人物
1940年10月27日生まれ。東京都出身。結婚後の本名は柳生 加津子。
夫は俳優の柳生博(2022年に死去)。長男はタレント兼園芸家の柳生真吾(2015年に死去)。次男の宗助は現在八ヶ岳倶楽部代表を務めている。
芸能活動は女優業からのスタートであり、声優としてはアニメよりも洋画の吹き替えがメインだった。吹き替えの持ち役として、グレース・ケリーやオードリー・ヘプバーンがおり、前者は武藤礼子と分け合う形で担当していた。
数少ないアニメ声優としての代表作は『ルパン三世』の峰不二子(第1シリーズのみ・初代)。ただしテレビアニメ化に向けて原作者への説得するために作られたパイロットフィルムでは2代目扱いされている増山江威子が演じているので、二階堂が2代目で、初代の増山が第2シリーズで復帰という考え方も出来なくもない。
とはいえ公式や情報誌やネットニュースなどでは二階堂が初代と扱われており、第2シリーズ放送当時はパイロットフィルムの事など知らない視聴者が多く二階堂が演じていなかった事に対する抗議は凄まじいものだったらしい。
本人は『ルパン』に関して後年のインタビューにて「特別な作品である」と語っており、不二子役についても「不二子は演技の振り幅が広く、女優業ではなかなか経験できることではないので、ハジけられて楽しかった」としている。
また母をたずねて三千里の主人公マルコの母親アンナも物語を象徴する存在として、現在でも感動の最終回として、懐かしのアニメ特集系番組では定番であり、こちらで聞いたという人間も多いだろう。
次男の誕生後に芸能界を引退。夫の柳生博と共に園芸施設を運営していたが、2013年に認知症を発症したあとに特別養護老人ホームに入所していることが、2018年になって柳生によって明かされている。さらに、柳生によれば長男の真吾ががんを発症したショックが重なったのか解離性健忘も起こしており、真吾のことを忘れてしまったようだと語られていた。
2024年6月に2代目不二子役の増山江威子が亡くなったことにより、山田康雄がルパンを演じた時代(part1から山田死去の1995年まで)のレギュラー役(ルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形)を演じた声優で唯一の存命者となった。