概要
TBSの特番『SASUKE』に出場している選手であり、第33回大会以降全ての大会で大トリのゼッケン100番を着用している、現役最強のSASUKE選手。7歳の頃に初めて見たSASUKEの第3回大会に心を奪われSASUKEの練習に明け暮れる。
そして第17回の長野誠の奇跡の完全制覇を目にして以来SASUKE出場を熱望。
中学校・高校時代は部活に入らずSASUKEの練習一筋でトレーニングを続けてきた。
また中学生の時、山田勝己に会うため兵庫県にある山田勝己の自宅を訪れたことがあった。
妹がいる。
学生時代は、クライミングジムでアルバイトをしており、そのジムの常連から「サスケ君」というニックネームをつけられた。なおクライミングで国体出場経験がある。高知大学大学院卒業。
現在は大阪の制御機器メーカー・IDEC株式会社に勤務しシステムエンジニアとして働いている。
主な戦績
15歳でSASUKE第18回大会に初出場。当時は中学3年生だった。
そこから第22回まで4大会出場していた(第20回は脚の怪我で欠場)が、1stステージをクリアすることができず、第23〜26回大会は出場資格を得ることすらできなかった。
しかし、うんてい425mという記録を引き下げて久々の出場となった第27回大会では、初めて1stステージをクリアし2ndのメタルスピンまで到達。第28回大会の欠場を挟んで挑んだ第29回大会では、3rdステージのパイプスライダーまで進み、初の最優秀成績者となる。ゼッケン3000番で出場した第30回大会では2ndステージのウォールリフティングに苦戦しタイムアップでリタイア。
学生時代最後のSASUKEとなった第31回大会では、ついに3rdステージを初めてクリア。そして、スパイダークライムと、綱登り(長さはそれぞれ12m)を30秒以内に攻略するFINALステージに初めて挑み、残り時間2.59秒でクリア。史上4人目の完全制覇者となった。
第32回大会は研修に追われてトレーニングが充分に行えず「トレーニング不十分な状態でSASUKEに挑むのは失礼」との理由で欠場。その次回大会の第33回大会以降はゼッケン100番(第40回大会は4000番)で出場し続けている。
第35回大会と第36回大会の2回連続FINALステージに進出するものの、サーモンラダー15段に苦戦し2度目の完全制覇を逃す。
第37回大会では悪天候と疲労の影響で1stステージのそり立つ壁を登れずタイムアップでリタイアとなってしまった。
第38回大会では雨が降りしきる中2度目の完全制覇となり、漆原裕治以来となる2人目の2度目の完全制覇者となった。
第39回大会では雨で滑る2連そり立つ壁の2つ目を登れずタイムアップになってしまったが、第40回大会では5回目の3rdステージクリアを果たし、リニューアルされたFINALステージを陥落目前まで迫ってみせた。
2024年現在までの出場回数は17回。3rdステージ進出は9回を数え、そのうち5回FINALステージに進んでおり、今現在三期に渡りファイナリストとなっているのは森本のみ。平成及び90年代生まれでの完全制覇者は森本が初めてであり(平成生まれでファイナリストに進出したのは、又地諒が初)、平成及び90年代生まれで2度目の完全制覇したのも初である。また、当時23歳で完全制覇したのは歴代最年少記録であり、20代で完全制覇したのは初代完全制覇者秋山和彦(当時26歳)以来である。
ゼッケン番号100番での完全制覇者は森本が初である。
実は運動が苦手?
上記の通り、現役のSASUKE選手どころかSASUKEという番組の歴史の中でも最高の選手と言っても過言ではない圧倒的な実績を持つ選手であるが、他の常連選手がオリンピックアスリート並みの身体能力を計測したレジェンド長野誠をはじめとして運動神経自慢が殆どである中自身で「学校の勉強で一番苦手だったのは体育だった」「SASUKEがもし存在しなければ自分はただの運動音痴」と言っている通り実は運動は苦手。現在でも球技は大の苦手としており、何度か同じSASUKE選手である又地諒や漆原裕治にバスケットボールをやる動画をアップされているがSASUKEで見せる姿からは想像もつかないとんでもないフリースローを見せており、又地には「何度教えてもうまくならなかった」と愚痴られ、漆原には「お前本当SASUKEだけだな」とからかわれている。
実はSASUKEの挑戦中でも突出して身体能力が高いわけではないことはうかがえる様子はあり、戦績に記述がある通り初出場から4回は1stクリアすら遠く、現在でも常連選手の殆どが手をつかずに軽々と飛び跳ねて進んでいく現在の第一エリアであるクワッドステップスを毎回最初と最後で手を使って慎重に攻略したり現在はかなり克服しているもののフィッシュボーンで毎回危ない姿を見せたり(特にフィッシュボーン初登場の回の第33回では落水一歩手前まで行っていた)しており、慎重に確実に攻略するスタンスもあって(佐藤惇や山本良幸などの圧倒的な速さと安定感を併せ持つ選手が増えたこともあるが)長野や漆原と異なり1stを最速クリアした経験が一度もない(もっと言うと、38回までは1stは毎回時間をいっぱいいっぱい使って攻略しており1stで警告音を鳴らさずにクリアしたことも第30回の一回しかなかった)。
しかし、特段身体能力に自信のないにもかかわらず弛まぬ他者を圧倒する練習量でこの挑戦者に一切の忖度なし、本気で落としにかかる歴史上で4人しか完全制覇を達成した人間のいないSASUKEという番組の歴史上でもトップクラスの成績を残しているという紛れもない努力チートっぷりが彼の魅力をさらに引き上げている。