『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の登場人物。元エーデルローズ主宰の法月仁が現主宰の氷室聖への復讐のため新たに設立したシュワルツローズにスカウトされたストリート系プリズムスタァで「プリズムショーの破壊者」「ストリートの暴君」の二つ名を持つ。
シュワルツローズの特訓は「殺人マシーン」と呼ばれる全自動化された過酷な環境下で行われるが、アレクはその特訓を難なくクリアして「子供だまし」だと言い切るほどに卓越した実力の持ち主である。シュワルツローズに所属しているのは「ギャラのため」であり、組織への忠誠心は感じられないがエーデルローズ所属でストリート系人気No.1の仁科カヅキに対して(彩瀬なると同じ子供番組で「体操のお兄さん」として出演するなどの)芸能活動で女子供に持てはやされているのが気に食わないと言う動機も少なからずある模様。
そのカヅキに対して「てめえはストリート系の地位をどこまで落とせば気が済むんだ!」とプリズムショー対決を申し入れ、十王院カケルが提供した「プリズムウォッチ2」のジャッジでダンスバトルを行うことになる。そして自慢の腹筋「鋼鉄の6Pack」でカヅキが振り下ろした勇者の剣を跳ね返して苦戦に追いやるが、その次にカヅキが放った捨て身の攻撃で相打ちとなり勝負は引き分けに終わった。
続編となる後編『PRIDE the HERO』ではプリズムキングカップに出場するが、「軟弱なプリズムショーの破壊」を宣言し、プリズムジャンプの技で会場を破壊という暴挙に出る。すかさずカヅキを挑発するも、後輩の香賀美タイガがそれに応じ、バトルスーツに着替えて彼とダンスバトルに突入。結果的には相打ちとなるも、アレクは会場破壊、タイガはアレクのショー妨害でルール違反として失格。
しかし、この影響で会場は大会続行不能な程に崩壊。実行委員会は大会打ち切り及びその時点での暫定1位だった高田馬場ジョージを優勝者としようとするも、直後にカヅキが披露したショーの効果で会場を再建した事で大会続行が決定。これを見たアレクは自身の敗北を悟り、直後に「演技としては規格外すぎる」という理由でカヅキが失格になった際は抗議していた。
その後はカヅキが嘗て修行を行った創界岳で修行に励んでいる。
楽曲
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
---|---|---|---|
EZ DO DANCE | 小室哲哉 | 小室哲哉 | michitomo |
survival dAnce〜no no cry more〜 | 小室哲哉 | 小室哲哉 | michitomo |
Siltver and Gold dance | 小室哲哉 | 小室哲哉 | michitomo |
プリズムジャンプ
- バーニングスプラッシュ
- 鋼鉄の6Pack-Core
- ローリングサンダーストーム
関連タグ
※ここから先はシリーズ最新作『-Shiny Seven Stars-』のネタバレを含みます!!
詳細をまだ知りたくない方はブラウザバックして下さい!
『-Shiny Seven Stars-』では、幼少期は現在とは似ても似つかない、金髪に白い肌の病弱な少年だった事、また、当時黒川冷によって不良から助け出された事で彼に強い憧れを抱き、ストリート系プリズムスタァになった事が判明。
救出された後、冷のショーを見るべくプリズムキングカップを観戦に向かうが、冷はライバルの氷室聖がケガで欠場となったのを受け出場辞退(これはRL本編でも語られている)。去っていく冷の姿に涙をこぼすも、それを見た彼は「もう泣かない」と決意。自分が冷の築いたストリート系の道を継ぐべく、過酷なトレーニングを毎日行って筋骨隆々の肉体を手に入れ、ストリート系の拠点でプリズムショーの鍛錬を積み、そこでの実績を聞きつけた仁によってスカウトされ、現在に至る。
カヅキを敵視しているのも、冷への強い憧れ故であり、冷とは全く違うストリート系の姿を見せる彼を認められなかったのがその原因だった。
そして、『KING OF PRISM』前後編で激突するも、プリズムキングカップでのカヅキの姿に「ストリートのカリスマ」の在り方を見せつけられ、それまでの「ストリート系」についての自分の考えを打ち砕かれる。
そのしばらく後、憧れの人である冷と遂に再会。彼との会話を通して自分なりの答えを完全に掴んだアレクは大会に臨む。
その大会「PRISM1」では、プリズムキングカップでの行為からエーデルローズ生(特にタイガ)は勿論、身内であるシュワルツローズ(仁含む)からも警戒を向けられるが、それに構う事なくショーを披露。それまでの暴君を髣髴させるショーとは全く異なる内容に周囲は驚き、聖と仁は冷の面影をはっきりと認めた。
やはりプリズムジャンプの技は攻撃的なものが中心でそれを見たタイガは会場破壊と判断して乱入。バトルに突入するも、彼はそれすらも利用して「バトルをエンターテインメントに昇華する」ストリート系一筋のやり方で、今できる最高のショーをやり切った。
ステージ袖で観戦していたカヅキも彼の在り方を認め、アレクもまたカヅキの道を認め、「次は倒す」と宣言したのだった。
※更にシリーズの根源にかかわるネタバレ
実は、自分の考えを見つめ直す過程で、RL視聴者には凄く見覚えがある卵が彼に接近。直後、卵が割れてペアとも・ドラチが誕生し、彼についていく。
普段は自分が作った小屋に住まわせているが、アレクはドラチの事を知られたくないようで、人がいる時は服の下に隠している。
そのドラチには、「プリズムの煌めきを世界に広めてほしい」と頼まれており、当初は渋っていたが、ドラチの泣き落としの前に屈する。だが、その時の顔や声は満更でもなさそうだった。
ドラチ誕生後、なかなかドタバタな日々を過ごしているが、そんな彼の姿を見つけた冷の顔には笑顔が浮かんでいた。
それは、プリズムスタァ及びプリズムの伝道者としての黒川冷の後継者が選ばれた瞬間でもあった。