概要
冨樫義博による漫画。週刊少年ジャンプ初連載作品である。全4巻完結。
現実の女性に興味がない極道の跡取り息子と、彼を好色な性格にするために奮闘する悪魔の娘の日々を描いたラブコメディ。そのコンセプトから所謂サービスカットが多いことで知られる。
ジャンプ黄金期に連載され、なかなかの人気作だったものの、メディアミックス展開は一切行われていない。
作品解説
いわゆる「異性とは無縁に過ごす主人公の下に、ある日突然美少女がやって来て、ひとつ屋根の下で暮らすことになる」というタイプの、典型的な押しかけ女房型ラブコメディである(異性とは無縁な理由がやや特異ではあるが)。この手のタイプの作品傾向、さらに本作のコンセプトそのものの都合もあって、いわゆるサービスカットが非常に多い(このため当pixivでもセクシャルなイラストレーションが多い)。
内容が内容であったため、本作連載時の富樫の評価は「美少女キャラを描くのが上手い新人」だった。
記念すべき冨樫の初週刊連載作品であるが、本人にとっては不本意な内容であり、自分が描いたとは半ば認めたくないらしい。このため黒歴史化している。
あらすじ
関東大獄系鯉昇組の跡取り息子・鯉昇竜次は、しかしその肩書き等とは相反する純情で大人しい少年であった。あまりにも価値観の違いすぎる自宅をある日とうとう飛び出した彼は、その道すがら水浴びをしている娘の姿を目撃してしまう。彼の目を引いたのは娘の姿だった。その娘には角と尾、黒い翼が生えていたのだ──!
登場人物
鯉昇竜次
本作の主人公。関東大獄系鯉昇組の跡取り息子であるが、その自覚は皆無であり、むしろ純情で初心な性格ですらある。現実の女性に興味が無いが、これは姉妹(特に姉二人)の影響。飲酒等で理性が吹き飛ぶと暴力的で好色な性格に豹変することがある。
聖まりあ
本作のヒロイン。人間の魂を付け狙う悪魔の娘。
Pixivでは
「サービスシーン満載のラブコメ」という性質上、冨樫義博の連載作品の中ではダントツのR-18率を誇っている。その割合は驚異の70%越え(R17.9系イラストも含めると90%越え)である。
次回作で武術会までは確実に美少女作画だった幽遊白書で如何にもな男性向けを見つけるのは至難の業であると言えば、てんでがどれだけ異端かが伝わるだろう。