概要
CV:はせさん治/ 峰恵研 / 伊井篤史 / 岩田安生 / 中村浩太郎 / 牛山茂
伊佐坂先生とは、『似たもの一家』、『サザエさん』の登場キャラクター。家族は奥さんの軽さん、娘の浮江さん、長男で浪人生の甚六さん。
磯野家の隣人の小説家。そのキャラクターのイメージと違い、恋愛小説家である。
初出は週刊朝日に1949年4月10日号から同年12月15日号まで連載されたショートコミック、『似たもの一家』。
担当編集者はノリスケで、いつも家まで直接原稿を取りにいくが、常に遅筆なためノリスケを困らせている。
『似たもの一家』連載終了から3年後に『サザエさん』に伊佐坂一家が再登場している。(文庫版では第10巻)
ちなみにアニメ版で伊佐坂家が磯野家の隣に越してくる前は画家の「浜」さん一家が住んでいた。浜さん一家は病気療養のため空気のいい田舎に越しそのあと伊佐坂一家が越してきた。(※1)
なお妻の軽は舟と女学校時代の同窓生である。娘のウキエはカツオや中島(博)の憧れの対象である。
ペットにハチという犬を飼っている。
なおネット等では「伊佐坂先生が使っていたヒロポンをワカメとタラオが飲んだ」という話があるが、全くの間違いである(※2)。当時合法であったヒロポンを誤飲したのは伊佐坂家の近所に住むトンダ家の子ども、カンイチとミヤコであり、あくまでも『似たもの一家』でのエピソードであり、『サザエさん』とは関係がない。
※1…1970年8月30日放送の「巨匠イササカ氏あらわる」で、現在の伊佐坂家と同名の一家が先に登場していた。設定は現在と同じ小説家であるが容姿は異なっており、波平を面長にした様な顔であった。
※2…謎本ブームの先駆けとなった「磯野家の謎」に記述された考察が原因。なお、トンダ家の未亡人とその子供はサザエ・ワカメ・タラちゃんにそっくり。
なお、原作では同一人物かどうかは不明であるが伊佐坂家での葬儀に波平やカツオが参列しておりカツオが伊佐坂先生のファンだと名乗る人物にサインをもらうシーンがある。東京サザエさん学会著「磯野家の謎 おかわり」(絶版)では伊佐坂難物が作中ですでに亡くなっていると推定している。