曖昧さ回避
概要
1972年8月18日生まれ。(元某国民的アイドルグループの国民的音痴と全く同じ日である)
大分県臼杵市出身。血液型はA型。本名は山田桂子。「KCO」、「K-C-O」名義でも活動していた。
ハイトーンボイスを活かした楽曲の多い小室ファミリーの中でも、華原朋美と並んで、非常に高いキーを得意としている(FACES PLACESなどが顕著な例)。また、意外と知られていないが低音域(「DON'T LOOK BACK」のBメロなどで確認できる)も安定しており、声域は広い。
ややハスキーな声やシャウトを活かし、90年代後半から00年代前半ごろにかけてロック志向の強いTKサウンドを支えた。
経歴
実家は大分県の料亭「山田屋」。
幼少期は父親の影響で演歌をよく聴き、歌っていた。地元の大会でも優勝経験がある。
歌に対する絶対的な自信から歌手になることを夢見ていたが、思うようにいかず一度挫折してしまう。
しばらくは実家を継ぐべく大阪のホテルで修業を積んでいたが、ある時たまたま職場近くでやっていた渡辺美里のライブに諦めていた音楽への情熱を触発され、再び歌手の夢を志すようになる。
1994年、小室哲哉主催のオーディション「EUROGROOVE NIGHT」に出場(課題曲はtrfの「EZ_DO_DANCE」)。
この時テンパり過ぎてステージから落下するも再びよじ登って歌い切り、そのハングリー精神と歌唱力が小室の目に止まったのは有名な話。
1995年に小室所属のglobeのリードヴォーカルに抜擢され、8月9日に「Feel Like Dance」で念願の歌手デビューを果たした。
その後もglobeとしてミュージックシーンを圧巻し、2000年3月にはプロジェクトの一つとしてソロシングルもリリースした(その後もKCO名義でソロ活動も行っていた時期があった)。
一時期はゆずの北川悠仁との交際も報道されたが破局。その後、2002年11月22日に小室哲哉と結婚した(小室は再々婚である)。
しかし、小室の97年からのレコード会社とのトラブルや売り上げの落ち込み、全盛期と変わらない浪費癖が祟り所持金も底をつくようになり、2008年11月4日についに詐欺に手を出した夫の小室が逮捕されてしまう。保釈金を彼女とエイベックス半々で支払う事で小室は拘置所から早い段階で解放された。
だが2011年10月に今度は様々なストレスが祟ってか自身がくも膜下出血を発症して倒れてしまう。幸い居合わせた夫の小室が通報し緊急搬送されて手術を受け一命は取り留め2ヶ月後に退院したものの、記憶障害の後遺症を患ってしまった。
その症状は重く、自分が歌手であった事を忘れているだけでなく音楽そのものへの関心がなくなっているという報はファンに大きい衝撃を与えた。
リハビリの甲斐あって、奇跡ともいえるスピードで回復してきているようで、本人も歌をファンに届けたいと心変わりするまでに至っている。
小室は2019年の引退を発表した会見で「妻は高次脳機能障害を患っている」「女性ではなく女の子になってしまったような感じ」とコメントしていたが、親族からは(これまでの小室の行動や発症後の経緯もあり)反発する声が上がっている。
ただし、2017年に公開された声などは、ボイストレーニングから遠ざかっていたこともあるが、以前に比べかなりたどたどしく、音程も不安定なものであった。
2019年10月の時点で、小室とは離婚調停中である。週刊誌の取材が突撃した際に復縁の可能性を問われると、「もうそれは全っ然(無い)!」とのこと。また、歌やダンスの練習をしつつ、時折大分から上京しているという。
2021年2月、小室との離婚が成立した。
2022年、地元大分でマーク・パンサーがMCを務めるラジオ番組にサプライズゲストとして出演。10数年ぶりのメディア出演であった。さらに、2023年からはレギュラー出演が決定。彼女や小室が活動不可能な時期に唯一活動可能だったマークは「globeが好きな人がいる限りともし火は消さない!」と言っており、その「ともし火」は少し明るくなったといえるだろう。