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概要

1993年6月21日に発売されたtrfのシングル。作詞・作曲:小室哲哉

この頃は小室がTM_NETWORKも活動終了を控え本格的にプロデュース業に力を入れ始めた時期で、当時自身の手がけた曲では最高の78万枚を売り上げ、後の小室ファミリーを生み出すターニングポイントとなった。

また後にglobeのボーカルとなるKEIKOが無名だった頃にオーディションで歌ったのもこの曲で、何かと小室とは因縁の強い曲だったりする。

記録

初動売上(オリコン)3.1万枚
累積売上(オリコン)78.4万枚
最高順位(オリコン)15位(1994年1月10日~1994年1月24日付)
チャートイン期間(オリコン)49週

曲調はまだジュリアナ東京が現存していたバブル期の残り香漂うレイブサウンド全開のディスコチューン。言わば当時の流行をそのまま反映した曲で、ジュリアナもヴェルファーレもない現在では完全に時代錯誤で当時の古き良き時代を懐かしんだり当時の音楽背景を知るに過ぎない曲である。

…はずだった。

trfエクササイズ

まず、2013年に同グループが発売した「trfエクササイズ」の三種類あるディスクの一つの看板曲として取り上げられ、予想外にヒットした事から必然的に曲も知れ渡るようになった。

さらに、2014年に大きいお友達からも人気の高いアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」でPrizmmy☆がカバーした事から若年層のプリリズおじさんにも曲が認知されるようになったのである。

だが、これでも知れ渡る層はかなり偏っており全体的とは言えなかった。

一番事態を揺るがすきっかけとなったのは、2016年から公開された上記アニメのスピンオフ作品、KING OF PRISM by Pretty Rhythm」。K.O.P. REMIXという現代風のアレンジとして生まれ変わり、肝心の同曲はが使われた場所は本編のクライマックスというかなり重要なシーン。

同作が社会現象とも言うべき爆発的ヒットを記録した事から、ネット全体でも「EZ DO DANCE」の存在が広く知れ渡って行き、原曲発売〜映画公開まで実に23年もの歳月が経っているため若くして「キメた」人の中にはキンプリのオリジナル曲だと誤認している人もいるほどである。

ちなみに同曲をカバーしている大和アレクサンダー役の武内駿輔(1997年生)は原曲が発売された頃は生まれてすらいない。

また誤解されがちだが、

キンプリのカバーでは

Ez Do Dance(ポゥ↑) Ez Do Dance(ポゥ↑) 踊る君を見てる(ポゥ↑)

        ↑ここにも掛け声が入っているが

原曲は

Ez Do Dance Ez Do Dance(ポゥ↑) 踊る君を見てる(ポゥ↑)

      ↑ここに掛け声は入りません。

trfのライブでは思いっきり観客も掛け声を入れているが…

アイドルマスターシンデレラガールズ

2019年11月9日アイドルマスターシンデレラガールズナゴヤドーム公演にDJ KOO本人がサプライズで登場しEz Do Dance披露。

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージにもリズムゲームとして実装される運びとなった。

ちなみに、ニコニコ動画では、様々なものをあれやこれや理由を付けてパクリだと指摘する「パクリだらけだった件」シリーズの締めのBGMとして有名であるが、なぜかこの曲と一緒にマーク・パンサーの画像が映される。当然ながら、TRFとマーク・パンサーに直接的な接点はない。

Version.2023

2023年に原曲発売から30年を記念して、ついに小室哲哉とDave Fordによる現代に合わせたアレンジがされたセルフカバー版が発売。ボーカルのYU-KIはすでに50代を越しているが、原曲キーのままである。

ついでに合いの手のほうも

Ez Do Dance(ポゥ↑) Ez Do Dance(ポゥ↑)

…と、trf本家側も観客や後輩のカバー群に追従する形となってしまった。

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