フエゴレオン・ヴァーミリオン
ふえごれおんゔぁーみりおん
「恥ずべきは弱い者ではない… 弱いままの者だ!!」
クローバー王国に存在する9つの魔法騎士団の一角に当たる「紅蓮の獅子王」の団長。
オレンジ色の長髪と紫の瞳を持つ男性。両耳に菱形のピアスをつけ、額に菱形の印を刻んでいる。
アスタ達の半年間に渡るハート王国での修業後、基本的に風貌はそのままだが、ローブの下に着ている服装の所々にクローバーが記された洋服を着用している。
王族の血筋であるヴァーミリオン家の長男であり、姉にメレオレオナ・ヴァーミリオン、弟にレオポルド・ヴァーミリオンを持つ。キルシュ・ヴァーミリオン、ミモザ・ヴァーミリオンとは従兄弟の関係に当たる。
アスタとノエルの心の成長に大きく寄与した人物であるため、この二人の回想によく登場する。
曲者ぞろいの魔法騎士団団長の中において、最も高潔で真面目な性格(他が性格に難のある奇人変人ばかりということもあるが)。普段は落ち着いた理知的な態度だが、有事に際しては熱血漢の顔に変貌する。
また作中では、下層階級や魔力に乏しい相手を露骨に見下す王族や貴族が多いが、フエゴレオンはどんな相手でも自分と対等の立場として扱って話をする。「魔法帝になる」という、誰もが一笑に付す夢を語るアスタに対しても「ならば君も私のライバルだな」と応える程。戦場において若い者が迷いを見せた時は、叱咤しつつアドバイスを与えるのも忘れない。
一言で言うと「めっちゃいい人」である。
実の弟であるレオポルドにも魔法騎士の先輩として、兄として大切な事を本気で教え伝える事も常に忘れておらず、潜在能力も評価しているからか、期待と信用も寄せている。
アニメ版153話においても、四等上級魔法騎士に昇進を言い渡されるも辞退しようとするレオポルドを「仲間達がお前を信じ未来を託したのか」「その称号に恥じない人物になって見せろ」と諭す等、家族・兄弟の成長を心から願えるほどに素晴らしい人間である。
同じ王族なのによそ様の妹の実力が劣ってるのを盾に心無い言葉投げかけるわ平気で罵倒するわ度を越した仕打ちをする人達(後に関係は修復・軟化)とは偉い違いである。
このように魔法騎士団団長や一人の魔法騎士としては勿論、一人の人間としても、一人の兄としても本当に素晴らしい人物のため、レオポルドを始めとする多くの団員たちからは大変尊敬され、人望も非常に厚い。白夜の魔眼による王都襲撃事件で右腕を失い重傷を負うもエルフ動乱事件の中で昏睡状態から目覚め、アスタ達の前に現れた際にはアスタからも涙ながらにその復活を喜ばれた。
また同じ魔法騎士団団長であり幼馴染でもあるノゼル・シルヴァとはライバルかつ盟友であり、意見が違うこともままあれど、ノゼルは「我がライバルの仇」として白夜の魔眼へ強い敵意を見せている。
姉である天才・メレオレオナからも「愚弟」、「堅物」等と呼ばれているが、実力と人間性が本物である事は誰よりも認められており、「最高の団長」「最強の名に相応しい」と言われている。
フエゴレオン自身も、姉であるメレオレオナの目に焼き付く強さと進む事を恐れぬ気概の持ち主であると疑わず、彼女の確固たる強さを心から認めている。
しかし、自分が正しいと思ったことは周りの迷惑をあまり考えずに行動してしまう節があり、そこらへんについては玉に瑕。アニメ版133話では、入浴とは何なのかについて、団員達が逆上せそうになるのをよそに長々と語っていた。アニメ版134話においてのかつての教育係だったテレジアをもてなす会で、3つの卵を異なる熟し具合のゆで卵にするという変わったかくし芸を披露するが、子供達の評判は「つまらない」等と言われるほど評価は芳しくない。
そんな性格であるため、同僚であるヤミからは「熱血真面目大王」と呼ばれている。
炎魔法の使い手。
王族特有の高い魔力から放たれる豪快な魔法と相手の隙を突く繊細な魔法を使い分ける。
本人の高い洞察力も併せ、戦闘能力は極めて高い。
白夜の魔眼の罠によって片腕を失い、昏睡状態に陥ってしまうが、
転生魔法発動によるエルフたちの襲撃の際にサラマンダーに選ばれたことで、
昏睡状態から目覚め、炎の義手と同時に炎精霊魔法も扱えるようになった。
- 炎魔法小太陽光芒(ソル・リーネア)
小型の火球から熱線を発射する。その熱線に貫かれた場所は発火する。防御魔法の使い手であるカールの障壁も容易く破る程。
- 炎創生魔法大火炎獅子の咆哮(レオ・ルゼーナス)
炎の獅子を作り出すその獅子から特大の炎を放ち攻撃する。
- 炎創生魔法螺旋火柱(イグニス・コルムナ)
自身を中心に炎を発生させ身を守る防御魔法。その熱量は凄まじく敵の攻撃を瞬時に溶かしていた。
- 炎拘束魔法大火炎獅子の掌(レオ・パルマ)
獅子の手を模した炎で敵を纏い拘束する魔法。
- 火精霊魔法サラマンダーの吐息(サラマンダーのといき)
炎の精霊であるサラマンダーから火炎を放ち周囲一帯を焼き尽くす。元々白夜の魔眼ファナを主としていたが、エルフ襲撃事件の際彼に宿った。
再登場は、スペード王国の漆黒の三極性によって金色の夜明け団長ウィリアムと黒の暴牛団長ヤミが拉致された直後に緊急で開かれた団長会議の時である。
漆黒の三極性の一人ゼノン・ゾグラティスの力を目の当たりにしたユノがそれについて報告した所に不甲斐なさを煽る翠緑の蟷螂団長ジャックを諫め、更に会議を放棄してスペード王国に単身で乗り込もうとするジャックに異を唱える銀翼の大鷲団長ノゼルと問答を起こしかけた時は凄まじい気迫で仲裁に入った。
その後乱入と言う形で参加してきた黒の暴牛副団長ナハトからクリフォトの樹に関する情報とナハトが悪魔憑きである事を知った。
※単行本未収録につき、ネタバレ注意!
そして、ヤミとヴァンジャンスを救い、クリフォトの樹が完成する事を食い止める精鋭部隊の一人として、スペード王国に乗り込む。
ナハトの影魔法でスペード王国城内に潜入し、ナハトとジャックと自信を含む3名で行動している所、漆黒の使徒に遭遇し自ら囮となって戦闘を開始する。
その後、モリスの手でクリフォトの樹の成長を解明・実行した事により冥府の第一関門が開かれた際には、大量に流れ出た悪魔に対しスペード王国のレジスタンスと共に対峙。サラマンダーと共に応戦するも、流れ出た悪魔の数が凄まじかった事もあり苦戦するも、ハート王国で再度修行したノエル達によってピンチを脱する。
コメント
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すべて見る気づいて欲しい。俺の気持ちに。
オリキャラへの想いを語ってる団長達を唐突に書きたくなり投稿しました。 温かい目で見てください。 ウィリアム変かな? ユリウスがヤンデレワロタwww自分で書いてて笑ってます❗ 蒼乃華でした🍀3,246文字pixiv小説作品- アスタに双子の妹がいます。
アスタの双子の妹に生まれた転生者が兄達より先に魔法帝に出会いました。
さらに追記。ネット回線接続不調中にブクマ3桁いってましたねありがとうございましす!!今年中には直るはず… 追記。自己満足作品にいいね!ブクマ、ありがとうございました!! オリ主のタグつけるの何気に初めてだな。 というわけで前々からちまちま小出ししていた転生者だけど夢主ではなくオリキャラ扱いしているイースが魔法帝にお目通りするお話、お師匠様との出会い話も添えて、です。 といってもタグつけてても本文で出番は少ないので下の方にメレオレオナ様の話を書いておきます。 当初はユルティム火山に連れて行かれた時の話を書こうかなと思いましたがオチ思いついてないし書くと長くなりそうだから、メレオレオナ様が覚えちゃったら怖いワザ、二重の極み(出典:るろ/剣)編を。魔眼ルート以外は共通になる話です。 『会う事は無いであろう不実の人ほんっとゴメンナサイィィイィ!!!!』 とある森の中で、魔導書を貰ってからあまり時の経っていない少女の悲鳴じみた絶叫が轟いた。 そんな少女の視線の先には、拳を構えた獅子を彷彿とさせる女性と、文字通り粉々にされた巨大な岩の残骸。 「ふむ、おもしろいな」 口をつり上げ野性的な笑みをさらに深め、女性は自身が拳一発で砂へと変じさせた岩を見下ろした。 「魔法無しでこの様な現象を起こす方法を知っているとは、やはり貴様の前世で得た知識とやらは中々に興味深いな」 『厳密に言えば漫画もとい創作物からなんですが理論とやり方を見せただけで一発で成功させるなんてさすが師匠、そこに痺れる!憧れる!!』 「また前世の言葉遣いになっているぞ」 「おっと失礼しました。驚きすぎてつい―――怖いけど格好いいです師匠!!」 師と慕う女性に声をかけられた事で恐慌状態から一転、興奮状態になった少女に若干の呆れを見せ。 「貴様もコレを魔力強化無しでやってみせろ」 「師匠に鍛えられてようやっと再現できたばっかなんですけど?! あ、はい師匠の命令は絶対です何れ出来る様になってみせます、ハイ」 腕を組んで無茶ぶりをしてくる女性に、少女は異を唱えかけたが女性の一瞥によって宣言と共に肯定する―――実際目の前の女性は魔力による肉体強化も無しにやってみせたのだ、自称とはいえ弟子としての矜持にかけてやり遂げねばと内心で意気込み、それでも私は足技メインなんだけどなぁ、とはこれまた前世で使っていた言語で呟いた。 「で?」 「はい?」 「これを生身に使ったらどうなる?」 「やっぱりそれ聞いちゃいます?! すみませんご存じないです生身相手に使ってるもといソレで戦闘している描写はありましたけど、お互いソレの使い手で互いに相殺していたからミンチになる事はなかったはず?!」 「そうか」 「魔導書の攻撃魔法的に言える立場じゃないかもしれないですけどグロは勘弁ですよ?!ていうかブラキウムと併用したら燃え尽きるの早くなるとか思ってません!? まあどう使うのは師匠のご自由に、ですけど―――ソレが癖になっちゃって猪とか仕留める時にうっかり使っちゃって、なんてならない様に気をつけてくださいね?」 「……」 (あ、回収や調理への面倒くささの方が勝(まさ)った) 少女は言外に、私何れ故郷の村に帰りますからずっと師匠と共に行動はできませんからね?と告げ。 黙した女性に、察した少女は内心で胸をなで下ろした。 書いてる途中で名前出せねぇなコレって気づいたけど書き直すのめんどくさいぐらいには書いちゃったもんで。 イースにとってライアはキャラとしてはエルフの中で一番好きだけど、あくまでキャラクターとしてであって、ここは現実だしライア<<<<越えられない壁<<<<<メレオレオナなので、罪悪感や焦りを感じたのは短い(←オイ)10,830文字pixiv小説作品 遠景
──いびつな愛慕。……兄と姉の、ひみつの逢瀬。 ──みていたのは、幼いおとうと。 ⚠️近親恋愛要素あり。 ⚠️当アカウントで投稿する作品は全て公式とは無関係のファンアートです。 ---------- このストーリーは、実在の人物・団体・歴史・法律とは無関係のフィクションであり、公式とは無関係の二次創作です。 このアカウントで投稿する物語は、法令・法律に反する行為や・特定の個人・障害・傷病・人種などに対する差別・またその歴史を推奨・容認するものでは一切ありません。 ----------- 20代のフエメレと末弟。全年齢向け。 3年前くらいの未完成原稿を完成させたものです。10,155文字pixiv小説作品独占欲の証を見よ
初めて書きましたフエノゼです! フエゴさんとノゼル兄様の関係が愛しい。幼馴染みでライバルで何よりも友なんですよねと主張して悶絶← フエゴさんもノゼル兄様も口に出さなくても互いを信頼していることがひしひしと感じられます。 けれども! 健全な友情を培うふたりに、敢えて恋人の項目を付け加えて妄想してしまう腐女子の性を自覚して遣る瀬無い日々です。 *注意事項* このお話では盛大にキャラが崩壊しています。どうしてこうなった← フエゴさんがさらっと浮気してます。 ノゼル兄様は当然ぶち切れますが、水銀の雨は降りません、平和的解決を見て終幕! この時点であーもう無理だわーって方は回れ右を推奨。 何でもどんと来いって方だけお進みください。2,490文字pixiv小説作品フエゴレオン夢
Twitterにアップしたものです。 原作の4年前くらいに漂着した日ノ国出身の夢主とフエゴレオン様の両片想い。 クローバー王国の魔法騎士として信頼を得ようと、人望を集めようと恋愛、結婚となれば全くの別問題と思っています。 この話で付き合いません。 個性のある夢主です、ご注意下さい。 なんでも許せる方のみ自己責任でご覧下さい。 誹謗中傷等御遠慮下さいますようお願い申し上げます。 コメント下さいます際はどうか優しい言葉を選んで頂けると幸いでございます。 ご一読下さりありがとうございました。 【追記】 10users入りタグありがとうございます! 気づくの遅くてすみません… 20以上お気に入り登録していただいて感謝です(*_ _) 気付けば70以上のお気に入り登録、本当に感謝です!!3,593文字pixiv小説作品彼の友の話#1
※ヤミさんの過去が明らかになったので若干修正しました。 フエ+ヤミで、ヤミさんの芸術センスについて。ヤミさんが団長になった頃と、エルフの件が終わった後の話。 腐向けっぽさは薄っすらあるようなないような程度。とはいえフエヤミ脳の人間が書いてるので腐向けタグで失礼します。 小説をちゃんと書くのもン年ぶりだし、相変わらずタイトルはまともに思いつかないしですが、お読みいただけたら嬉しいです。 ↓あとがきというか補足 書きたかったもの 〇そもそもはヤミさんの絵を誰かが欲しがってそれを豪華な部屋に飾るっていうシチュエーションを描きたくて、ダンナかフエ兄どっちにしようかなと思ってたらフエ兄のお見舞いに手作りの初代魔法帝の人形を持って行ったと知り、わざわざ(一週間もかけた)手作りのものを持っていくってことは、フエ兄がヤミさんにそういう才能と趣味があると知っている相手だからでは?と思ったのでフエ兄になりました。それ知らない相手のお見舞いに(一週間もかけた)手作りのもの持って行かないでしょ…と思う ・ヤミさんを友人だと思ってるフエ兄(フエ兄にとって初めての対等な友人関係の相手がヤミさんだといいなっていう…) ・フエ兄の瞳の色を藤の花に例えるヤミさん(表紙に期間限定の藤の花あってびっくりした) ・ちゃんとフエ兄のこと友達だと思ってるヤミさん ・30歳にして初めて友人と遊ぶというイベントにワクワクするフエ兄 因みにヤミが言っていた団員三名はナハトとバネッサとヘンリーのつもりです。加入の順番は31巻のコマの並びで判断しています。が、合っているのかは謎…。 粘土の魔道具はどの段階で完成したか判断するための条件があると思うので、一応ここでは自分の魔を一定量粘土に込める、という設定で書きました。9,302文字pixiv小説作品彼の友の話#2
#2とありますが、時間軸は#1より前です。ヤミさん入団から1年経つ少し前くらい(次の入団試験の前) 内容的にはヤミさんとアネゴの出会い。恐らくその場にはフエゴもいたのではないかな、という妄想です。 その他書きたかったもの↓ ・フエゴに対して無遠慮なヤミさん(セクハラのシーン) ・一緒に鍛錬するフエゴとヤミさん。🔥「ヤミの筋肉は私が育てた」 ・「アネゴレオン」という渾名について。「フエゴレオンの姉」という見方をしている呼び方がめちゃくちゃ好き(語呂がいいだけだとしても) ・ヤミさんから初めて渾名をつけられて、それも嬉しかったけど、段々と名前も覚えていて欲しいという欲を抱えていたフエゴ。 ・直接フエゴの名前呼んでるヤミさん6,616文字pixiv小説作品