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くも膜下出血

くもまくかしゅっけつ

脳卒中の一つで、脳を覆う膜の内側に出血が起こる病気。
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概要

くも膜下出血とは、脳卒中の一つで、脳を覆う膜の内側に出血が起こる病気である。
「くもまく」は「蜘蛛膜」と書くが、常用漢字ではないため「くも膜」と記載される。

脳を覆う膜は、硬膜・くも膜・軟膜と三層あり、くも膜と軟膜の間をくも膜下腔という。
このくも膜下腔に出血が起きるのが、くも膜下出血である。
出血場所は、血管の分岐点にある脳動脈瘤が破裂する場合が多い。
出血が起きると、頭蓋内の圧力が急激に高まり、脳に大きなダメージを与える。

くも膜下出血は突然起きることが多く、激しい頭痛や、吐き気・嘔吐が見られる。
特に激しい頭痛に関しては、後頭部をバットで殴られたような痛みと表現される。
そして、発症した人の三分の一は死亡するという死亡率の高さを誇る。(発症した50%という話もあるが、こんな点を誇らんでもええが。)
故に、著名人でも若くしてこの病で亡くなった人は少なくない。

血圧が急上昇することで引き起こされることもある。

外傷性と言って、頭を強打した後に起こる場合もある。

命をとりとめたとしても、片麻痺や言語障害、高次脳機能障害などが残存する場合が多い。
また、発症後に性格変容が起こりやすく、だいたい性格の嫌な部分がより目立つようになるとか…(まれに、性格が柔らかくなる人もいる)

ともかく非常に恐ろしい病気である。

もし発症したら?

とにかく一分一秒を争うレベルで応急手当てをし、救急車を要請をしなければならない。
周囲に家族や人がいる場所であればまだ助かる可能性がやや高まるが、家で一人でいる時に発症して助けを求める余裕もなく意識を失ってしまい「出勤してこないので心配して尋ねてみたら既に死亡していた」例は少なくない(有名人ではDOUBLEのSACHIKOがこれで命を落としている)。

なので、身近で突如倒れた人がいたらとにかく心臓マッサージをすること。
もちろんプロの医療者でも検査機器がないと正確な病名は判定できないが、救急車到着までの間とにかく心臓を動かし続けることが肝心。

治療

開頭手術により、動脈瘤にクリップをしてしまう。
手術後も状態が要観察なので、ICUに長くいることになる。
社会復帰まで至れるのは1/3ほどと言われるが、なんにせよ一刻も早い受診と治療にかかれるかどうかで大きく予後が左右される。

予防

確実な予防法はないが、脳ドックなどで検診を受けなにがしかの脳疾患が起こる前段階で発見することで早期の治療が可能になる。
また、めまいや吐き気、ものの見え方がおかしい、頭痛がどんどんひどくなると思ったら早期に受診することが大事。
頭痛持ちの人でも「いつものと何か違う」と思ったら油断せず受診しよう。

季節の変わり目に多くなると言われているので、寒暖差が激しい時期には温度調節をこまめにし、急激な血圧の上昇を避けるようにしよう。

高血圧・喫煙・過度の飲酒はリスクを上げると言われている。
まずは禁煙をすることが第一
遺伝については不明な点も多いが、若い人の発症のほとんどが脳動脈瘤の奇形が原因であり、そのような形の血管を作りやすいという遺伝があることが考えられる。
親族に脳血管系疾患にかかった人がいる場合は絶対煙草はやめること。

また、過労や血行が悪いこともリスクを上げると言われているので、他の病気の予防も兼ねて睡眠を十分取り、適度な運動を行うことも大事。
漫画やイラストを描く人は、根を詰めすぎず他の病気の予防の意味でも時々作業中に立ってストレッチをすることをおすすめする。

ストレスも原因の一つと言われているので、悩み事はなるべく早く解決し、特にブラック企業勤務の場合は早期に転職してまともな職場に移るといったことも大事である。

夏場は熱中症から発症することもあり、暑い時期にはこまめな水分補給や帽子をかぶるなどの熱中症対策を十分行うことも大事である。
コミックマーケットやスポーツ応援のような過酷な環境下から帰宅した後具合が悪い時は早めに受診すること。

参照togetter 熱中症からくも膜下出血を発症し亡くなった事事例コメント欄にも同様の体験談あり)

夏場の注意も必要であるが、夏場は脳梗塞が多く、冬場は脳出血とくも膜下出血が多いという。
夏場は、体から水分が抜け、血液が濃いくなり、その結果として血管が詰まりやすくなる。
冬場は、寒さから血管が縮まり血圧が上がり、その結果としてに血管が切れやすくなる。

くも膜下出血を発症した著名人

※助からなかった者には◇

2011年に発症、現在も高機能障害で休養し闘病中
発症後は一旦一命をとりとめたものの、後遺症により9年の療養の後死去。
認知症を患っていた上に発症し死去。
大相撲の地方巡業で舞鶴市長として挨拶に立った時に発症、病院長時代の部下であった看護師らが観客として居合わせたため手当で一命をとりとめた。
外傷性くも膜下出血。

くも膜下出血を扱った作品

くも漫。(中川学)
https://comic.pixiv.net/works/3995

発症時、バットで殴られる描写があり、痛みが本当に激しいのだと感じられます。

外部リンク

参考Togetter

同人作家さんをはじめ無茶しがちな人はこんな兆候があったら『くも膜下出血』を疑うべし、という話に震える人々
脳卒中でも心臓マッサージをするの?→医療クラスタの見解「当然だ!何故なら…」の理由が怖い【救急救命ノウハウまとめリンクあり】

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