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「俺は魔法帝になる」


プロフィール編集

誕生日10月4日(教会に拾われた日)
血液型AB型
身長172cm
好きなもの
魔法属性
出身地恵外界・ハージ村
CV島﨑信長 / 斉藤壮馬(ジャンプアニメフェスタ版)
CV(幼少期)関根有咲 / 小松未可子(ジャンプアニメフェスタ版)

概要編集

主人公アスタと同じ日にハージ村の教会へ捨てられ、共に育った家族であり幼馴染みであり無二の親友にして魔法騎士団のトップ“魔法帝”を目指す生涯のライバル


魔導書の授与式では、初代魔法帝も授かったといわれる四つ葉のクローバーが刻印された伝説の魔導書に選ばれ、騎士団の入団試験では全団からの指名を受けてその中から「金色の夜明け」へ入団するなど、エリート街道を突き進んでいる。


人物編集

身長が高く、黒髪セピア色の瞳をした眉目秀麗で、冷静沈着な少年。口癖は「ありえねー」。

一見クールに見えるためアスタとは対照的な印象を醸し出すが、実際はとんでもなく負けず嫌いな性格で、勝負事になるとすぐに熱くなる。また、時折り毒舌を吐くこともある。

人間関係に対しては極めてマイペースで、「下民生まれでありながら四つ葉の魔導書を持つ」「新人ながら団長のヴァンジャンスから目を掛けられている」などやっかみの種も多い事から疎む者もいるが、蔑む者には構わずどこ吹く風といった態度でいる。そのため、入団当初はほとんどの団員との関係は良いものではなかった。逆に仲間や慕う者は無碍にはせず、体を張って守ろうとする。また、実績と努力を弛まずに積み重ねていく中で、自身を蔑んでいたクラウスを始めとする団員達との関係も良好になっていく。特に自身を良く思っていなかったアレクドラとは、アニメ版141話での任務を通じて和解した。アニメ版152話では金色の夜明けに入団して1年が経ち、団員達から活躍や実績を認められたからか、入団1周年の記念パーティが開かれていた。


アスタの事を高く評価しており、魔法が一切使えないアスタを他の者達が嘲り侮蔑しようとも、本人が諦めた時でさえも、秘めた力で自分の想像を超えてくると信じている。


キテン戦役にてダイヤモンド王国八輝将を迎え撃った際には、既に「金色の夜明け」の精鋭入りしている程の実力をつけている。


王撰騎士団(ロイヤルナイツ)選抜戦では圧倒的な強さで決勝まで登りつめ、水色の幻鹿の団長リル・ボワモルティエと対峙する。その戦いで精霊魔法の極みともいえる精霊同化”スピリット・ダイブ”を使い、見事優勝を果たす。


当然王撰騎士団(ロイヤルナイツ)にも選ばれ、白夜の魔眼殲滅戦でも一番に最深部へ辿り着くが、同時に転生魔法が発動し彼もエルフに体を乗っ取られてしまう。

だが、アスタの「魔法帝になる」という言葉が切っ掛けで自らの意識を取り戻し、アスタ達と共にクローバー王国の危機へと立ち向かう。



転生編集

彼に宿ったエルフは、族長のリヒトと人間の王女テティアの息子。

パトリの回想によると、結婚前にテティアは既に身籠っており、結婚式の日に悪魔に誑かされた人間の王族達の襲撃を受け、リヒト以外の他のエルフ族全員共々テティアも殺される。

その為、前世のエルフも胎児の状態で死亡しており、転生魔法発動時に意識を乗っ取られなかったのも、この影響と考えられる。


母のテティアは風魔法の使い手であり、父のリヒトも四つ葉の魔導書を授かっているなど、前世の影響は色濃く見られる。


だが、テティアは辛うじて生きており、同時にお腹の子供は双子であった。ネロの封緘魔法で二人を治療した後に辺境の地へと転移させたが、彼女がアンチ鳥になってその行方は解らずじまいだったが、500年経ってその子孫が生き延びていた事を言霊の悪魔との決着後、贖罪する旅には出ていたパトリ達は知る事となる。


来歴編集

アスタ、パトリ、そしてルミエル、セクレ、リヒトらと共にザグレドと交戦し、アスタとのコンビネーション攻撃で勝利へ導いた。


クローバー王国がハート王国と共にスペード王国に巣食う悪魔を討滅することを目的とし全団員に半年の修業期間が設けられた際には、アニメオリジナル編にて、金色の夜明け団の中で団員とのコミュニケーションが上手くとれず副団長のアレクドラとは不穏な雰囲気を生んでいたが、ユリウスにより課せられた使命の中で打ち解けることに成功した。デビル・パニッシャーがクローバー王国で騒動を起こした時にはミモザ、クラウスと共に応戦した。ヴァンジャンスにより、ハート王国の精霊守による修行を提案されたが自ら拒否し、金色の夜明け団の中で強くなることを決めた。叙勲式では影の王宮での悪魔との対決の功績により、ランギルスと同じ「一等上級魔法騎士」へと昇格。これにより次期副団長候補がユノになるのではないかと団員の間で噂される中、ランギルスが副団長ないしは団の座をかけた一騎打ちを申し出たためこれを受託。序盤は負ける気で手を抜いていた彼に本気を出させ自らもスピリット・ダイブを発動、ラトリ時の戦闘感覚を用いた戦法で王冠部分を抉られるなど追いつめられていくが、精霊の静かなる舞踏により残像を作り出して一瞬の隙を突いて辛勝した。団を抜けようとするランギルスを呼び止め、次は本気の手合わせをしてほしいと言い放った。


半年後は金色の夜明けの副団長となっている。スペード王国から強魔地帯を超えてハージ村へやってきたラルフから、ユノは元々スペードのグリンベリオール家に生まれた王子であると聞かされ、彼の炎魔法で、自分の持っている魔石ペンダントはユノの父親であるスペード国王が強魔地帯から帰った際に貰ったものであること、ある日を境に悪魔憑きのゾグラティス兄弟(現在の漆黒の三極性)に王国が襲われたことからユノにも危険が及ぶと判断されラルフの父親によりクローバー王国の教会へ置かれていったことなど、自身の出生を知った。その直後、金色の夜明けアジトがスペード王国の漆黒の三極性の一角・ゼノンが悪魔憑き魔導士を引き連れて襲撃したことで自身もアジトに戻り、団員の半数が殺害されている現場を目撃すると怒りに震えながら辛勝するが、直後にヴァンジャンスを骨魔法で拘束したゼノンにより、クラウス・レトゥアと共に致命傷を負わされ、その後ヴァンジャンスが誘拐される中で放った世界樹魔法で一命を取り留めるも、ハモンをはじめとした団員の半数以上が死亡した現実に悲痛な叫びをあげた。


黒の暴牛副団長・ナハトが今回の襲撃事件についての会議に登場した際、団長であるヴァンジャンスに対する周囲の不信感を払拭し、ナハトが定めた2日間の中でシルフが魔力を溜め込むこととなりゼノンへの復讐に燃える。この力を制御するため、戻ってきたランギルスとの特訓を独自に重ねる。そしてスペード王国へ乗り込み、ランギルスと共にゼノンと再び相まみえ金色の夜明け団のプライドをかけて交戦、新たなスピリット・ダイブ・ボレアスによりゼノンの身体を貫いた。しかし、冥府の門が開いたことで悪魔の力を完全に扱えるようになったことで傷が再生し、逆に圧倒されてしまう。ランギルスに時間を稼いでもらい、渾身の一撃で再びゼノンの身体を貫くも、ベルゼブブから悪魔の心臓を手に入れたことでさらに力を増したゼノンの攻撃で気絶する。目を覚ました際にランギルスと助けに来たフィンラルがやられた姿を見て涙を流しながら絶望しかけるも、アスタとの誓いを思い出して奮起し、現れたリヒトとテティアの子供の幻と共に彼の本当の魔導書を手に入れ、新たに手にした星魔法の力でゼノンと互角の激闘を繰り広げ、目覚めさせた聖域の力でゼノンに勝利した。不完全ながらも顕現したルチフェロにアスタが殺されそうになった所に駆けつけ、メレメレオナと共にルチフェロと交戦。さらに駆けつけたヤミやナハト、復活したアスタと共に全力のルチフェロと激突する。そして重傷を負いながらもアスタをアシストし、ルチフェロを斃すことに成功する。そしてナハトの案内で自分の母親と再会し、民からも王として国に帰ってきて欲しいと頼まれるが、それよりも先に魔法帝になるとして一度断った。


その後は功績を認められたことで大魔法騎士となり、悪魔の調査をしている。1年と3か月が経った時にはさらに成長し複数の上位悪魔を瞬殺。そしてクローバー王国の事態を聞き、アスタが死んだことを聞くと自分がルシウスを斃すことを宣言する。「審判の日」になるとルシウスたちの生み出した大量の守護天使の魔法を一人で防ぎ切り、ヴァンジャンスから金色の夜明けの団長として認められる。その後はアスタとシスターへの行いからルシウスに怒りを向け対峙し、魔法で仲間をサポートしながらもルシウスと激闘を繰り広げる。



戦闘能力編集

魔力が高く自由自在に風を操る風魔法の使い手。

幼少期からその実力の片鱗を見せ、自他共に認める天才であるが、それに胡坐を掻くことは無く、魔法の鍛練を欠かさない努力する天才


また、魔宮(ダンジョン)攻略の際には四大精霊の一つ・シルフに選ばれ「精霊魔法」を使いアスタのピンチを救った。

しかし、魔宮を攻略した後は有り余るその力を制御出来ず思うように「精霊魔法」が発動できずにいたが、王都襲撃事件の際、白夜の魔眼・灰魔法の使い手キャサリンと交戦し、絶体絶命の窮地に立たされたことで「マナゾーン」を体得し、魔(マナ)の支配を可能することで「精霊魔法」を使いこなせるようになる。


さらにメレオレオナ・ヴァーミリオンによる強引な修行に付き合わされ、魔を留める技術「マナスキン」を体得することで、マナゾーンで支配した莫大な量の魔を己の中に留める術を見出し、その術を更に発展させ、精霊の力をも留める「精霊同化”スピリット・ダイブ”」を習得。


シルフ編集

CV:内田彩

前述した通り、魔宮(ダンジョン)で出会った精霊で、後にベルと命名している。由来はピーターパンティンカーベルだと思われる。

身長15cmで、見た目は少女型の妖精

当初は自我が無かったが、ユノと共に成長しており、エルフ化した際には彼女の耳も尖った形に変化している。

騒がしい性格で、「ユノの彼女」を自認しているようだが、ユノからの扱いは素っ気ない。ヤキモチ焼きな所があり、自分には見せない笑顔を見せるアスタに嫉妬し、チャーミーとはいつも喧嘩している。

しかし、ユノに対する愛情は本物である。



使用魔法編集

風魔法編集

  • 暴嵐の塔

地から空へと突き上げる暴風で相手を吹き飛ばす。

マナゾーンを習得した後は、相手の魔法の中に発生させて、内側から食い破るという荒技も見せた。


  • カマイタチの三日月

三日月の形をした斬撃を放つ。

成長により、4発同時に放つ「カマイタチの三日月・四刃」へ進化している。


  • 暴嵐の牙

水平に渦巻く暴風で相手を吹き飛ばす。「暴嵐の塔」の水平バージョン。


風創成魔法編集

  • 疾風の白鷹

風で鷹を創り出して相手にぶつける。騎乗して空中戦も可能。


  • 天つ風の箱舟

風で舟を創り出す。人間六人を軽々と運ぶだけの能力を持つ。


  • 風刃の叢雨

無数の風の剣を創り出し、標的めがけて降り注がせる。


  • 疾風の白弓

巨大な弓矢を風で模り、ベルが矢に息を吹きかけて吹き飛ばす。


風精霊魔法編集

風属性の精霊シルフが魔導書に宿ったことにより発現した特異魔法。

  • シルフの息吹

周囲の魔(マナ)を集束させ、膨大な大気の奔流を竜巻のように放つ。


精霊同化(スピリットダイブ)編集

スピリット・ダイブ

魔道士と精霊が一体化することで、その力を宿主の魔力に付与し最大限に発揮することができる、高いセンスと気が遠くなるほどの努力を重ねて辿り着ける領域。この状態となるとユノに頭部に王冠、背中にベル(シルフ)と同じ妖精の羽が出現し、その風貌はアスタのブラック状態とは左右が対照となっている。

スペード王国との戦いでベルが魔(マナ)を限界まで溜め込むことでさらなる進化を遂げ、周囲の魔(マナ)を味方につけることでゼノンの周囲の魔(マナ)をも支配する空間魔法を無力化した。通常の精霊同化では半分だった冠が完全な形となっている。


  • スピリットストーム

精霊同化によって使用可能。「シルフの息吹」よりも強力な竜巻を放つ。

「マナゾーン」により、別方向から発生させての奇襲も可能。


  • 精霊の静かなる舞踏

精霊同化の状態時に使用。周囲の魔(マナ)の流れを読み、魔法攻撃の隙間を縫って高速で移動する。


風精霊創成魔法編集

精霊同化時に使用する創成魔法。

  • スピリット・オブ・ゼファー

周囲の魔(マナ)を空気ごと凝縮した剣を生成する。リヒトの子がユノに転生したことを受けて、風魔法でありながら剣魔法の特性も備えている。

始めは初代魔法帝・ルミエルやリヒトが使った強力な魔力の残滓を利用していた。転生が解除後も単独で使えるようになり、相手の魔法を風化させる能力も備えた。

更に、ゼノンとの戦闘の最中に聖域に達したことで「聖域(セント)・スピリット・オブ・ゼファー」となり、通常の魔法ではダメージを与えることができない悪魔の心臓を斬り裂いた。

「ゼファー」はギリシャ神話に登場する西風神ゼピュロスの英語名。


  • スピリット・オブ・ボレアス

精霊同化が強化された時に使用。周囲の魔(マナ)を空気ごと凝縮したハルバードを生成する。ゼノンの胴体を骨魔法の防御ごと貫通して抉り取る威力を見せた。

「ボレアス」はギリシャ神話に登場する北風神ボレアースの英語名。


  • スピリット・オブ・エウロス

精霊同化が強化された時に使用。周囲の魔(マナ)を空気ごと凝縮した弓を生成し、魔力の矢を放つ。溜めて打つまでに約3分かかるものの、魔法の威力と速さはボレアスを凌ぎ、悪魔の力を100%開放したゼノンの身体を完全に貫くほど。

「エウロス」はギリシャ神話に登場する東風神エウロスの英語名。


  • スピリット・オブ・ノトス

ルシウスとの戦闘で使用。周囲の魔(マナ)を空気ごと凝縮した盾を生成する。「襲い来る攻撃を吹き返す疾風の盾」とされ、霊魂魔法を行使するべくユノに触れようとしたルシウスを吹き飛ばした。また、装備することによって移動速度が向上する。

「ノトス」はギリシャ神話に登場する南風神ノトスの英語名。




他作品出演編集

2021年3月のコラボイベント前編で、アスタと共に加入。

魔鏡技は、「スピリット・ストーム」


余談編集

光のライバル・ユノ編集

劇中では、決して諦めないアスタへの(重いぐらいの)信頼を糧に、メンタルブレイクや敵対・洗脳・闇堕ちフラグを悉く打ち破るのが恒例と化している。

というか、一方が限界を超えたらもう片方も即限界を超えてくる展開がお約束


以下、その例

  • 1話でアスタが魔導書を授かれなかったことに対し、アスタが「ユノに失望されるかもしれない」と(何気に作中でトップレベルで)気に病んでいたのに対して、当のユノは「アスタを認めない世界の方がありえねー(意訳)」と断言
  • ゲーム『カルテットナイツ』で敵味方の視認を狂わせる、解除が困難な幻覚魔法をかけられた際に、アスタからの一撃を喰らった瞬間に即正気に戻る
  • エルフの転生魔法で他の対象者達が人格を乗っ取られ暴走する中、ユノは短時間停止していただけでアスタの呼びかけによって即復活
    • しかもエルフの力は宿ったままなので更に強くなる
    • ファンからは「ただのパワーアップイベント」と評された
  • アスタを殺害された(と誰もが思った)際にはショックを受けつつも「アイツの分まで魔法帝になる」という精神で折れることなく戦い続ける
    • その下手人であるルシウスに「ライバル」認定をされた際には「オレのライバルはオマエじゃねーよ」と言い放つ

これらの描写からファンからは「アスタ2号」「勝手にアスタのこと思い出して強くなる奴」「ユノが女ならヒロインレースは即終了してた」という実に的を射た評価を得ている。


関連イラスト編集

ぶらくろぐ。彼こそは副団長


関連動画編集


関連タグ編集

ブラッククローバー

アスタ(ブラッククローバー)

金色の夜明け

???←ネタバレ注意!!

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