概要
アニメ版にのみ登場するキャラクター。
ワカメのクラスメイト。下の名前は明かされていない。
初登場は作品No.277「あ~んと拝見」。この回はタラオの幼馴染である野沢リカの初登場回でもある。
それ以前の回にも「堀川」という名前のワカメのクラスメイトが登場しているが、外見や性格が全く異なるため別人と思われる。
耳から下を刈り上げにしており、坊ちゃん刈りというよりはスポーツ刈りに近い髪型で、前髪が少し長い。
人物像
基本的には穏やかな物腰で優しく紳士的な人物。ポニーとの別れが辛く泣き出しそうなワカメにハンカチを貸そうとしたこともある。また、少々天然ボケなところがある。以前は「ワカメの級友A」的な存在に留まっており、騒がれる対象ではなかった。
しかし現在では、回によって天然という言葉では片付かないレベルで発想が周囲とずれているところが強調されるようになり、奇妙な(時に度を越して迷惑な)行為をする人物と話題になることも多い。
ワカメは密かに彼に想いを寄せているようであるが、彼の言動に困らされるようなシーンがたびたび描かれている。
成績は普通。記憶力はそれほど良くないと語っており、母親の名前をよく覚えていない様子もあった。
家族構成は両親・本人。一人っ子である。
作品No.6078では、彼のおじいちゃんが趣味で手作りしている味噌が絶品で、ワカメにおすそ分けをしたところ、味を褒められたワカメが大量に味噌汁を作り、周囲に食べさせまくるというストーリーが描かれた。
なお、後述のひよこをくれた田舎のおばあちゃんと、このおじいちゃんが夫婦かは今のところ明らかになっていない。
pixivでは「堀川くん」または「堀川君」のタグが多く用いられている。
なお、2019年現在「堀川くん・君」で検索すると「堀川国広(刀剣乱舞)」の作品に登録されていることがあるので、検索の際にはマイナス検索、サザエさんタグの併用などで対応する必要がある。
「堀川」という名前の由来は初登場回を担当した雪室俊一氏の高校時代の同級生から。
サイコパス堀川
堀川くんは、基本的には「優しいが少し変わったところのあるキャラ」程度の描写であるが、時々サイコパスと称されるような常軌を逸した奇行を見せており、インターネット上で「サイコパス堀川」と呼ばれるまでに至っている。
なお、これらの奇行はあの雪室俊一脚本回で多く見られ、他の脚本家が担当した回ではそれほどの奇行は見られない(他脚本家の担当回は堀川くんの登場シーン自体が少ない)。
特に衝撃的な行動として、以下の作品が挙げられる。
- 2013年1月20日放送:作品No.6713「ああホリカワくん」
通学路にある家にピンポンダッシュを行う(常習犯)。カモフラージュのため変装し、ワカメと一緒に登校して誤魔化そうとするが、その後に通ったカツオや伊佐坂先生から話を聞いた波平の発言により、ピンポンダッシュの犯人が堀川くんであることがワカメに知られてしまう。
しかもその後に、犯人として名乗り出た少年に全ての罪をなすりつけようとする極悪非道な行為に走った。最終的には堀川くんが犯人であると分かり、謝罪させられた。
- 2014年1月5日放送:作品No.7049「ホリカワくんの弟」
ある日、堀川くんは作文発表で「弟のヘイキチとキャッチボールをしている」と読み上げる。
だが、その弟とは塀にある染みのことであった。染みが人の形をしていたため、弟と呼んでキャッチボール(壁打ち)しており、本人は悪ふざけのつもりは無く至って真剣であった(実はカツオの友人の西原が描いた落書きが、染みの正体である)。
- 2014年7月20日放送:作品No.7146「ホリカワくんの卵」
田舎のおばあちゃんの近所の養鶏所からメスのひよこをもらい受ける。
そのひよこに「わかめ」と名付け、ワカメが文句を言うと、「平仮名と片仮名では違う」「この方が美味しい卵が生まれる」などと発言し、「卵を産んだら、人間のワカメちゃんに一番に食べてもらう」と発言した(実際にはオスであったため「堀川二世」に改名した)。
- 2015年5月10日放送:作品No.7224「いちばん怖い人」
カツオの「地震雷火事姉貴」という発言を聞いた堀川くんは、「姉貴(サザエ)」がどれほど怖いのかを確認しようと、カツオを尾行し磯野家の庭に忍び込み、外の窓から家の中を覗く。
これだけで事件は終わらず、後にカツオが家の床下を調べると、なんとオタマジャクシの入った缶が発見される。恐ろしいことに堀川くんが磯野家の軒下でオタマジャクシを飼っていたことが判明。
これらの行為に関して「次からは見つからないようにする」と、反省の意思は見せなかった。
- 2015年3月1日放送:作品No.7244「夢見るホリカワくん」
作文に将来の夢を、綺麗な花嫁をたくさん見れるという理由から「牧師」とし、クラスメイトの前で発表する。
その後も夢が次々と変わるが、カツオやワカメから話を聞いた波平に諭され、その言葉に心打たれた堀川くんが、最終的に自宅の机に波平の写真を貼るというオチ。
なお、この回では犬に追いかけられた勢いで磯野家に突撃しており、カツオやワカメに対する失言も多かった。
この他にも……
- カツオに執拗に切手を舐めさせようとする(カツオが切手を舐めただけで値段がわかるという特技を持っていることから)。
- お土産にセミの抜け殻を渡す。
- 風邪をひいて欠席したワカメに「カゼをひいてよかったね」という手紙を送る(ただし、前日にワカメに「無理せず休んだら?」と提案もしている)。
などなど、時に犯罪レベルの行為も見せており、ある意味サザエさんのドタバタ劇に欠かせない逸材となっている。
衝撃カミングアウト
元々ワカメの兄のカツオにはそれなりに好意を持っていたのだが、2013年8月4日の27時間テレビ内の放送において、国民的アニメとは思えないような衝撃の発言をしている。
カツオと電話中に「僕の赤い糸はお兄さんと結ばれてるのかもしれません」と発言、カツオがやや引きながら「赤い糸は男の子と女の子が結ばれる」と伝えると、「じゃあ白い糸ですね」と返答、カツオがさらにゾッとする……という展開に。
カツオともども27時間テレビを家族で見ていたお茶の間の日本国民をドン引き、もしくは苦笑いさせた。
白い糸(意味深)である。
紅白にかけた発言だとは思われるが、正直それほどまでにカツオのことを想っていたとは視聴者も予測がつかなかった。
担当声優
白川澄子(1971年7月11日~?)→担当声優不明(白川と塚田の間)→塚田恵美子(?~2013年12月1日)→小林さやか(2014年1月5日~)
関連タグ
中西アルノ:乃木坂46の5期生メンバー。ペットの名前に友達の名前をつけている点が共通しており、「堀川くんと同じ系統のサイコパス」などと言われてしまっている。