概要
長期アニメとは、その名の通り通常のテレビアニメよりも長い期間放送され続けたアニメの事で、「サザエさん」や「ドラえもん」などと言った10年以上も続く長寿アニメと比べると、約3~9年程度と短いが、ある意味でいろんな視聴者に愛され続けて、長年多くの人々に親しまれてきたアニメの事である。まさに、『長寿アニメの支え役』とも言えるであろう。
これらのアニメが10年も続かないのには様々な理由があるが、やはり、関連グッズの売り上げと視聴率の低下が最大の理由である。作品によっては、放送終了後に復活を求める声もあるが、多くの場合は年が経つに連れて、知名度が下がっていく。ひどいときには、ファンから早期終了を望まれてしまう。
なお、長寿アニメ程ではないにしろ、やはり長年にわたって断続的に続いてるため、メイン・サブを問わぬキャストの交代や、時代が変わった故に見受けられる技術的相違が少なからずある。
特に顕著なのは、「こち亀」と「かいけつゾロリ」シリーズ。この2作品は、テレビシリーズの放送時期に対して原作が古いせいか、現実的な要素を含めていながら連載当時の時代背景を取り入れてるため、新作を含めて現代と技術がずれている事がある。「ゾロリ」の場合、ミャン王女のゲームが原作ではN64型だったのに対し、アニメではより古いスーパーファミコン型になってるため、余計に放送当時と技術がずれてる。また、2017年公開の劇場版最後新作「ZZのひみつ」では、ゾロリの母ゾロリーヌが若い頃の過去の世界は、一見1950年代を思わせるものだが、2017年当時から見るとむしろ青年キャラの祖父母が若い頃の時代のようであり、やはり視聴者と価値観がずれている。参考として、2014年に公開された「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」における1950年代を思わせる過去の世界は、ケータの祖父ケイゾウの少年時代である。ただよく考えると、ゾロリが青年(アニメでは年齢不明だが、少なくとも成人している)であるのに対してケータが小学生であるため、単純な比較は出来ない。
とはいえ、「こち亀」は(原作漫画・アニメ共に)新作で東京スカイツリーやスマートフォンが出るなどの現代の時代背景を取り入れてる事もあり、「ゾロリ」は所謂『TBS系列で先に放送されていて、作風が良く似たゲーム原作のアニメのような、現実的な要素がある異世界もの』である(加えてどちらも、メタ発言が少々扱われている)ので、多少は問題ないと思われるが。
また、放送回数が3桁以上で多いという共通点があるため今から見るには全話、もしくは最終回含めた終盤部分を視聴する事が難しい(全話配信されない、ソフト化しない)作品も多い。
主な長期アニメ一覧
斜め文字の原作者・主演声優はすでに故人である事を示し、☆は放送終了後も1回から数回・あるいは何度か新作アニメが製作された事がある作品を示し、×は(アニメとしての完全新作などで)1度も映画化されていない作品(ただし、テレビで放送された1話をそのまま映画用に引き伸ばしたり、1つの長編になるように再編集したりして上映する、所謂「ブローアップ版」としてのみ映画化された事がある作品は△)を示す。また、実写化された作品は□で表す。
放送期間が最短で2年11ヶ月である事とテレビ放送されている事を条件とし、テイコウペンギンや混血のカレコレなどの3年以上続いているが新作公開や放送時間が不定のYouTubeアニメは除外する
- 鉄腕アトム(第一作)(約4年、1963年1月1日~1966年12月31日)☆/△
原作:手塚治虫
製作:虫プロダクション
放送局:フジテレビ
合計話数:193話
※日本初の本格的なテレビアニメにして、初の長期アニメ。
※長期アニメでは唯一のモノクロアニメ。
※1966年7月には、完全オリジナルの新作アニメ映画「ロボット大戦争」が製作・公開される予定だったが、脚本の完成が間に合わなかった事を理由に、没となってしまった。
※その後はリメイクやスピンオフ的作品を含めた新作が4作ほど作られているが、2回目のリメイクASTROBOY鉄腕アトムからアトムの声を津村まことが担当することが多くなったが、その後にアトムが出る新作では違う俳優や声優が演じる事が多い。
- 巨人の星(第一作)(3年6ヶ月、1968年3月30日~1971年9月18日)☆/△
制作:よみうりテレビ
アニメーション製作:東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)
放送局:よみうりテレビ(日本テレビ)
合計話数:182話
※長期アニメでは初のカラーアニメ。
※1977年から1978年と1979年にも続編が放送された。
- マジンガーシリーズ。
- 一休さん(7年8ヶ月、1975年10月15日~1982年6月28日)□
放送局:NET系列→テレビ朝日
合計話数:296話
主人公:一休(藤田淑子)
※長期アニメとしては初めて、合計話数が200話を超えた作品。(サザエさんの方が1969年で200回超えも早いが長寿アニメ化したので長期アニメではない。)
※ONEPIECEが長期アニメ化→長寿アニメ化になるまで、長らく、「東映アニメーション」の製作アニメでは話数と期間の両方で最長であった。(厳密にはONEPIECEより先にドラゴンボールが一休さんより長く放送し長寿アニメの項目に記載されているが改題されたり一時的に主人公交代などを行っており「特殊な長寿アニメ」扱いとなっている。)
※「東映まんがまつり」の1つとして公開された映画6作の中で、最も新しい「一休さんとやんちゃ姫(1978年3月)」と「春だ!やんちゃ姫(1981年3月)」以外は、ブローアップ版である。
- ルパン三世PART2(3年、1977年10月3日~1980年10月6日)☆/□
原作:モンキー・パンチ
製作:東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)
放送局:日本テレビ
合計話数:155話
※扱い上は、1971年10月から半年間放送された「PART1」の続編。
※長期アニメとしては初めて、既に存在するシリーズの新作となった作品でもあった。
※「PART1」が初回からの視聴率低迷によって、本来の大人向けから子供向けに格下げされたのとは対照的に、こちらは当初から子供向けのアニメとして設計された。
※今では新作で聞く事が出来ないメタ発言が扱われる貴重な存在でもあった。
※他のルパンシリーズもそうだが、回によっては、レギュラーを含めたキャラクターの外観や、基本以外の設定が変わる事は、特に珍しい事ではなかった。
※代表的な劇場版である「ルパンVS複製人間」と「カリオストロの城」の2作が公開されたのは、このシリーズの放送中であった、1978年と1979年の12月の事。また、「カリ城」の宮崎駿は第145話と最終回も担当した。
※1978年12月に、初の長編作にして劇場版第1作となる「ルパンVS複製人間」が公開されたため、今ではほとんど知られていないが、同年3月には「東宝チャンピオンまつり」の1つとして、第8話「ベネチア超特急」のブローアップ版が公開されている。
※PART2放送終了後も不定期に新作が制作され続けるがPART6の0話で小林清志が勇退しルパン三世のメインキャストを担当したオリジナルキャストが居なくなり2022年7月30日に逝去、既に降板しつつも小林の没後も存命していた増山江威子(パイロット版と沢城みゆきに交代するまでのPART2以降)も2024年5月20日に逝去し、現在も存命しているのは二階堂有希子(PART1)のみである。
- まんがはじめて物語(5年11ヶ月、1978年5月6日~1984年3月31日)×
制作:ダックスインターナショナル
放送局:TBS
合計放送回数:305回(1回15分2話形式が基本で再放送も含む)
主人公:モグタン(津賀有子)
※TBS唯一の長期アニメであるが、実写との併用の為、評価が分かれる所である。当初お姉さん役はうつみ宮土理が担当していたが、病気療養で19話から岡(現・五十嵐)まゆみに交替し、まんが日本昔ばなしと共に昭和50年代のTBS子供番組の両輪を担った。
※関東ローカルセールス枠にもかかわらず5年11ヶ月の放送となり、他地域では時差ネットで放送され、機動戦士ガンダムを短縮打ち切りに追いやる程の高視聴率を上げた。
※終了後、シリーズはまんがどうして物語→まんがなるほど物語→新まんがなるほど物語→まんがはじめて面白塾と続き、全13年に及ぶシリーズとなった。2001年3月30日に特番*「21世紀まんがはじめて物語」*が放送され、シリーズ化も検討されたが、ダックスインターナショナル社長の急逝、及び後任の社長未亡人がテレビ事業撤退を決めた為、ダックスインターナショナルの最終作となり、シリーズ化も潰えた。
- Dr.スランプアラレちゃん(5年10ヶ月、1981年4月8日~1986年2月16日)☆
原作:鳥山明
製作:東映動画(現:東映アニメーション)
放送局:フジテレビ
合計話数:243話(&スペシャル版2話)
※放送開始当初は1回15分の2話形式だったが、2ヶ月経った頃から1回1話形式の回も多くなり、最終的に、半年で1回1話形式に統一された。
※最終回では、全編を通してメタ発言が扱われた。
※主人公であるアラレは、原作漫画の連載とアニメの放送が共に終了した現在、同じく鳥山明原作の「ドラゴンボール」シリーズのアニメに、時折ゲストとして出演している。
※1997年〜1999年にリメイクアニメが行われたが終了後はDr.スランプのキャラがメディア展開された際にリメイク版で演じた川田妙子ではなく本作の小山茉美が演じていて、千兵衛役も屋良有作が再び声を担当するのは本作の内海賢二の逝去後となり、本作のキャストが起用できない場合にリメイク版キャストが使われる傾向となっている。
- 忍者ハットリくん(6年3ヶ月、1981年9月28日~1987年12月25日)☆
原作:藤子不二雄A
制作:シンエイ動画
放送局:テレビ朝日
合計話数:694話(&スペシャル版11話)
※藤子不二雄Aの作品では、唯一の長期アニメ。
※当初と末期は、他の藤子作品の後番組扱いで、1回10分の1話形式の放送だっだが、1983年3月からの2年間は独立し、基本的に1回15分の2話形式となった。
※ひっそりと終了した数少ない作品…でも2004年に香取慎吾主演の映画化が行われ、インド向けの新作(日本での名義はNINJAハットリくんリターンズ)が2012年から展開され合計156話分作られている。
- うる星やつら(5年5ヶ月、1981年10月14日~1986年3月19日)☆
原作:高橋留美子
製作:キティ・フィルム/フジテレビ
放送局:フジテレビ
合計話数:218話
※奇しくも、原作と共に現在まで続く「るーみっくわーるど」の原点となった。
※放送開始からの半年間は1回15分の2話形式だった。ただこれでは、原作にすぐ追い付いてしまうため、その後は1回1話形式に変更された。
※視聴率は20%前後と好調だったが、「常に半裸の少女が登場」「登場人物の下品な発言を子供がマネする」などの理由で、主にPTAなどからのクレームが、よく殺到していた。そのため、フジテレビのワースト番組上位の常連となり、番組企画者は常に会議室で謝罪させられていたという。
※放送終了後も根強い人気があったため、映画やOVAが何本も製作されたが、原作エピソードのアニメ化は、1988年公開の「完結篇」を以て終了した。
- キテレツ大百科(8年2ヶ月、1988年3月27日~1996年6月9日)×
原作:藤子・F・不二雄
製作:ぎゃろっぷ
放送局:フジテレビ
合計話数:331話
※原作は短編であり、しかもその話数もかなり少ない。アニメはその関係で、オリジナルストーリーが大半を占めている。そのオリジナルストーリーが、同じく藤子・F・不二雄の作品である「ドラえもん」における原作末期のほとんどの回の素になっているのも、藤子・F・不二雄が本作のアニメを、それだけ気に入っていたという証であろう。また、当初は1回15分の2話形式の回もあったが、上記でも述べたように原作の話数が少ないため、すぐに1回1話形式に統一された。
※放送開始前年の1987年11月に、90分の単発テレビスペシャルとしてアニメ化された。
※レギュラーキャラ5人の内、コロ助/みよちゃん/ブタゴリラの3人は、視聴者の誰にも気付かれる事なく、声優交代がひっそりと行われていた。
※当初は1994年春に終了する予定だったが、その時点では後続作品がまだ決まってなかったため、「後番組の体制が整うまで適宜延長する」という対応により、最終的には、なんと2年以上も延期するという極めて異例の事態となった。(但し、それに伴う特番休止も多くなった)
※2001年にNHK教育(現・Eテレ)で単発ドラマ化しており、コロ助の声が杉山佳寿子に交代するまで演じた小山茉美である。
- 美味しんぼ(3年6ヶ月、1988年10月17日~1992年3月17日)
制作:シンエイ動画
放送局:日本テレビ
合計話数:136話
※昭和に誕生した最後の長期アニメ。
※放送終了後、1992年と1993年に「金曜ロードショー」で2時間スペシャル版が放送されている。
- おぼっちゃまくん(3年8ヶ月、1989年1月14日~1992年9月26日)×
原作:小林よしのり
制作:シンエイ動画
放送局:テレビ朝日
合計話数:164話
主人公:御坊茶魔(神代知衣(旧芸名:神代智恵)/横山智佐(一時代役))
※折しも、放送開始の1週間前に元号が改元されたため、平成初の長期アニメとなった。
※基本は1回15分の2話形式だが、時折、1回1話形式の回もあった。
※2024年時点でOPとEDを含めた全話を見る手段が無い作品の1つである、全話配信しているDMMTVや、2024年2月から期間限定配信を行っているYouTubeのおぼっちゃまくん公式チャンネルではOPEDがカット、2013年に出したセルDVDではEDの「GO!GO!ハマちゃま」が権利上の都合で未収録
※2024年9月24日にテレビ朝日とシンエイ動画はインド市場向けに本アニメの新作を制作することを発表し2025年春頃の放送開始を予定しているとのこと。
- らんま1/2 熱闘編(2年11ヶ月、1989年10月20日~1992年9月25日)☆
原作:高橋留美子
製作:キティ・フィルム/フジテレビ
アニメーション制作:スタジオディーン
放送局:フジテレビ
合計話数:143話
※同年4月から9月までの半年間放送された「無印編」の続編。
※乱馬の母が登場した所で終了。その後OVAや映画で続編が作られるも、最終エピソードは映像化されず、1990年代末期にキティフィルムがアニメ製作事業から撤退した為、実現しなかった。乱馬(男)役の山口も、完結編の映像化を希望していたが、その願いは今も叶ってない。
※2024年6月26日に再アニメ化が発表された、2024年10月5日より日本テレビ系列にて一部キャスト続投で放送予定。
- 美少女戦士セーラームーンシリーズ(4年11ヶ月、1992年3月7日~1997年2月8日)☆/□
「美少女戦士セーラームーン」(1992年3月~1993年2月)
「美少女戦士セーラームーン R」(1993年3月~1994年3月)
「美少女戦士セーラームーン S」(1994年3月~1995年2月)
「美少女戦士セーラームーン SuperS」(1995年3月~1996年3月)
「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」(1996年3月~1997年2月)
原作:武内直子
製作:テレビ朝日/東映エージエンシー
アニメーション制作:東映動画(現:東映アニメーション)
放送局:テレビ朝日
合計話数:200話(&スペシャル版1話)
※長期アニメ初の女子向けアニメ。
※当初は無印だけで終了する予定だったが、後半に登場した関連グッズの「ムーンスティック」がヒットした事で、1992年12月に急遽存続が決まった。
※放送終了と再開を連続で繰り返した初めての長期アニメ。
※ANNネットワーク拡大運動の立役者で、テレビ朝日飛躍の功労番組でもあったが、ネット局を増やしながら放送していた為、予算削減の影響で3年目以降、特に「セーラースターズ」の後半は特番による休止が増え、視聴率は徐々に低下した。結局それを受けてシリーズは終了。その僅か7ヶ月後に、放送枠自体も失う羽目になった。
※因みに、当初の予定通り無印のみで完結してシリーズ化されなかったら、その次番組の候補に「スラムダンク」が挙がっていたと言う説もあった。
※その後、東映特撮番組が2本しか導入出来ない内規に抵触した実写ドラマ版も、5大キー局からスルーされた2014年の新作アニメ(ただしリメイク版として)の「Crystal」も、後から誕生・大ヒットした「プリキュア」との兼ね合いなどもあったため、テレビ朝日で放送される事はなかった(なお、「Crystal」は「聖闘士星矢Ω」と競合し、敗れたと言う説もある)。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所(8年6ヶ月、1996年6月16日~2004年12月19日)☆/□
原作:秋本治
製作:ぎゃろっぷ
放送局:フジテレビ
合計話数:344話(&スペシャル版18話)
※2年もかかってようやく決まった「キテレツ大百科」の後続作品。
※現在進行中の作品を除けば、現時点で最長の長期アニメ。
※基本は1回1話形式だが、ごく稀に、1回15分の2話形式の回もあった。
※両津役のラサールや、麗子役の森尾由美などのレギュラーをはじめ、声優を本業としないタレントや俳優が、よくメインゲスト役などで出演していた。
※本当は、1980年と1985年にアニメ化された事があるが、前者はゲーム機のCM、後者は期間限定のOVAだったため、今ではその事実はほとんど知られていない(黒歴史は無関係)。
※原作連載開始から20年経過してからの放送開始だったため、原作エピソードの中でも、主に放送当時の時点で既に時勢が過ぎた回(特に初期)は、時勢設定の変更さえも不可能だったなどの理由から採用されなかったため、必ずしも全ての原作エピソードがアニメ化される訳ではない事を象徴するアニメでもあった。
※1997年12月に発生したポケモンショックを教訓に、番組冒頭で両津をはじめとする登場人物が、視聴者に注意を促す(所謂「アニメキャラクターによる勧告」)という、どこよりもユニークな手法が取られた。
※監督が3度も交替した中で、3代目監督・高松信司の代が長かったのも、作品と波長が合ったのかも知れなかった。しかしその反面、原作エピソードでアニメ化されなかった回の多さから、改めて「こち亀は、映像化させるのが難しい漫画である」という事を、強く痛感させられる。
※放送終了後も、年に2回のペースでテレビスペシャルが4年間、生誕40周年にして原作漫画の定期連載終了となった2016年以降も新作アニメが製作・放送されている(ただし、2017年は「FNS27時間テレビ31」内での短編コーナー(日本史に因む1話3分の特別編)の1つとして、2018年はパラスポーツを題材としたNHKの短編アニメ「アニ×パラ 〜あなたのヒーローは誰ですか〜」とのコラボ回として製作・放送されたため、通常のものとは異なる作品だ)。
- 金田一少年の事件簿(3年5ヶ月、1997年4月7日~2000年9月11日)☆/□
製作:東映アニメーション
放送局:日本テレビ
合計話数:全148話&スペシャル版1話
※放送開始前の96年12月に劇場版が公開されたが、一と剣持のCVはテレビシリーズと異なっている。
※放送終了から7年後の2007年11月には2週連続のテレビスペシャルが放送された。
※2014年から2016年に『金田一少年の事件簿R』で久々にテレビアニメ化、合計4クール近く放送された。
※テレビドラマ化される回数も多く2022年に5回目のテレビドラマ化が実現している。
- おジャ魔女どれみシリーズ(4年、1999年2月7日~2003年1月26日)☆
「おジャ魔女どれみ」(1999年2月~2000年1月)
「おジャ魔女どれみ ♯」(2000年2月~2001年1月)
「も〜っと! おジャ魔女どれみ」(2001年2月~2002年1月)
「おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン!」(2002年2月~2003年1月)
原作:東堂いづみ(擬人名称)
製作:朝日放送/ADK/東映アニメーション
アニメーション制作:東映アニメーション
放送局:朝日放送(テレビ朝日)
合計話数:201話
※奇しくも、5年後の2004年2月から現在まで続く「プリキュア」の先駆けともなった。
※同時期には漫画家のたかなししずえによる漫画版が、「なかよし」で掲載されていた。
※原田知世をはじめ、声優を本業としない女優などが、ゲストとしてよく起用された。
※2003年2月。全シリーズの放送終了によって、同じく東堂いづみによるファンタジーアニメ「明日のナージャ」が、本作の後続シリーズとして製作され、本作と同じ時間帯に放送された。しかし、子供向けとしては設定と内容が重過ぎて視聴者から受け入れられず、1年でシリーズ化されないまま、黒歴史・打ち切りとなってしまった(これを受けて翌年の2月からは、「ふたりはプリキュア」が放送され、こちらは逆に大ヒットしたため、現在も続く長寿シリーズとなった)。
※2010年。今度は、本作のスタッフが多数起用された「ハートキャッチプリキュア!」の好評を受けて、翌年の12月に、シリーズ構成の山田隆司による正式な続編として、小説の「おジャ魔女どれみ16」が刊行。これもベストセラーとなってシリーズ化され、2015年まで続いた。
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(4年5ヶ月、2000年4月18日~2004年9月29日)☆
原作:高橋和希
製作:ぎゃろっぷ
放送局:テレビ東京
合計話数:224話
※放送終了後、世界観やキャラが変更され、ひいては本作がシリーズ化する事となった
※本当は、1998年4月から半年だけテレビ朝日で放送された事があったが、今では封印作品となっているため、その事実はあまり知られていない。
- とっとこハム太郎シリーズ(5年9ヶ月、2000年7月7日~2006年3月31日)☆
「とっとこハム太郎」(2000年7月~2004年3月)
「とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ!」(2004年4月~2006年3月)
原作:河井リツ子
製作:テレビ東京/テレビ東京メディアネット/小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント
放送局:テレビ東京
合計話数:296話
※放送期間は、1995年4月から放送された「スレイヤーズ」と同じ枠で放送された中では、最長のテレビアニメとなっていた。
※2001年12月から、主にゴジラシリーズとの同時上映として、劇場版が公開された。監督は全て、「あしたのジョー」や「ガンバの冒険」などで知られる、出崎統が担当。
※放送開始1年前には、パイロット版が製作されたが、原作ベースのためか、キャラクターの外見や設定が、テレビアニメ版とは異なっており、別物のアニメと言える。
※放送開始から数年経つと、急激な路線変更やハムスターでは本来(チョコを食べるなど)あってはならない演出などによってクレームが多発し、人気や視聴率、そして関連グッズの売り上げは急激に低下していった。これを受けて、2001年12月から続いた劇場版の公開は2004年に打ち切られ、2年後にはテレビシリーズも、その後を追うように放送を終了した。
※放送終了後も、短編アニメ(僅か2年で打ち切られ、ソフト化もされてない)や「のりスタ!」のミニコーナーなどで、地道に継続していた。2011年4月からは、再放送が中心となる30分のアニメとして久々に独立したが、既に知名度も落ちていたため、2013年3月と約2年で終了、同年10月には「のりスタ!」からも姿を消した。「もうこれ以上、存続させる理由がない」と判断されたのか、以降の新作アニメの製作は無いが、公式Twitterが現存かつ稼働中であり映画の再上映が行われたりグッズが細々と販売されたりYouTubeチャンネルを開設して過去のアーカイブを投稿している。
- 犬夜叉(3年11ヶ月、2000年10月16日~2004年9月13日)☆
原作:高橋留美子
放送局:読売テレビ(日本テレビ)
合計話数:167話
主人公:犬夜叉(山口勝平)
※前世紀に誕生した最後の長期アニメ。
※長期アニメとしては、最後の「るーみっくわーるど」作品でもあった。
※原作に追いついてしまったことにより放送を終了、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドになり、当時の視聴者から抗議が殺到した。
※放送終了から5年後には、完結編が放送され、原作同様の結末を迎えた。しかし、未アニメ化の20巻分を26話で放送しなければならず多くの話が縮められたうえ、大半の地方局では平日夕方のアニメ再放送枠が既に消滅し、地元情報番組になった局が多かった為、放送された地域局どころかキー局である読売テレビですら深夜枠でしか視聴出来ず、深夜以外で見ることが出来たのは夕方になった長野県と日曜朝になった熊本県だけだった、そのため映像ソフト化かネット配信を待たなければならなかった地域が多かった。
※完結編終了から10年後、原作の未来を描く「完全新作」の制作が決定し放送された、分割2クールずつの計48話と放送当時の続編物では中々のボリュームとなった。
- ロックマンエグゼシリーズ(3年 2003年10月4日~2006年9月30日)
原作:なし(カプコンの原案によるゲームを原作としたテレビアニメのため)
製作:テレビ東京、NAS、小学館プロダクション
アニメーション制作:XEBEC
放送局:テレビ東京
合計話数:全153話
2期:ロックマンエグゼAXESS:2003年10月4日~2004年9月25日(全51話)
3期:ロックマンエグゼStream:2004年10月2日~2005年9月24日(全51話)
4期:ロックマンエグゼBEAST:2005年10月1日~2006年4月1日(全25話)
5期:ロックマンエグゼBEAST+:2006年4月8日~9月30日(全26話)
※主人公の変動は無いが1期(ロックマンエグゼ:2002年3月4日~2003年3月31日(全56話))から半年ほど休止してから2期が開始され3年ほど続いたという経緯が有り今世紀初の長期アニメの座は下記のミルモでポン!とあたしンちに先を越された(1期から2期までの休止期間も放送期間として含め一緒にカウントするなら約4年1ヶ月、全209話となる)、最終シリーズの5期で
10分アニメに縮小して終了、ゲームも6作目で完結したが新作を望むファンも居る。
※後に同じカプコン作品からアニメ化した逆転裁判以上に、こちらは改変とカットされた話や設定が多い。
※流星のロックマンにシリーズが変わったが、1作目のバージョン商法による不評やクオリティ不足などからロックマンエグゼほどの人気は得られず1年半で終了、ペンギンの問題に放送枠を明け渡した。
※家庭用ゲーム機作品を原作とし主人公の変動もないアニメ作品としては妖怪ウォッチが登場するまではポケットモンスターに次いで2番目に放送期間が長い作品であった。
- ミルモでポン!シリーズ(3年6ヶ月、2002年4月6日~2005年9月27日)×
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」(2002年4月~2003年9月)
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」(2003年10月~2004年3月)
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! わんだほう」(2004年4月~2005年4月)
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ」(2005年4月~2005年9月)
原作:篠塚ひろむ
製作:テレビ東京/小学館プロダクション
アニメーション制作:スタジオ雲雀
放送局:テレビ東京
合計話数:172話
主人公:ミルモ(小桜エツコ(旧芸名:小桜エツ子))/南楓(中原麻衣)
※今世紀初の長期アニメでちゃお作品初の長期アニメでもあり部数増加にも貢献したとされる。
※最初の時間帯は土曜の朝で内容も原作を消化しつつアニメオリジナルを混ぜての放送だったが視聴率が時間帯の割に高かったのか延長したのちゴールデンに移動し恋愛要素を薄めたほぼ全編アニメオリジナルのストーリー構成になったが視聴率は朝で放送してた頃より上がらず下がっていったため最終シリーズと決めたちゃあみんぐは原作に寄り添った恋愛中心の話作りに戻って終了し半年後に原作も終了した。
※最終シリーズの頃にマクドナルドのハッピーセットに選ばれている。
※本作終了後に篠塚ひろむ作品のアニメ化は2度されているが放送期間は本作が最長のままであり、リメイクなどの再アニメ化などもしていないが2023年に舞台化が行われた。
- あたしンち(7年5ヶ月、2002年4月19日~2009年9月19日)☆
原作:けらえいこ
製作:テレビ朝日/シンエイ動画/ADK
放送局:テレビ朝日
合計話数:330話
※同時期に放送開始した「ミルモでポン!」シリーズと共に、今世紀初の長期アニメとなっていた。
※基本は1回15分の2話形式だが、たまに、1回1話形式の回もあった。
※みかんの母がアニメでの宣伝担当の殆どを担っており、エンディングテロップのクレジットでは主人公が表示される位置にあるため主人公と勘違いされることが多い。
※原作が1度終了したものの再開された珍しい作品の1つである。
※2004年、前年の12月に公開された劇場版第1作の失敗を受け、テレビ朝日のアニメ政策変更に巻き込まれローカル枠へ左遷され、その後最大5年間も飼い殺しの憂き目に遭った(地域によっては、それ以前に打ち切りとなった局もあった)ため、ある意味「不遇のアニメ」と言えるが3D映画化されたり、アニマックスで「あたしンち2」の名義で26回ほど新作が製作された
※あたしンち30周年を記念して単行本の未アニメ化から選出した新作アニメ「あたしンちNEXT」が決定、2024年6月5日からYouTubeで配信開始され以降は毎月5日に1話配信し全5話を予定。
- 金色のガッシュベル!!(3年、2003年4月6日~2006年3月26日)
原作:雷句誠
製作:フジテレビ/読売広告社/東映アニメーション
放送局:フジテレビ
合計話数:150話
主人公:ガッシュ・ベル(大谷育江(1話~140話)/吉田小南美(141話~最終話))
※視聴率と商品販売の低下及び原作に追い付いたために終了、それ以降の新作アニメ化はされていないが漫画の続編が電子漫画サイトで掲載中。
- かいけつゾロリシリーズ(3年、2004年2月1日~2007年1月28日)☆
「かいけつゾロリ」(2004年2月~2005年2月)
「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(2005年2月~2007年1月)
原作:原ゆたか
製作:メ~テレ/東急エージェンシー/ゾロリエンターテイメント
アニメーション制作:亜細亜堂/アンバーフィルムワークス(「まじめにふまじめ」はサンライズ)
放送局:メ~テレ(テレビ朝日)
合計話数:149話
※原作は漫画でなく児童書であるため、シリーズものでありながら大半の回の順番が原作と一致しないのが特徴。また、キャラクターの外観も異なるため、原作とはすぐに見分けが付く。
※放送開始から僅か2年で、なんと当時までの原作ネタを全て使い切ってしまったため、最後の1年間は、完全オリジナルストーリーとして構成された。
※山寺宏一が主人公と主題歌の両方を担当する、唯一のアニメシリーズでもある。
※本当はテレビアニメ化前にも、1989年発売のOVAや、1993年公開の短編映画としてアニメ化されていた(キャラクターの外観は、どちらも原作に近いものだ)が、今ではその事実はあまり知られていない。「封印作品となっているため」とも言われるが、その本当の理由は謎である。
※2002年に製作されたパイロット版では、キャラが3DCGで描かれていたが、本編で採用されないまま、フルCG化は没案となってしまった。しかもその事実は、今では全く知られていない。
※2006年3月公開の劇場版第1作「なぞのお宝大さくせん」にて、同時上映作品となった「ケロロ軍曹」と(主に特報・予告編の最後と宣伝で)コラボした事がある。
※放送終了から5年後の2012年12月から、新作の劇場版(2015年からはオリジナルストーリー)が数年に1度のペースで製作・公開されており、それを経て2020年4月5日からは、「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ(NHKのEテレで放送)」として、再度テレビアニメ化されている。
- ケロロ軍曹(7年、2004年4月3日~2011年4月3日)
原作:吉崎観音
製作:テレビ東京/NAS/サンライズ
放送局:テレビ東京
合計話数:358話
※他作からのパロディネタとメタ発言が頻繁に扱われていた。
※基本は1回15分の2話形式だが、時には、1回1話形式の回もあった。
※最後の1年間は「SDガンダム三国伝」との共同放送となったため、前半の15分だけの放送となっていた(後半を合わせたフルバージョンは、翌日の深夜に放送された)。
※2006年には劇場版第1作で「かいけつゾロリ」と、放送終了後の2017年には同じく吉崎観音の作品である「けものフレンズ」と、それぞれコラボした事がある。
※2014年には、新作として「ケロロ 〜keroro〜」がアニマックスで半年間放送されたが、フラッシュアニメであるため、本当の意味での新作アニメに含めるかどうかは、判断が難しい。
※そして、2024年4月1日において放送から20周年を迎え、アニメ新プロジェクトが始動されており、制作会社も旧サンライズからバンダイナムコピクチャーズに一新され、14年振りに復活が可能かもしれない。
- BLEACH(7年6ヶ月、2004年10月5日~2012年3月27日)
原作:久保帯人
放送局:テレビ東京
合計話数:366話
※アニメの展開がすぐ原作に追いついてしまうため、オリジナルストーリーが頻繁に放送されていた。それ故に視聴者からの評価は低く、関連商品の売り上げや視聴率は低迷していた。さらに、追い討ちをかけるように、2010年12月に公開された劇場版第4作が興行的に失敗。こうして、2012年3月に放送終了となった。3年後には原作漫画の連載も終了したが、最終章のアニメ化が決定するのはそれから4年後のことだった。
- おねがいマイメロディシリーズ(3年11ヶ月、2005年4月3日~2009年3月29日)
「おねがいマイメロディ」(2005年4月~2006年3月)
「おねがいマイメロディ 〜くるくるシャッフル!〜」(2006年4月~2007年3月)
「おねがいマイメロディ すっきり♪」(2007年4月~2008年3月)
「おねがい♪マイメロディ きららっ★」(2008年4月~2009年3月)
原作:なし(サンリオを原案としたテレビアニメのため)
制作:スタジオコメット
放送局:テレビ東京
合計話数:208話
※サンリオを原案とした初の長期アニメ。
※2005年は、マイメロディの誕生から30周年を迎える節目の年となった。
※無印とくるくるシャッフル!は1回1話形式だが、すっきり♪では1回10分の1話形式の短編作品として「ロビーとケロビー」と共に「アニメロビー」内のコーナーとして放送され、きららっ★では1回15分の2話形式だが、1回1話形式の回もあった。
※テレビアニメ化前にも、1989年に短編映画、1994年に短編OVAとしてアニメ化されていた。
※放送終了から3年後の2012年8月に同時上映作品が「映画ジュエルペット スウィーツダンスプリンセス」と共に公開された。
- アイシールド21(2年11ヶ月、2005年4月6日~2008年3月19日)
製作:ぎゃろっぷ
放送局:テレビ東京/NAS
合計話数:145話
※原作者達は好きなようにやっちゃってくださいと独自オリジナルも容認している。
※王城との再戦までで一区切りとし、その後、新作アニメは製作されなかった。
※新人声優が多く入野自由は当時は17歳と高校生くらいの年齢で自身が演じた主人公との年齢に大差がなかったなかでロンドンブーツ1号2号の田村淳が参加しており演技の評価は割と高かった。
- おでんくん(3年11ヶ月、2005年4月8日~2009年2月27日)×/☆
原作:リリー・フランキー
アニメーション制作:エッグ
放送局:NHK Eテレ
合計話数:156話
主人公:おでんくん(本上まなみ)
※「天才ビットくん」→「天才てれびくんMAX ビットワールド」のアニメコーナーとして放送されたため、よく再放送が行われていた。
※「天才ビットくん(ビットワールド)」及び、「天才てれびくん」シリーズのコーナーとしては、最長期のアニメとなった。
※放送終了直後の2009年4月1日、製作会社の「トライネット・エンタテインメント」は、日販運輸・日販製函と合併する形で消滅した。
- 味楽る!ミミカ(3年、2006年4月3日~2009年3月27日)×
原作:なし(春日あかねの原案による完全オリジナルアニメのため)
製作:デジタル・メディア・ラボ
放送局:NHK Eテレ
合計話数:225話
※毎週ではなくほぼ毎日の放送であったため、再放送が頻繫に行われていたが番組終了後の再放送はほぼ無くなり配信などもされておらず再び見るのが難しくなっている。
※多くのテレビアニメとは異なり、所謂ウェブコミックのような動く漫画や紙芝居を思わせるアニメーションに実写映像を融合する、作中でキャラクターの台詞の一部が漫画のようにふきだしで表示されるなど、かなり変わった表現法のアニメだった。
- ぜんまいざむらい(4年、2006年4月3日~2010年3月26日)×
製作:A-1Pictures/小学館
放送局:NHK Eテレ
合計話数:215話
※同日に放送開始した「味楽る!ミミカ」と同様、毎週ではなくほぼ毎日の放送であったため、再放送が頻繫に行われていた。
※当初は1回1話形式の5分だったが、翌年には1回5分の2話形式が基本の10分に延長。
※最後の1年間は、全て再放送だった。
- 銀魂 第1期(4年、2006年4月4日~2010年3月25日)☆/□
原作:空知英秋
製作:テレビ東京/dentsu/サンライズ
放送局:テレビ東京
合計話数:201話
※原作でもパロディネタとメタ発言が多いが、アニメではそれ以上に多い。
※基本は1回1話形式だが、ごく稀に、1回15分の2話形式の回もあった。
※劇場版第1作「新訳紅桜篇」が公開されたのは、放送終了直後となった2010年4月の事だ(厳密にいえば当時は、再放送が開始されたばかりである)。
※1年間の再放送を経て、2011年4月から第2期が放送され、その後も断続的に放送された。
※2017年1月の4期からは、深夜枠で放送された。
※2015年、「原作サイドから「原作が近々終了する」という連絡を受けて、アニメと原作を出来るだけ同じタイミングで完結させる」という企画を理由に、3年も延期が続いた末、2018年10月に、原作の連載と共に、テレビシリーズの放送を突然終了した(そして実はこの時点で、どちらも本当の意味では完結してなかった)。
- 家庭教師ヒットマンREBORN!(4年、2006年10月7日~2010年9月25日)×
原作:天野明
製作:テレビ東京/電通/アートランド
放送局:テレビ東京
合計話数:203話
※リボーン役のニーコや、獄寺隼人役の市瀬秀和などのレギュラーをはじめ、メイン・サブ・敵を問わず、舞台や特撮を中心に活動する多くの役者や新人声優が出演していた
※その後もエルドライブや鴨乃橋ロンの禁断推理など天野明の作品のアニメ化はしているが、既に完結している本作やエルドライブの原作後半から終盤部分のアニメ化は実現していない。(本作のみ集英社サイト内のデジタルコンテンツのVOMICによる音声化は一部されている。)
- クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!(4年、2009年3月30日~2013年3月29日)×
原作:なし(実写パートを挟む完全オリジナルアニメのため)
製作:NAS/NHKエデュケーショナル/スタジオディーン
放送局:NHK Eテレ
合計話数:400話(特集を除く)
※「味楽る!ミミカ」の後続番組で、同ジャンルの前番組と同じく毎週ではなくほぼ毎日の放送であったため、再放送が頻繫に行われソフト化も多かったが、番組終了後は再放送がほぼ無くなり全部がソフト化されたわけではなく配信もされていないので全話を視聴することは困難となっている。なお、「味楽る!ミミカ」と違い、こちらのアニメパートは通常と同じ表現法のアニメだ。
※本作で声優デビューした福原は、実写パートでも同役を担当、舞い上がれ!の主演女優に抜擢された際に数話ほど本作の再放送が行われた。
- 毎日かあさん(3年、2009年4月1日~2012年3月25日)×/□
原作:西原理恵子
製作:ぎゃろっぷ(96話まで)→TYOアニメーションズ(97話以降)/同友アニメーション(63話以降)
放送局:テレビ東京
合計話数:全142話
※毎日新聞にて掲載していた自身の私生活を元にしたノンフィクション寄り作品、アニメ放送終了後に作者が”卒母”を宣言したことで2017年6月26日に連載終了。
※原作との相違点は主人公一家の名字が変わったり子供たちに名前が設定されたり、夫との離婚や死別エピソードは使用されなかった…など
※途中で放送時間帯が変わり、実写パートが入るようになった。
※アニメ映画は実現していないが実写映画化はされている。
- ジュエルペットシリーズ(6年9ヵ月、2009年4月5日~2015年12月26日)
「ジュエルペット(無印)」(2009年4月~2010年3月)
「ジュエルペットてぃんくる☆」(2010年4月~2011年3月)
「ジュエルペットサンシャイン」(2011年4月~2012年3月)
「ジュエルペットきら☆デコッ!」(2012年4月~2013年3月)
「ジュエルペットハッピネス」(2013年4月~2014年3月)
「レディジュエルペット」(2014年4月~2015年3月)
「ジュエルペットマジカルチェンジ」(2015年4月~12月)
原作:なし(サンリオとセガトイズを原案としたテレビアニメのため)
制作:スタジオコメット(無印からレディまで)/ゼクシズと共同制作(レディのみ)/スタジオディーン(マジカルチェンジのみ)
放送局:テレビ東京
合計話数:351話
※「おねがいマイメロディシリーズ」の後続番組で、サンリオ枠の長期アニメ。
※無印とてぃんくる☆、きら☆デコッ!からレディは1回1話形式だが、サンシャインとマジカルチェンジは、1回15分の2話形式だが、1回1話形式の回もあった。
※放送終了後はWeb配信という形でショートアニメ『ジュエルペットあたっくちゃんす!?』の配信が開始されている。
- FAIRY TAIL 第1期(3年6ヶ月、2009年10月12日~2013年3月30日)☆
原作:真島ヒロ
製作:テレビ東京/電通/A-1Pictures
放送局:テレビ東京
合計話数:175話
※第1期の放送終了時には、新作アニメによる放送が再開される事を前提としていたため、『終了』ではなく『休止』という扱いだった。
※1年の再放送を経て、翌年には新作アニメによるテレビ放送が再開された。
※その後も放送休止と再開を繰り返し、放送開始から約10年後の2019年9月29日、2017年に連載が終了した原作漫画の後を追うようにして、ついに、アニメの放送も完全に終了した。(但し、新たに「正統続編アニメ作品」が製作することが発表され2024年7月からテレ東系列6局ネットで放送開始、そのため、「アニメ放送完全終了」と表示されない。)
- たまごっち!シリーズ(5年11ヶ月、2009年10月12日~2015年9月24日)☆
「たまごっち!」(2009年10月~2012年9月)
「たまごっち! ゆめキラドリーム」(2012年9月~2013年8月)
「たまごっち! みらくるフレンズ」(2013年9月~2014年3月)
「GO-GO たまごっち!」(2014年4月~2015年3月)
「たまごっち! たまともだいしゅーGO」(2015年4月~2015年9月)
原作:なし(バンダイ・WiZによるゲームを原作としたテレビアニメのため)
製作:テレビ東京/電通/OLM
放送局:テレビ東京
合計話数:271話
※テレビシリーズの放送前開始、2007年と2008年の12月に劇場版が公開されており、それに加えて劇場版第1作と同じ頃、短編のアニメシリーズ「さぁイコー!たまごっち」が、2007年12月から2008年2月までの約3ヶ月間、BS11にて放送された。
※無印の初期(2011年8月まで)と最終期の「GO-GO」は1回15分の2話形式だが、それ以外のシリーズは、全て1回1話形式だった。
※最後の半年は、実写パートを加えたこれまでのセレクション放送。
- トリコ(3年、2011年4月3日~2014年3月30日)
原作:島袋光年
製作:フジテレビ/読売広告社/東映アニメーション
放送局:フジテレビ
合計話数:147話
※初回放送を含め最終期を除き、毎年春には「ONE PIECE」とのコラボ特番が放送された。
※原作改変やアニメオリジナル要素などが不評を招き視聴者からの評価は低く、関連商品の売り上げも視聴率も当初から低迷するという苦しい状況が続いた。さらに、2013年7月に公開された劇場版も失敗した事がとどめとなり、放送年数は3年と週刊少年ジャンプ作品のアニメ化として長い方ではあるのだが打ち切り感の大きい幕切れとなった。2年後に原作漫画が連載終了した後も新作アニメは製作されなかったが、連載15周年を記念した特番「生誕15周年記念特番!『ABEMAトリコ祭り キャスト大集合SP』」がABEMAで2月12日午後8時に配信された際にアニメ化されていない原作エピソードの生アフレコがされた。
- ふるさと再生 日本の昔ばなしシリーズ(6年、2012年4月1日~2018年3月25日)×
「ふるさと再生 日本の昔ばなし」(2012年4月~2017年3月)
「ふるさとめぐり 日本の昔ばなし」(2017年4月~2018年3月)
製作:トマソン
放送局:テレビ東京
合計話数:308話
※「まんが日本昔ばなし」との直接的な繋がりはない。
※本作は1回3話形式の放送であった。
※ちびまる子ちゃんのアニメ監督だった須田裕美子が演出を担当した「うれし、めでたや、ありがたや」や、西原理恵子がキャラクターデザインで関わった話は他の昔話より異色の雰囲気を放つ回となった。
- 秘密結社鷹の爪シリーズ(3年11ヶ月、2012年4月6日~2016年3月4日)☆
「秘密結社鷹の爪 NEO」(2012年4月~2013年3月)
「秘密結社鷹の爪 MAX」(2013年4月~2014年3月)
「秘密結社鷹の爪 EX」2014年4月~2015年3月)
「秘密結社鷹の爪 DO」(2015年4月~2016年3月)
原作:なし(FROGMANによるオリジナルフラッシュアニメのため)
製作:蛙男商会
アニメーション制作:蛙男商会/DLE
放送局:NHK Eテレ
合計話数:152話
主人公:総統・小泉鈍一郎(FROGMAN)
※深夜にテレビ朝日で約3ヶ月間放送されていた「無印編(2006年)」や「カウントダウン(2009年)」に続くテレビシリーズで、「ビットワールド」のアニメコーナーとして放送された。
※FROGMANは総統の他に、レギュラーを含めた大半のキャラクターの声も担当しており、作品の製作そのものも、ほとんど彼が1人で手がけていた。
※2013年9月には、劇場版第5作(本来の意味では第4作)が公開された。鷹の爪としては初めて、テレビシリーズの放送期間中における劇場版新作の公開となった。
※鷹の爪は、これら4シリーズを最後に、新作でのテレビ放送は2020年のゴールデン・スペルまで行われなくなった。
- 鉄人28号ガオ!(3年、2013年4月6日~2016年3月26日)×
原作:横山光輝
製作:フジテレビ、エイケン
放送局:フジテレビ
合計話数:全151話
※サザエさんの製作会社として知られるエイケンが38年ぶりに元請け制作したロボットアニメ、ぼのぼのの再アニメ化決定により終了、50話までしかソフト化&ネット配信されておらず51話以降の視聴が困難となっている。
- フューチャーカードバディファイト(4年5ヶ月、2014年1月4日~2018年5月26日)×
第1期『フューチャーカード バディファイト』(2014年1月4日~2015年4月4日)全64話,
第2期『フューチャーカード バディファイト100(ハンドレッド)』(2015年4月11日〜2016年3月26日)全50話。
第3期『フューチャーカード バディファイトDDD(トリプルディー)』(2016年4月2日〜2017年3月25日)全51話。
第4期『フューチャーカード バディファイトX(バッツ)』(2017年4月1日~2018年3月31日)全52話。
第5期『バディファイトX(バッツ) オールスターファイト』(2018年4月7日〜5月26日)全8話。
原作:池田芳正(第1期)、スタジオ池っち(第2期は原案)、田村光久/小学館(第3期~第4.5期)、ブシロード
製作:テレビ愛知、dentsu、OLM
アニメーション制作:OLM/XEBEC
放送局:テレビ東京、テレビ愛知など
合計話数:全225話
※『カードファイト!!ヴァンガード』などを手掛けるブシロード初のキッズ向けカードゲームコンテンツ。
※第3期から極端な作風変化やカードゲームのバランス悪化により作品の勢いと人気が衰える中で主人公を未門牙王の息子の未門友牙に交代した神バディファイトを1年ほど放送してアニメ展開が終了、カードゲーム自体も1年後の夏に新商品が打ち止めとなり終了した。
- 妖怪ウォッチ 無印(4年3ヶ月、2014年1月8日~2018年3月30日)☆
原作:なし(レベルファイブによるゲームを原作としたテレビアニメのため)
製作:テレビ東京/電通/OLM
放送局:テレビ東京
合計話数:214話
※水曜のゴールデン帯に放送されていたレベルファイブの作品ダンボール戦機シリーズの後番組であるが同時間帯で放送されていたイナズマイレブンGOの放送終了後に金曜日夕方に時間帯が移る。
※他作からのパロディネタがとにかく多かった。
※基本は1回3話形式だが、稀に1回1話形式の回も存在し、日によっては、1回2話形式の回や1回4話形式の回もあり、さらに、1日で2回分放送された日もあった。
※放送は終了し、翌年の4月に新作アニメとして復活したが、僅か9ヶ月でこれも終了した。
※その新作アニメの放送終了後(2021年4月2日)の翌週である4月9日から再び新作アニメとして復活したが約2年後の2023年3月31日に休止するとレベルファイブ社長である日野晃博がTwitterアカウントにてツイート、天野景太が主人公ではない作品を放送期間として含めても9年3ヵ月となり長寿アニメ(もしくは長寿シリーズ)には届かなかったうえ、妖怪ウォッチシリーズ10周年前を控えての終了のため嘆くファンが散見された。その後番組は『SPY×FAMILY』の再放送が行われ同番組の再放送終了後の10月6日からBEYBLADEXの開始が発表されたため実質的な終了も有り得る状態である。(過去にスナックワールドの新作アニメを仄めかすも音沙汰が無く実質ポシャったため)
- わしも WASIMO(7年3ヶ月、2015年1月5日~2022年3月30日)×
(上記イラストの右上、がんこちゃんの右隣にいる)
製作:スタジオディーン
放送局:NHK Eテレ
主人公:わしも(松本梨香)
※放送開始前の2014年3月に、試験的に放送された。
※「おじゃる丸」との合間の扱いで、月・火の週2回の放送であり、再放送がよく行われていた。
※pixiv内での作品は、アニメ版での正式名称に限定した場合では、今のところまだ1作品もないが、ピクシブ百科事典に記載されている「わしも」のみだと2024年3月現在の時点で(R-18を含めて)13作品が確認されている。
※長期アニメの宿命か本作も番組終了後の再放送は途絶えており全話視聴する手段が無い。
- ぼのぼの(アニメ2作目)(現在進行中、2016年4月2日~)☆
原作:いがらしみきお
製作:フジテレビ/エイケン
放送局:フジテレビ
※1995年に、テレビ東京系列でアニメ1作目(1話15分)が1年間放送された。
※ギャグ要素が強めな1作目と比べ、本作は原作よりの内容となり声優は総入れ替えされた。
※2024年3月現在、今もなお実写パートが入らずアニメだけで放送が続いている長期アニメは本作のみ。
※ソフト化も配信(フジテレビオンデマンド)もされているがBlu-rayは20巻目で打ち切られた。
- 少年アシベGO!GO!ゴマちゃん(3年9ヶ月、2016年4月5日~2019年12月17日)×
製作:スタジオブリッジ→スタジオパレット・シンエイ動画
放送局:NHK Eテレ
合計話数:120話(再放送を除く)
※1991年と1992~93年にも、TBS系で旧アニメ版が放送されていたが、TBSの経営悪化に伴う再建計画の影響と、製作プロの事情で短命に終わった。
※旧アニメ版と色々設定が変更されている。
※「天才てれびくん」シリーズのアニメコーナーとして放送されているため、最終シリーズの第4期を除き年間32話が新作で、残りは全て再放送だった。
※2019年12月17日に、通算全120話で最終回を迎えたが、旧アニメ版前期の最終回も1991年12月28日で、原作漫画の最終回も1993年12月末だった事から、偶然とは言え因縁を感じる。
※2024年現在、映画化されないまま終了した最後の長期アニメである。
- ねこねこ日本史(4年11ヶ月、2016年4月6日~2021年3月3日)
原作:そにしけんじ
製作:ジョーカーフィルムズ
放送局:NHK Eテレ
合計話数:160話(再放送を除く)
主人公:1話ごとに異なるためなし(主に小林ゆう)
※同時期に放送開始した「少年アシベGO!GO!ゴマちゃん」と同じく「天才てれびくん」シリーズのアニメコーナーとして放送されているため、よく再放送が行われていた。
- あはれ!名作くん竜宮小編(5年11ヶ月、2016年4月8日~2022年3月25日)×
原作:なし(完全オリジナルアニメのため。)
放送局:NHK Eテレ
合計話数:230話
※「秘密結社鷹の爪」の後続作品。
※Eテレでの放送終了から5ヶ月後、クラウドファンディングにより竜宮中編がYouTubeで公開されている。
※2024年現在、映画化されないままテレビでの放映を終了した最後の長期アニメである。
- BORUTO-ボルト--NARUTONEXTGENERATIONS-(6年、2017年4月5日~2023年3月26日)
原作:岸本斉史(原作・原案・監修)小太刀右京(漫画13巻分まで脚本)池本幹雄(作画)
製作:テレビ東京、ぴえろ
アニメーション制作:studioぴえろ
放送局:テレビ東京
合計話数:全292話
※うずまきナルトの息子であるうずまきボルトを主人公としたNARUTOの続編。
※2023年に3月26日に第一部終了扱いで第ニ部の制作が決定しており、同年7月からNARUTOのセレクション放送と20周年を記念した完全新作アニメ(全4回予定)を放送予定…してたのたが延期中。
- ブラッククローバー(3年6か月、2017年10月3日~2021年3月30日)
原作:田畠裕基
製作:テレビ東京、ぴえろ
放送局:テレビ東京
合計話数:170話
※現時点では週刊少年ジャンプ最後(現在は『ジャンプGIGA』に掲載)の平成開始の長期アニメで放送中の作品を除けば民法で製作と放送がされた最後の平成長期アニメでもある、2023年夏季に松竹の配給で映画公開。
- パズドラ(放送中、2018年4月3日~)×
原作:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
アニメーション製作:studioぴえろ
放送局:テレビ東京
合計話数:245話以上(2023年3月時点)
*現時点では最後に開始された平成長期アニメであり、「ぼのぼの」と共に放送継続している平成長期アニメ。
※「パズドラクロス」から世代交代した新作アニメ、おぼっちゃまくんの主人公を演じた神代知衣がレギュラー出演なのが特徴であり、前作パズドラクロスからゲスト出演する声優も多い。
※放送時間が最初の月曜平日夕方→土曜朝→日曜夕方と2回も変わっており、土曜朝から実写パートが入り全部がアニメパートでは無くなった。(もっとも月曜平日時点でエンディングテーマの部分でたこ焼き屋のたこ焼き製造なので厳密には全てアニメでは無かったが、主人公の家がたこ焼き屋だったが故のコラボである。)
※ソフト化はしていないが、アニメパートは2024年3月時点では配信サイトで全話視聴可能、新エピソードはテレビ放送終了後の数日以内に追加。
- おしりたんてい(放送中、2018年5月3日~)
原作:トロル
アニメーション製作:東映アニメーション
放送局:NHK Eテレ
合計話数:106話以上(2024年7月時点)
主人公:おしりたんてい(三瓶由布子)
※上記の「パズドラ」と共に放送継続している平成最後に開始された長期アニメ。
※2018年5月3日より3週連続で放送されたのち、5月5日に新作の放送決定が発表され、7月14日から8月25日まで7週連続で放送された。同年9月19日にレギュラー放送の決定が発表され、12月1日から放送されている。また、2019年~2021年までは映画化もされている。
特殊な長期アニメ(?)
これらのアニメは、長期アニメに含まれるか判断が難しい作品。長寿アニメの支え役とも言える長期アニメのさらなる名脇役とも言える。
- 天才バカボンシリーズ(合計4年2ヶ月、1971年9月25日~2018年9月26日)
第1作(9ヶ月、1971年9月25日~1972年6月24日)
元祖天才バカボン(1年11ヶ月、1975年10月6日 ~1977年9月26日)
平成天才バカボン(11ヶ月、1990年1月6日~12月29日)
レレレの天才バカボン(約6ヶ月、1999年10月19日~2000年3月21日)
深夜!天才バカボン(約3ヶ月、2018年7月11日~2018年9月26日)
原作:赤塚不二夫
合計話数:話
主人公:バカボンのパパ(雨森雅司/富田耕生/小倉久寛/古田新太)
※「天才バカボン」シリーズは飛び飛びではあるものの、長期アニメに匹敵する放送期間を有する。
- ヤッターマンシリーズ(合計5年、1977年1月1日~2016年3月25日)
昭和版(2年、1977年1月1日~1979年1月27日)
平成版(1年8ヶ月、2008年1月14日~2009年9月27日)
夜ノヤッターマン(約3ヶ月、2015年1月15日~2015年3月29日)
グッド・モーニング!!!ドロンジョ(1年、2015年3月30日~2016年3月25日)
※「タイムボカンシリーズ」の1つである「ヤッターマン」は、「天才バカボン」シリーズと同様に長期アニメに匹敵する放送期間を有するが、どちらも連続していない上に放送局も変わりがちのため、長期アニメに含めるかどうか判断が難しい。
- 魔神英雄伝ワタルシリーズ(1988年4月15日~1998年9月24日 合計放送期間→2年11ヶ月半)☆/△
1期:無印(1988年4月15日~1989年3月31日) 全45話
2期:魔神英雄伝ワタル2(1990年3月9日~1991年3月8日) 全46話 (29話から『魔神英雄伝ワタル2 超激闘(ちょうファイト)編』に改題)
3作目:超魔神英雄伝ワタル(1997年10月2日~1998年9月24日 )全51話
原作:矢立肇
製作:サンライズ
合計話数:全142話
※無印の放送当時では珍しくメディア展開の盛んな作品であり合計話数も多く、後続のサンライズ作品に影響を与えたと評されている…が映画化は令和に入ってブローアップ版が公開されるまで実現しなかった。
※2017年にスパロボXでスパロボシリーズに初参戦、32周年目に主要キャラの声優はそのまま続投で新作アニメが発表と製作がなされてYouTubeで公開された後にBDソフト化され2022年1月7日から全国34館での3週間限定上映がされた。
※2024年に新シリーズ魔神創造伝ワタルの決定が発表、同年8月に新主人公・星部ワタルを据えてテレビ東京系列で2025年1月から放送予定の続報を発表。
- メジャー(合計5年10ヶ月、2004年11月13日~2010年9月25日)☆
1期:無印(2004年11月~2005年5月)
2期:吾郎・寿也激闘編(2005年12月~2006年6月)
3期:飛翔! 聖秀編(2007年1月~6月)
4期:アメリカ! 挑戦編(2008年1月~6月)
5期:決戦! 日本代表編(2009年1月~6月)
6期:完全燃焼! 夢の舞台編(2010年4月~9月)
原作:満田拓也
製作:NHK、小学館集英社プロダクション、NHKエンタープライズ
放送局:NHK Eテレ
合計話数:話
※2004年11月から2010年9月まで、NHKのEテレで放送されたメジャーは、放送期間の長さこそ長期アニメに匹敵し、2期で改姓はした(本田吾郎→茂野吾郎(くまいもとこ→森久保祥太郎))ものの主人公自体は最後まで変わらなかったが、1年の内新作は半年だけの放送であり、残る約半年は全て再放送なので、長期アニメに含まれるかどうかは微妙な所である。
- アイカツシリーズ(合計9年、2012年10月8日~2022年7月)☆
1期:無印(2012年10月~2016年3月)△ ※1
2期:アイカツスターズ!(2016年4月~2018年3月)
3期:アイカツフレンズ!(2018年4月~2019年9月)×
4期:アイカツオンパレード!(2019年10月~2020年3月/2020年3月~7月(Webアニメ))×※2
5期:アイカツプラネット!(2021年1月~6月(アニメ)/2021年9月~11月、2022年2月~7月(バラエティのアニメパート))□
製作:バンダイナムコピクチャーズ(元サンライズ名義)/テレビ東京/電通
放送局:テレビ東京
合計話数:410話 ※2
※印の解説:
※1…2012年10月から2016年3月まで、テレビ東京系列で放送されたアイカツは、長期アニメに匹敵する放送期間ではあるが、こちらの場合、主人公が途中で変わった(星宮いちご(諸星すみれ)→大空あかり(下地紫野))ため、これも「長期アニメに含まれるか」と言われると微妙だ。なお、続くシリーズの主な状況として、主人公・看板・中心役の声優は別のキャラクターとして登場しますが、その他の看板キャラについては、「アイカツオンパレード!」をご覧ください。
※2…再放送を除く、Webアニメパートは実際の総話数として含まれます、「アイカツプラネット!」バラエティのアニメパートを除く(全25話)。未来へのSTARWAY上映に3話分割編集方式計入。
海外アニメの扱い
余談だが、スポンジ・ボブやチャギントンなど、海外においては2年11ヶ月(12クール)以上続くアニメ作品も珍しくない。ただしこちらの場合は、製作本国と日本では放送開始された年が大幅に異なっており、日本での放送にいたっては、再放送だけの年や長期間放送が休止になる事が珍しくない。この他、海外アニメ版スーパーマリオのような日本未放送の作品があるなど、日本のアニメ作品とは事情が違うのでここでは割愛する。