概要
声:能登麻美子
冷酷な犬の大妖怪殺生丸を慕い、一緒に旅をしている人間の少女。
不幸な身の上だが天真爛漫で心優しい。狼が苦手。
親兄弟を目の前で野盗に殺されそのショックから言葉を話せなくなっていた。
犬夜叉との戦いで深手を負い半化けで横たわる殺生丸を恐れず介抱し、笑顔を見せる。作者によると人間離れした美形である殺生丸を神か何かだと思いお供え物感覚で食料を渡していたらしい。
鋼牙の手下の人喰い狼に殺されるが、りんの笑顔に心を動かされた殺生丸が、癒しの刀・天生牙を初発動させ、蘇生し言葉も取り戻した。
その後殺生丸一行の一員となる。
無邪気で天真爛漫なりんを連れに持って以降、「慈悲の心」を持ち始めた殺生丸に、りんが冥界でまたも命を奪われかけた際、
「りんの命と引き換えに得るものなど―――なにもない!」
とまで思われるようになる。
宿敵奈落からは殺生丸の弱点と初期から見破られ、殺生丸の力を封じるため度々攫われ利用された。
純真な性格ではあるが、戦国時代に生きる厳しさも自覚しているようで、食糧などの窃盗は躊躇しない。
ちなみに公式ガイド「奥義皆伝」によると、りんは殺生丸の僕(しもべ)という立ち位置らしい。また、ワイド版の概論によれば、男の子はどうかと担当から提案されたが作者の希望で女の子になった。
物語の終了後は楓の村で暮らしている。いわく「どちらの社会でも暮らせるように」とのこと。邪見経由で頻繁に着物などを渡されているらしい。