概要
仮面で素顔を隠す美少女バディファイターで、レジェンドワールドの使い手。
聖(セント)オーダー学園中等部3年生で、生徒会長を務める。
バディモンスターは、「大天使竜ガヴリール」。
バディファイターとしての実力は、未門友牙や加古川ランマに匹敵する程非常に高く、神バディファイター決定戦では決勝トーナメントー出場者の一人となっている。
人物
秩序と正義を重んじる高潔な精神の持ち主であるが、秩序を乱す者には電磁ムチ等を用いた懲罰を行う事も辞さない苛烈な面も併せ持つ。また、公正さを重んじる為か、友牙達決勝トーナメントにまで勝ちあがったメンバーを親睦会に招いて自らのデッキに構成されたカードを堂々と見せる等、時として大胆さも見せる。
元々は普通に真面目で正義感の強い人物に過ぎなかったが、過去のある経緯から、現在の過剰なまで厳格な秩序に固執する人物となっており、自らの感情を隠す為、常に仮面で素顔を隠し(さすがに通常の外出時は外しているが…)、バディであるガヴリール以外に心を開こうとせず、笑顔も見せない。
その内側には不条理な世の中に対する激しい憎悪が渦巻いており、ランマに取り入ったヴァニティ・骸・デストロイヤーでさえも一目置く程である。ただし、良心の無い人物ではなく、泣いていた子供の為に飛んでしまった風船を取ってあげる優しさや、遊びに失敗してドジを踏んだ友牙を見て笑顔を見せた等からも、その本質は間違いなく純粋で善良な人物である(だからこそ、現在の性格になってしまったのかもしれない)。
来歴
まだガヴリールと出会っていなかった頃、エデンには一人の親友がいた。
しかし、その親友が万引きしてしまうのを目撃してしまい、彼女の行動を見過ごせなかったエデンは、悩んだ末に担任の教師に話す。エデンの行動に一切の落ち度も非も無いのだが、万引きが知られてしまったのを機に、彼女は逃げるように転校するだけでなく、別れ際に自身を逆恨みし「この裏切り者!!」と罵られてしまう。更に彼女が「学園でも人気者」であった事から、学園の生徒達にまで「万引きした親友を庇おうとせず裏切った」と見なされて激しく中傷されてしまうという不条理極まりない仕打ちまでうける。
そんな中、孤立して心をボロボロに傷つけられてしまったエデンの前に、レジェンドワールドから来たガヴリールが現れ、彼女から「秩序を重んじ、正義は秩序によってもたらされる」というレジェンドワールドの神の啓示を受けた結果、エデンは学園に厳格な秩序と正義を齎すべく別人の様に変貌。生徒会長として仮面の装着を義務付けるといった厳格な校則を発布。生徒だけでなく教師までも力による恐怖を容赦無く行使する徹底とした独裁体制を打ち立ててしまう事になった。
ただし、いくら人気者だからといって、れっきとした犯罪行為である万引きを行った生徒を擁護してそれを告発した生徒の方を中傷するといった面からも、元から聖オーダー学園の学生達の間で倫理観が破綻していたと言わざるを得ない部分があったのも確かで、多少やり過ぎだとしてもエデンによる強攻策が無ければ、学園の秩序がもっと酷い事になっていた可能性も否定できないと言える。
自らが開催した親睦会が終わった後、自身に絡んできた山田ダンを難無く返り討ちにするが、彼が学園の自身の像に悪戯書きをしてその事への謝罪も反省もしなかった事で、電磁ムチで黒焦げにする形で容赦の無い罰を行使している。
その後、学園内だけの秩序を守るだけでは満足出来なかった結果、友チューバーである友牙に接触。彼の「RanGaちゃんねる」の動画配信を利用する形で自身の理想とする秩序を学園外の人間達に広めるべく交渉に出るが、友牙本人からは断られている。
また、ロストワールドの使い手となって別人の様に豹変してしまってもランマを変わらず「親友」と見ている友牙の考えには、理解できない様子を見せていた。
友牙がランマから三行半を突きつけられたのと、エデンが親友や周囲に中傷されたのとでは規模が全く違う(1人と大多数)為、エデンが理解できないのも、ある意味では「当然」なのかもしれないが…。
関連タグ
判官贔屓:エデンはこれの犠牲者になってしまったと言える。