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概要

かいけつゾロリ』シリーズのアニメ映画作品の一つ。現かいけつゾロリの映画としては初だが、ゾロリシリーズの映画としては通算2作目に当たる。

正式タイトルは『まじめにふまじめかいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん』だが、『まじめにふまじめ』が映画のタイトルに付くのは本作のみ。

原作は38~39巻の同名の作品で、原作では初の本格的な前後編形式。

原作のタイトルは、「おたから」とひらがなだが、映画では「お宝」と漢字に変更されている。

公開は2006年3月11日。主題歌は平川地一丁目の「夢の途中」。

同時上映は『超劇場版ケロロ軍曹』。そのため配給は角川映画(現・KADOKAWA)となっており、本映画にケロロ小隊がゲスト出演をしている。ただし本作で彼らと会ったのはタイガー達だけ(直接会話をしたのはタイガーただ1人)であり、ゾロリ達は対面していない(一応予告CMで対面はしているため、全く出会っていないわけではない)。このことから逆にゾロリたちの方もケロロの映画にゲスト出演しているが、本映画で全員に1つずつ台詞があったケロロ小隊とは違い、あちらではゾロリしか台詞がない。

ちなみに原作である絵本の方にも登場キャラであるケロロ軍曹が、同じようにタイガーの恐怖の発明家募集で隠し絵として登場している。→ケロロ×ゾロリ

原作に限り、発明家募集にゴリ丸サル丸悪魔が居る他、当選賞品が旅行券でなくてブルル食品開発の「海賊サブレ」である。

あらすじ

ゾロリ達はタイガー海賊団に襲われたテイルを助けた。

テイルはゾロリ達に古城に隠された宝の地図の事を話すとゾロリ達はテイルと結婚する事を考える。

その頃タイガーは新たなる海賊船を建造していた。

主な登場人物

ゾロリ

我らがイタズラの王者。

仲間がいる限りいつだって前に進める事が出来ると、言っており、子分たちと強い絆で結ばれている。

終盤、戦意喪失したフリをしてその隙に海賊船ロボを倒す活躍を見せた。

おいそこ代われなシーンも……

イシシノシシ

ゾロリの子分である山賊の双子

オナラで海賊団や蜂の群れをたおしている。

ちなみにイシシの声優は、代役の野沢雅子であり、おなじみの愛河里花子は産休により欠勤。

テイル

本作のゲストヒロイン。

考古学者ゲイルの娘であり、父に代わって、古城のお宝を探しだす。

虫などに驚くなど臆病で内気な面があり、そうした面を隠すためか、最初は強気に振る舞っていた。

偶然か中の人は、来年の映画ゲストヒロインの声も担当する。

ゲイル

テイルの父。考古学者。ペンダントを遺してこの世を去った。

妖怪学校の皆さん

お馴染みの妖怪学校の先生と生徒達。古城に修学旅行に来ていたが、そこに現れたゾロリ達の手助けをする事に。

毒バチ

古城の番人らしき蜂。融合して巨大な怪物になることもできる。こいつとの戦いはシリーズを通しても珍しいガチな戦い。

タイガー

『大かいぞく』や『まほうのへや』に登場した海賊の頭。テイルのペンダントを狙って現れたがゾロリの介入によって返り討ちに遭い、終盤まで古城をゾロリとテイル達に任せてリベンジに挑む。

ニャンガ

手品師軍団が解雇されたのに代わって、タイガーに仕えた。事ある事に八つ当たりされるのでタイガーの事を快く思っていない。

マディー

タイガーに雇われた科学者。自らの発明品を倒したゾロリを恨んでいる事からタイガーと利害が一致している。

本作のラスボスである海賊船ロボ(原作では海賊船型空賊船)を建造する。

石像ロボ

テイルの村にある祠の正体。終盤ゾロリ達の手助けをする。

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