リル・ボワモルティエ
りるぼわもるてぃえ
「このキャンバスは最高だよ…!! 今はじいやに…一番に最高の一枚を見てもらいたい… じいやが僕を人間にしてくれたから!!」
クローバー王国に存在する魔法騎士団のひとつ「水色の幻鹿」の団長。
筆のように盛り上がった髪型の少年。
魔導書を手にした当初は、創作意欲の赴くままに絵を描き続け、魔力を暴走させていた。
制御をできずに荒れて周囲に被害を及ぼし、両親からも怪物扱いされるほどだったが、
リルの魔法により傷を負った付き人ヴァルター(上記の”じいや”である)に諭され、
他人の痛みを知ったことを契機に魔法騎士団に入団。最年少で団長にまで上り詰めた。
19歳で魔法騎士団団長に上り詰めただけに実力と潜在能力は凄まじいが、年齢が近いアスタにも友好的に接していたりと本来はフランクな性格で気さくな人物である。
団長会議などの張りつめてる場面でも、顔真似などして場を和ませようとしているが、受けはイマイチである。
フエゴレオンの顔真似をした時はノゼルとジャックに凄まれたが、ヤミからは受けた。
しかし、そのヤミの顔真似をした際は本人から激怒されてしまった。
転生魔法の発動によりエルフの「リラ」に意識を乗っ取られて、
ライアに助太刀する形で他のエルフ4名と共にメレオレオナと対峙し、アスタ達を襲った。
影の王宮ではアスタたちと再び交戦するも、ドワーフ形態に覚醒したチャーミーの食魔法に圧倒される。
その際に自分を救ってくれたチャーミーに恋心を抱くようになるが、
その正体がチャーミーであることを全く知らない上、
せっかく変身出来た時に限ってその場に居合わせていないなど、
ヤミとシャーロット以上に前途多難な恋になると思われる。
団長限定のクリスタル争奪チーム戦には、
前述の恋心が引っかかるため自ら参加を拒否した(じいやはリルが初恋をした事に感涙していた)。
ハート王国の精霊守による修行にはチャーミー(が変身していたドワーフ形態)に認められる強さを手に入れるべく、自らを推薦した。
魔力を絵に変えて操る絵画魔法の使い手。絵にして発動するという能力のため、様々な属性の魔法を再現することができる。つまり属性という縛りが存在しないという強みがある。
絵画魔法”レストリクシオンの泉”
魔法で出現させた筆で描いた泉に相手を引きずり込む。
絵画魔法”炎と氷の双嵐(ドュータンペット)”
炎&氷属性の魔法を同時に発動する。
絵画魔法”神の戯れ”
ゼウス風の男性が出現して雷を操り相手に向けて落雷させる。
絵画魔法”幻竜ヴィーヴルの叫び”
巨大な翼と猛禽類のような下半身を持つ女性の姿をしたドラゴンが出現し、口からレーザーを放つ。
絵画魔法”四ツ首のリンドヴルム”
四ツ首の大蛇が出現。それぞれの首が異なる属性の魔法(火・水・雷・毒)を放つ。
絵画魔法”スー・テランの巨人の豪腕”
地面から現れた巨人の腕が物理的な打撃攻撃を繰り出してくる。
絵画魔法“熱をはらんだ氷の侵略(アンヴァズィオン)”
熱を持つ氷で対象を包み込む。
絵画魔法“黄昏のヴァルハラ”
恐らく防衛魔法のような物。盾や槍で固められた宮殿が出現しその周囲はランスを装備した天使達(ワルキューレだと思われる)が浮遊し魔法や敵を迎撃する。