概要
クローバー王国の西に位置する国。
クローバー・ダイヤモンド・スペード王国と並ぶ四つの主要国家の一つであり、豊かな自然の魔(マナ)をそのまま受け入れ適応する事で、独自の魔法を究めた中立国。
アスタたちが訪れた時点で建国1200年を迎え、女王は代々巫女として水の精霊ウンディーネと契約し、力を後代の王女に継承し続けている。女王はその水魔法で水と樹々の力を借り、招かれぬ者の入れない魔深い国として魔法文明を発展させてきた。
クローバー王国とは友好関係にあるが、国境には独自の罠魔法を敷いており、無断で入ると即犯罪者扱いとなってしまう。国際問題とならないために、ハート王国女王の許可がなければ入国さえできない。ただし定期的にクローバー王国を始め国外からの渡航者を募集しており、クローバー王国の一部の貴族たちはその時期に留学を名目に入国している(限られた範囲でしか活動できない)。
水と緑の国・秘境国家とも呼ばれる中立国で、資源豊かな国であり、果実が沢山なっている事で有名なポルンフルームの森を始め、食料等の豊富さは折り紙付きである。
反面、他の三国と異なり軍事力はそれほど高くはないため、戦争になったら侵略されかねない確率が結構ある。作中でも魔法をある程度使える国民こそいれども、戦闘に特化した組織や戦闘員が確認されていないため、精霊守5名が国を守る要とされる。
主な国民
四大精霊の一つである水の精霊ウンディーネと契約しており、歴代の王女の力のほとんどを受け継いでいる、絶大な魔力の持ち主。
ハート王国に所属する魔導士。逆立った短髪の黒髪と左頬に大きな傷が特徴的な男性。
植物の精霊守。恰幅の良い体格とそばかすが特徴の男性。食いしん坊なチャーミーにも、トラブルを起こしても最後まで目にかけようと努力する面倒見の良い人物である。
火の精霊守。長身で筋肉質なガッシリした体格が特徴の男性。クールで厳格な印象を持つガジャと比べて、どこか気さくでさっぱりとした人物である。
レオポルドの修行を担当し、兄のフエゴレオンや姉のメレオレオナとの実力差に劣等感を抱いていたレオポルドに「(フエゴレオンやメレオレオナに持ちえないだろう)耐え忍ぶ強さがある。」と認め、自分の長所に目を向けるようアドバイスを送った。
土の精霊守。女性ながらも筋肉質な体格と肝っ玉母さんのような性格をした女性であり、ハート王国精霊守における紅一点である。人柄は良いが、話の節々に擬音語をやたらと用いたがるだけでなく、教え方も随分と抽象的なアバウトな人物。
名前はアニメ版155話で原作に先駆けて判明。半年の修行編においてはハート王国精守の修行に赴いたミモザとシャーロットの修行を担当した。
風の精霊守。ハート王国精霊守の中では最年長であり、喋り方も教え方も風やそれに関係する言い回しが特徴の飄々とした人物。
名前はアニメ版155話で原作に先駆けて判明。半年の修行編においてはハート王国精守の修行に赴いたフィンラルの修行を担当した。風魔法の使い手であり、風の精霊に選ばれたユノに会う事を楽しみにしていたが、会う事は叶わず少なからず落胆していた。