バディファイトはじめてみた‼︎
概要
正式名称は『フューチャーカード 神バディファイト』。
2018年6月2日から2019年4月27日までテレビ愛知制作・テレビ東京系列他にて放送された。バディファイトのアニメシリーズとしてはこれが最終作となる。
世界観は前作 バディファイトXシリーズから23年後が舞台で主人公は今までの「未門牙王」から彼の息子「未門友牙」に移り変わった。
本作では具体的な年代について言及されていないが、未門牙王を主人公とする旧シリーズ(『Xオールスターファイト』以前)の時代では、2034年(BF本編では2030年頃と明記されているが付録DVDでは2034年と説明されている)の設定であり、通算すると本作の主人公・友牙時代は西暦2057年頃だと思われる。
因みに「バディファイトシリーズから23年後」と言う設定は神バディファイト新作発表会のネット記事に記述されているが、公式サイトのストーリー等には現在のところ記述が一切無く濁されている。
本作の終了と同時にバディファイトのアニメシリーズは完結を迎え、5年半及んだ歴史に終止符が打たれた。
前作の「Xオールスターファイト」の放送期間や次番組の開始日の都合上、アニメシリーズでは話数が全47話(一部の地域では第43話で打ち切り)と少なめとなっており、ほぼ4クール弱=10ヶ月分に相当する(因みに前作は1クール弱=2ヶ月なので、全8話であるが、こちらは正確に言えば前々作(X)の延長線扱いであり、前々作も含めると実質的には1年2ヶ月)。
なお、アニメ完結後も漫画版とWeb小説でストーリー(いわゆる後日談)が継続され、カードゲーム版の展開も神バディファイトとして続行しており、既存のワールド・フラッグの強化のみならず、コロコロコミック関連以外の他作品(詳細は後述)とコラボしたパックも続々とリリースされていた。
漫画版は月コロ2020年4月号を以って終了し、TCG商品も2020年8月11日発売のスペシャルパック「リバイバルバディーズ」を最後に終了。前作含めて6年半続いたシリーズの歴史に幕を閉じることになった。
ストーリー
ー『闘いの神』ガルガンチュア・ドラゴンが現れたー
「遊びの神』と呼ばれる友チューバーの未門友牙は相棒学園に通う小学6年生。
友だちの加古川ランマといつも天才的なアイデアで楽しい遊びを配信している。
そんな友牙がバディファイトを始めようとしたとき、カードの中から『闘いの神』ガルガンチュア・ドラゴンが現れた。
伝説の竜神ガルガとバディになった友牙は、ライバルの「勉強の神』星詠スバル、「スポーツの神』陸王マサトたちと競い合って、最強の称号が与えられる『神バディファイター決定戦』に挑むことに。
(テレビアニメ公式サイトより引用)
登場人物
今作から登場
タイトルにちなみメインキャラは『~の神』と呼ばれている。
個別記事のあるものはそちらを参照。
CV:真野拓実
本作の主人公。未門牙王の息子で『遊びの神』と呼ばれ動画投稿している。
CV:稲田徹
友牙のバディで『闘いの神』と呼ばれるモンスター。
CV:森嶋秀太
『スポーツの神』と呼ばれるスポーツ万能の少年。
CV:最上嗣生
マサトのバディで絆竜団の団長で第5話で絆竜団団歌をマサトと共に熱唱している。
第9話ではマサトの為に海の家をやったがガラガラな為、友牙が動画を利用して宣伝協力した。
CV:小林大紀
全教科で学年トップなことから『勉強の神』と呼ばれる少年。
CV:斉藤壮馬
普段はクロスと呼ばれ、スバルのバディモンスターを務めながら占星科学の研究をしている。
SD化すると鳥に似た姿になる。スバルの笑いのツボを理解できないと発言した。
CV:真堂圭
本作のもう一人の主人公。未門友牙の動画投稿の相方だった。
CV:安元洋貴
ロストワールド出身の凶悪なモンスターで、後にランマのバディとなる。
CV:西本りみ
友牙の弟、相棒学園初等部の3年生。容姿は叔母に似ている。
しっかりした性格。兄よりはバディファイトに詳しい。
第6話でガルガンチュア・ドラゴン モード・ソニックのカードの事を兄に聞いたおかげで勝利に導いた。
第10話ではABCカップ準決勝第2試合のランマの態度を見て怯えていた。
CV:尾崎由香
相棒学園放送部の部員、友牙のいとこでバディファイトの実況に命をかけているらしい。
CV:橘田いずみ
イオンのバディモンスター。容姿の似たタコ助と違い人語を話し解説を務める。
CV:伊藤彩沙
喫茶MIKoNoの看板娘で「RanGaちゃんねる」のファン。
実は友牙とは幼なじみだった。
CV:愛美
8話でミコが引き当て彼女のバディとなる。ミコからは「お姉ちゃん」と呼ばれる。
猫好きのミコのために普段は猫に似た姿で生活する。
友牙とのファイトに敗北した時や店の手伝いを失敗した時に責任を感じて閉じこもるなど打たれ弱い一面を見せる一方でオブラートに包まない直接的な物言いをするはっきりした性格でもある。
CV:三浦祥朗
ネットマナーを守らない悪質友チューバー「ダ★ダーン」で、ブラッティ・ナイトメアのデッキをもつファイターでもある。「RanGaちゃんねる」の偽動画を作成するわ、第8話では嫌がるミコに自分の動画に出ろと強要するわ、第11話では「RanGaちゃんねる」をジャックして自分の番組を放送するわ、第18話では改心したふりをして友牙に近づきデッキを奪い処分しようと企むなど素行が非常に悪い。
自身の本名を嫌っており、イオンに本名名義で実況されたときに激怒する様を見せた。神バディファイター決定戦一次ショップ予選で友牙と対戦して敗退する。
CV:坂井易直
ダンのバディモンスター、†竜血眼†はソウルネームなので呼んでしまうと逐一呼ぶなと指摘する。
CV:利根健太朗
ヤンキー気質な中等部ファイター。コワモテだが、根は優しい。
CV:大畑伸太郎
バンジョウのバディで彼のことは「兄弟」と呼ぶ。対戦相手のライフを奪う技が多い。
CV:蒼井翔太
ABCカップ出場者の1人で1回戦第4試合でマモルとのファイトに敗北した。
名前の通り軽い性格。ダークネスドラゴンワールドの使い手。
前シリーズのキャラ黒渦ガイトの息子。昔から父と比べられていたせいで反抗期らしくガイトの口癖であった「運命」という言葉が嫌い。
龍炎寺タスクと関係が有ることを仄めす台詞を発していて15話でバディポリスの上司と部下の関係だったことが判明した。
CV:黒田崇矢
ライトの仮のバディ。前シリーズのキャラ黒き死竜アビゲールが変化した姿。
CV:花江夏樹
相棒学園中等部のABCカップ出場者の1人でヒーローワールドの使い手。
コスモマンに変身して違法モンスターのドルカスと日々戦っていた、準決勝1回戦でマサトに負けるがその後はドルカスに勝利してコスモマングッズをマサトや友牙兄弟やスバルなどに配った。
コスモマンに変身することはマサトとのファイトまで隠していたが理由は変身ヒーローのお約束だろと語った。
CV:金光宣明
1年前に世界マモルが買ったカードパックに入っていたヒーローワールドの銀河超人で我が身の危険を顧みず小さな命を救うマモルの勇気に心を打たれバディになり違法モンスター相手に日夜戦い続けているらしいとライトが第9話で語った。
地球上では急速にエネルギーを消耗し額のコスモタイマーが消えたら2度と立ち上がれなくなるらしい。
CV:早見沙織
童話が大好きな少女ファイター。スバルに憧れている。
CV:山田奈都美
ダンジョンワールドのモンスターで赤ずきんちゃんの本から出てきたメルのバディ。
ファイトでは「幻想竜レッドケープ・ドラゴン」に変身する。
CV:前田誠二
神バディファイター決定戦出場者の1人でカタナワールドの使い手な事も有ってか剣道にも明るい。髪型が個性的で性格も他人からみてナルシストに感じられる所がある。
CV:松本保典
カネサダのバディ。
CV:米内佑希
神バディファイター決定戦出場者の1人。スタードラゴンワールドの使い手。
チェスの天才。自身より頭のいいスバルに内心嫉妬しておりそれを乱魔に利用されロストの仲間となる。
CV:岡野友佑
セイジのバディ。
CV:藤原夏海
神バディファイター決定戦出場者の1人。マジックワールドの使い手。
ヴィジュアル系バンドのリーダーだがギターが下手。国語も苦手で決め台詞が出てこない。
CV:浅利遼太
音々のバディでフォロー役。
CV:遠藤大智
ロストの仲間の1人。実家は大富豪で乱魔に隠れ家や資金を提供している。
マサトとは親友だったが考え方の違いで疎遠になる。
エンシェントワールドの使い手。バディモンスターのみを強化・魔法補助しながら戦う「一騎当千」という戦法を使う。
大志郎のバデイ。
CV:井上麻里奈
仮面をつけた女性ファイター。レジェンドワールドの使い手で乱魔につぐ実力の持ち主。
過去のトラウマから過剰に秩序を重んじる性格となり仮面をつけて笑わなくなってしまった。
CV:遠藤綾
エデンのバディで一番の理解者。本来は二足歩行のドラゴンの姿だがSD形態では少女のような姿になる。
CV:羽多野渉
霧で正体を隠している男性ファイター。自分が幸福になる為に他人を不幸にしようと奔走している。
CV:山路和弘
レイのバディ。レイが纏っていた霧は彼が出していた。
CV:日向大輔
アンク王国の第一王子で、「伝説の神」と呼ばれるバディファイター。通称アレク。
アレクのバディ3体。
CV:前田誠二
ワールド・バディ・アカデミアの中等部3年生で、生徒会長・理事長でもある。
計のバディ。ある計画を進行している。
モデルの仕事をしているバディファイターで、目立つことなどが好き。実家は小さな弁当屋。
ヒカルのバディ。
ワールド・バディ・アカデミアの中等部2年生で、天才肌の引きこもり。
メイルのバディ。
ドイツの田舎出身。友達といつもバディファイトで遊んでいた。
クリーガーのバディ。
CV:松本保典
前回のあらすじやファイトやキャラクターの心情などを解説をしてくれる親切なナレーションさん。
前シリーズから引き続き登場
前作の主人公。友牙の父親で、アメリカに居るらしい。
テレビアニメ版ではセリフで語られるのみで登場せず、成人してからの姿は2020年4月発売のカードゲーム版の「バディアゲインVol.3~現役!GREAT・オーバーエイジ~」で漸く御披露目となった。
CV:斉藤壮馬
今作でもバディポリスに勤めている模様でライトの上司。友牙の初ファイトの相手をする。
CV:徳井青空
友牙の母で、旧姓は奈々菜。第2話で大姑からたこ焼きの味を受け継いでいるのが判明。
過去のシリーズで恋愛感情を表明してたのは上記のタスクであり、実際に結婚した旦那とは友好的ではあったが恋愛感情を表してたことは殆ど無かった。
バディポリス隊員で、容姿は前作とはあんまり変わっていない。
かつてはモデルで、ヒカルにモデルとバディファイトを教えた師匠。
バディポリスに所属しており、追跡部隊を編成してベリアルを追っている。
かつて世界を揺るがす事件を引き起こしたバディファイターで、ヴァニティの封印を解いた黒幕を追っている。
キョウヤの部下で、あらゆる場所に現れている。
旧シリーズとの変更点
旧バディファイトシリーズではバディを組むとコアデッキケースがバディポリスから支給されていたが、神バディファイトでは使用されて居ない為、デッキビルダー・チューナー・バディスキル等の設定が無くなっている。
またファイト時のライフ消費が数字を砕く使用から、備え付けの電光掲示板でライフカウンターが減って行くスタイルに変更されている。
フラッグもバディファイトX編時点で変更されたものの、神バディファイトでは再度改変されダンジョンWフラッグで使用されて居た形のフラッグが、ファイト時の全W共通フラッグとして使用されている。
余談
本作のアニメ放送開始と同時期に『バディスマ!! 〜スマホでスタート!バディファイト!〜』と題したアプリ版が、2021年5月31日まで配信されていた。
関連動画
関連タグ
Poppin'Party:主題歌を担当。それ以外にもなかのひとが出演している。また、2019年6月8日にBanG Dream! ガルパ☆ピコ系列でコラボカードとなった。
キラッとプリ☆チャン:シリーズは違うが、動画投稿者がテーマに組み込まれている事が共通する。
名探偵コナン:2019年4月12日にコラボカードが発売。
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場、ゲゲゲの鬼太郎、SSSS.GRIDMAN、ソードアート・オンライン、メダロット:テレビアニメ終了後にコラボカードが発売された。
バトルスピリッツ:アニメ展開の終了と同時に他版権作品とのクロスオーバーパックをリリースしたTCG作品つながり。こちらは、後に(不定期ではあるが)インターネット配信で新作アニメを公開している。
ベイブレードバースト、ここたまシリーズ:本作と同年に終了したテレビ東京系列のアニメシリーズ。これらの作品はその後、上記のバトスピと同様にインターネット配信に移行した(→平成の終わり)。前者に関してはアニメ展開が終了した後もしばらく商品展開を継続していた点が共通する。メーカーは両作品とも他社。
カードファイト!!ヴァンガード(続・高校生編):同じブシロード関連の作品で土曜8時前半枠における本作の後続番組。結果として平成最後にバディファイトのアニメ展開が終了し、令和最初にカードファイト!!ヴァンガードが始まるという流れになった。