ピクシブ百科事典

長寿アニメ

ちょうじゅあにめ

放送期間が10年以上も続くほど長いテレビアニメの総称。
目次[非表示]

概要

長寿アニメとは、昔から長きにわたってテレビで連続放送されているアニメの事である。
長らく放送されている事から主要キャラ達の知名度も高く、一定の利益も見込める事からメディアミックスも比較的多いのが特徴である。
国民的アニメとも呼ばれるが、この場合は「ルパン三世」や「ドラゴンボール」、「銀魂」や「秘密結社鷹の爪」のように放送終了と再開を何度も繰り返す故に1回の放送期間が長くないものや、「ガンダム」や「プリキュア」のように1回の放送終了後に次のシリーズが始まる度に、主要キャラや放送局、あるいはシリーズの主な内容そのものなどが変わるものも含まれるため、広義的な意味になりやすい。また近年では「ケロロ軍曹」や「あたしンち」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や「BLEACH」などといった漫画原作の作品のように、放送期間延長などによって20クール(5年)以上も放送され続けるほどの高い人気を誇っていたにも関わらず、急激な視聴率の低下やストーリーのネタ切れなどで放送維持が不可能となった事を理由に、最終的には40クール(10年)以上も放送が続かなかったため、長寿アニメの座を獲得出来なかった作品も増えつつある。

この影響力の強さから、アニメやその原作者の記念館が建てられたり、中には世界レベルのギネス記録を保持しているものもある。
特に、2013年9月に「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス認定されたサザエさん約44年(2013年当時)という記録は、米国での最長寿アニメであるザ・シンプソンズを20年近くも上回るぶっちぎりの放送期間の長さであり、紛れもない世界最高記録である。

ちなみに、後述するように現在長寿アニメの原作者は過半数がすでに故人である。さらに内2つは原作漫画が存在しない作品のため、長寿アニメの原作者の中で現在も存命なのは、わずか3人(2018年の時点で終了してる作品を含めると5人)にとどまっている。

長寿アニメの特徴

長寿アニメには、作品同士のキャストがダブっていたりする事もしばしばある。例を上げると忍たま乱太郎の主役級3人組のキャストは、乱太郎(高山みなみ)=コナン&スネ夫の母(リニューアル版)、きり丸(田中真弓)=ルフィ、しんべヱ(一龍斎貞友)=マサオくん&まる子の母といったように、いずれも他の長寿アニメにも出演している。

また、主人公の恋愛沙汰も全く進展しないのも特徴。1度は恋に落ちても結局最後は失恋したり(中にはそれが恒例となるキャラもいる)、当初は恋愛感情のあった性格が鈍感な性格に変更されたり(別に当初から鈍感な性格というのも珍しくはないが)と、放送維持のための犠牲になったのだ・・・

なお、長寿アニメの主人公の中にこどもの日である5月5日生まれが3人もいる(しんのすけ、しまじろう、ルフィ)。ついでになるがコナンは、一日違いの5月4日生まれだったりする。

ちなみに、長期間放送される作品が元々ないローカル局を除くテレビ放送局では、TBSだけ長寿アニメが存在しない。長期間放送されるほどヒットする作品があまり多くない事や、最近では同系列のローカル局で放送される新作アニメが増えている事などが、主な理由となっている。

長寿アニメの今後の課題

近年では、メイン・サブを問わずキャストの全体的な高齢化も大きな問題となっている。
あまりに長く続き過ぎたが故に、オリジナルキャストに頼りきりで高齢キャストが突如欠けた際の対応策がほとんど整っていないのだ。

2014年1月には「サザエさん」の磯野波平役の永井一郎(満82歳)が虚血性心疾患による心不全のために旅先のホテルで急死。この訃報を受けて急遽、わずか二話分のストックしかない短期間で波平役の後任を探し出さなければならない事態に陥った(最終的に後任は茶風林に決定し、何とか収録には間に合った)。それから1年後には「忍たま乱太郎」の山田伝蔵役の大塚周夫(享年85歳)が虚血性心疾患によって急死し、似たような事態に陥っている(メインキャラといっても必ず登場する訳ではない事が幸いし、約3ヵ月で息子の大塚明夫が引き継ぐ事が決まった)。

まだ高齢でないからといって、病気にかかる事を考えると安心する事は出来ない。
事実昔から、「クレヨンしんちゃん」のぶりぶりざえもん役や「名探偵コナン」の白鳥任三郎役の塩沢兼人(2000年5月没、享年46歳)、「忍たま」のヘムヘム役の松尾銀三(2001年8月没、享年49歳)や山村喜三太役の鈴木富子(2003年7月没、満47歳)などが、急激な病気や事故などによって急死し、それからしばらく経ってようやく後任が決まったという例も珍しくない。当時そのような事例があったのは普段あまり登場しないキャラばかりであったため、後任となるキャストを半年から約1年にかけてゆっくり探して決める時間があった。
だが最近では、毎週必ず登場するメインキャラもその例外ではなくなったため、上記の波平役と同じくそんなにゆっくり探す余裕がない事態が相次いでいる。2016年5月に「ちびまる子ちゃん」のさくらさきこ役の水谷優子(享年51歳)が乳がんによって、1年半後の2017年11月に「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん役の鶴ひろみ(享年57歳)が大動脈剥離によって急死した事により、やはり上記の永井や大塚などと同じ事態に陥っている(最終的に後任は、前者は豊嶋真千子、後者はロールパンナをはじめ様々な役との兼任で冨永みーなに決定し、こちらも余裕がない中で比較的早く決める事が出来たため、どうにか収録には影響を受けなかった)。

ただし、1人のキャストの死去だけが必ずしも担当キャスト変更の原因にならないという事実があるのも、なかなか複雑な問題である。
スタッフもキャストが一人欠ける事の深刻さを自覚し出したのか、2015年9月には、「サザエさん」の磯野フネ役を番組開始から約46年間支え続けた麻生美代子(当時89歳、約3年後の2018年8月没)から寺内よりえに交代する事なった。
2018年6月には、「クレヨンしんちゃん」の主人公野原しんのすけ役の矢島晶子(51歳)が「しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった」事を理由に6月29日の放送を最後に自ら降板する事を申し出た。しんのすけを演じるにあたって独特な発声方法をするため、収録後は確実に声が荒れてしまう相当な負担を抱えていた事に悩まされていた事を降板以前から打ち明けていた。この公表の数日後には、「怪盗ジョーカー」のハチなどの少年役で知られる小林由美子が後任となる事が決まった。
「おじゃる丸」の主人公坂ノ上おじゃる丸役であった小西寛子(42歳)は、2000年にこの役を降板しており、それ以来アニメには1度も出演してない。長い間その理由は不明となっていたが、2018年6月、小西本人が経営するTwitterで、「NHKのプロデューサーが『おじゃる丸』の音声を無断でおもちゃなどのために流用した上に、真相を求めて質問すると反対にそのプロデューサーから脅迫され、挙句そのまま降板させられた」という衝撃の事実が発覚。小西は今でも、毎日のようにこの件をつぶやいている。これは決して許される事ではない。例え国民的な人気アニメであっても。

今後は、こうした急病・高齢キャストの緊急事態を想定して、代役・後任を予め決める(もしくはそれを検証するためのパイロット版的な作品の製作・公開する)事が、長寿アニメに限らず、人気アニメ業界の大きな課題になりそうだ。

長寿アニメ一覧

  • 現在も放送中
  • 40クール(10年)以上も放送が続いている
  • タイトルや放送時間、編成やレギュラーキャラこそは変わっているが主人公が変わってない

こうした条件を満たしているものを、ここでは長寿アニメとする。
ちなみに斜め文字の原作者はすでに故人であることを示し、×は、1度も(アニメとしての完全新作などで)映画化されていない作品を示す(この一覧に表示される長寿アニメ作品は、ほとんど映画化された事があるため)。

サザエさん(1969年10月~)

×
※世界初にして最長の長寿アニメ

サザエさん一家


原作:長谷川町子
製作:株式会社エイケン
放送局:フジテレビ
主人公:フグ田サザエ(加藤みどり)

ドラえもん(1979年4月~2005年3月、2005年4月~)

※キャスト・スタッフ総入れ替えによるリニューアル版は、2005年4月から(1980年以降は毎年3月に映画が公開されてるが、この年だけは例外だった)
※本当は1973年4月からの半年間、日本テレビで放送された事があったが、封印作品となっているため、その事実はほとんど知られていない

ドラえもん 35周年


原作:藤子・F・不二雄
製作:シンエイ動画
放送局:テレビ朝日
主人公:ドラえもん(大山のぶ代水田わさび)、野比のび太(小原乃梨子大原めぐみ)

それいけ!アンパンマン(1988年10月~)

昭和最後の長寿アニメ
※当初の放送期間は、半年だけの予定だった

記念撮影


原作:やなせたかし
製作:トムス・エンタテインメント
放送局:日本テレビ
主人公:アンパンマン(戸田恵子)

ちびまる子ちゃん(1990年1月~1992年9月、1995年1月~)

平成初の長寿アニメ
※1度終了・復活して長寿アニメの座を獲得したのは、現在のところこの作品だけ

ちびまる子ちゃん描きかけ


原作:さくらももこ
製作:日本アニメーション
放送局:フジテレビ
主人公:まる子:さくらももこ(TARAKO)

クレヨンしんちゃん(1992年4月~)

今までのありがとうとこれからのありがとうを


原作:臼井儀人
製作:シンエイ動画
放送局:テレビ朝日
主人公:野原しんのすけ(矢島晶子小林由美子)

忍たま乱太郎(1993年4月~1994年3月、1994年4月~)

※当初の1年間は、NHK 総合テレビジョンで放送されていた
※放送局が移転してからは、毎週ではなくほぼ毎日という一風変わった基準となっている。

十忍十色 難波の段 其の八


原作:尼子騒兵衛(落第忍者乱太郎)
製作:亜細亜堂
放送局:NHK Eテレ
主人公:猪名寺乱太郎(高山みなみ)

しまじろうシリーズ

※メインはあくまでもアニメパートだが、現在ではその他にも、あらゆるコーナーが存在する
しましまとらのしまじろう」(1993年12月~2008年3月)
「はっけん たいけん だいすき! しまじろう」(2008年4月~2010年3月)
「しまじろう ヘソカ」(2010年4月~2012年3月)
しまじろうのわお!」(2012年4月~)

しまじろう仲間勢ぞろい!


原作:なし(教材を原作としたテレビアニメのため)
製作:スタジオ旗艦ぴえろプラス
放送局:テレビせとうち(テレビ東京)
主人公:縞野しまじろう(南央美)

名探偵コナン(1996年1月~)

※近年、基本1話完結ならではの方式と20年も続いてもはや恒例となっている展開が原因で問題視されている

その名は名探偵コナン!


原作:青山剛昌
製作:トムス・エンタテインメント
放送局:読売テレビ(日本テレビ)
主人公:江戸川コナン(高山みなみ)/工藤新一(山口勝平)

ポケットモンスターシリーズ

20th anniversary!
アニメポケットモンスター20周年!!!


ポケットモンスター」(1997年4月~1997年12月、1998年4月~2002年11月)

ポケモンショックの影響で97年12月~98年4月まで急遽放送休止
「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」(2002年11月~2006年9月)
「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」(2006年9月~2010年9月)
「ポケットモンスター ベストウイッシュ」(2010年9月~2012年6月)
「ポケットモンスター ベストウイッシュシーズン2(エピソードNデコロラアドベンチャー!含む)」(2012年6月~2013年9月)
「ポケットモンスター XY」(2013年10月~2015年10月)
「ポケットモンスター XY&Z」(2015年10月~2016年10月)
「ポケットモンスター サン&ムーン」(2016年11月~)
原作:なし(田尻智の原案によるゲームを原作としたテレビアニメのため)
製作:OLM
放送局:テレビ東京
主人公:サトシ(松本梨香)

おじゃる丸(1998年10月~)

※忍たまと同様毎週ではなくほぼ毎日の放送である。

おじゃる丸


原作:犬丸りん(厳密には「原案」であり、犬丸による漫画の連載開始は、アニメの放送が始まってからという珍しい作品)
製作:ぎゃろっぷ
放送局:NHK Eテレ
主人公:坂ノ上おじゃる丸(小西寛子西村ちなみ)

ONEPIECE(1999年10月~)

前世紀で最後の長寿アニメ

麦わらの一味
MUGIWARA pirates 【2Y ver.】


原作:尾田栄一郎
製作:東映アニメーション
放送局:フジテレビ
主人公:モンキー・D・ルフィ(田中真弓)

かつて存在した長寿アニメ一覧

  • こちらは、放送が終了した長寿アニメが確かに存在したという証拠を示すためのもの。

2017年3月時点では2作だけだが、今後も更に増え続ける可能性がある。

親子クラブ(1994年10月~2013年3月)

×
※事実上初めて完全終了した長寿アニメ

うちゅうじん


原作:なし
製作:株式会社エイケン
放送局:フジテレビ
主人公:ロンパパ(曳地伸之)

NARUTOシリーズ

今世紀に放送が始まったアニメでは唯一の長寿アニメ

NARUTO完結!
ナルトおめでとう!新OP仕様。


NARUTO -ナルト-」(2002年10月~2007年2月)
※再放送では「少年篇」と呼ばれている
NARUTO -ナルト- 疾風伝」(2007年2月~2017年3月)
※原作エピソードは2016年10月までで、最後の半年のほとんどは、外伝小説をアニメ化させたもの
原作:岸本斉史
製作:ぴえろ
放送局:テレビ東京
主人公:うずまきナルト(竹内順子)
※2017年4月、「うずまきボルト(三瓶由布子)」が主人公の「BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」に引き継ぐのに伴い、14年半も続いた放送を終了した

特殊な長寿アニメ?

DBついろぐ7
DRAGON ALL
ドラゴンボールGT


ドラゴンボールシリーズ(1986年1月〜1997年11月)

「ドラゴンボール」(1986年1月〜1989年3月)

ドラゴンボールZ」(1989年4月〜1996年1月)

ドラゴンボールGT」(1996年2月〜1997年11月)

原作:鳥山明
製作:東映動画(現東映アニメーション)
放送局:フジテレビ
主人公:孫悟空(野沢雅子)→孫悟飯(野沢雅子)→孫悟空
実はドラゴンボールも、シリーズだけなら10年以上続いて放映された作品である。
だが、上記定義にドラゴンボールが含まれないのは、一度Zの魔人ブウ編で孫悟飯に主人公交代(担当声優だけはそのまま)という路線変更を行ってしまったため。この路線変更は成功したとは言いがたく、結局は再び悟空が復活し主人公として描かれるようになり、そのまま続編のGTでも悟空が主人公として続投される事になった。
その後2009年と2014年の二度にわたるデジタルリマスター版ドラゴンボール改を経て、2015年7月〜2018年3月まで完全オリジナル新作ドラゴンボール超が放送されるに至った。

関連タグ

テレビアニメ 国民的アニメ ギネス世界記録 記念館
フジテレビ テレビ朝日 日本テレビ NHK教育 テレビ東京

関連リンク

pixivに投稿された作品 pixivで「長寿アニメ」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 71408

コメント