「よし喜べ!! このレオポルド・ヴァーミリオンのライバルにしてやろう!!」
「どんな時でも冷静に… ですよね…!? 兄上!!」
「――オレはまだ共に戦える…!!」
「絶対に… 全員で生き延びる!!!」
プロフィール
所属 | 紅蓮の獅子王 |
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階級 | 二等中級魔導士(アニメ版153話にて、四等上級魔法騎士に昇格) |
出身 | 王貴界 |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 8月13日 |
星座 | 獅子座 |
身長 | 164cm → 170cm(ハート王国修行後) |
血液型 | O型 |
好きなモノ | 面白い男・兄上 |
CV | KENN |
概要
魔法騎士団の一つ、紅蓮の獅子王に所属する魔導士で、フエゴレオンとメレオレオナの弟。
熱血的でやや未熟な面もあるが、その成長速度やセンスには目を見張るものがある。愛称は「レオ」。
外見
フエゴレオンやメレオレオナと同じく燃えるような橙色の髪を持ち、後ろ髪は三つ編みにしてまとめてある。口からは常に八重歯が覗き、目元には二人と同様に赤い目張りがしてある。瞳の色は姉と同じく水色。
後にフエゴレオンが昏睡状態に陥った際には、兄と同じく額に決意の焼き印を刻んだ。
ハート王国で半年の修行を終えた後は成長期なのか、身長が高くなっており、髪が全体的に短くなっている。服装もローブの首周りにファーが付いてるデザインになっている。
人物
兄と同じく熱血漢で、悪には一切の容赦をしないため魔法帝に「やり過ぎに要注意」と言われている。
兄・フエゴレオンを心から尊敬しており、窮地の際にも兄の教えを心に掲げ、精神的に自力で立ち直ることができる若き魔導士。困難な状況や試練も前向きに捉え、兄や姉と同じように大声で団員たちを鼓舞している。
一応は王族であるのだが、貴族階級にありがちな差別意識は兄や姉同様なく、他の団の魔導士たちの前で啖呵を切ったアスタを気に入り、下民の彼を一方的にライバル宣言する中々に稀有な人物(後々改めて宣言したら覚えられていなかったが)。
実際、暑苦しさではアスタと良い勝負である。
また、ノエルの事も、王族ながら魔力のコントロール(後に克服)が出来ない彼女を露骨に嫌悪したりする場面も見られなかった。
正に兄貴譲りの正義感と誠実さの持ち主である。
一方ユノのことは当初蔑むような表現をしていたが、アスタのライバルということで同じくライバル認定している。
兄が重傷を負い己の弱さを痛感した際に、兄と同じように魔法帝を目指すことをアスタの前で宣言。お互いに切磋琢磨し合うことを誓い、正式なライバルとなった。
熱くなりやすく突っ走りがちな面もあり、全体的に若く未熟な部分も多く見られる。しかし土壇場での急成長や凄まじい覇気は軽視できず、また本人も妥協を許さず努力を怠らない性格のため、団員達からは「いずれ団を統べるもの」として期待されているほど支持は厚い。
姉のメレオレオナからはよく檄や喝を飛ばされており、彼女の前ではさすがの彼もタジタジであるが、信頼されてもいる。
妥協を許さず未熟さを痛感してはひたむきに努力できるストイックさを持つ一方、「天才」と言われる姉のメレオレオナや「秀才」と言われる兄のフエゴレオンとの劣等感に思い悩む一面もある。メレオレオナとフエゴレオンを心底尊敬している事に嘘はないが、レオポルド自身が強くなればなるほど2人との実力差を感じてしまっては精神的なブレを起こす事もある(ヴァーミリオン家の使用人達から陰口を叩かれた回想シーンもある)。
魔法騎士団団長を務め上げ炎の精霊サラマンダーを従える兄のフエゴレオンとそのフエゴレオンと互角以上の実力を誇り天才的な才能とタフネスを遺憾なく発揮しまくる姉のメレオレオナを一番近くで観てきた事もあって、やはり二人の方が上だと悲観的に捉えたりコンプレックスを少なからず抱いてしまうのは無理もない話である。(勿論、レオポルドが弱いと言う事は決してなく彼も高い実力やポテンシャルを持ち、団員達から厚い人望と信頼を寄せられているのも事実である。)
それでも、どんな困難や窮地でも自分の能力を高めるチャンスとポジティブに考え、乗り越えたり努力していく姿もまた良い所でもある。
そんなレオポルドの真骨頂とは『耐え忍ぶ強さ』であり、ハート王国修行時には炎の精霊守フローガにそのアドバイスを頂き、辛抱強く粘り強く術式をどんどん大きくしていく事に成功し、『真炎魔法(しんえん魔法)』を身に付けるまでに至った。
アニメ版153話の半年の修行編においては、エルフの動乱においての働きぶりや団長不在の中で、仲間を鼓舞し最後まで戦い抜いた事を評価され、四等上級魔法騎士への昇進を言い渡されるも、まだ力不足である事を理由に一度は辞退しようとする。しかし、フエゴレオンから「お前の雄姿に鼓舞され、お前の存在に希望を見出したからではないのか?」と諭された事で、レオポルド自身も称号や期待に恥じない人間になると改めて決意し受け入れた。
魔法
炎魔法
兄や姉と同じ魔法であり、魔法帝からは「兄と同じく圧倒的な威力」と評されている。回を増すごとにその威力が上がっているのが確認できる。
姉の特訓や強敵との戦闘を通して、魔(マナ)の制御や感知にも成長が見られる。
- 「螺旋焔(らせんほむら)」
彼の基本となる技であり、掌から炎の渦を放出する。両手から二撃同時に放ったり、巨大な一撃を放ったりとバリエーションがある。
- 「深炎螺旋焔(しんえんらせんほむら)」
ハート王国で修業し身に付けた独自の術式により、自分の周囲から炎の渦を複数放つ。両手で一つに纏めて巨大な一撃を放つパターンもある。
- 「爆乱焔(ばくらんほむら)」
足元から多方向に向けて、複数の火球を放つ。
- 『真炎魔法』 「紅蓮噴火(ぐれんふんか)」
ハート王国で修業し身に付けた魔法。
ハート王国術式を広範囲に描くことで、その範囲内に凄まじい大爆発を起こす。
レオポルドは敵の攻撃を受けながらも耐え忍んで地道に作って見せただけに、その威力はハート王国国民達も「こんな大きな術式見た事ない。」と驚愕したほど。