概要
TBSの特番『SASUKE』に出場している選手。
2代目完全制覇者でもある。
宮崎県出身の「史上最強の漁師」。初登場は第7回だがそり立つ壁でリタイアしており、この回はカット。
第8回でもこれに阻まれた事から自宅にセットを再現して特訓に励み、第9回で3rd進出を果たして注目される。
ほかならぬ山田勝己に憧れてSASUKE出場を志した事と、第11回から3回連続でFINAL進出を果たした成績から「第2の山田」ともいわれる大本命と称される。
その後第17回で見事完全制覇を達成。FINAL進出5回、8度の最優秀成績、15度のゼッケン100番(20回記念大会は2000番)というSASUKE史に残る選手である。
第32回をもって惜しまれながらも引退。挑戦後は引退セレモニーを行った。その後も毎回会場には足を運んでおり、第33回と第34回では解説者としても活躍している。第38回ではコロナ禍のSASUKEを盛り上げたいと電撃復帰、ドラゴングライダーまで到達した。
第40回記念大会では長男の塊王を連れて参戦したが、塊王は序盤エリアのローリングヒルでリタイア。
自身の出番ではシルクスライダーの着地で足をひねりながらも第38回で沈んだドラゴングライダーを突破。惜しくも最終エリアの2連そり立つ壁でタイムアップとなったが、50代を迎えてもなお1stクリアできそうな動きを見せて会場を盛り上げた。
第41回でも親子揃って出場。塊王は前回のリベンジを果たし1stをクリアしたが、自身はスタート前に滑り止めのスプレーを足につけすぎたことが原因でクワッドステップスでまさかのリタイアとなってしまった。
実の姉と妻が『KUNOICHI』に出場したことがある。
長らく漁師として働いていたが、2023年に退職しタグボートの船員に転身したことがSASUKE公式Youtubeチャンネルで明らかになった。
伝説
概要の通り15度のゼッケン100番、歴史上4人しかいない完全制覇者のうちの1人とそれだけでも凄いのだが記録以外にも様々な伝説を残している。
特に語られるのは圧倒的な身のこなしであり、SASUKEの応募のためのビデオでも
船の甲板から身を乗り出して上体起こし
マストの上で逆立ち
等の衝撃的な映像が送られていたがSASUKEの挑戦においても
当時誰もまともに着地ができなかったパイプスライダーの最後のジャンプで余裕の着地
殆どの挑戦者が足を取られて這って進んだバンジーブリッジを普通に駆け抜ける
ローリングヒルの下りを歩いて降りる
フィッシュボーンでポールが直撃しても落ちる気配なし
1st stageを一大会で二回行いながらFINALまで進む
とSASUKEの練習は大会前の二日しかしてなかったにもかかわらず他の挑戦者とは一線を画した圧倒的なパフォーマンスを幾度となく披露しており完全制覇者と言えど弱点は何かしら(秋山は生まれつきの弱視故飛んで何かしらに掴まらなければならないジャンプハングなどが苦手、漆原は小柄故タックルなどの典型的なウエイト系エリアが苦手、森本はそもそも運動神経があまりよくないため初見のエリアが基本苦手)抱えている中殆ど苦手としているエリアがなかった(強いて言うなら跳躍系は若干弱く、予想外のところでリタイアしたという挑戦ではメタルスピンやサークルスライダーなどの飛んでなにかに掴まるようなエリアが殆ど)。
その上に圧倒的な俊敏さまで兼ね備え1st2ndを最速クリアすることも当たり前と全盛期は寸分の隙も無い最強の挑戦者であり、長野のFINAL進出5回、最優秀成績8回という記録は最後のFINAL進出且つ最優秀成績を記録した第23回から第41回で森本が並ぶまでの長い間他の挑戦者から大きく離した大記録であった。特に最後の第23回の1st stageに二回挑戦(スライダージャンプで落ちてしまったがメカニカルトラブルであることが認められ、再挑戦することになった)しながらクリアしそのままFINALまで進出したものは今なお伝説として語り継がれている。
このような圧倒的なパフォーマンスの謎を明らかにするべく番組の企画内で長野の基礎体力測定を大学協力の元行ったところ普段ロクに筋力トレーニングを行っていないにもかかわらずオリンピックアスリート級の基礎体力と身体能力を持っており、体脂肪率は5.7%とプロのマラソンランナー並の数値という驚異的な測定結果を叩き出し、この測定に協力した大学教授も「普段トレーニングしない人がこの数値を出すのは信じられない」と驚きを隠せない様子であった。
年月が流れ50歳を超え、流石に年には勝てなくなってきたのかスピード感はすっかり薄れ、息子とのトレーニングで息子に引っ張られるなどの姿は見せるがそれでも先述した通りフィッシュボーンの細い足場でうっちゃって耐えたり、それ以外にも50代にして1stの最難関エリアのドラゴングライダーを一本目のレールだけ作って練習して普通にクリアしたり第41回に初登場したツインダイヤにて他の挑戦者は一生懸命走ってタイミングを取ったりバランスを崩して手をついたりしてる中で手も使わずに普通に歩いて突破する等の嘗ての伝説のSASUKE戦士としての片鱗を見せつけることは少なくない。(見えてないところでもフィッシュボーンなどをちょっと見て「このタイミングで抜ければ簡単」みたいなアドバイスを的確に行っているらしく、森本裕介は「やっぱりSASUKEの一番の天才は長野さん」と絶賛している)