概要
声優:秋元千賀子(初代)→山本圭子(2代目)→渡辺久美子(3代目)
初登場回:1971年3月7日放送、作品No.223「成績こわい」。
2015年に山本が体調不良で収録を休んだ際、一龍斎貞友が一回だけ代役を務めた。また、2020年9月10日に山本が下肢骨折の治療のため一時休業することが青二プロダクション公式サイトにて報告され、伊倉一恵が同年10月11日まで代役を務めた(放送時は役名クレジット無し)。
実写ドラマでの俳優:赤石那奈→松田杏咲(いずれも観月ありさ版「サザエさん」)、森矢カンナ(天海祐希版「20年後のサザエさん」)。また、観月ありさ版3作目では「それぞれが想像する大人になった姿」として、カツオが想像した姿を近藤春菜(ハリセンボン)、花沢本人が想像した姿を佐々木希が演じている。
磯野カツオの同級生で、クラスメイト。原作には登場しないアニメオリジナルキャラクター(原作では似たキャラクターが登場している)でアニメ開始から1年5ヶ月後に初登場ののち定着という経緯があり放送開始時点から居たわけではない。作中ではもっぱら「花沢さん」と呼ばれることが多い。エンドクレジットでは「花沢」表記であったが、2009年ごろに「花子」に変わった。
おさげ髪にダミ声が特徴の、なにかとパワフルな女の子。しっかり者で世話好きだが、多少強引なところがある。他の女子キャラクターに比べるとふっくらした体格であると設定されている。
両親が不在の際は家事の大半を担っており、料理や裁縫が得意な家庭的な面がある。
カツオに好意を抱いており、将来の夢は「カツオのお嫁さん」と決めている(一方カツオは中島と共にクラスのマドンナであるカオリちゃんのことが好きだが、カオリちゃんはその辺ははっきりしない。ただし、まだ小学生ということもあり、カオリちゃんたちと修羅場になることもない)。カツオは彼女の積極的な態度にやや気圧されることが多いが、決して嫌っているわけでなく、よき友達関係を築いている。
家は不動産業を営んでおり、彼女も放課後や休みの日などよく仕事を手伝っている。父はどことなく波平似、母は花沢さん本人にそっくりでパーマをかけている。父からはとても可愛がられている。
ちなみに彼女の父親はカツオをかなり気にいっており、後継者として目をかけているほか、磯野家での彼女の評判もいい(ワカメやタラオが特に慕っている様子がある)。クラス内でも2人の仲は半ば公認である。また、エンドクレジットにおけるクラスメイトは中島、花沢、カオリ、早川の順であり、そういう意味ではカツオを中心として見た場合彼女がメインヒロインであるとも言える。つまるところカツオとのフラグは複数立っており、将来の包囲網は確実に縮まっていると言えよう。
また中島を女装させた張本人でもある。カツラに女モノの上着を着せただけでカツオやサブちゃんに女の子であると思わせている。中島本人の素質が過半を占めたとは言え、それを見抜いた眼力は高いと言える。
「花沢」という際の由来は、雪室俊一が俳優の花沢徳衛の娘と知り合いであったことから。
余談
- 顔は、作中では美人ではないが他のキャラと比べて極端に劣るわけでもないのに、実写ドラマで彼女を演じる女優が画面に現れると「花沢さんはこんな可愛くない」と一部の視聴者にツッコミされるのがお約束である。
- 1998年11月1日に放送された30周年スペシャル「ド〜ンと一家でハワイ旅行」では花沢さんと同じ声の外国人であるキャシーが登場していた。
- 2019年11月24日に放送された50周年記念ドラマでは20年後という設定で話が展開され彼女も登場しテレビアニメ版のようなカツオへのベタベタした押しの強い態度は鳴りを潜めているが端から見ると事実婚のような関係に見える感じで書かれた。(作中では互いに独身である)
- 声優、花澤香菜は「花澤さん」と呼ばれることを好んでいない(「花沢さん」と同姓であるため)ことを度々語っていたが、ある時からラジオなどで(共演者から)「花澤さん」と呼ばれた際には「なぁに、磯野くん」と山本圭子のモノマネで返すようになっている。