「一緒に戦うために…!! 強くなってここまで来たんだ…!!」
概要
アスタが断魔の剣に宿る反魔法のエネルギーを自身に巡らせて変身した強化形態。命名はレオポルド・ヴァーミリオン。
本来断魔の剣に触れた者は、魔法を打ち消す反魔法(アンチまほう)のエネルギーにより魔法が使えないため、だれも握ることができない。しかし魔力が一切無いアスタは唯一それを振るうことができ、反魔法のエネルギーはアスタの体に流れることになる。そしてアスタはその力の出力・停止を無意識のうちに行っていた(フィンラルの空間魔法などに対して反魔法が作動しなかったのはこのため)。この姿はその原理を応用したもの。
最初は魔女王の策略によって強制的に変身させられたが、その後メレオレオナ・ヴァーミリオンによる修行の中で剣に宿る反魔法のエネルギーの存在に気づき、剣に左手を添えて前方に構える独特のルーティンを行うことにより、自力で変身可能となった。
端的に言えば体内に反魔法のエネルギーを体中に循環させる事で、「アスタ自身が反魔法となる」もので、魔力に対して絶対的な力を発揮する。作中でも「もはや魔法は意味をなさない」とされた。
反魔法のエネルギーの影響で、魔力に引き寄せられる形で相手を追尾し、高速で移動することが可能。加速からの重い一撃が決め手となる場合も多い。
ただし、反動が非常に大きいため、変身時間には限りがあり、連続での変身も不可能。
さらに魔法での回復無しの場合、1日に2回までしか使用できない。
当初は変身するまでの間溜めが必要という欠点もあったが、言霊の悪魔・ザグレドとの戦いを経てからは一瞬で変身できるようになり、変身時間も大幅に増加した。
なお、ナハト・ファウストによれば、この形態は漏れ出ている悪魔の力を使っているだけで、悪魔憑きの戦い方としては初歩レベルの模様。
外見
変身時には右半身が黒い紋様のようなもので黒く染まり、右側頭部から悪魔のような角が現れ、翼も片側にのみ出現する。右目の瞳は赤く染まった上に瞳孔が縦に長くなり、獣のようになる。歯にも変化が見られ、右側の上下2本の犬歯が長く鋭くなっている。
因みにアニメではアスタは悪魔と会話してる時は、黒い繭のようなものに包まれており、漫画よりも禍々しく描かれていた。
ゲームでは
PS4ソフト『カルテットナイツ』では、早期購入特典DLCで使用可能。
ただし、単なる衣装スキンなので、見た目だけをブラックアスタに変える「なんちゃって仕様」である。
もっとも、同作発売時点ではアニメ未登場だったので、先んじて使えるだけでも貴重と言える。
その後の『ジャンプフォース』やコラボ参戦した『テイルズオブザレイズ』では超必殺技枠で登場しており、変身後に「黒き流星(ブラックメテオライト)」を繰り出す。