この記事は単行本未収録のネタバレを含む場合があります。
概要
現世(うつしよ)とは異なる異世界『冥府』の住人。当初は悪魔やエルフ達は「あちらの世界」と呼んでいた。
その多くが現世には存在しない魔法を持つ。
現世に顕現するには何らかのイレギュラーを必要とする事が多い。
悪魔は冥府で生まれ、生まれた時から悪魔の間でその序列や立場が崩れる事はない。
退屈な冥府では序列が上の悪魔が下の悪魔を『暇つぶし』のために虐げると言う事が当然のように蔓延している。
そんな悪魔たちにとって最大の楽しみは人間を弄ぶ事。誰もが人間のいる現世に行きたがっている。
殆どが人間離れした悍ましい姿をしている。しかし全体的に基本的な魔力や強さは下位の悪魔でも少し強い魔導士では勝負にならず、上位の悪魔で魔法騎士団団長クラスや非常に高い魔力を有するエルフ族でも戦慄を隠せないプレッシャーを放ち、最上位の悪魔に至ってはまるで『遊び』感覚で作中屈指の強さを持つ魔導士を圧倒する等その強さ・層の厚さは底知れない。
悪魔は悪魔と契約を結べる条件を持ったもしくは才能を秘めた人間と、人間が持つ何かを対価として力を与える事を可能にし、絶大な力を人間が引き出す事が出来るようにしていける。
悪魔の力を持つ者、または悪魔そのものを宿す者は『悪魔憑き』と呼ばれ、自身の魔法が桁違いに強力になり、その身に宿す悪魔の力を他の魔導士にも与えることが出来る。
一覧
最上位
ヴァニカに憑く悪魔。作中で初めて個体名が明かされた悪魔でもある。魔法属性は呪符。
ゼノンに憑く悪魔。魔法属性は空間。笑い方は「ブフッ」。
ダンテに憑く悪魔。最上位の悪魔の中でも最強格の存在。魔法属性は重力。
現世と冥府を繋ぐ魔法の経路・クリフォトの樹により開いた最初の冥府の門から現れた悪魔。魔法属性は魔炎。
同じくクリフォトの樹の完成により現れた悪魔。魔法属性は魔氷。
冥府の第2階層が開かれたことで現れた最上位の悪魔。
冥府の支配者を支える悪魔の一体。
ルチフェロやベルゼブブと並ぶ冥府を支配する最強格の悪魔の一体。魔法属性は時間。憑いている相手はこの人物であり、非常に意外な人物である。
上位
単体で現世に顕現した悪魔。魔法属性は言霊。
中位
ナハトに憑く悪魔の一体。ナハトと契約している悪魔の中では一番付き合いが長いだけに、若干喜怒哀楽が激しくひょうきんな所はある一方、ナハトを誰よりも心配しては慕ってもいる。
ナハトに憑く悪魔の一体。
ナハトに憑く悪魔の一体。
ナハトに憑く悪魔の一体。
- 名称不明の中位悪魔
クリフォトが降臨し、冥府の門が開いた際に4体登場。先に飛び出してった癖に怖気づいて動きを止めた下位の悪魔達を嘲笑ったうえに遊び感覚で殺害した。
その後、ノエル達に攻撃をしようとした矢先にラックの究極魔法「雷霆刹那戦鬼」によって瞬殺された。
下位
- 名称不明の下位悪魔
クリフォトが降臨し、冥府の門が開いた際に真っ先に飛び出してきた。その姿は人に近いものから空を飛ぶ竜の様なものまで多岐にわたる。一体一体が少し腕のある魔導士では相手にならないほどである。
当初はその数によってスペードのレジスタンスやフエゴレオンを苦戦させたものの、遅れて到着したノエル達の真魔法によって一掃された。
ちなみに、ドリアード曰く下位の悪魔は冥域でなくとも膨大な魔力で薙ぎ払えるとのこと。
最下位
アスタに憑く悪魔。
余談
悪魔の序列は「〇〇位悪魔」で表されるのだが、最上位悪魔に関しては時折「最上級悪魔」と表記されることがある。
最上級という呼び方が誤りの可能性もあるが、原作でリーベがルチフェロの事を「最上級悪魔」と言っていた所はアニメにおいても変わらず「最上級悪魔」であったので誤りではない可能性もある。
かと思えば、279話においてナハトが「最上級悪魔」と言っていたのが285話以降は「最上位悪魔」になっていたりとかなり曖昧である。
