概要
高血圧は、現在の日本ではくり返しの測定で診察室血圧で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上である状態を指す。
高血圧の予防
この絵のように塩分・脂肪分の高い食事やアルコールの取り過ぎには注意が必要。
休肝日を設けることが他のさまざまな疾患の予防を兼ねるため、酒飲みの人は必ず意識して毎週設けること。
食事の塩分を減らすように意識し、自分で料理する際も出汁の旨味を活かし薄味にしていくようにしよう。
数字の悪い人はラーメンの汁を飲み干さない・漬物を避けるなどの食生活を心がけよう。
カリウム入りの食品で塩分の排出を促す方法もあるが、カリウムの制限が必要な病気もあるので医師の指導を受けること。
適度な運動を毎日行い肥満の人はダイエットをし、血行改善を心がけることも大事である。
これも肩こり、眼精疲労などの他の病気の予防にもつながる。
親族に循環器系や脳血管系の病気になった者がいる場合、遺伝的にリスクが特に高いため、即禁煙すること。
高血圧の治療
医師の指導に基づいた降圧剤の服用、適度な運動、塩分を減らすことが定番。
高血圧が引き起こす病気
特に恐ろしいのが動脈硬化に至ることで、脳血管系や循環器系のさまざまな病気の要因となる。
特に脂質異常症(高LDL-C、低HDL-C、高TG)や糖尿病も合併している場合は非常にリスクが高いので注意が必要。
文化的に塩分のとりすぎ傾向が強い東北地方、特に青森県では脳卒中や心疾患が多く全国ワーストクラスの短命県な原因と言われており、自治体も減塩キャンペーンを行なっている。
脳卒中系などは特に高血圧のリスクがあるが、大動脈解離や脳幹出血のような短時間で一気に容体が悪化しかつ救命率の低い急病にかかるリスクも上げる。
高血圧と便秘が重なると、排便の際に血圧が上昇して倒れるリスクも上がることになる。
遺伝的なリスクも大きいとみられ、家系によってはダメージが早く出ることもある。
著名人でも、実両親が早くに亡くなっていた櫻井敦司は自身も大酒飲みで芸能人ならではの不規則な生活、還暦近いというハイリスク要因も重なってか脳幹出血で死去している。
なので、「親兄弟や親戚が脳卒中既往歴がある」「親や祖父母が早死にしている」と言ったハイリスク家系の人は特に用心して日々の予防策をとることが大事である。
外部リンク
関連タグ
低血圧:こちらは対義語