概要
『みえるひと』、『PSYREN』に続く、岩代俊明による妖怪伝奇漫画。週刊少年ジャンプに2015年11号から連載が開始された。全5巻。
読切版は同誌に掲載された『式神トワイライトデイズ』で、掲載当時から一部のファンから熱狂的な支持を集めた。
あらすじ
小さい頃から、モノに触れることでその記憶をたどる能力を持っていた少女・美好真子。彼女はその能力で行方不明になっていた子供を発見し、大人たちからほめたたえられたことで探偵になることを決意する…。
時は流れて12年後。大人になった真子はすっかり能力を失い、ただのマるでダめなオ姉ちゃんに落ちぶれていた。私立探偵として一発逆転のチャンスを賭け、都内で頻発する猟奇殺人事件の犯人を逮捕しようとするが、そこでしゃべる子狐・白天丸を連れた式神使いの少年・嘉神恭介と出会う…。
登場人物
嘉神恭介
本作の主人公。未熟な式神使いで、純朴で明るく、しかしちょっと恥ずかしがり屋な性格。正直すんげー羨ましい。
白天丸と合体することで強大なパワーを持った戦士に変身する。この際には身長が伸び、性格も白天丸寄りになる。
選抜戦にて、自意識を保ったまま不完全な合体が行えるようになり、エネルギーの消費を抑えることが出来るようになった。
小柄な体躯だがこう見えて高1。外見は可愛らしいが、戦闘訓練を受けていたためかなりの身体能力を有する。
紙の式神コダマ、ぬいぐるみの式神羅生丸を使い、更に序盤で人体模型の式神慚鬼丸を味方に付けた。幼少期には「らしょうまる」という犬を飼っていたようだが…。
白天丸
美好真子
本作のヒロインの私立探偵。20歳。巨乳。恭介と出会ったことで、失っていた超能力を取り戻した。能力にかまけていたため女子力は極めて低く、公私を分けるタイプなので私生活は小学生並のだらしなさ。野心が強いが心優しい性格。これはこれで羨ましい。
烏丸巧海
日本三大式神つかいが一角「烏丸」次期当主。22歳。常に関西弁でしゃべるイケメン。外見も言動もチャラいが実力は本物で、協会からもタスクブローカーに選出されている。依代は羽ペンで、八咫烏の分身体を作り出すことができる。
皇開斗
日本三大式神つかいが一角「皇」次期当主。16歳。恭介の修行仲間にしてライバル。炎術を使う若き式神つかいで、態度がでかい。依代はチェス駒で、巨大化させ炎を纏わせることで紅蓮の騎士に変える。
狗星瑠伽
日本三大式神つかいが一角「狗星」次期当主。19歳。皇を蹴落とす妄執に囚われ、過去に右目を潰した。依代は黒い鎖で、破壊力は絶大。