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山田勝己

やまだかつみ

テレビ番組『SASUKE』にて出場している選手。第3回大会ファイナリスト。
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オレにはSASUKEしかないんですよ………


概要編集

SASUKE』に出場している選手。

1965年10月22日生まれ、兵庫県出身。

愛称は「ミスターSASUKE」「浪速のターミネーター」等。


1997年のSASUKE第1回大会から出場する最古参選手で、第3回大会ファイナリスト。現在では当たり前となっている自作セットによる練習を初めて行い、かつては完全制覇にもっとも近い男と呼ばれた。前身番組『筋肉番付』のスピンオフとしてスタートしたSASUKEに人生を賭け、番組の成長を盛り上げた立役者であり、その生き様は後進に多大な影響を残した。

昔はボンベ配送業で働いていたものの、SASUKEにのめりこむあまり仕事中に筋トレに励んだり、炎天下に放置したボンベを爆発させたりしたため第5回大会前にリストラされてしまった。その後は妻の実家の鉄工所と野球場でビール売りのアルバイトをし、2017年に鉄工所を継ぎ社長に就任。


第10回大会では名言を残している(後述)。この回の山田のパフォーマンスは古舘伊知郎の実況と合わせて芸術との呼び声が高い。


現在は水曜日のダウンタウンに幾度となく呼ばれ視聴者からは「TBSのおもちゃ」と言われる始末。歌が上手いという事実も判明した。

その出演頻度から半分芸能人のような知名度になっており、特に作中のトリックがSASUKEのエリア並みに難しいか検証する

「金田一少年の犯人のトリックがキツすぎて最早SASUKE説」はスタッフの悪ふざけの極地で、エリアだけ再現すればいいものをわざわざ山田に金田一のセリフを言わせており、スタジオの反応含め必見


山田さん、お疲れ様です


ミスターSASUKEとして自身の戦績ばかりにスポットを当てられがちであるが、完全制覇者4人には何らかの影響を与えている。特に、第7回大会の初出場から2大会連続でそり立つ壁に跳ね返されていた長野誠は、その戦績から第8回大会にてスタッフに「次はないな」と言われていた。それを聞いていた山田は、「こいつは絶対すごいからもう1回チャンスを与えてくれ」と懇願。誰よりも早く長野のポテンシャルを見抜いていた山田の期待通り、次の第9回大会で長野は3rdに進出し、最優秀成績を記録した。山田がいなければ“完全制覇者・長野誠”は誕生していなかったかもしれないのである。


現在では還暦近い高齢であり、体力的な衰えから目立った成績は残していないが、SASUKEを象徴する名物選手としての存在感は健在である。


ちなみに肉は焼かずに食べる。


SASUKEでの成績編集

第3回大会ファイナリスト。3rdには第3回大会を含め4回進出している。そのうち最終エリアのパイプスライダーまで3回進んでおり、3回とも大会最優秀成績を記録している。

第1回大会から第6回大会までは1stでリタイア経験はなく、当時1stリタイア経験なしはケイン・コスギがいたものの当時1stリタイア経験なし+6大会連続クリアは山田しかいなかった。また第5回大会、第6回大会、第10回大会では1stクリア者は少なかったのだが山田はクリアしている。しかし最近は年による衰えなのか第14回大会以降の出場では1stがクリアできず、20回連続で1stをリタイアしている。

主にそり立つ壁とジャンピングスパイダーのせい


亡き母の思いを背負って挑んだ第41回大会では新エリアのツインダイヤに到達。安定の20大会連続1stリタイアとなってしまったが、共に挑んでいたオールスターズの山本進悟と長野誠がともに序盤でリタイアしたため、山田のツインダイヤ到達は同大会においてオールスターズ最高成績となった


因縁のあるエリア編集

スパイダーウォーク編集

リタイア数はジャンピングスパイダーと同率2位。1stクリア10回の内実質4回(そのうち落水は2回)このエリアでリタイアしている。 初登場時はクリアしているものの次の大会でリタイア、その後SASUKE史上初のSASUKEセットを作り練習し第3回大会と第4回大会ではなんなくクリア。しかし第5回大会では焦ってしまいリタイア、第9回大会ではクリアしたものの後述の通り大幅なタイムロス、第12回大会では手袋を外し忘れ失格している。

パイプスライダー編集

ジャンプがないときはクリアしているのだがジャンプがついてからは一度もクリアしていない。第6回ではジャンブして対岸のマットに着地したのだがうまくバランスがとれず横に傾きリタイアというかなり惜しいリタイアをしている。パイプスライダーの持ち方は逆手と順手という当時では珍しい持ち方であったが、後に多くの選手がこの持ち方にしている。

理由はバーが回転しないため

そり立つ壁編集

一番リタイア数が多いエリア。初登場時とその次の大会の第5回大会と第6回大会では数少ないそり立つ壁のクリア者であったが、第7回大会と第8回大会でまさかの苦戦。その後しばらくは苦戦する機会は減ったが、第17回大会では久々に100番を着けたプレッシャーからか極度の緊張で足が震えて壁が登れずリタイア。そこから再び苦戦するようになり、出場回数26回の内6回このエリアでリタイアしている。またこのエリアをクリアしても体力とタイムを使い果たしその後のエリアでリタイアでする場合も多い。第8回大会では雨が降っており濡れていた部分を登ってしまったため登れなかったという不運なリタイアをしている。そのため山田勝己と苦手エリアと言われ一部からは山田の壁とも呼ばれている。

ジャンピングスパイダー編集

リタイア数はスパイダーウォーク(スパイダークライム)と同率2位。9回挑戦中4回ここで落ちており、突破率は約56%ほどしかない。また、山田がここでリタイアしたときは波乱になることが多く、オールスターズが4回中3回1stで全滅している。

因みに余談だが、ジャンプハングと相性の悪かった秋山和彦はジャンピングスパイダーは無敗だったりする。


事件簿編集

SASUKEでは不動の地位を築き上げた山田だが、有力選手の中でも何かとやらかすことが多く、また名案をひらめいてもそれがことごとく裏目に出てしまう。挙句の果てにはSASUKE公式チャンネルで山田勝己事件簿が公開された。この項目では動画で紹介されているものも含めた山田勝己事件簿をまとめる。


第3回大会 〜断食FINAL〜編集

昔から1番にこだわってきた山田は、2ndという同じ相手に2度負けた悔しさからSASUKE史上初の自作セットを製作。当時のSASUKEはよくあるバラエティ番組の一つでしかなく、そんなSASUKEのセットを自作する山田は周囲の目には奇妙に映っていた。

さらに、175cm75kgとSASUKE選手としては大型だった自身の体型を案じ、大幅な減量を敢行した。あまりに急激に痩せていく山田を見て、ガンを疑う者まで現れたとか。


そして当日、事件が起こる。

1gでも体重を軽くしたいと考えた山田。当日も水しか摂取していなかった。常に空腹の状態で収録に挑んだ結果、念願のFINAL進出を果たすもFINALの途中でスタミナ切れを起こし、タイムアップとなった。当時は1stからFINALまで1日で収録していたため、FINAL挑戦の頃には意識が朦朧としていたという。


第4回大会編集

前回の反省から第4回大会では減量をせずに挑戦。今大会から新設されたクリフハンガーで自身の体重を支えきれずに落下。皮肉にもこのクリフハンガーというエリア、山田の練習風景を見てスタッフが思いついたものだそう。


第6回大会 ~おむすびころりん事件~編集

前回またしてもスパイダーウォークで落下した山田は、努力が実って3rdに帰ってくる。最終地点のパイプスライダーまで進み、着地にも成功したかのように見えたが、直後に右側に転倒、腰を強打。コースアウトによる失格となった。現在では考えられないようなリタイアの仕方であるが、これはバーをジュンサカ(片方を順手、もう片方を逆手)で握って力強く体を振ったために勢いがついてしまったのだという。この山田の転倒を受け、パイプスライダーは着地点の両脇にも池(一部では山田池と呼ばれているとかいないとか)が掘られるようになった。

また、この時は家族の反対を受けてラストチャレンジとして挑んでいたが、古舘伊知郎から「諦めるかあるいはまだこのFINALステージ成功目指して続けるかどっちですか?今の心境は?」という問いに「やらせてください…」と語った。



第9回大会 〜ガムテープ事件〜編集

前回大会で引退を決意し自作セットもすべて取り壊していた山田だったが、改めて己の気持ちと向き合い、引退を撤回した。滝に打たれ、セットも再び組み立て、家族から冷ややかな目を浴びながらも練習を続けてきた。


自身の前に挑んでいたなかやまきんに君長野誠が異様に滑るスパイダーウォークで大苦戦。自分なら耐えられないと自分の番までの短い時間で対策を考える山田。思いついた作戦はスパイダーウォークの直前までゴム足袋にガムテープを貼り、スパイダーウォーク挑戦時に剥がすというものだった。スパイダーウォークまで順調に進んだ山田だったが、ガムテープを剥がすのに手間取り、17秒のタイムロス。因縁のスパイダーウォークは越えたものの、ウォールリフティングでタイムアップとなってしまった。リタイア後、「テープ貼ったのが間違いです」と悔しそうな表情を見せた。山田の挑戦を見守っていた山本進悟は「気にしすぎだよぉ」と呆れた様子だった。

なお、自身の直前に挑んでいた山本進悟はリタイア経験の無いスパイダーウォークを楽観的に見ていて、なんと滑り止めを着けずにスパイダーウォークに挑むという暴挙に出たが、結果的にこれが吉と出て最速タイムを叩き出して3rdに進出していた。


第10回大会編集

10回記念大会はこれまでの延べ人数として901から1000のゼッケンが使われた。山田は大トリを務めるゼッケン1000番で挑戦。

オールスターズが次々と1stに沈んでいく波乱の中、オールスターズ、ひいては100人最後の生き残りとして3rdに進む(『闇夜に山田独りぼっち』)。パイプスライダーまで進んだ山田は、第6回大会で勢いをつけすぎた反省から勢いを殺してゴールに飛び移る。しかし今度は距離が足りず、後方に落下してしまった。


「これだけは…、これだけは言えることなんですけど…、


俺には、


サッ...SASUKEしかないんですよ…


古舘「そうでしょうねぇ……」


第11回大会編集

山田の挑戦前、山本進悟は「親分はやりますよ。たまに変な所で」「今回は何もないだろうね?」と冗談混じりに心配していた。一方、山田は「バランスタンクは大丈夫です」と言い切っていた。

山田、バランスタンクで落下。

奇しくも挑戦前に「この間はみんな落ちてオレだけ行ったでしょ?今回みんな来てるからオレ落ちるかもしれない」とジョークを口にしていた事が現実になってしまった。


第12回大会 〜手袋事件〜編集

山田に憧れてSASUKEの道に進み、そして山田がいち早く才能を見抜いた長野誠。山田は前回大会でFINALステージに進出していた長野と共に3rdに進む約束をする。ゼッケン98で挑んだ山田は先に1stをクリアした後、ゼッケン100で後に続く長野に向かって「まことぉぉおおお」と叫ぶ。(ちなみにこの時のゼッケン99は第8回大会ファイナリストのヨルダン・ヨブチェフ。)続く長野も1stをクリアしたのだが、2ndで事件が起こる。


「手袋外して手袋!手袋外して!!手袋外して!!!てぶくろ!!」

当時の2ndは第1エリアのチェーンリアクションで安全上の理由により手袋の着用が義務付けられていた。しかしスパイダーウォークでは滑り止めになってしまうため手袋を外さなければならなかった

山田は前回リタイアしたバランスタンクも超え、3秒あまりを残してボタンを押す。しかし山田が何度ボタンを押してもゲートが開かないのである。不思議に思った山田の目線にふと自分の手のひらが映る。その両の手には、手袋がはめられていた。

スパイダーウォークで手袋を外さなかったため、山田は失格となった。


本放送ではここでカットだったが、その後山田が暴走した様子が『ZONE』で放送された。

まず、失格を受けて「手袋を外さないといけないとは聞いていたが失格になるとは聞いていない」と主張した山田。結果やり直しが認められる。2回目の挑戦では手袋を外したものの惜しくもタイムアップ。

どうしても長野と共に3rdに行きたかった山田、今度は「ボタンを押したが点かなかった」とメカニカルトラブルを主張。カメラを確認するもボタンを鮮明に映した映像がなく山田の主張も可能性として考えられなくもないと判断され、100番の長野の後に異例の3回目の挑戦が決定。その間、長野はクリアボタンを押し、3rd進出を決める。しかし、山田には2ndのゴールに3回たどり着く体力など残っておらず、スパイダーウォークを前にブリッククライムで落下してしまうのだった。結果的にスパイダーウォークでタイムアップとなるも、スタッフの制止を振り切り、決して開かないゴールゲートまで足を進める山田。虚しさと悔しさが爆発した山田は、ゲートを破壊したのだった。

誤解のないよう追加すると、山田本人は故意にゲートを壊したわけではない。

タイムアップである以上ボタンを押してもゲートが開かないので外側に回り込もうと支柱を掴んだら、当時床に乗せてあるだけだったゲート毎倒れてしまったのである。

結局、審議は翻らず、最初のスパイダーウォークの手袋外し忘れによる失格という最初の裁定結果となった。

リタイア後は涙を流しながら、「長野誠が、俺の分までやってくれると思います。本当は一緒に行きたかったんですけど申し訳ないです」と発言した。

この大会が最後の2nd進出となってしまった。


ちなみに、第16回では長澤秀則が山田のように手袋をはめたままスパイダーウォークに挑んでしまったが、一旦戻って手袋を外したため難を逃れている。


第15回大会 〜山田専用マット〜編集

当時まだ肉体では衰えていなかった山田は、出場大会2大会ぶりのクリアを期待されていた。軽快に進んでいった山田は、比較的新しいエリアだったクロスブリッジも難なく攻略。しかし、直後の何もない部分でバランスを崩し落下。そして、そこには何故かポツンと1枚マットが置かれており、山田はそこに吸い込まれるように落ちていった。

このマットのおかげで山田は第6回大会のような大怪我を負わずに済んだ。このマットはファンの間で山田専用マットとして語り継がれており、そこから派生して前例がないリタイアが起きた時にファンから「〇〇専用〇〇」(例:荒木直之リバースコンベアーの後ろにある池に落ちる→「荒木専用池」)と呼ばれるようになった。

「西日を浴びて山田の背中が駆け抜ける〜 山田〜!!」


第21回大会 〜足を負傷〜編集

この回は挑戦前から足にテーピングをしている満身創痍の状態だった。しかし2大会連続でリタイアしていたジャンピングスパイダーを久々に攻略。その際に事件が発生。最後の着地の際に片足を痛めて悶えてしまう。次のハーフパイプアタックは脚力も要するエリアであるため、クリアは絶望的...かと思いきや山田はハーフパイプアタックを足を痛めた状態でクリアした。

結局そり立つ壁は全く登れなかったものの、ここまで到達したのは奇跡的である。


第35回大会前 〜骨折〜編集

この回はSASUKEに参戦する予定があったわけでは無いが、収録前の仕事中に約700㎏の鉄板が足に落ちてしまい複雑骨折の重傷。そのため収録日には車椅子で黒虎の応援をする羽目になった。


第39回大会 〜禁断の二度濡れ〜編集

これまで幾度となく引退しては復帰を繰り返してきた山田だったが、前回大会で久々の復帰を果たし、今大会で生涯現役宣言を出す。同じく前回大会で1大会限りの復帰をしていた長野誠、そして山田自身が団長を務める山田軍団黒虎が見守る中、山田はスタート。ところが、雨に濡れた1stの中、第1エリアのクワッドステップスで足が滑り、つま先が着水。自身で最も早いリタイアに、山田は「着いたのかー、見えなかった」とリタイアしてなお進む。結局、ローリングヒルでヌルッと落下し、1大会で2度沼に沈んだ。これには山本進悟も黒虎も、そして実況の杉山真也でさえも笑うしかなかった。

なお、SASUKEオールスターズの第1エリアリタイアは第31回大会の山本進悟と竹田敏浩以来となってしまった。



山田軍団・黒虎編集

現在は山田軍団・黒虎というSASUKEの完全制覇を目指す軍団を2013年に結成している。名前の由来は古館伊知郎が山田勝己に名付けたたくさんの愛称の一つである「浪速のブラックタイガー」から来ている。現在団員募集しているので入団したい人は「名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、スポーツ歴」を書き『〒107-8066、東京都港区5-3-6、TBS「SASUKE RISING」山田軍団募集係』もしくは「sasuke_kurotora@yahoo.co.jp」までに送ろう。ただし本人曰く練習はめちゃくちゃ厳しいので注意。

主なメンバーはSASUKEを参照。


Twitter編集

facebook用のアカウントはあったものの長い間つぶやき用のアカウントがなかった。しかし2014年7下旬につぶやき用のアカウントが出来き多くのファンは喜んだが、その一方つぶやき内容が不自然で偽物だと疑ったファンもおり、その月の31日に番組スタッフが確認したところ偽物であることが発覚した

そして2015年5月17日に本物の山田勝己のアカウントが出来た。今回は番組スタッフがちゃんと連絡をとっているため本人確定であるようだ


YouTube編集

2020年5月26日よりYouTubeチャンネルを開設。本人曰く様々なことに挑戦するみたいだ。現在やってほしいことを募集中。


外部リンク編集

山田勝己channel

山田勝己(wikipediaのページ)

山田勝己 Twitter

山田勝己bot Twitter

○○な山田勝己 Twitter


関連タグ編集

SASUKE ミスターSASUKE 愛すべき馬鹿

無職 フリーター そり立つ壁

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