犬夜叉(主人公)
いぬやしゃ
作品についての犬夜叉は『犬夜叉』の項目を参照。
声:山口勝平
年齢は人間換算で15歳。
人間の母(アニメ版のみ十六夜というオリジナル名)と、妖怪の父(犬夜叉の父。犬の大将)の間に生まれた半妖の少年。
妖怪からも人間からも蔑まれ忌み嫌われる孤独な子供時代を過ごしてきた。
巫女の桔梗と恋に落ち人間として生きる決意をするも、奈落の策略により2人は引き裂かれ、犬夜叉は桔梗自身の手により封印された。
50年の眠りを経て復活した彼は、桔梗の生まれ変わりの少女である日暮かごめと出会い、
彼女とともに砕け散った四魂の玉のかけらを探す旅に出る事となる。
2019年に行われた全るーみっく大投票でキャラクター部門1位&作品部門1位を獲得。2位のらんま1/2の女性票8割を超えて9割に達した。
長い銀髪に火鼠の衣をまとい、頭からは犬耳が生えている(半化け犬妖怪だから)。
半妖である為、朔の月の夜になると人間になってしまい、犬耳がなくなり黒髪となる。この状態では一般的な人間の青年と同じ身体能力しかなく、弥勒や珊瑚よりも弱い。故に知られると命取りになるこの事実をかごめ達にもひた隠しにしていたが、後に彼女達や鋼牙一行、神楽、魍魎丸などに知られることになる(殺生丸は元々知っていたようだ)。
逆に絶体絶命のピンチに陥ると妖怪の血が身体を支配し、虹彩は翠になり強膜(白目)は紅くなる。この際、戦闘能力が飛躍的に向上するが、殺戮を好む残忍な性質が顕在化してしまう。
右目には黒真珠が隠されており、父の墓がある場所へつながっていた。
首から『言霊の念珠』(桔梗作)という勾玉の首飾りを提げているが、これは物語初期に犬夜叉の横暴を抑えるために桔梗の妹である楓が付けさせたもので、かごめの「魂鎮めの言霊」の「おすわり」という言葉に反応し、犬夜叉を座らせるのではなく思いっきり地面に叩きつける効果がある。
普段から素足で行動している。
犬らしく非常に嗅覚が優れており(遠くからでも桔梗に化けた奈落の匂いを嗅げばすぐに正体を暴けるはずだった)、地面のにおいを嗅いで物を探す事が得意。においの強いものは苦手。
ときどき犬らしい仕草をするが犬扱いされると怒る。
旅の途中で半妖と出会うと、何かしら気にするような態度を見せる。
かごめを連れ戻す時にのみ骨喰いの井戸を通り抜けることができ、戦国時代と現代を行き来できる。非常に好奇心旺盛で、かごめの荷物である数学の教科書に興味を示したり、一人のときにかごめの自転車に乗る練習をしていたり、いつの間にか懐中電灯を使いこなしたりしている。
口調はきつく暴れん坊な反面、根は優しい。
運動能力は仲間内でも非常に高い部類に入る。戦いでは持ち前の俊敏さを生かした接近戦を得意とするが、頭より体が先に反応するため、頭脳戦はあまり得意ではなく、作中では相手の挑発を利用した罠に何度も引っ掛かり、頭に血が上っている時は周囲の制止も聞かず軽率に突っ込んで危機を招く事もあり、未熟さが目立った(上述の桔梗との悲劇もこの短所が一因しており、敵側の謀略には何度も痛い思いをしている)。また、普段の乱暴な性格が災いしてか、敵の策略により有らぬ誤解や冤罪を掛けられる事もあった(仲間である珊瑚も、当初は犬夜叉が里を全滅させたと誤解していた)。
しかし、鋭い直感の持ち主でもあるため、相手の弱点を些細なきっかけから掴むなど意外性は高い。
武器は自身の爪による攻撃、後に大妖怪である父親の牙から作られた鉄砕牙を手に入れる。
怒りで我を忘れたり、致命傷や瘴気に当てられ続けると妖怪としての血が目覚めて暴走する。
暴走状態は身体能力こそ普段の比ではないが、理性が完全に吹っ飛んでいるため敵味方関係なく襲いかかる非常に危うい状態でもある。かごめの言霊によって理性を取り戻す。
日暮かごめの事は最初は嫌っていた(桔梗に似ているため)のだが、彼女の優しさや逞しさに次第に惹かれていく。そのため、かごめが関わると速い。
基本、色気より食い気なので色恋沙汰には疎い朴念仁だが、一度思いを寄せれば一筋に貫こうとする。
ただ、この律儀さ故に、桔梗の復活後はその思いの狭間で揺れる優柔不断な一面も見せる。
『虚実妖怪百物語』では殺生丸と共に登場し、節操がないほどのクロスオーバーが実現し、多数の有名なキャラクターたちと共演した。
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