本名そのまま、五十嵐三喜夫(いがらしみきお)
概要
1955年 宮城県生まれ。
- 5歳の時、神の啓示により漫画家になろうと決意。
- 24歳でデビュー。『ネ暗トピア』などで圧倒的支持を得る。
- 84年夏、突然休筆するが、86年の復帰作『ぼのぼの』は大ヒットとなり、88年講談社漫画賞を受賞。
- 93年11月公開の映画『ぼのぼの』を初監督するなど、各界に影響を及ぼす(ちなみにこの時、自身もぼのぼののおとうさん役として声の出演もしていた)。以降、『ぼのぼの』の連載を継続しながら、その他様々な作品を発表。
- 95年、TVアニメ『ぼのぼの』放送。(第1作)
- 98年、『忍ペンまん丸』にて第43回小学館漫画賞を受賞。
- 02年、『ぼのぼの』映画第2弾『クモモの木のこと』公開。
- 05年、構想20年の著者初のホラー劇画『Sink』を世に問う。
- 07年、『かむろば村へ』発表。
- 10年、平成21年度宮城県芸術選奨を受賞。
- 11年、原作山上たつひこ+作画いがらしみきお『羊の木』を発表し、第18回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。
- 15年、『ジヌよさらば~かむろば村へ』が松尾スズキ監督で全国ロードショー。
- 16年、『ぼのぼの』は連載30周年を迎え、アニメ放送が始まる。(第2作)
5歳の決意はまさしく正しかった。
神の啓示はまさしくホンモノなのであった。
参考文献:いがらしみきお『ぼのぼの』既刊48巻 竹書房(2023年時点)
知る人ぞ知るこぼれ話 その1
アニメ番組「まんが日本昔ばなし」において、レギュラー放送としては事実上の最終話となった「飯降山」(いふりやま)と言う一編の演出・作画を手掛けた事がある。因みにこの一編、「まんが日本~」の中でも屈指のトラウマ回として有名。
知る人ぞ知るこぼれ話 その2
デビューはエロ漫画雑誌「エロジェニカ」で、上京してから田舎へ帰って後であった。
また、呉智英によれば、持ち込んだ雑誌の中に「私はこの雑誌が嫌いだが、私の作品はこの雑誌とは毛色が違うが、面白いので載せてください(大意)」というような手紙が入っていたそうである。
BSマンガ夜話によれば、作者はデビュー作の掲載に関する報告をされず、原稿料もいささか怪しいらしいという。雑誌買って見たら載ってたので、また投稿したそうである。