概要
シュギ村で、闇魔法結社のメンバー・ラジニの元で魔法の修行をすることになったククリ。
修行期間が半年もかかることにがっかりしたククリは1ヶ月コースもあることを聞き、それにしてほしいと頼むが、ラジニに「ただし……1ヶ月の場合魔法は尻から出る!」と言われる。
結果、迷わず半年コースを選択。
そして最後の修行の際、ククリの心の世界に登場したラジニが言った。
「ただし魔法は尻から出る」と(正確には「!」付き)。
妙にインパクトのあるセリフである。
※なお、2度目の「心の世界」は半ば回想シーンのようなものなので、決して「半年修行したのに魔法が尻から出るようになってしまった」わけではない。本来言われたセリフと微妙に違っているのは彼女の記憶力に影響されたものと思われる。
この言葉はククリに本腰を入れて修行してほしいためにラジニのついた嘘と思われていたが、正統続編である「魔法陣グルグル2」では十年越しで実例が紹介されてしまった。
第9章において、ザザがファイヤーの魔法を発動すると父親のお尻(鼻や耳からも)から火を噴く事態が起こった。
その時点では実例といっても事故によるものだったが、第56章にて遂にお尻から魔法を出す魔法使い「尻使い」の男が2人登場した。
「ヒップ・ソーサラー」を名乗る彼らは、上述のラジニの言葉通り魔法使いの修業1ヶ月コースを選択して魔法使いになったと言う。
2人とも勇敢な上に割とイケメンだが、あの魔法で残念なイケメンの印象をニケ一行に与えてしまった様だ。
普通の闇魔法とは違い、手からではなく魔法陣から出るのがデフォなグルグルが果たしてどのように尻から出るようになるかは謎に包まれている。
余談だが、アニメ第3作(2017年版)では第23話において、ニケがレイド戦で火の剣を尻で扱うという奇策で勝利しており、「ただし魔法剣は尻から出る」という状況を作っている。