概要
スペード王国を制圧し支配する3人の悪魔憑きの魔導士であり、かつてスペード王国を治めていたグリンベリオール家を追放したゾグラディス兄弟の総称。
平和主義を貫き善政を敷いてきた前王を始めとする王族を皆殺しにするクーデターを起こし、スペード王国を強引に支配していき、他国への侵略を進めている。
3人はいずれも最上位に位置する冥府の悪魔と直接契約しているため、凄まじく強大な魔力を持っているばかりか、契約した人間の魔法に加えて契約している悪魔の魔法も使うことが可能。
悪魔の力も最大で80%(ヴァニカは70%)まで引き出す事が可能であり、第零域の魔法騎士すら圧倒し、クローバー王国の魔法騎士団団長と互角以上に渡り合う程の戦闘力を有する。
彼らの目的はクリフォトの樹と呼ばれる冥府とアスタ達のいる世界を繋ぐ魔法の経路を生み出す事にある。
クリフォトの樹生成のために闇魔法のヤミ、世界樹魔法のヴァンジャンス及び冥域の魔導士を捕らえるべくクローバー王国を襲撃する。
所属している3名は現実の世界でも知られている『ダークトライアド』の3要素サイコパス、マキャベリスト、ナルシストを地で行くもしくは体現しているような性質をしている。
また、三人は何らかの方法で老いを克服しており、長女のヴァニカはノエルの母・アシエ・シルヴァが、まだ現役の魔法騎士であった頃から現在と変わらない姿で登場している。そのためプロフィールにおいても、三人は全員が年齢不詳となっている。
メンバー
本人が持つ『肉体』魔法と最上位悪魔ルチフェロと契約して使用する『重力』魔法を使用するリーダー格。
典型的な性悪説の持ち主であり、誰に何を言われても自分の考えのみを信じ他者の価値観や人それぞれが持つパーソナリティに一切共感を示さないサイコパスを体現したような考えと性格をしている。
本人が持つ『骨』魔法と最上位悪魔ベルゼブブと契約して使用する『空間』魔法を使用するメンバーの一人。
目的やスペード王国の利益のためならば、手段を選ばずどんな犠牲や他人を利用する事も躊躇しないマキャベリストを体現したような考えと性格をしている。しかし彼の契約前は・・・。
本人が持つ『血液』魔法と最上位悪魔メギキュラと契約して使用する『呪符』魔法を使用するメンバーの一人。
自分の快楽や楽しみを最優先にしており、それを叶えるためなら自分勝手な行動や振る舞いも躊躇なく行いそれを良しとするナルシストを体現したような考えと性格をしている。
関連タグ
ダンテ・ゾグラティス ゼノン・ゾグラティス ヴァニカ・ゾグラティス
※以下ネタバレ注意
ゼノンが悪魔と契約するキッカケが描かれた回想シーンで実は4兄弟である事が判明。
回想の内容を見る限りだが、どうやら残る1人が長兄のようであり、この時点では名前はまだ明かされておらず素顔も隠されて分からない状態で、(契約した悪魔も含め)彼の現在の動向も未だに不明だった。ダンテがリーダー格の割にやたらと小物臭い描写が目立っていたのも長兄の存在を仄めかす伏線だったのかもしれない。
そして、ルチフェロが倒され、同じく最上位悪魔の一体であるアドラメレクがその心臓を持ち帰り、とある人物の下を訪れる。
そして長兄は、とある人物の肉体を乗っ取る形で姿を現した。
長兄の名はルシウス・ゾグラティス。
更に、長兄が契約した最上位悪魔は時間魔法の使い手アスタロトである事も判明した。二十数年前に冥府から姿を消しており、その時期は時間魔法を使う唯一の人間がパトリとの戦闘で重傷を負った際に若返った年数ともほぼ符合しているだけでなく、(過去回のコマを沢山引っ張り出す形で)作中で多くの伏線が張り巡らされていた。(ダムナティオ・キーラ議長の会話より)