が描かれ、トッドが味方陣営に所属してからは、敵役時代の親しかったキャラとの戦闘時に専用の掛け合い台詞があるなど、出番や見せ場に恵まれている。
もちろん、敵だった時や味方になってからもショウ達ダンバイン勢との絡みも多い。初期の搭乗機はビアレスだが終盤戦は息切れしてくるので、空きになるビルバインやサーバインに乗せるとその能力を活かせる。回避系の精神コマンドを持たないのでサーバインに乗せてシルキーの集中を活かすのも良い。序盤から複数の条件を満たす必要がある関係上、グレミー・トトの加入フラグと両立させるには序盤から計画的なプレイをしなければならないのが欠点(逆に序盤でフラグを全て立てていれば、あとはグレミーのフラグを立てるのに集中すれば良い)。
スパロボTにおいては聖戦士ダンバインからの機体は、ショウの乗る最強クラスのオーラバトラーが同時に複数存在することにより、ショウ専用である各機体の最強武器を使うことができないとしても、余った機体にトッドを乗せることにより「トッドがビルバインに乗る」など、トッドを大活躍させることができる。ストーリー中もその辺りが回収されている。今回は無条件で加入するが、妖精をつけることができない。
この際にはショウとは違った精神コマンドのラインナップにより、ショウを乗せた時とは違う運用ができるので、ゲーム上においてもプレイヤーを楽しませてくれる。魂を覚えないことと、オーラシュートやヴェルビンのハイパーオーラ斬りがショウにしか使えないため、瞬間火力ではショウに劣るが元の能力が高いことと、Xにも言えることだがビルバインのオーラシュートとハイパーオーラ斬りの威力の差はあまりないためあまり気にならない。
ただし、両作品でエースボーナスを取らせると…
※『スーパーロボット大戦Fを一生楽しむ本』より。興信所や探偵を雇った、と言われることがあるが、同書にそのような記述はない。
その他
AnotherCentury'sEpisode2ではブレンパワードのジョナサン・グレーンとの絡みが見られる(同じくマザコンだからか)。
搭乗機
ダンバイン(ネイビーブルー)
ドラムロ(ネイビーブルー)