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ブラッククローバー

ぶらっくくろーばー

週刊少年ジャンプで2015年12号から2023年38号まで連載した後、ジャンプGIGAに移籍して連載中の冒険ファンタジー漫画。作・田畠裕基。
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概要編集

週刊少年ジャンプに2015年12号から2023年38号まで連載田畠裕基によるファンタジー漫画。続きはジャンプGIGAにて掲載。既刊は2024年02月02日時点で36巻。累計1900万部を突破した。


前作『HUNGRY JOKER』が科学を題材にしていたのに対し、本作は魔法を題材とした剣と魔法のファンタジーものとなっている。


その他、ジョニー音田著による本編にリンクする正史を描いた外伝小説が3巻。田代弓也によるPS4にて販売されたゲームソフト『ブラッククローバーカルテットナイツ』のコミカライズが全5巻。小林拙太によるギャグスピンオフ漫画『ブラッククローバーSDアスタくん魔法帝への道』が1巻、と関連書籍が販売されている。


あらすじ編集

クローバーの五枚目の葉には悪魔が棲む。

生まれながらに魔力のないアスタが五つ葉のグリモワールから得たのは、

全ての魔法の打ち消すアンチ魔法の力だった。

一方、スペード王国漆黒の三極性もまた、

冥府に棲む悪魔の力をその身に宿し、他の国々への侵略を開始した。

アスタは自分を信じ、戦い続ける。仲間と共に、この世界を守るためにーー


魔法が全てを司る世界。かつて魔神から世界を救った『魔法帝』の名は代々受け継がれ、人々の憧れとなっている。

魔法帝の治めるクローバー王国の辺境の村・ハージに住む少年アスタユノも例外ではなく、いつか『魔法帝』になるという夢を抱いていた。


ところが、子供女性であろうと皆魔法を使えるのが当たり前だというのに、アスタは生まれつき魔力を何一つ持たない体質で、簡単な魔法の一つも使えない。国中の15歳になった少年少女たちが魔道書を授けられる儀式においても、ユノが四つ葉のクローバーが描かれた伝説の魔道書を受け取ったのに対し、魔力のないアスタには魔道書が与えられすらしないという有り様で、アスタは大きな挫折感を感じてしまう。


しかしユノが、その高位魔道書目当ての盗賊に襲われた時、助けようとして逆に盗賊に叩きのめされたアスタの元へ、1冊の魔道書が飛んできた。そこから出現したのは魔法を無効化できる不思議なだった……。

かくして2人の少年の『魔法帝』を目指す冒険が幕を上げる。


登場キャラクター編集

下記の主要人物は以外は「ブラクロの登場キャラクター一覧」を参照。


主人公・ヒロイン編集

ブラクログ 1

アスタ(CV:梶原岳人

本作の主人公。魔法が全ての世界で魔法が一切使えない少年。

底抜けに明るい熱血バカで、声が大きくリアクションも過剰。

どんな苦境でも決して諦めない鋼の精神力の持ち主。

はみ出し者揃いの魔法騎士団「黒の暴牛」に所属し、王国一の魔導士「魔法帝」を目指す。


ユノ

ユノ(CV:島﨑信長

アスタの幼馴染で親友にして永遠のライバル。強力な風魔法の使い手。

黒髪の長身イケメンで天才。

魔導書の授与式では四つ葉のクローバーが刻印された伝説の魔導書に選ばれた。

魔法使いのエリート達が所属する魔法騎士団「金色の夜明け」に所属し、アスタ同様「魔法帝」を目指している。


ノエル

ノエル・シルヴァ(CV:優木かな

本作のヒロイン銀髪に桃色の目を持つ。

王族の血筋であるが、魔法の力を上手くコントロール出来ず、家族とは絶縁に近い状態となっている。

「黒の暴牛」の一員で、同期入団したアスタに片想いしているが、素直になれないテンプレ通りのツンデレ


ミモザ

ミモザ・ヴァーミリオン(CV:西明日香

「金色の夜明け」の団員。

植物を利用した回復魔法が得意で、主にサポーターとして参戦している。

誰に対しても敬語で丁寧に接する心優しい性格だが、王族育ちの為か、少々世間知らずで無邪気に失礼な事を言う「天然失礼」な一面も。

ノエルとは幼なじみであり、アスタを巡る恋のライバル。


魔法騎士団編集

ヤミ団長

ヤミ・スケヒロ(CV:諏訪部順一

魔法騎士団「黒の暴牛」の団長で、その名の通り闇魔法の使い手。

ぶっきらぼうで荒々しい乱暴者であるが、個性強めの団員達を束ね慕われるほどのカリスマ性を持つ。

魔力が無くても魔法帝を目指す強い志を持つアスタを気に入り、「黒の暴牛」に迎え入れる。


twitter  ブラクロ ログ2

ウィリアム・ヴァンジャンス(CV:小野大輔

「金色の夜明け」の団長。次期魔法帝の最有力候補で魔法帝に最も近い男。

羽の付いた兜と外套を身につけている。

魔力を吸収して育つ樹を生み出す「世界樹魔法」の使い手。

他人の魔力を利用するため一人では到底発動できない大規模な魔法を使える。

ユノの実力を評価し、その成長に期待しており、下民であることを理由に非難する部下をたしなめることもある。


ついったログ12

ノゼル・シルヴァ(CV:鳥海浩輔

「銀翼の大鷲」の団長。編んだ前髪の先に小さな十字架をつけている。ノエルの兄。

王族としてのプライドが高く、魔力のコントロールが上手く出来ないノエルに辛辣な態度を取るが、冷徹さの裏に熱い闘志を合わせ持つ。


紅蓮の獅子王

フエゴレオン・ヴァーミリオン(CV:小西克幸

クローバー王国に存在する9つの魔法騎士団の一角に当たる「紅蓮の獅子王」の団長。

王族の血筋でもあり、ミモザ・ヴァーミリオンとは従妹の関係に当たる。ノゼル・シルヴァとはライバル同士。

熱い心と冷静な判断力を合わせ持つ。


魔法帝編集

ユリウス・ノヴァクロノ

ユリウス・ノヴァクロノ(CV:森川智之

クローバー王国魔導士の頂点である現役の「魔法帝」。

優れた直感と強力な時間魔法を使う名実共に最強の魔導師。

しかし、普段は変身魔法を使ってたびたび城下町をぶらついているため、部下を困らせている。


用語編集

アスタたちの暮らす王国。

広大な大地と資源を持つ大国であり、後述の魔法騎士団の存在により高い軍事力を持つ。

王族・貴族・平民・下民の4つの身分からなる階級社会の構造を持ち、それに応じて暮らす場所も「王貴界」「平界」「恵外界」に分けられている。

こうした体制が温床となり、魔力や身分による差別が根強く浸透している。


  • 魔(マナ)

本作の世界やあらゆる生命にも内在している、魔力の源となる超常的なエネルギーであり、魔道士たちはこれを消費して魔法を発動している。


  • マナスキン

身体能力を強化する基礎魔法を磨き上げることで、魔力を常に一定量放出して身に纏い、暑さや寒さの過酷な環境でも行動可能になる技術。


  • マナゾーン

自分を中心とした周囲に漂う魔(マナ)を味方につけ、その領域内ではどこからでも自在に魔法による攻撃を仕掛けられるマナスキンの上位互換。感知力もずば抜けて高くなり、宙を自在に動くこともできるようになる。


  • 魔導書(グリモワール)

高度な魔法を使用することを可能とする書物。

全国各地に存在する魔導書塔より、15歳になった国民全員に授与される代物。サイズ・厚さ・装飾などの様々な部分に持ち主の個性が現れており、一部例外を除き同じものはない。

持ち主の成長と共に魔導書も進化していき、より高度な魔法を使用可能とする。また、持ち主の生命力が落ちると崩壊を始め、死亡すると同時に消滅する。


  • 四葉の魔導書(よつばのグリモワール)

金の装飾と四葉のクローバーが刻印された伝説と言われる魔導書。

「幸運が紛れ込んでいる」とされ、初代魔法帝を筆頭に持ち主は皆歴史に名を残す英雄となっている。


  • 五葉の魔導書(いつつばのグリモワール)

真っ黒でボロボロな装飾と黒い五葉のクローバーが刻印された魔導書。

主人公のアスタが所持しており、「悪魔が潜んでいる」とされている。


クローバー王国を守る魔法使いたちの組織。現在では9つの団があり、騎士団名にはそれぞれ色が付いているのが特徴。

ユノは最もエリートとされている「金色の夜明け」、アスタは問題児の集まりの「黒の暴牛」に入団した。


クローバー王国を守護する魔法騎士団全てを統括する魔導師。

軍事面では国王と同等の権限を持ち、王国内でもナンバー2の地位を持つ。


  • 魔導階域

クローバー王国以外で用いられている魔導師の強さに対する階級付け。0~9の10段階評価で、数字が少ないほど上位とされる。

ただし、理を超える力を持つ者は「冥域」と呼ばれる番外位に位置づけられる。


クローバー王国の東にある通称「侵略国家」。資源の乏しさからクローバー王国と国境線を巡る小競り合いが絶えない。

非人道的な実験で後天的に魔法の才能を開発した「魔導戦士」の研究が進められている。


クローバー王国の西にある通称「秘境国家」。中立の立場を取っており、クローバー王国とは時折交換留学を行う程度には友好な関係。

豊富な自然に囲まれ、女王がたった一人で管理している。


クローバー王国の北にある通称「魔神国家」。3国との国境が豪魔地帯で遮られている事から他国との交流が乏しく、謎に包まれている。

しかし、命辛々でクローバー王国に亡命してきた魔導師の話では、厳しい寒さの中でも人々は平和に暮らしていたらしいが…。


アニメ編集

ジャンプスペシャルアニメフェスタ編集

2016年11月から開催された「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」にて、原作第1話を描いたスペシャルアニメが上映された。

監督能戸隆
脚本鴻野貴光
キャラクターデザイン実原登
音響監督亀山俊樹
音楽森悠也
アニメーション制作スタジオXEBEC zwei
アニメーション制作XEBEC
製作集英社

主題歌「Dream on」

作詞 - atsuko / 曲 - atsuko・KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela


TVアニメ編集

上記の「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」にて発表された。

連載開始僅か1年でアニメ化が決定するという偉業を果たした。

その後、2017年10月からテレビ東京系全6局にて火曜18時25分-18時55分の時間帯にて放送されているほか、BSジャパン→BSテレビ東京アニマックスでも放送されている。


アニメーション制作はスペシャルアニメとは異なり、studioぴえろが担当。

余談だが、件のアニメスタジオは、『幽☆遊☆白書』や『NARUTO』シリーズといった、多くのジャンプ作品のアニメ化を担ってきたスタジオであるが、週刊少年ジャンプ内の作品では『レベルE』以来6年6ヶ月ぶりとなる。

ぴえろ社長の「王道作品をつくる」という信念から、アニメ化が決定していない段階でプロモーションビデオを制作してしまったという。


早期のアニメ化というのもあって原作ストックの面を懸念する声も囁かれたが、各エピソードを原作で描き切れなかった場面を深く丁寧に描いたり、時折総集編やアニメオリジナルエピソードを挟む事で対処しており、放送4年目へと突入した。

しかし、それでも既存作品と同様に殆どを全て消化した為にページ130から157にかけてアニメオリジナルエピソードが展開された。

2020年5~6月の間はいわゆるコロナウイルス禍の影響により、新作エピソードの放送を休止してページ1からの再放送を行っていた。


また、2018年10月からは「黒の暴牛傑作選」と題して一部エピソード(全24話分)をテレビ東京、テレビ大阪テレビ愛知にて深夜の時間帯に再放送を実施した。さらにその中の一部ではキャストによるオーディオコメンタリーも副音声で入った。

その後2019年10月から2020年3月まで、「ファンが選ぶ!ブラッククローバー神回傑作選」「激闘!影の王宮編」と題した深夜の再放送を実施している。


制作スタッフ編集

総監督吉原達矢(第153話-)
監督吉原達矢→種村綾隆
シリーズ構成筆安一幸加藤還一
キャラクターデザイン竹田逸子
サブキャラクターデザイン徳永久美子
プロップデザイン髙橋恒星
美術監督前田有紀
撮影監督國井智行
音響監督髙桑一
色彩設計篠原愛子
編集奥田浩史
音楽関美奈子
ナレーション松田健一郎
アニメーション制作studioぴえろ

オープニングテーマ編集

ハルカミライ(ページ2~13、ページ1ではエンディングテーマ、ページ49・100・119では挿入歌として使用)

歌 - 感覚ピエロ


「PAiNT it BLACK」(ページ14~27)

歌 - BiSH


「Black Rover」(ページ28~39)

歌 - ビッケブランカ


「Guess Who Is Back」(ページ40~51)

歌 - 倖田來未


「ガムシャラ」(ページ52~63)

歌 - みゆな


「落書きペイジ」(ページ64~76)

歌 - 感覚ピエロ


「JUSTadICE」(ページ77~94)

歌 - 大森靖子


「sky & blue」(ページ95~101)

歌 - GIRLFRIEND


「RiGHT NOW」(ページ102~115)

歌 - EMPiRE


「Black Catcher」(ページ116~128)

歌 - ビッケブランカ


「Stories」(ページ129~140)

歌-Snow Man


「永遠に光れ(Everlasting Shine)」(ページ141~157)

歌-TOMORROW X TOGETHER


「Grandeur」(ページ158~170)

歌-Snow Man


エンディングテーマ編集

「蒼い炎」(ページ2~13)

歌 - イトヲカシ


「Amazing Dreams」(ページ14~27)

歌 - SWANKY DANK


「Black to the dreamlight」(ページ28~39)

歌 - EMPiRE


「four」(ページ40~51)

歌 - FAKY潘めぐみ(ページ50のみ)


「天上天下」(ページ52~63)

歌 - みゆな


「My Song My Days」(ページ64~76)

歌 - SOLIDEMO with 桜men


「花が咲く道」(ページ77~89)

歌 - THE CHARM PARK


「against all gods」(ページ90~101)

歌 - m-flo


「人生は戦場だ」(ページ102~115)

歌 - 安斉かれん


「New Page」(ページ116~128)

歌 - INTERSECTION


「アンサー」(ページ129~140)

歌-花譜


「A Work」(ページ141~157)

歌-梶原岳人


「BEAUTIFUL」(ページ158~170)

歌-TREASURE


映画編集

テレビアニメが2021年3月30日放送分をもってひとまず終了することとなり、それと同時に映画化の決定が発表された。

『映画ブラッククローバー魔法帝の剣』の題名で2023年に映画館とNetflixで公開。


詳細はこちら→魔法帝の剣


ゲーム編集

グリモワールバトル

2017年秋から2018年冬まで稼働したアーケード

ジャンルは、カードで5人の魔道士を自由自在に操作するデジタルカードゲーム。

プレイヤーの分身となって『ブラクロ』の世界を冒険するアバターが登場。

アバターは「無限の可能性を秘めた“双葉の魔導書”を手にした魔道士」という設定で、黒の暴牛団と金色の夜明け団から、自分が入りたい魔法騎士団を選んでプレイすることが可能。

キャラクターデザインはそれぞれの選んだ騎士団により変わるが、どちらも原作者である田畠裕基氏が完全監修する。


カルテットナイツ

2018年9月13日発売。ハードはPS4、ジャンルは魔法バトルアクションで、その名の通り4vs4で戦う。

敵味方合わせ20名以上のキャラが使用可能で、オンライン対戦も行える。


シナリオは、少年の姿になったヤミ・スケヒロを中心としたオリジナルストーリーとなっている。


また、2018年10月から2020年4月まで少年ジャンプ+にてコミカライズ版も連載された。作画は田代弓也が担当。


ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate

ブラッククローバー初のモバイルゲーム。

2020年5月25日配信スタートで、100万DLを超えている。

ジャンルはRPG。現在もアップデートが続いている。


舞台編集

『ブラッククローバー the Stage』というタイトルで2023年9月公開。

略称は「ブラステ」「舞台ブラクロ」。


関連動画編集


スペシャルアニメ版


TVアニメ版

ニコニコ版


関連タグ編集


外部リンク編集

原作特設サイト

アニメ公式サイト

アニメ公式Twitter

アニメ放送局公式サイト

アーケードゲーム公式サイト

カルテットナイツ公式サイト

ゲーム公式Twitter

wikipedia

舞台公式サイト

舞台公式Twitter

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