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現在 地球には数百種類の異星人が行き交い 生活している

気づいていないのは 地球人だけなのだ………


概要

冨樫義博による漫画作品。

週刊少年ジャンプ』1995年42号から1997年3・4合併号まで連載されていた。全16話、単行本全3巻。文庫版は全2巻。

連載終了から13年経った2011年、david_productionスタジオぴえろによりアニメ化された。


アシスタントを使わず描くという実験(?)も兼ねていたため、ジャンプとしては異例の月一連載だった。そのため、前作である幽遊白書とは段違いの丁寧さで描かれている。


物語

地球にやってきた「ドグラ星」の第一王子と、彼が引き起こすトラブルに巻き込まれ振り回される人々をオムニバス形式で描いている。各ストーリーは緻密に構成され、ギャグの中に強烈なシュールさや『寄生獣』に通じるグロテスクさが織り交ぜられている。

地球での舞台として、作者の出身地である山形県が多く描写されている。


知名度としては『幽遊白書』『HUNTER×HUNTER』の方が圧倒的だが、レベルEの冨樫ワールド、その完成度の高さには熱いファンが多く、最高傑作との声も高い。


タイトルは映画LEVEL4』のパロディ

エイリアンのスペルは"Alien"だが、作者がEから始まると勘違いした結果レベルEとなった。作中のコメントで映画E.T』の「E」だと担当に言い訳している。


登場人物






  • 岩田 (ライト)
  • 江尻 (ピッチャー)
  • 倉本 (キャッチャー)
  • 所沢 (ファースト)
  • 佐藤 (セカンド)
  • 金光 (サード)
  • 寺門 (ショート)
  • 野村 (センター)



用語

一部にネタバレを含む


本作の主な舞台となる惑星。

地球人は気付いていないが数百種の宇宙人が来訪・在住している。


  • ドグラ星人

バカ王子の種族。

地球人と酷似した外見をしているが、身体能力に優れ治癒力も非常に高い。

青い血液を持つ。


  • 惑星ドグラ

バカ王子らドグラ星人の故郷。


  • 衛星マグラ

ルナ王女の故郷。ドグラ星の衛星。

両国間には支配従属的な因習が今も残っており、これに反対する勢力も存在する。


  • ディスクン星人

山形県を縄張りとする異星人。

宇宙有数の戦闘民族で滅ぼされた種族は3桁に及ぶ。

大の野球好きであり、野球の存在する宇宙唯一の星である地球では極力揉め事を起こさないようにしている。


  • 疑似死

自らを仮死状態にして敵をやり過ごすディスクン星人の能力。

強い個体の間では失われつつあり、これを使える者は弱い個体とされている。

ディスクン星に彼らより強い敵が存在していた時代の「忌まわしい過去の産物」で、この能力を使う事を恥と考え使わせた相手を全力で抹殺しようとする(『宇宙生物大辞典』より)。

実際には恥でも何でもなく、むしろ近年では稀なこの能力を使える者はうらやましがられる。


  • エラル星人

ディスクン星人の仇敵である種族。

こちらも野球好きであるため地球ではディスクンとの衝突を避けている。

言及のみで直接の登場は無し。


  • コンウェル星人

地球に3人(父親と2人の息子)だけ生息する宇宙人。

地球人とは異なる姿をしており、人間の姿に擬態する外皮(通称「ぬいぐるみ」)を纏って人間社会に溶け込んでいる。

男性が女性を捕食し卵子を体内で受精させて子を産むという特殊な繁殖方法が特徴。雨季と乾季が分かれるコンウェル星の環境下で力の強い雄が受精卵を体内で守るという形に進化したものとされる。

コンウェルの男性は排卵期の女性への食人衝動を抱えており、食物で胃を満たしていても抑える事が出来ず「見えない胃袋」と呼ばれる。また、地球人のような異種族の女性に対しても同じ衝動が生じる。

食人衝動を抑える薬の使用の是非を巡る倫理的・宗教的な論争がやがて星全体を巻き込む戦争に発展し、コンウェル星は爆発してしまった。

なおコンウェル星人の話はバカ王子の描いた漫画(アニメでは携帯アプリのサウンドノベル)だが、コンウェル星人自体は作中の世界に実在するらしい。


バカ王子が清水ら5人の小学生を戦隊ヒーローに仕立て上げたもの。

専用の腕輪に音声入力をすることで変身する。これ自体は宇宙で普通に市販されている玩具でヒーローごっこを楽しむための代物だが、王子の改造により軍用に使われる防弾素材のスーツや宇宙人の擬態を透視するバイザーを備える。

最大の特徴として特定の言葉を唱えることで攻撃や治癒など多種多様な能力を発揮する。変身している時間に応じてレベルが上がり強力な技を使えるようになるが、早口言葉PL学園の校歌を熱唱など発動の条件も格段に難しくなる。


  • カルバリ星

バカ王子がカラーレンジャーを転送した惑星

自作のRPGの舞台としてテラフォーミングされており、村人や王様などのNPC、敵キャラであるモンスターといった役割を持つロボットが多数配置される。


  • 魔王

RPGのラスボス。特別製の人工知能による学習能力を持つロボット。

王子の意向により魔王自身がボディをカスタマイズできるようにしており、魔王がどのような姿でどれ位強いのかは王子自身も知らない。


カラーレンジャー最強の技。

5人全員が対象を指さして「ゴールデンハンマー」と唱えると巨大な腕が現れて相手を殴り飛ばす。

レベル1で使用可能。


  • マクバク族

女性だけの種族。生殖能力を持つ「女王」が他種族の男性を夫とし次世代の子供を出産する。寿命はおよそ200~500年。

特定の惑星に住まず船で宇宙を放浪する船団国家を形成しているが、結婚後は夫の種族が住む惑星に定住し、夫が亡くなるとその星を去り再び放浪の旅に出る。

サキ王女や侍女たちは母親である現女王とは似ても似つかぬ姿をしているため、産まれる子供の外見は父親の種族に似るものと考えられる。


  • 異種喰い

マクバク族の異名。

交配相手に選ばれた種族は全ての男性が生殖能力を失い数世代で絶滅することからこの名をつけられた。「種族全体が嫉妬深い」というジョークまで存在している。

女王が交配の時生殖機能を破壊する悪性ウィルスを夫に感染させ、そこから爆発的な空気感染を起こすという「ウィルス感染説」が定説となっている。

しかしマクバク族と絶滅の因果関係は科学的には証明されておらず、種の保存のための生殖行為を他の種族が止めることはできない。


  • 如月高校野球部

雪隆が所属する野球部。

歴代最高とされるメンバーで地区予選決勝を控えているが、部室内ではポルターガイストなど怪現象が多発している。


如月高校野球部を乗せたバスが突如ワープした場所。本物の球場とは細部が微妙に異なり、所々地元の市民球場が混ざっている。

正体は部員の誰かが甲子園出場を賭けた決勝戦に対する緊張から作り出してしまった精神世界。

その部員は現実世界に1人取り残されているが、精神世界にも精巧に複製された「フェイク」として存在しており、誰が偽者かは当人にもわからない。


  • ツインテール・マーメイド

地表の93%が海で覆われた海洋惑星ホルン原産の人魚。名前通り二又に別れた尾を持っており、地上を歩く足に変えることもできる。

擬態を得意とする天敵が過去に存在していた名残から、嘘をつかれると脳が発する特殊な音波を検知し、反射的に舌を伸ばして相手を刺殺する性質を持つ。

様々な星の密猟者により乱獲され野生下では絶滅。ホルン星人の密猟者グループが保有する5匹のうちの1匹が仲間を助けるために金稼ぎの道具として利用されている。


  • ホルン星人

惑星ホルンの支配種族。

三本の角にヒレのような耳を生やした半魚人


  • ブレインガード

耳栓型の小型機械。

装着者の脳が発する嘘の音を聞こえなくするノイズキャンセリング機能を持ち、これにより密猟者グループはツインテール・マーメイドを騙していた。


  • 革命商社クイーンツ

誘拐を専門とする犯罪組織。

「革命」と名乗っているが犯行に一切の思想的背景は無く身代金だけが目的。


  • サゾドマ虫

恐ろしく醜悪な外見をした小型生物の総称。

人に直接危害を加えてくることは無いが、虫を殺したり怖がって逃げたりする者には喜んで飛びつき、笑顔でいる者には寄り付かないという奇妙な習性を持つ不快害虫。バカ王子はこれを利用した嘘とハッタリでクイーンツを同士討ちさせた。

性質や名前が王子がかつて作ろうとして失敗した人工生物に酷似しており、王子とルナの娘カナが作ったことを示唆させる。


関連イラスト

This is・・・・?五人組

コスプレ好きなのかいまさかのアニメ化!


主な構成

1.バカ王子・地球襲来編:No.001 - 003

2.食人鬼編:No.004・005

3.原色戦隊カラーレンジャー編:No.006 - 009

4.マクバク族サキ王女・ムコ探し編:No.010・011

5.高校野球地区予選編:No.012・013

6.原色戦隊カラーレンジャー・人魚編:No.014

7.バカ王子・結婚編:No.015

8.バカ王子・ハネムーン編:No.016


※正式なタイトルではなく、便宜的にこのように呼ぶ。オムニバス形式。

テレビアニメバカ王子結婚編までが13話で構成されていた。


アニメ主題歌

  • オープニングテーマ「コールドフィンガーガール」 歌「栗山千明」
  • エンディングテーマ「「夢」〜ムゲンノカナタ〜」 歌「ViViD」

関連タグ

冨樫義博 集英社 週刊少年ジャンプ

SF 異星人 山形県

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幽遊白書 HUNTER×HUNTER

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