解説
フィギュアスケートは、スケートリンクの上でステップ、スピン、ジャンプなどの技を組み合わせ、音楽に乗せて滑走する競技。
名称はリンクの上に図形(フィギュア)を描くように滑ることに由来する。
シングルスケーティング、ペアスケーティング、アイスダンスは冬季オリンピック正式競技。また、シンクロナイズドスケーティングも行われている。
日本におけるフィギュアスケート
男女シングルでは2000年代から高橋大輔や浅田真央といった若くして世界最高峰の実力を持つ選手が登場し、そこからは毎年のように期待の新人と実績を持つベテランが競うような状態が続いている。今や一過性の繁栄に留まらず、冬季オリンピックでは毎回メダルが期待される花形種目にまで成長している。
トリノ五輪(2006年)では女子シングルで荒川静香が初めてフィギュアスケート種目の金メダルに輝き、彼女の代名詞でもある技「イナバウアー」はその年の流行語にも選ばれた。
2010年代には羽生結弦がソチ五輪(2014年)、平昌五輪(2018年)と2大会連続で金メダルを獲得し、日本だけでなく、世界からも注目されるトップアスリートとなった。
ただ、それでも高難易度の技が本番で成功せず、金メダルや優勝にあと一歩届かなかったという大会は少なくない。逆に言えば、それだけ高度な技に挑戦できる選手がいるという事でもあるが。