概要
男女1人ずつがペアを組み、音楽に合わせてステップなどを組み合わせダンスをする競技。
シングルではみられないアクロバティックなパフォーマンスを見ることができる。
社交ダンスにも似ている。
男女別々にスピンを行うソロスピン、1回転半を超えるジャンプ、パートナーを肩より上に持ち上げるリフト、制限時間を超えるリフトなどは禁止されている。ただし、女性が男性を持ち上げるリフトは認められる。基本的に男女が離れて演技してはいけない。
国際スケート連盟 (ISU)が定めたルールでは、フリーダンス種目を、またはリズムダンスかパターンダンスとフリーダンスの2種目を演技し、合計得点を競う。ISU主催大会ではリズムダンスとフリーダンスの2種目の合計得点を競う。
2009-10シーズンまでは、コンパルソリーダンス・オリジナルダンス・フリーダンスの3種目の合計得点で競われた。
2010-11シーズンにコンパルソリーダンスがパターンダンスに名称を変更、オリジナルダンスを廃止してショートダンスを新たに設けた。2018-19シーズンにショートダンスがリズムダンスに名称変更された。
フィギュアスケートの世界大会においては団体戦種目の一つで、日本も高水準の技量を持つ国の一つではあるが、競技人口はシングルやペアに比べて少なく、他の上位国に比べるとどうしても差をつけられやすいという課題を抱えている。
しかし、元々シングルで活躍していた高橋大輔が引退後にアイスダンスで復帰したことで注目を集める。また、小松原美里とペアを組んでいたティム・コレトが日本国籍を取得し「小松原 尊(たける)」として代表入りした2022年の北京オリンピックでは、他の決勝進出国に差をつけられながらもなんとか食らいつき、銅メダルに貢献した。