地球を侵略するのは誰だ!?
地球を守るのは誰だ!?
概要
突如出現した謎のケロン人・キルルに立ち向かうべく、主人公・ケロロ率いるケロロ小隊とパートナーとなる地球人たちが互いに力を合わせて奮闘するというのが主な流れとなる。
同時上映は『まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん』であり、本作からゾロリ一味がカメオ出演している(そのため反対にゾロリの方にもケロロ小隊がゲスト出演している)。
なお公式での時系列上の扱いは特に明かされていないが、掃除当番をサボったケロロに対して夏美が叱るシーンで一瞬登場するカレンダーの月が3月である上にそのチェックされた日付が10日までになっていたため、日数はおそらく映画公開初日と同じ"2006年3月11日"であり、テレビシリーズにおける100話と101話の間の話(アニメ版でケロロたちが元の記憶を取り戻した後にガルル小隊が地球へやって来るまでの出来事)だと思われる。
あらすじ
ある日、新発売されたガンプラを買って家路を急ぐケロロと冬樹は、道すがら小さな祠を発見する。ひょんなことから祠の奥に収められていた壺を破損してしまった2人は、慌てて取り繕ってその場を後にするも、既にその深奥に秘められていた人造ケロン人キルルは6500万年の眠りより解き放たれていた…。
暫くして、人々の顔に「×」の紋様が浮き出る現象が発生する。地球人・ケロン人の枠を超え、紋様が浮き出た人々は、テレパシーが使えるようになった。人々は最初は面白がって倍々ゲームで×を増やし続けていたが、心が筒抜けになってしまったことで徐々にマイナスの感情が膨れ上がっていき、社会は暗く沈鬱で味気ない物になっていった。
これ幸いと脳波増幅マシーンを作ったケロロ小隊は一気に自分たちの思念を地球人に通じさせてペコポン侵略を完遂しようとするが、そこに一人のケロン人が現れる。彼女の名はミララ。騒ぎを引き起こしたキルルと対を為す封印の巫女であった。
果たしてケロロ小隊は、実体化し暴走を始めたキルルを封印することができるのか…?
登場キャラクター
ケロロ小隊と仲間たち
- ケロロ軍曹(CV:渡辺久美子)
- タママ二等兵(CV:小桜エツ子)
- ギロロ伍長(CV:中田譲治)
- クルル曹長(CV:子安武人)
- ドロロ兵長(CV:草尾毅)
- 日向夏美(CV:斎藤千和)
- 日向冬樹(CV:川上とも子)
- 西澤桃華(CV:池澤春菜)
- サブロー(CV:石田彰)
- 東谷小雪(CV:広橋涼)
- アンゴル=モア(CV:能登麻美子)
- 556(CV:檜山修之)
- ラビー(CV:金田朋子)
- 日向秋(CV:平松晶子)
- ポール森山(CV:藤原啓治)
- 師走さつき(CV:松浦チエ)
- 霜月やよい / 猫(CV:谷井あすか)
- メロディー・ハニー(CV:豊口めぐみ)
ゲストキャラ
テレビシリーズでの扱いについて
テレビアニメでは後にこの作品のキルルをベースにした媒体・キルル.が登場しており、本作の設定も正式に反映された形で登場している。
本作の設定がどのくらい反映されているのかは不明だが、上記テレビエピソードに該当する第128~129話では何故か冬樹と夏美はキルルのことを詳しく知らないかのような言動が見られるため、視聴者間ではテレビシリーズとは世界線が異なるパラレルワールド説が出ている。
しかし後の第356話では本作の出来事が写真として登場していることから、公式側としては正史の出来事として組み込まれているようであり、しっかりとテレビアニメ版の番外エピソードとして位置付けられている模様(実際冬樹と夏美がキルルの本当の脅威を知らなかったという設定で話が進んだならばそれっぽい描写がいくつか見られるため、この設定を踏まえれば辻褄が合うことになる)。
ちなみに第128話の次回予告では、ケロロが「超劇場版見て予習しとこッと」と本作の試聴を推奨させるようなメタ発言をかましている。
余談
本作の重要なアイテムである『MGジム・スナイパーカスタムVer.Ka』であるが、実は映画公開当時まだジムスナイパーカスタムのMGは発売されておらず、本映画オリジナルの架空のキットである。実装には本映画公開から11年を要した。
関連タグ
本作 → 超劇場版ケロロ軍曹2