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殺生丸

せっしょうまる

漫画『犬夜叉』に登場するキャラクターで、主人公・犬夜叉の異母兄。
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CV編集


データ編集

腕力  :★★★★★

生命力:★★★★

嗅覚  :★★★★★

妖力  :★★★★★

知力  :★★★★

瞬発力:★★★★★


(奥義皆伝基準より)

概要編集

漫画『犬夜叉』の登場人物で、主人公犬夜叉の異母兄。

人間換算年齢19歳。


母親妖怪であるため、半妖の犬夜叉と異なり純粋な妖怪である。

両親から受け継いだ大妖怪の血に並々ならぬ誇りを持っており、半妖であるの犬夜叉を疎ましく思っている。 りんとの関係は作者は「自分の中では保護者である」とコメントしている。


容姿編集

人間形態は長い銀髪が特徴の中性的美青年。額に三日月の紋章、頬と腕に紫の二本線がある。耳はとんがり耳だが、人間と同じ位置にある。


右半身に巻き付いているモフモフした毛皮のようなものは身体の一部であり、作者曰く尻尾とつながっている。映画では斬られて出血したこともある。伸縮自在であり、白を基調とした着物の上に着こんでいる妖鎧と共に防御を担う(防御手段は他に天生牙の結界もある)。


前述の人間形態は仮の姿で、真の姿は巨大な白い化け犬。ただし、よほど怒ったときでないと化け犬の姿には戻らず、変身すると理性が低下してしまうのか、化け犬の姿に戻ったのは合計3回のみ。


性格編集

性格は冷酷非情。部下が任務に失敗したらすぐに始末したり、人間を面白半分に殺していた。

弟と比べると冷静で理知的に見えるが、実は直線的な思考の持ち主だったり、頑固ですぐ邪見をゲンコツで黙らせたりと、ところどころに血の繋がりをうかがわせる共通点が存在する。

犬夜叉に対する憎悪はゆがんでおり、自身が最強と認める父を自分が倒したかったのに、犬夜叉親子のために命を落とした歯痒さがある。ただ、毎回爪ではなくてグーパンで殴っている部分があるので、本当に殺意があるのかすら不明。

当の犬夜叉も殺生丸を嫌いながらも「風の傷」を習得した際の戦闘では完全に鉄砕牙を振り切らなかった為、兄弟として思うところはある様子。


作中の動向編集

初登場は原作2巻。大妖怪であった父が残した刀鉄砕牙を手に入れるため、犬夜叉の右目に隠された「黒真珠」を狙って犬夜叉に襲い掛かる。鉄砕牙が犬夜叉のものになってからも、鉄砕牙を奪い取るため幾度となく犬夜叉と対峙する。


自らの能力への自信からか、他の多くの妖怪とは異なり、四魂の玉に興味を持っていない。


しかし、物語が進むにつれて奈落と本格的に敵対していくことになり、精神的成長を経て、大妖怪へと覚醒を果たし、自身の刀を得るに至る(後述の爆砕牙を参照)。


戦闘スタイル編集

強力なを持った毒華爪(どっかそう)やレーザー状の(アニメオリジナル)を用いて戦う。基本的な白兵能力にも秀でる。真の姿である巨大な化け犬の姿に変化することもできるが、殆どの場合は人間形態で戦う。人間形態を保ちつつ部分的に妖怪化することも可能。

鉄砕牙は短時間なら使え、風の傷は犬夜叉を上回る。風の傷を犬夜叉よりも先に使っていたり、金剛槍波や爆流破も使ったことがある。


光球になって移動することもある。傷を一瞬で治すこともできる。


天生牙編集

鉄砕牙と同じく父親のから造られた刀で、父の遺言により殺生丸に受け継がれた。

この世のものは斬れない代わりにあの世のものを斬ることが出来る刀で、真に慈しむ心があれば一振りで百の命を救うとされる癒しの刀

死人に対して使えば一度だけその命を蘇らせることが出来、りんも一度死んだ後、この刀の力を試す意図で蘇っている。

ちなみに、父が天生牙と名付けなければ、刀々斎によって棺桶いらずという名前をつけられるところだったらしい。


冥道残月破

刀々斎に天生牙を鍛え直されたことで会得した技。

空間を切り裂いて冥道、即ちあの世への道を開き、敵を直接冥界へと送る技。

使用者の練度が高まるほど、冥道は真円に近付く。

元々は父に敗れた死神鬼という妖怪の技。


闘鬼神編集

刀々斎に破門された刀匠灰刃坊に、犬夜叉に敗れた奈落の分身悟心鬼の牙で造らせた剣。

鉄砕牙以上に鋭い切れ味を持ち、珊瑚の飛来骨をも容易く両断した。悟心鬼の怨念によって凄まじい邪気を放っている。「並の妖怪であれば悟心鬼の怨念に飲み込まれる」と刀々斎は警告し、刀を打った灰刃坊さえもその言葉のとおり悟心鬼の怨念に飲み込まれ、刀を受け取りに来た邪見を斬殺。犬夜叉一行に襲いかかる。重くなった鉄砕牙に振り回される犬夜叉を苦戦させるが、鉄砕牙の剣圧に耐えきれずに自滅した。その後、殺生丸が握った事で邪気は失われ、魍魎丸との二度目の戦いで折れるまで、長らく殺生丸の得物として活躍した。なお、この剣には鞘がないため、殺生丸は抜身のまま腰に差している。


蒼龍破

アニメオリジナルの技。特定の妖刀の機能ではなく、殺生丸が妖刀で振るうために編み出した自身の奥義である。

刀身に蒼い光を纏わせた後、龍を形どった衝撃波を放つ。天生牙・闘鬼神のどちらでも使用可能だが、闘鬼神では威力が出ないとぼやいていた。

劇場版3作目で殺生丸の必殺技を出したいと監督が作者に確認したところ、「殺生丸に必殺技は特にないです」と返されてしまい、オリジナルで出す事になってしまったというオチを持つ。

同作は原作との矛盾点が多く、パラレルワールド化してしまっているのだが、この技は後のアニメシリーズにもたびたび登場している。

アニメオリジナル続編『半妖の夜叉姫』では、娘のとわがこの技を継承。普段から無意識的に使うことで、折れた刀を光の剣と変えて扱っていた。


爆砕牙編集

鉄砕牙への未練を捨て、父を超える大妖怪へと覚醒を果たした事で誕生した、まさに殺生丸のために生まれた刀。

斬られたものは斬られた部分から凄まじい爆発が起こってダメージが全体へ伝わり、文字通り爆砕する。

この刀の誕生と同時に、かつて犬夜叉との戦いで失った左腕が復活した。


関連イラスト編集

殺生丸伏

殺生丸様~~!杀生丸


関連タグ編集

犬夜叉 りん(犬夜叉) 邪見 琥珀(犬夜叉) 殺生丸一行 殺生丸一家 天生牙

犬夜叉(主人公) 犬夜叉の父 殺生丸の母

犬兄弟 殺りん 殺神 犬殺 殺犬


虚実妖怪百物語 - 犬夜叉と共に登場。節操がないほどのクロスオーバーが実現し、多数の有名なキャラクターたちと共演した。


バージル - 銀髪、当初は冷酷な性格、父親が偉大な悪魔(妖怪)、父親の形見の剣を使う、仲の悪いがいる、覚醒したら腕が生えてくる(腕が生えたのは息子の方だが)。

など、何かと共通点がある。

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