はじめに
本記事では主にアーケードゲーム版を中心に記載し、その中でもシーズン13(ディアマイフューチャー)までの内容を重点的に説明する。
2011年度展開のシリーズについては、プリティーリズム・オーロラドリームを参照。
2012年度展開のシリーズについては、プリティーリズム・ディアマイフューチャーを参照。
2013年度展開のシリーズについては、プリティーリズム・レインボーライブを参照。
2014年度展開のシリーズおよび映画については、プリティーリズム・オールスターセレクションを参照。
概要
プリティーシリーズの第1作。フィギュアスケートをメインのモチーフとし、ダンスや歌などをいろいろ詰め込んでいる。
ゲーム筐体・漫画2誌・アニメ(オーロラドリーム・ディアマイフューチャー)ではそれぞれ設定が大きく異なっている。
←左3人がゲームシーズン1からのプレイヤーキャラ(りぼんではアスタリズム)。右3人がアニメオーロラドリームのメインキャラ。
アニメ第3期のレインボーライブは設定が一新されているが、映画および第4期のオールスターセレクションは1~3期のクロスオーバー展開となった。
2014年7月にプリパラに移行した。
ゲーム
概要
2010年7月15日稼働開始。
シーズン1で最初から使えるのはりずむ、シーズン4からあいら、シーズン7からみおん、シーズン9からPrizmmy☆のみあとあやみ、れいなも。プリズムメモリーパスを使いレベルを上げていくと、かのん、セレナ、シーズン9からはかりんも、階級に応じて使用が可能に。
プリパラに移行後も長らく全国のプリズムストーンで稼働が続けられていたが、プリズムストーンの在庫がゲームの中に無いとプレイできない致命的な問題があり、ストーンが切れると長期間に渡って休止になることが多い(稼働終了したゲームである以上、ストーンを新しく作ることが難しいため。プリパラではロール紙に印刷するだけであるため、このような問題は起こりにくい。プリチャン以降はデータをサーバー上に保存する形式となったため、全国での稼働終了と共にデータが消去され、プリズムストーン各店でもプレイ不能になっている)。
2019年にはプリパラの再稼働に伴う入れ替えとして一部店舗で恒久的措置として撤去されたほか、2020年にはストーン切れとなった店舗で撤去されており(こちらは一時的なのか恒久的なのかは不明)、最後には2024年4月にプリズムストーン東京駅前店での稼働終了をもってアーケードゲームは完全に終焉した。。
ゲームの流れ
大きく分けるとコーデパートとリズムゲームパートに大別される。
コーデパート
100円につき1つ出てくる、プリズムストーンを使ってコーディネート。赤井めが姉ぇからストーンを受け取ってね。ストーンには、スター・ラブリー・ポップ・エスニック・フェミニン・クール・セクシー・サプライズの8ブランドがあり、その組み合わせによりリズムゲームで飛べるジャンプが変化。
まんが
コーデ決定後、リズムゲームのローディング中にマンガが流れる。これもアニメ・りぼん・ちゃおとはまた別なストーリー。シーズン1時から変わっていないので、シーズン7になってもあいらとみおんは出てこない。ヘオンという謎の生き物も出て来た。シーズン9より、このパートは廃止されている。
リズムゲームパート
赤と青のボタンでレッツダンス☆
このようにこのゲームはボタンが2つしかない。2小節で1回転する針に合わせて、画面に表示される赤・青のハートに合わせてボタンを押す。
1ゲーム中に4回、プリズムジャンプが入る。通常は赤・青ボタンの同時押し、たまに連打や連続押しなどになる。直前のリズムゲームでパーフェクトを出した後ジャンプを成功させるとジャンプ点が3倍、またジャンプのタイミングがかんぺきならボーナス200点と、一発高得点のチャンス。
シーズン7よりサプライズストーン使用数に応じてサプライズジャンプにチャレンジすることが可能。成功すればボーナス400点だが、失敗すると基本ジャンプ点も入らなくなるスリリングなジャンプ。
シーズン9より、途中のジャンプでかんぺきまたはサプライズを1度でも決めると、ボーナスステージのプリズムアクトに突入し、高得点のチャンス。
結果発表
コーデ点とリズムゲーム点の合計が得点(カラット)に。プリズムメモリーパスを持っていればそのカラットがたまり、それにより階級がアップする。平日ならカラットは倍に。
また遊んだコーデはプリティーマガジンに保存される。ゲーム終了後などに表示されるプリティーマガジンには、それまでに遊んだ人のコーデにファンレターを送ることができ、それを集めるとオシャレ階級を上げられる。
どちらの階級も上げていくことにより、新ジャンプや隠しキャラなどを使用することができるようになる。
アニメ版
概要
第1シーズンは『プリティーリズム・オーロラドリーム』のタイトルで2011年4月より、テレビ東京系6局およびBSジャパンなどにて放送中。台湾や香港でも放送されている。韓国では『ディアマイフューチャー』の放送終了後にカートゥーンネットワークで放送。
3人組の声優ユニットであるLISPが、主人公の3人の声を演じるとともに、オープニング主題歌も担当していたが、LISPは7月末に活動を休止してしまった.
オープニング主題歌のクレジットはLISPのままだが、8月以降は劇中のユニット名・MARsで引き続き活動している。
第2シーズンは『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のタイトルで2012年4月より、日本ではテレビ東京系6局およびBSジャパンで引き続き放送されるほか、韓国のSBSグループも制作委員会に参加し『夢の宝石プリズムストーン』のタイトルで放送された。
主題歌はPrizmmy☆及びPURETTYが担当。ただしアニメ内でPrizmmy☆やPURETTYを演じるのは実写Prizmmy☆とは別の人。
あらすじ
第1期(2011・オーロラドリーム)
2011年4月9日~2012年3月31日放送・全51話。
主人公・春音あいらは並外れたファッションセンスを持つ中学2年生。ある日、ひょんなことから芸能事務所「プリティートップ」にスカウトされ、高峰みおんの代役としてプリズムショーに出演することに、その時に出会った天宮りずむとともに、callingsのショウ・ヒビキ・ワタルに支えられながらプリズムスターへの道を駆け出し、3人でMARsを結成する。かのんとセレナはりぼん版と異なりライバル役で登場。ちなみにペンギン先生はペンギン。
なお、キー局系列では放送されないCパート「プリズム笑劇場」が制作されており、DVDやびわ湖放送で見ることができる。
第2期(2012・ディアマイフューチャー)
2012年4月7日~2013年3月30日放送・全51話。
春音あいらの伝説のプリズムクイーンカップから3年。プリティートップにはあいら達の後輩が入ってきた。上葉みあ、深山れいな、志々美かりん、大瑠璃あやみ。4人はPrizmmy☆として、デビューを目指していく。さらに韓国からの5人組PURETTYがデビュー。2か国9人のドリームストーリー。
第3期(2013・レインボーライブ)
2013年4月6日~2014年3月29日放送・全51話。
1・2期とは世界観を一新し舞台は原宿・表参道。ブランドショップ・プリズムストーンの店長になるべくオーディションを受けにショップを訪れた彩瀬なる。プリズムショーの審査中のなるの前に謎の少女りんねが現れ……。
傑作選(2014・オールスターセレクション)
2014年4月5日~2014年6月14日放送・全11話。
2014年7月5日より放送の新アニメ、プリパラの主人公真中らぁらがあいら、みあ、なるにアイドルの極意を教わるストーリー。
漫画
りぼん版
2010年8月号から2012年6月号まで連載され、2012年夏の増刊号に特別編が掲載。 朝吹まり作。
ゲーム稼働の直前に連載を開始した。つまり実は本作がプリティーシリーズ最初の作品。
主人公・天宮りずむの将来の夢は、プリズムダンススケートのプロであるプリズムスターになること。亡くなったお母さん・天宮そなた(注:りぼん版では改姓後の名前でも活躍していた)のようなプリズムスターを目指しているが、まだ下手。プリズムスクールの入学審査の練習中に出遭った人気プリズムスターユニット・callingsの響とワタル。そして、プリズムスクールで出逢った城之内セレナと藤堂花音。すてきな仲間たちと共にプリズムスターを目指して頑張る、元気なりずむの物語。
ペンギン先生は普通の人間で、少しクセはありつつも元プリズムスターで指導者としても実績がある、信頼のおける存在。
りぼん版ではりずむ・花音・セレナの3人でアスタリズムを結成。りぼん版では定期的な公式大会で2連勝することで階級を上げ、4階級上げられれば晴れてプリズムスターになれる。
callingの響は花音の兄で、ワタルは花音のお隣さん。
ちゃお版
藤実リオ作。2011年4月号から2012年3月号まで連載。アニメ版『オーロラドリーム』のサイドストーリーとなっている。
主人公・南梨ふれあは、ショップ「Prism Stone」で、すでにプリズムスターとなっている春音あいらと出会い仲良くなる。さらにcallingsのショウに、Prism Stoneが開催するファッションデザインコンテストへの参加を誘われる。
ふれあはアニメ版の第31話にゲスト出演した。
ぷっちぐみ版
たちばな真未作。こちらはアニメ版に準拠するが、ここでしか登場しないプリズムジャンプもある。
要するに(ディアマイフューチャーまで)
タイトル | 主人公 | りずむ | かのん・セレナ | ミニスカート | あいら | みおん | ふれあ | かなめ | Prizmmy☆ | PURETTY | Callings | |
ゲームシーズン1 | プリティーリズム・ミニスカート | りずむ | ○ | ○ | X | X | X | X | X | X | X | ヒビキ・ワタル |
ゲームシーズン2・3 | プリティーリズム・ミニスカート | りずむ | ○ | ○ | ○ | X | X | X | X | X | X | ヒビキ・ワタル |
ゲームシーズン4~6 | プリティーリズム・オーロラドリーム | あいら・りずむ | ○ | ○ | ○ | ○ | X | X | X | X | X | ヒビキ・ワタル |
ゲームシーズン7~8 | プリティーリズム・オーロラドリーム | あいら・りずむ | ○ | ○ | X | ○ | ○ | X | X | X | X | ヒビキ・ワタル |
ゲームシーズン9 | プリティーリズム・オーロラドリーム | みあ | ○ | ○ | X | ○ | ○ | X | ○ | ○ | X | X |
ゲームシーズン10~13 | プリティーリズム・オーロラドリーム | みあ | ○ | ○ | X | ○ | ○ | X | ○ | ○ | ○ | X |
りぼん | プリティーリズム | りずむ | ○ | ○ | X | X | X | X | X | X | X | 響・ワタル |
ちゃお | プリティーリズム・オーロラドリーム | ふれあ | ○ | X | X | ○ | ○ | ○ | X | X | X | ショウ・ヒビキ・ワタル |
アニメ | プリティーリズム・オーロラドリーム | あいら | ○ | ○ | X | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | X | ショウ・ヒビキ・ワタル |
アニメ | プリティーリズム・ディア・マイ・フューチャー | みあ | ○ | ○ | X | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ショウ・ヒビキ・ワタル |
※れいな・かなめはシーズン9稼働当初は登場しないがバージョンUPで登場。
※アニメオーロラドリーム50話では、幼い頃のPrizmmy☆4人が映るシーンがある。
※レインボーライブのアニメは登場キャラクターが一新されているが、ゲームではオーロラドリーム・ディアマイフューチャーのキャラクターを選択可能。
主な登場人物(アニメ・オーロラドリーム)
左からヒビキ(声:KENN)・ショウ(声:近藤隆)・ワタル(声:岡本信彦)
(オーロラドリームの時点では)高校生プリズムスター。ショウはアニメとちゃお版のみ登場、ヒビキ(響)とワタルはゲームのストーリーパート・りぼん版にも登場する。
左がかのん(声:明坂聡美)・右がセレナ(声:米澤円) かのんはヒビキの妹。りぼん版では「花音」と漢字で表記される。
・ゲームではりずむがトレーニングしているリンクでそれぞれ出会っていく。メモリーパスを使うとかのんはすぐにプレイ出来るようになるが、セレナはかなり進まないと使えない隠しキャラ。セレナは京都弁。
・りぼんでは同じりずむと同じプリズムスクール。まずりずむとセレナが一悶着ありながらも仲良くなり、さらにペンギン先生により花音を加えた3人でチーム「アスタリズム」を結成。セレナは京都育ちだが大阪弁。
・アニメではMARsのライバル「せれのん」として登場。2人の会話が漫才になっている仕掛け。セレナは大阪弁で花音が京都弁。
あいらより10歳年上。通称「JUNさん」。アニメのみ登場。毎週、必ずと言っていいほどカッコイイんだか臭いんだかよくわからない名言(迷言?)を発する、あいら達が所属する芸能事務所・プリティートップの名物マネージャー。
あいらより20年上のプリティートップ社長。元プリズムクイーンで現役時代はりずむの母・そなたと壮絶なライバル関係に在ったが、引退後に現在の事務所を立ち上げる。前半は拝金主義的な側面ばかりが強調されていたが、ストーリーの後半で熾烈な半生が明らかにされてから人気急上昇中。
アニメ1期第33話から登場した6人目のプリズムスター。いつ、どこで生まれたのか不明。一度見た他人の技能をスキャンして自分の物にしてしまう能力を持っている。本編での登場に先立ち、第30話からの後期オープニングに登場していた。
伊藤かな恵
プリティーリズムを語る上で欠かすことのできない存在。
ゲーム稼働当初から、当時の主人公であるりずむのCVや音楽の歌唱、そして赤井めが姉ぇのCVを担当していた。
オーロラドリーム開始時に、アーケードゲームのりずむの声は交代したものの、それ以外の要素は継続。
そしてアニメでは、めが姉ぇをはじめとして、久里須かなめ、ヘイン、神崎そなた〈過去〉、スタンを演じている。もはや氏なくては成り立たないものとなっている。→かな恵空間も参照。