ランギルス・ヴォード
らんぎるすゔぉーど
「兄さんが僕に勝てることなんて、何一つないんだ………!!」
魔法騎士団「金色の夜明け」の副団長。フィンラル・ルーラケイスの異母弟。
フィンラルの母が亡くなった後、後妻になった母と共にヴォード家に入る。幼い頃から魔法の才能はフィンラルを上回っており、次期当主ともてはやされるものの、父母にちやほやされて育ったために、才能を鼻にかけてフィンラルを始め他人を見下す性格になってしまった。それとは対照的に才能は自身に劣るものの、温厚さと優しさゆえに周囲の者に愛され、人望を集めるフィンラルにコンプレックスと嫉妬を抱き、憎むようになってゆく。(ランギルス自身、傲慢な性格を良く思わない人達から苦々しく思われているのを自覚している節もある。)
また、将来ヴォード家の当主の婚約者となるフィーネスは、自身よりもフィンラルを好意的に思い彼と親しくなっているのを知っているため、コンプレックスと嫉妬に拍車をかけるようになった。
王撰騎士団選抜試験2回戦でフィンラルのチームと対決し、彼に瀕死の重傷を負わせる。
その試合中から禍々しい魔力を発するようになり、勝負が決したにもかかわらずフィンラルを殺そうとするなど、元々の好戦的な性格を逸脱した狂気を見せ始めた。
そこでフィンラルを守るために駆け付けたアスタに立腹し、そのまま準決勝に突入。圧倒的な魔力量から繰り出す空間魔法の連発でアスタ達を苦戦させるが、ブラック化したアスタのブラックメテオライトを食らい失神。しかし両チームのクリスタルが同時に破壊されたため、勝負は引き分けとなった。
白夜の魔眼との抗争・エルフ転生事件が終結した後は、今まで馬鹿にしていたフィンラルを兄としてある程度認めるようになっており、彼をからかうような態度をとるようになった。
(但し、その内容はフィンラルの女好きを「呪い」だの自分に甘えてきた結果更にダメにしただのと相当皮肉な発言をしたり、このままではフィーネスに相応しくないと断言したりとかなり厳しい言葉を言いまくっているモノである。)
また、フィーネスと一緒になる事に未練があるのか、内心では負けないと誓っている事からも、人格面も多少良い方向に向かっている。
アスタがハート王国で半年の修行に赴いている期間中、自身は副団長から降格しており、代わりにユノ(ブラッククローバー)が副団長の座に就いた。
アニメ版154話ではその過程が深く丁寧に描かれたエピソードが放映された。
ユノが自身と同じ一等上級魔法騎士に昇進し、どちらが金色の夜明け副団長に相応しいかハッキリさせるため、「負けた方が団を去る」と言う過酷な条件を付けて彼に一騎打ちを申し出て勝負する事になった。(一等上級魔法騎士に昇進した者は、所属している魔法騎士団の副団長に就く資格が与えられているため。)
激しい戦いの末、勝利したのはユノであった。
実はユノに一騎打ちを申し出たのは、エルフ転生事件の件について負い目を感じ団を去るための口実を作るためであった。
ウィリアム・ヴァンジャンスからは「君がこのまま終わるはずがない」と叱咤激励されたうえで、自分を見つめ磨き直す旅に出る事となった。
団は去ったものの、除名にはなっていない。
前述のフィンラル殺害未遂について、魔法帝ユリウス・ノヴァクロノは、無意識のうちに白夜の魔眼に加担する「無意識の裏切り」と仮定しており、王撰騎士団(ロイヤルナイツ)選抜試験開催も該当人物を暴き出す目的があり、その裏切者こそがランギルスであった。
しかし、ユリウスは転生魔法の存在までは見抜けず、パトリに明かされるまで気付かなかった。
500年前に言霊の悪魔が発動した転生魔法の際にエルフの魂に邪心を植え付けており、邪心による暴走は基本的にエルフの人格に対して起こっているが、ランギルスは例外的に人間の人格に対しても起こっていた。
パトリが発動した転生魔法でランギルスもラトリ(パトリの従兄弟)となった。
ラトリに体を乗っ取られた後、ランギルスの人格が昏睡状態のフィンラルに「兄さん・・・」と呼びかける描写があり、その直後にヤミ団長に叩き起こされる形でフィンラルが戦線復帰している。
転生エルフの一斉蜂起による王都襲撃の際、クローバー王を抹殺しようとするが、ヤミとジャックに阻まれ、ヤミの無明峰打ちで暴走状態となるも、最後はフィンラルの鉄拳制裁で倒された。「オレが弱いせいで遅くなってごめんな」と言い、空間から姿を現し、バカにされ続けた弟に手を指し伸ばすフィンラルは必見。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 七夕
天の川で会いましょう 中編
※注意事項※この話から先天性女体化のフィン姉さん(背丈は兄さんと一緒)が登場してきます。またパラレル要素を含みますので苦手な方はご注意ください。 ランギルス誕生日おめでとう!話終わらなくてごめんね!! 風呂敷広げすぎたよ!!!次で終わるよ!!!! ※次回は95%ランとフィンしか出てきません 以下、少々ネタバレ ★ ☆ ★ ☆ ★が兄さんサイド、☆が姉さんサイドです。 待ち合わせに関しては 兄弟:金色で合流 姉弟:暴牛で合流 の予定だったためにこんなことになっています。26,807文字pixiv小説作品 We love you
連投すみません。モブ視点のフィンラル先輩愛され話です。真面目(メロドラマ)な話に行き詰まって息抜きにと思ったら、勢いで書き終わってしまいました…。ちょっと愛が暴走してて自分が怖いです(ノД`)お気軽に読み流してください。 今回掛け算は無いつもりですが、約一名怪しい人がいます。止められなかった。 補足☆ラトリは我が家妄想で昇天せずにランギルスちゃんに同居状態という設定です(^-^;何の前置きもなくで分かりづらくてすみません… ****************************************************** 私信>>ラトリくんパートは、前回コメントで応援して下さったK様へ捧げます♡書いていいって言ってもらえる幸せ!4,776文字pixiv小説作品- 鳥籠
鳥籠【兄になりたい】
初投稿。決して上手くはないですがそれなりに頑張って書きました。 ※原作15巻以降のネタバレです。、アニメ派、原作に追いついていない方はご注意ください。 原作を待ちきれず、勝手に考えた妄想ですので何でも許せる方だけお願いします。 とりあえずあの兄弟はさっさと仲直りしてお互い救って救われろこの野郎!! 色々都合よく捏造しています。 というのもやっぱりあの人にはいてもらわないとどうも作りづらく、ユリウスの旦那には生き返ってもらいました。 後少しモブキャラいます。 それでもOKな方はどうぞー。 今回はフィンラル視点でランギルスはまだ出てきません。6,582文字pixiv小説作品 Please give me!(前日譚)
どうも、罪木です。 ランギルスちゃん、誕生日おめでとう! というわけでランギルス誕生日小説前編です。後編は明日になる前に投稿しようと思います。別漫画の推しはもう二作品作れるほど、妄想力が広がらなくなってきたので(愛は薄れてない)二回作品投稿できるのは幸福なことなんだなと思えてきた今日この頃。 もうそろそろ最新刊がでますが、当然のごとく最新刊のクローバー王国の状況ではないことです。時系列は今年の二月初旬にお亡くなりになられたので……おしい奴をなくしたものだ。来年は、ランギルスが原作に登場してくれるといいなぁ。また、ランギルスはヤンデレツンデレブラコン、フィンラル先輩は無自覚たらしの鈍感ブラコンという感じに書いたつもりです。……そろそろ、ランギルスの設定を見直したほうがいいのかもしれない……。 それでは、二十四時間後のランフィンのデートをお楽しみに! 表紙参照⇒https://www.pixiv.net/artworks/791970855,282文字pixiv小説作品- 空間兄弟(健全・腐あり)
耳カキスト・フィンラルくん!
筆者が耳かき好き→フィンラルに耳かきしてもらいたい→フィンラルが耳かき得意だったら・・・って内容。 筆者が腐ってるので要注意かもですが一応CPはないつもり。5,623文字pixiv小説作品 Dear My Brother
どうも、罪木です。 ※この物語には、コミック『ブラッククローバー』の14巻~20巻までのネタバレがあります。まだ14巻以降読んでいない人、アニメ派の人、閲覧注意です。 最近ブラッククローバーにはまってます。でも、きっと二次創作とかすることはないんだろうなーとのんきに思いながら、でも妄想しつつ日々を過ごしていたら、ある夜、布団に入って眠るまでの間、空間兄弟の今後について考えよーと、妄想しだしたら、いつの間にか書き出していたのがこれです。夜中の二時から三時にセリフだけを一気に書き出したのがこれです。止まって続きは明日にしようとかできなかった。書き出したら止まらなかった。最近パソ子をポチポチしているだけだったせいか、右手が少し痛くなった。でも、書き切った。それがこれです。そこに、背景や行動や感情をつけたして、小説にしたのがこれです。書かないだろうなーと思ったのに! いつの間にか書いてしまったんだ! ハッハッー! 本当にあの兄弟には仲直りして欲しい。ちゃんと話し合って、笑いあってほしい。フィンラルは弟のこと好きだし、ランギルスも絶対兄さんのこと好きだから。個人的な考察? としては、フィンラルは、弟にコンプレックスがあるけど、弟が好きで、コンプレックスがあることは分かっているし、でも好きだという気持ちも自覚している。ランギルスは、兄にコンプレックスがあり、兄のことを好いているけど、コンプレックスがあることは認めたくないし、好きだという気持ちは気づいてない。そんな感じです。だから、ランギルスがそのことを認めて気づけば、仲良くできるはずなんだ。ブラコンになれるはずなんだ。……一応ノーマルな感じで書きましたが、なにせ書いている人間が腐っているので、そういう風に見えるかもしれないです。 一つ、この話を書き終わって、残念なことを述べるとすれば、二人のアイカラーについて言及できなかった。入れたかった。「フィンラルのアメジストのような瞳が――」とか! 「ランギルスのサファイヤの瞳に――」とか! あの二人、アイカラーが誕生石なんだよ……入れたかったorz もし、またこの二人の話を書くことがあれば、そのときこそ入れたいと思います! 表紙参照⇒https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=741649268,343文字pixiv小説作品寝惚けた兄さんは危険
暗い話を書いた反動からか甘い話が書きたくなりました。そうしたら、なんかちょっとランギルスさんがデレデレになりました。朝のこういう一コマがあったら可愛いよねって思いまして。 ちょっとバカップル感ありますねって感じです。654文字pixiv小説作品銀と黒のスパイ大作戦
「最近恋人の様子がおかしい…」 偶然か必然か、城下町で鉢合わせたヤミとノゼルは同じ悩みを抱えていた。そこで目にしたのはフィンラルとフエゴレオンの密会現場!?真相を探るため、2人はアスタ、ユノ、そしてランギルスを巻き込んで追跡を開始する。 …という感じのお話です。 12月21日から1月3日にかけて、ノゼ兄の誕生日を祝うために(結果として誕生日当日に完成できませんでしたが)、Twitterにて連載していたヤミフィン+フエノゼ話を纏めたものに、書き下ろしの後日談「〜オマケ〜」を加えたものです。 メインはヤミフィンとフエノゼですが、薄っすらユノランを匂わす描写があったり、ユリマルがゲストで登場したりしていますので、ご注意下さい。 因みに時系列は不明です。 というわけで、2019年も何卒よろしくお願いします!!m(_ _)m21,767文字pixiv小説作品- 偽りは一つだけ
偽りは一つだけ・15
アンケート置いています…書く事になった場合結果で内容が変わる事ではありますが、どういう内容にするかを書いてしまうとどちらを見たいかになってしまうので特に内容は書きません…よろしければ答えて下さると嬉しいです。 アンケートに協力してくれた優しい方々、本当にありがとうございました。7,470文字pixiv小説作品 - 空間兄弟(健全・腐あり)
否定する程に僕達は兄弟だから。
ほぼランギルスくん独白。ジャンプ本誌ネタバレです、172話ね!フィンラル復活これ聞いて読んじゃアカンと思ったら読まないで。2,622文字pixiv小説作品